松とは?

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まつ [1] 【松】

マツ科針葉樹。特に,アカマツ・クロマツ・ゴヨウマツ・ハイマツなどマツ属植物をさす。ハイマツなどを除き,多く高木となる。雌雄同株針形二本三本または五本束生球果は「松かさ」と呼ばれる建材器具材・パルプ薪炭盆栽庭木など用途は広い。古来日本では,神のよる神聖な木,節操長寿象徴する木と尊ばれ,門松風習があり,また松竹梅筆頭とされる。 → 松の花
門松。また,門松を飾っておく期間。 「 -の内」 「 -が取れる」
家紋の一。松の幹・枝・実を図案したもの
たいまつ。 「御さきの-ほのかにて/源氏 夕顔
遊女階級で「松の位(くらい)」,すなわち太夫(たゆう)。 「抱(かか)への-あり/浄瑠璃寿の門松
女房詞マツタケ。〔御湯殿文明

【しょう】[漢字]

【 上 】 しやう
⇒ じょう〔上〕 [漢]
【 小 】 せう [音] ショウ
形や規模がちいさい。 「 小宴小計小国小農小品狭小細小縮小大小
数量程度がわずかだ。 「 小異小憩小康小破弱小
おさない。年齢が若い。 「 小人しようにんしようじん) ・弱小
とるにたりない。つまらない。 「 小才小身小人しようじん小成群小
自分の側のものを謙遜けんそんしていう。 「 小官小社小生小弟
【 升 】 [音] ショウ
ます。容積単位。 「 一升
のぼる。 「 升降
【 少 】 せう [音] ショウ
数量がすくない。 「 少額少憩少時少食希少些少(さしよう)多少
年齢がすくない。若い。幼い。 「 少時少女少壮幼少老少
欠ける。へる。 「 減少
同じ官職下位のもの。 「 少尉少将少弐(しように)少納言
【 召 】 せう [音] ショウ
よぶ。めす。 「 召喚召還召集応召
【 正 】 しやう
⇒ せい〔正〕 [漢]
【 生 】 しやう
⇒ せい〔生〕 [漢]
【 匠 】 しやう [音] ショウ
木工職人。たくみ。また,技芸すぐれた人。 「 匠人巨匠工匠師匠宗匠名匠
たくみな技。くふう。 「 意匠
【 庄しやう [音] ショウ ・ソウ
「荘」に同じ。 「 庄官庄司(しようじ)
【 声 】 しやう
⇒ せい〔声〕 [漢]
【 床 】 しやう [音] ショウ
ねどこ。また,腰をかけるもの。 「 床几(しようぎ)起床病床臨床同床異夢
物を支えたりする台。 「 橋床銃床
底にあたる部分。また,地盤地層。 「 河床鉱床道床
【 抄 】 せう [音] ショウ
抜き書き。また,書き写す。 「 抄出抄書抄本抄訳
もとの本の注釈書。 「 史記抄
かすめとる。 「 抄掠(しようりやく)抄略
紙をすく。 「 抄紙抄造
【 肖 】 せう [音] ショウ
かたどる似せる。似る。 「 肖似肖像不肖
【 妾せふ [音] ショウ
めかけ。そばめ。 「 妾出妾宅妾婦妾腹愛妾外妾蓄妾寵妾(ちようしよう)
【 姓 】 しやう
⇒ せい〔姓〕 [漢]
【 尚 】 しやう [音] ショウ
なお。まだ。 「 尚早
たかい。たかくする。 「 高尚
ひさしい。古い。 「 尚書尚友
天子のご用をつかさどる。 「 尚侍(しようじ)
梵語音訳字。 「 和尚(おしよう)
【 性 】 しやう
⇒ せい〔性〕 [漢]
【 承 】 [音] ショウ
うけいれる。ひきうける。 「 承引承諾承知承認承服拝承了承
【 招 】 せう [音] ショウ
まねく。呼び寄せる。 「 招集招請招待招致招聘(しようへい招募招来
