遊女とは? わかりやすく解説

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たわれ‐め〔たはれ‐〕【戯れ女/遊女】

読み方:たわれめ

好色な女。身持ちの悪い女。

蕩子(たわれお)—の痴情にも近い多くのあわれさを考えたのも」〈藤村新生

あそびめうかれめ。遊女(ゆうじょ)。

「浪の上浮かれて過ぐる—も頼む人には頼まれぬかは」〈六百番歌合・恋下〉


ゆう‐じょ〔イウヂヨ〕【遊女】

読み方:ゆうじょ

江戸時代公認遊郭、また宿場などにいた娼婦女郎娼妓(しょうぎ)。傾城(けいせい)。

歌舞により人を楽しませまた、枕席にもはべることを業とした女。白拍子(しらびょうし)・傀儡女(くぐつめ)などの類。遊君あそびめ


遊女

読み方:ユウジョ(yuujo)

営利目的枕席侍する女。

別名 売女


ゆうじょ 【遊女】

聖娼

遊女

作者笹沢左保

収載図書宮本武蔵 14 おのれも敵もなく
出版社文芸春秋
刊行年月1995.12


遊女―新

作者碓井静照

収載図書中世恥丘みだら―中世ロマン主義短編小説集
出版社ガリバープロダクツ
刊行年月2001.11
シリーズ名ガリバープロダクツベストヒットシリーズ


遊女

読み方:ゆうじょ

  1. 醤油類語ニ「むらさき」ト云フアリ、遊女紫ノ意ナリ。〔第六類 器具食物
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

遊女

読み方:ユウジョ(yuujo)

作者 宇野浩二

初出 大正10年

ジャンル 小説


遊女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 23:18 UTC 版)

遊女(ゆうじょ、あそびめ)は、遊廓宿場男性に性的サービスをする女性のことで、娼婦売春婦の古い呼称[1]。「客を遊ばせる女」と言う意味が一般的である。


  1. ^ a b c 遊女『大百科事典』 (平凡社、1935年)
  2. ^ a b c 齋藤茂「妓女と中国文人」(東方選書、2000年)p.5
  3. ^ 斉藤2000,p.6
  4. ^ 更級日記』。本項#歴史を参照。
  5. ^ アソビ(遊)『大百科事典 第1巻』
  6. ^