【 昌しやう [音] ショウ
さかん。 「 昌運昌盛盛昌繁昌(はんじよう)隆昌
【 昇 】 [音] ショウ
のぼる。上がる。 「 昇級昇降昇叙昇進昇段昇天昇殿上昇 」 〔「陞」の書き換え字としても用いられる〕
【 松 】 [音] ショウ
マツ。 「 松韻松柏(しようはく松明(しようめい松籟(しようらい老松松竹梅
【 沼 】 せう [音] ショウ
ぬま。 「 沼気沼沢 ・湖沼 」
【 青 】 しやう
⇒ せい〔青〕 [漢]
【 星 】 しやう
⇒ せい〔星〕 [漢]
【 昭 】 せう [音] ショウ
あきらか。あきらかに照らす。 「 昭昭昭代
【 相 】 しやう
⇒ そう〔相〕 [漢]
【 省 】 しやう
⇒ せい〔省〕 [漢]
【 荘しやう
⇒ そう〔荘〕 [漢]
【 哨せう [音] ショウ
みはり。 「 哨戒哨艦哨船哨兵歩哨
【 宵 】 せう [音] ショウ
よい。よる。 「 終宵春宵清宵徹宵良宵
【 将 ( 將 ) 】 しやう [音] ショウ
ひきいる。軍を指揮する。また,その人。 「 将家将軍将校将帥将卒将門主将武将
もたらす。 「 将来
まさになろうとする。 「 将来
軍人階級の一。最上位階級。 「 空将大将中将陸将
【 従 】
⇒ じゅう〔従〕 [漢]
【 悄せう [音] ショウ
【 消 】 せう [音] ショウ
きえる。けす。なくなる。 「 消火消却消散消失消灯消毒消費消防消滅抹消霧消
おとろえる。 「 消耗(しようもう(しようこう) ・消長消沈
ひかえめである。 「 消極
しのぐ。 「 消夏消暑
月日をおくる。すごす。 「 消光消日 」 〔「銷」の書き換え字としても用いられる〕
【 症 】 しやう [音] ショウ
病気兆候。また,ようす。 「 症候症状炎症軽症重症既往症神経症
【 祥 ( 祥 ) 】 しやう [音] ショウ
さいわい。めでたいこと。 「 嘉祥(かしよう)吉祥(きちじよう)(きつしよう)) 」
めでたいことの前ぶれ。きざし。 「 祥気瑞祥(ずいしよう)発祥
喪明けのまつり。 「 小祥大祥
【 称 ( 稱 ) 】 [音] ショウ
かなう。対応する。 「 相称対称
ほめる。 「 称賛称美称揚
となえる。よぶ。よびな。 「 称呼称号仮称敬称自称総称人称 ・名称 」
目方調べる。はかる。また,はかり。 「 称量
【 笑 】 せう [音] ショウ
わらう。ほほえむ。 「 笑殺笑声一笑苦笑失笑大笑談笑嘲笑(ちようしよう)微笑冷笑
人に物を贈るときの謙遜の語。 「 笑納笑覧
【 商 】 しやう [音] ショウ
あきなうあきなう人。 「 商魂商店商人商売商標商品行商豪商隊商雑貨商 ・貿易商
はかる。はかり考える。相談する。 「 商議商量協商
五行説で,秋,西に当てる。 「 商秋商風
【 唱 】 しやう [音] ショウ
声をあげてとなえる。 「 唱名(しようみよう)唱和吟唱高唱
みちびく。先に言い始める。 「 主唱唱道唱導提唱夫唱婦随
うたう。 「 唱歌合唱斉唱独唱
【 娼しやう [音] ショウ
あそびめ遊女。 「 娼家娼妓(しようぎ)娼女娼婦娼楼街娼公娼私娼
【 捷せふ [音] ショウ
勝つ。かちいくさ。 「 捷報戦捷大捷
はやい。さとい。 「 捷速軽捷敏捷
近い。 「 捷径捷路捷水路
せう [音] ショウ
こずえ。木の幹やの先。 「 樹梢
物の末端。 「 梢頭末梢
【 渉 ( 涉 ) 】 せふ [音] ショウ
水の中を歩いてわたる。 「 徒渉跋渉(ばつしよう)
かかわる。関係する。 「 渉外干渉交渉
ひろくめぐり歩く。 「 渉猟
【 章 】 しやう [音] ショウ
詩文楽曲の一まとまり。 「 章句章節楽章玉章憲章詞章序章文章
しるし。模様。 「 章票印章記章徽章(きしよう)勲章帽章
【 紹 】 せう [音] ショウ
つぐ。うけつぐ。 「 紹継紹述
とりもつ。 「 紹介
【 訟 】 [音] ショウ
裁判であらそう。うったえる。 「 訟案訟獄訟訴訴訟争訟
【 逍せう [音] ショウ
そぞろ歩く。 「 逍遥しようよう)
【 勝 】 [音] ショウ
敵をまかす。かつ。 「 勝因勝機勝算勝訴勝敗勝負勝利勝率圧勝快勝常勝必勝優勝連勝
まさる。すぐれている。 「 勝劣健勝殊勝
景色がよい。 「 勝地形勝景勝名勝
【 掌 】 しやう [音] ショウ
てのひら。 「 掌握掌中合掌
職務としてつかさどる。 「 掌典車掌職掌分掌
【 晶 】 しやう [音] ショウ
きらりと光る。 「 晶晶水晶
鉱物のもつ規則正しい形。 「 晶系晶質結晶
【 焦 】 せう [音] ショウ
こげる。こがす。 「 焦土焦熱焦眉(しようび)
あせる。いらいらする。 「 焦心焦燥焦慮
【 焼 ( 燒 ) 】 せう [音] ショウ
やく。やける。 「 焼却焼香焼死焼失焼酎しようちゆう焼亡延焼全焼燃焼
【 硝 】 せう [音] ショウ
鉱物の一。硝石。 「 硝煙硝酸硝薬煙硝脱硝
【 粧 】 しやう [音] ショウ ・ソウ
よそおう。姿をととのえる。 「 化粧新粧盛粧
【 翔しやう [音] ショウ
かける。空を飛ぶ。 「 滑翔飛翔
【 装 】 しやう
⇒ そう〔装〕 [漢]
【 証 ( 證 ) 】 [音] ショウ
明らかにする。あかし。 「 証券証言証拠証人証明証文暗証引証確証偽証考証物証立証例証
証明する文書。 「 学生証借用証 ・保険証免許証
〘仏〙さとる。疑いがない。 「 証果証悟所証 」 〔本来,「証」は「いさめる」意で,「證(しよう)」とは別字
【 詔 】 せう [音] ショウ
天子命令。 「 詔書詔勅詔命大詔
【 象 】 しやう [音] ショウ ・ゾウ
動物の,ゾウ。 「 《 ゾウ象牙(ぞうげ)象皮巨象
かたち。すがた。 「 《 ショウ印象気象具象形象現象事象対象抽象万象 」 「 《 ゾウ象眼象嵌ぞうがん有象無象うぞうむぞう
かたどる似せてつくる。 「 《 ショウ象形象徴
【 傷 】 しやう [音] ショウ
きず。けが。 「 傷痍(しようい)傷病軽傷死傷重傷凍傷刃傷(にんじよう)負傷致命傷
きずつける。そこなう。 「 傷害殺傷損傷中傷
心いためる。かなしむ。 「 傷心哀傷感傷愁傷悲傷
【 奨 ( 獎 ) 】 しやう [音] ショウ
すすめる。助ける。 「 奨学奨励勧奨推奨
【 照 】 せう [音] ショウ
てらしあわせる基準にする。 「 照応照会照鑑照合照準照星照門参照対照
肖像画写真。 「 照影小照
【 睫せふ [音] ショウ
まつげ。 「 眉睫(びしよう)目睫
【 詳 】 しやう [音] ショウ
くわしい。つまびらか。 「 詳解詳細詳察詳悉(しようしつ詳述詳伝詳報詳密詳明詳論精詳不詳未詳
【 鉦しやう [音] ショウ
打楽器の一。かね。 「 鉦鼓
【 頌[音] ショウ ・ジュ
功績美徳などをほめたたえる。ほめうた。 「 頌歌頌詞頌詩頌辞頌述頌徳賀頌推頌奉頌偈頌(げじゆ)
【 嘗しやう [音] ショウ ・ジョウ
なめる。味わう。 「 嘗糞(しようふん)臥薪嘗胆(がしんしようたん)
こころみる。 「 嘗試
新穀を神に供えてまつる。 「 新嘗(しんじよう)神嘗(しんじよう)祭 ・大嘗(だいじよう)祭 」
【 彰 】 しやう [音] ショウ
あらわす。あきらかにする。 「 彰功彰徳顕彰表彰
【 精 】 しやう
⇒ せい〔精〕 [漢]
【 裳しやう [音] ショウ
下半身に着るもの。も。もすそ。 「 衣裳霓裳(げいしよう)
【 誦[音] ショウ ・ジュ
となえる。ふしをつけて読む。 「 誦読(しようどく)誦呪(じゆじゆ)(しようじゆ)) ・誦経(ずきよう)(じゆきよう)) ・詠誦拝誦諷誦(ふうじゆ)(ふうしよう)(ふじゆ)) ・復誦朗誦
そらんじる。 「 誦習暗誦
【 障 】 しやう [音] ショウ
邪魔をする。さまたげる。 「 障害故障五障罪障支障万障
ふせぐ。へだてる。しきり。 「 障塞(しようさい障子(しようじ)(そうじ)) ・障壁保障
【 嘯せう [音] ショウ
うそぶく。声を長くのばしてうたう。また,口笛をふく。 「 吟嘯長嘯嘯風弄月ろうげつ
動物がうなる。ほえる。 「 虎嘯(こしよう)
【 廠しやう [音] ショウ
壁のない建物。 「 廠舎工廠
【 憔せう [音] ショウ
【 憧 】 [音] ショウ ・ドウ
あこがれる。遠くのものに心ひかれる。 「 憧憬(しようけいどうけい) 」
【 漿しやう [音] ショウ
どろっとした汁。飲み物。 「 漿液漿果岩漿神漿鉄漿脳漿酪漿
【 蕉せう [音] ショウ
植物のバショウのこと。 「 蕉葉
松尾芭蕉」の略。 「 蕉翁蕉風蕉門
【 衝 】 [音] ショウ
つきあたる。ぶつかる。 「 衝撃衝動衝突緩衝折衝
大通り。重要な所。 「 衝路要衝
【 請しやう
⇒ せい〔請〕 [漢]
【 賞 】 しやう [音] ショウ
ほめる。 「 賞金賞賛賞詞賞杯賞牌(しようはい賞罰賞品賞揚激賞信賞必罰
ほうび。 「 恩賞金賞懸賞行賞受賞授賞入賞皆勤賞
めでたのしむ。 「 賞翫(しようがん賞美賞味観賞鑑賞
【 銷せう [音] ショウ
とかす。 「 銷金
けす。きえる。 「 銷却銷沈
しのぐ。紛らす。 「 銷夏銷暑 」 〔「消」とも書き換えられる〕
【 鞘せう [音] ショウ
さや。 「 葉鞘鞘翅類(しようしるい)
【 償 】 しやう [音] ショウ
つぐなう。功にむくいる。 「 償還償却償金代償賠償弁償報償補償無償
しやう [音] ショウ
【 牆しやう [音] ショウ
かきね。へい。 「 牆下牆壁面牆
【 礁 】 せう [音] ショウ
水面見えがくれする岩。 「 暗礁環礁岩礁座礁離礁珊瑚礁(さんごしよう
【 薔しやう [音] ショウ
の名。 「 薔薇(しようび)(そうび)) 」
【 鍾[音] ショウ
つりがね。鐘。 「 鍾乳石鍾乳洞
あつまる。あつめる。 「 鍾愛
せう [音] ショウ
【 觴しやう [音] ショウ
さかずき。酒をつぐ。 「 觴詠羽觴壺觴(こしよう)酒觴濫觴
【 蹤[音] ショウ
あと。足あと。 「 蹤跡先蹤
あとにしたがう。 「 追蹤
【 醬 しやう [音] ショウ
ひしお。豆などを発酵させて作った調味料。 「 醬油
肉を塩・こうじなどにつけて発酵させた食品。 「 魚醬肉醬
【 瀟せう [音] ショウ
さっぱりしている。 「 瀟洒(しようしや)瀟灑(しようしや)
さびしくの降るさま。 「 瀟瀟
【 鐘 】 [音] ショウ
かね。つりがね。 「 鐘鼓鐘声鐘銘鐘楼警鐘時鐘半鐘晩鐘暮鐘梵鐘


【松】(まつ)

大日本帝国海軍一等駆逐艦護衛駆逐艦)「松」。
大東亜戦争後期戦時量産型簡易駆逐艦として設計建造された。
同型艦は19隻(準同型の「」級を含めると33隻)あった。

開発の経緯

大東亜戦争太平洋戦争)が起きる以前日本海軍における駆逐艦は、主な任務として「艦隊決戦における敵艦隊の漸減戦闘」や「戦闘終了後の残敵掃討」などが割り当てられており、そのために敵の主力艦戦艦)を上回る速力や強力な魚雷兵装が求められてきた。
ところが、大東亜戦争においては航空主兵主義海軍戦略戦術主流となったことから、当初想定されていたような戦艦同士砲撃戦」という状況はなかなか発生せず、そればかりか想定外の使われ方」である離島への人員資材強行輸送にすらしばしば投入され、特に1942年1943年ガダルカナル島支配権を巡る一連の戦いでは、優秀な駆逐艦多数失われることになった。
そしてその補充は、当時最新鋭であった「夕雲」や「秋月型」といった艦隊駆逐艦建造ペースでは到底間に合わなかった。

その一方で太平洋でのバトルプルーフから、駆逐艦性格従来の「水雷戦闘特化された大型雷撃艦」から、「輸送船護衛航路警戒人員資材強行輸送までこなせる多目的艦」に変化ていったため、必ずしも高速である必要性はなくなっていた。

こうして、不足する駆逐艦戦力短期補充するため、急造適した簡易駆逐艦として計画設計されたのが本艦型である。

特徴

艦型船体は、工期短縮を図るために直線組み合わせたようなデザイン構成され、部材従来特殊鋼をやめて入手の容易な高張力鋼採用した。
また、機関も「(おおとり)」型水雷艇搭載されていたのと同型製造が容易なものを採用していたが、その配置法は、帝国海軍では初となる「シフト配置」となった。

従来艦艇では、ボイラー室機関室が1ヶ所にまとめて置かれていたが、この配置では、艦のスペース有効活用できる代わりに故障や敵の攻撃どちらか一方破壊されると推進力を失って行動不能になってしまう欠点があった。
そこでボイラータービンを2つに分割し、かつ交互に置くことで、船体全幅貫通されるような攻撃を食らって右舷側・左舷側のどちらか機関破壊されても航行継続できるようにしたのである
こちらはこちらで「推進系統船体構造左右非対称となり、建造保守整備手間がかかる」という欠点があったが、これにより、従来艦隊駆逐艦比べて「打たれ強い」艦になった。

備砲には40口径12.7サンチ高角砲を載せ、(秋月級には劣るものの)従来駆逐艦よりも強力な防空力を得た。
一方で魚雷兵装は4連装発射管1門のみとされ、自衛用の申し訳程度になった。
また、人員資材輸送のために運貨船2隻を搭載していた。

艦型は、(量産のために工事単純化したにもかかわらず護衛駆逐艦として申し分ない能力備えており、現場での評判上々だった。
樹木の名前に由来する艦名がつけられていたことから「雑木林」ともあだ名されたが、重要性の高かった船団護衛航路警戒人員資材輸送などで幅広く活躍した。

スペックデータ

排水量
基準/公試
1,262t/1,530t
全長100m
全幅9.35m
喫水3.3m
主缶ロ号艦本式罐重油焚×2基
主機艦本式タービン×2基 2軸推進出力19,000shp)
燃料搭載重油 370t
速力27.8kt
航続距離3,500浬/18kt
乗員211
兵装八九式40口径12.7cm連装高角砲×1基
八九式40口径12.7mm単装高角砲×1基
九六式25mm連装機銃×4基
九六式25mm単装機銃×12
九二式4連装61cm魚雷発射管×1基4門
九四式爆雷投射機×2基
爆雷投下軌条×2基(二式爆雷×36発)
電探二号二型電探(対水上用)
一号三型電探対空用)
装置三式探信儀
三式聴音機

同型艦

艦名造船所起工進水就役除籍備考

(まつ)
舞鶴工廠1943.8.81944.2.31944.4.281944.10.101944.8.4 戦没

(たけ)
横須賀工廠1943.10.151944.3.281944.6.161945.10.251947.7.16
戦時賠償艦としてイギリス引き渡し
解体

(うめ)
藤永田造船所1944.1.251944.4.241944.6.281945.3.101945.1.31 戦没

(もも)
舞鶴工廠1943.11.51944.3.251944.6.101945.2.101944.12.15 戦没

(くわ)
藤永田造船所1943.12.201944.5.251944.7.251945.2.101944.12.3 戦没

(きり)
横須賀工廠1944.2.11944.5.271944.8.141945.10.51947.7.29
戦後賠償艦としてソ連引き渡し
(1969.除籍

(すぎ)
藤永田造船所1944.2.11944.7.31944.8.251945.10.51947.7.31
戦後賠償艦として中華民国台湾)に
引き渡し
(1962.除籍

(まき)
舞鶴工廠1944.2.191944.6.101944.8.101945.10.51947.8.14
戦後賠償艦としてイギリス引渡し
解体

(もみ)
横須賀工廠1944.2.11944.6.161944.9.31945.3.101945.1.5 戦没

(かし)
藤永田造船所1944.5.51944.8.131944.9.31945.10.51947.8.7
戦後賠償艦としてアメリカ引渡し
(1948.解体

(かや)
舞鶴工廠1944.4.101944.7.301944.9.301945.10.51947.7.5
戦後賠償艦としてソ連引渡し
(1959.9.2 除籍

(なら)
藤永田造船所1944.6.101944.10.121944.11.261945.11.301948.5.解体

(さくら)
横須賀工廠1944.6.21944.9.61944.11.251945.8.101945.7.11 戦没

(やなぎ)
藤永田造船所1944.8.201944.11.251945.1.181945.11.201946.10.解体
椿
(つばき)
舞鶴工廠1944.6.201944.9.301944.11.301945.11.301948.7.28 解体完了

(ひのき)
横須賀工廠1944.3.41944.7.41944.9.301945.4.101945.1.7 戦没

(かえで)
横須賀工廠1944.3.41944.7.251944.10.301945.10.51947.7.6
戦時賠償艦として中華民国台湾)に
引渡し
(1962.除籍解体

(けやき)
横須賀工廠1944.6.221944.9.301944.12.151945.10.51947.7.5
戦後賠償艦としてアメリカ引き渡し
標的として海没処分

「橘」型

簡易駆逐艦として建造された「松」型は、戦況更なる悪化伴って19隻で建造打ち切られ、以後は更に工事簡素化を図った「」型に移行した。
この型は、部内では「改丁型」と呼ばれ、工期を3ヶ月短縮することを目指し建造されたが、目的達成できた艦はなかった。
しかし、それでも終戦までに14隻が完成している。

ちなみにこの型の一艦「」は、1945年7月瀬戸内海敵機攻撃により沈没したが、戦後引き揚げられて修復の上海上自衛隊編入
編入後は「護衛艦『わかば』(DE-261)」と名を改め1970年まで使われていた。

スペックデータ

橘型

DE-261「わかば」

排水量
基準/満載
1,250t/1,560t
全長100m
全幅9.35m
吃水3.28m
機関蒸気タービン方式 2軸推進
艦本式三号乙ロ号×2基
艦本式三号丙型蒸気タービン×2基(出力15,000ps)
燃料搭載重油 395t
最大速力25.5kt
航続距離4,680海里/16kt
乗員175
武装第2次改装
6850口径3インチ連装砲×1基
54対潜弾(ヘッジホッグ発射機×1基
54爆雷投射機×4基
54爆雷投下軌条×2条
第5次改装
65連装533mm魚雷発射管×1基
C4IシステムMk.63射撃指揮装置(第2次改装
レーダー第2次改装
US SPS-12対空レーダー
Mk.34射撃指揮レーダー
US S0水上レーダー
SPS-5B対水上レーダー
第3次改装(第6次改装時に撤去
SPS-8B高角測定レーダー
ソナー第3次改装
SQS-11A捜索ソナー
SQR-4/SQA-4攻撃ソナー
第4次改装
T-3国産試作ソナー

同型艦

艦名造船所起工進水就役除籍備考

たちばな
横須賀工廠1944.7.81944.10.141945.1.201945.8.101945.7.14 戦没
八重櫻
やえざくら
横須賀工廠-1945.3.17--1945.6.23 工事中
矢竹
(やだけ)
横須賀工廠1945.1.2---1945.4.17 工事中

(くず)
横須賀工廠1945.3.20---1945.4.17 工事中

(かき)
横須賀工廠1944.10.51944.12.111945.3.51945.10.51947.7.4
戦後賠償艦として米国引き渡し

(かば)
藤永田造船所1944.10.151945.2.271945.5.291945.10.51947.8.4
戦後賠償艦として米国引き渡し
解体

(かつら)
藤永田造船所1945.6.23--1945.6.23 工事中
若櫻
わかざくら
藤永田造船所1945.1.15--*1945.5.11 工事中

(つた)
横須賀工廠1944.7.311944.11.21945.2.81945.10.51947.7.31
戦後賠償艦として中華民国台湾)へ
引き渡し
(1962.除籍

(はぎ)
横須賀工廠1944.9.111944.11.271945.3.31945.10.51947.7.16
戦後賠償艦としてイギリス引き渡し

(すみれ)
横須賀工廠1944.10.211944.12.171945.3.261945.10.51947.8.20
戦後賠償艦としてイギリス引き渡し
標的艦として海没処分

くすのき
横須賀工廠1944.11.91945.1.81945.4.281945.10.51947.7.16
戦後賠償艦としてイギリス引き渡し
初櫻
はつざくら
横須賀工廠1944.12.141945.2.101945.5.281945.9.151947.7.29
戦後賠償艦としてソ連引き渡し
(1959.2.19 退役解体

(にれ)
舞鶴工廠1944.8.141944.11.251945.1.311945.10.151948.解体

(なし)
川崎神戸1944.9.11945.1.171945.3.151971.3.311945.7.18戦没
1954.9.21 船体引き上げ
1956.5.31
DE-261「わかば」として
海上自衛隊編入
1971.3.31除籍
1975.5.古沢鋼材売却解体

(しい)
舞鶴工廠1944.9.181945.1.131945.3.131945.10.51947.7.5
戦後賠償艦としてソ連引き渡し
(1959.除籍

(えのき)
舞鶴工廠1944.10.141945.1.271945.3.311945.9.301948.解体

(あずさ)
横須賀工廠1944.12.29---1945.4.17 工事中
雄竹
(おだけ)
舞鶴工廠1944.11.51945.3.101945.5.151945.10.51947.7.4
戦後賠償艦としてアメリカ引き渡し
解体
初梅
(はつうめ)
舞鶴工廠1944.12.81945.4.251945.6.181945.10.51947.7.6
戦後賠償艦として中華民国台湾)へ
引き渡し
(1964.除籍解体

(とち)
舞鶴工廠-1945.5.28--1945.5.18 工事中

(ひし)
舞鶴工廠1945.2.10---1945.4.17 工事中

(さかき)
横須賀工廠1944.12.29---1945.4.17 工事中

まつ 【松】

マツ科の一属。ヨーロッパ不死長命永遠若さ、の象徴とし、ケルト人豪毅象徴ともした。中国でも高貴の木としたが、これが日本にも受容され、神聖な木として正月門松などになった。邦語マツは、神がこの木に天降るのを待つことから来たと一説にある(他に二股なので股から来たとも)。神が依る木として多く伝承を生んだ。

常緑樹1年中枯れることがなく、また1に雄と雌を有することから大変めでたいとされ、日本では古くから神の宿る神聖なとされ、何十年、何百年その姿を保つことから、「節操長寿不老不死」の象徴とされてきました。また、二股分かれているには殺菌効果があり、今でもお祝い食事お赤飯などの上に飾られることがあります

作者宮本徳蔵

収載図書敵役
出版社集英社
刊行年月2004.10


オーストリアまつ (松)

Pinus nigra

Pinus nigra

Pinus nigra

●ヨーロッパアルプスの東部から西アジア分布しています。川沿い湿り気のある森林生え、高さは2040メートルになります。針は2で、暗い濃緑色をしています。種名は、この黒に近いの色から。不毛の土地にも生育が可能で、開拓種として利用されています。亜種変種があるようで、写真個体表示では P. nigra var. nigraとされていました。別名で「ヨーロッパクロマツ」とも呼ばれます。
マツ科マツ属常緑高木で、学名Pinus nigra。英名は Austrian pine, Austrian black pine

ポンデローサまつ (松)

Pinus ponderosa

Pinus ponderosa

北アメリカ西部ブリティッシュコロンビア州からメキシコ分布しています。山地傾斜面生え、高さは1830メートルになります。樹形は広円錐形です。木材用や公園として植栽されています。材は明るクリーム色で、家具内装材ベニアなどに利用されます。モンタナ州の州木ともなっています。
マツ科マツ属常緑高木で、学名Pinus ponderosa。英名は Ponderosa pine, Western yellow pine

ストローブまつ (松)

Pinus strobus

Pinus strobus

Pinus strobus

カナダニューファウンドランド州からマニトバ州、南はアメリカジョージア州にかけて分布しています。高さは3060メートルになり、建築材や建具利用されます。わが国でも北海道などの寒冷地植栽されています。樹皮灰褐色で、樹齢が重なると鱗片状になります。は5光沢があり、5月ごろ花を咲かせます。球果1015センチです。
マツ科マツ属常緑高木で、学名Pinus strobus。英名は White pine, Eastern white pine
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マツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/29 01:17 UTC 版)

( から転送)

マツ属(マツぞく、学名Pinus)は、マツ科の一つ。マツ科のタイプ属である。日本にひろく分布するアカマツ、クロマツは英語でそれぞれJapanese red pine、Japanese black pineと呼ばれる[要出典]


  1. ^ 1つの株に雄蕊のみを持つ雄花、雌蕊のみを持つ雌花という2種類の花を付けること
  2. ^ 地面に近い枝が接地することで発根し、それが新しい個体へと成長する更新様式
  3. ^ 病名和名は「林業技術ハンドブック(2001)全国林業改良普及協会」を参考にした
  1. ^ 酒井昭・倉橋昭夫(1975)日本に自生している針葉樹の耐凍度とそれらの分布との関係. 日本生態学会誌25(4), 192 -200.
  2. ^ 大畠誠一(1995)マツ属における適応と種分化(2)―地理分布圏と分布の様相―. 生物科学47(2).
  3. ^ a b c d 石井盛次(1968)マツ属の基礎造林学的研究 特にその分類学的ならびに地理学的考察. 高知大学農学部紀要19号
  4. ^ a b c 大畠誠一(1995)マツ属における適応と種分化―(1)―マツ属の多様な形質と性質. 生物科学47(1), 32 -39.
  5. ^ Andresen, J. W. (1957) Precocity of Pinus rigida Mill. Castanea 22:130-134.
  6. ^ 石井盛次(1952)マツ属の分類学的研究. 高知大学研究報告 自然科学2(2), 103 -123.
  7. ^ 二井一禎・肘井直樹(2000) 森林微生物生態学. 朝倉書店. 東京.
  8. ^ 戸田良吉(1953)マツ類のサシキについて―綜合妙録―. 研究報告65号
  9. ^ 石川博隆・草下正夫(1959)マツ類のさし木に関する研究(第1報)―クロマツのハタバザシ法について―研究報告116号
  10. ^ a b c 柴田圭太(編).1957. 資源植物事典. 北隆館. 東京.
  11. ^ a b 堀田満・緒方健・新田あや・星川清親柳宗民・山崎耕宇.(1989). 世界有用植物事典. 平凡社. 東京.
  12. ^ a b 日本林業技術者協会 (編). (1993) 新版林業百科事典. 丸善. 東京.
  13. ^ 佐藤為三郎(編).(1886)『現今児童重宝記 : 開化実益』
  14. ^ 『信州の民間薬』全212頁中55頁医療タイムス社昭和46年12月10日発行信濃生薬研究会林兼道編集
  15. ^ Mirov N. T.(1967)The genus Pinus. The Ronalld Press Company, New York.
  16. ^ a b c d 清原友也・徳重陽山(1971)マツ生立木に対する線虫Bursaphelenchus sp.の接種試験. 日本林學會誌 53(7), 210-218
  17. ^ a b c d e 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2015年1月16日).[要ページ番号][リンク切れ]
  18. ^ a b 初島住彦・中島邦夫. (1979) 琉球の植物. 講談社. 東京.
  19. ^ 佐竹義輔・原寛・亘理俊次・冨成忠夫 編著 (2001) 日本の野生植物木本1. 平凡社. 東京.
  20. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 豊国秀夫 編著(2009) 復刻・拡大版植物学ラテン語辞典. ぎょうせい. 東京.
  21. ^ 松脂の採れる事世界一の新高赤松 約三百万円の輸入も防遏か 意義ある中研の新事業. 台湾日日新報 1936年10月7日付け.
  22. ^ 中野秀章(1962)岩手・宮城両県下防潮林のチリ地震津波時における実態・効果と今後のあり方.林業試験場研究報告140
  23. ^ a b c 大畠誠一.(1993). マツ属における種分化と地理分布の研究 : 亜節の位置づけ. 京都大学農学部演習林報告(65) 36-49.
  24. ^ a b c d 平井信二(1998)木の大百科―解説編―. 朝倉書店, 東京
  25. ^ Taxonomy, History, and Biogeography of the Contortae (Pinus spp.)
  26. ^ a b 中井勇(1990)バージニアマツとクラウサマツの雑種.日本林學會誌 72(4), 335-338.
  27. ^ 朝日新聞社(1997)朝日百科 植物の世界11 種子植物3 単子葉類・裸子植物. 朝日新聞社, 東京.
  28. ^ J. T. Blodgett and K. F. Sullivan (2004) First Report of White Pine Blister Rust on Rocky Mountain Bristlecone Pine. plant disease 88(3), 311



出典:『Wiktionary』 (2010/11/02 17:35 UTC 版)

発音

名詞

  1. まつ常緑針葉樹マツ

翻訳

熟語


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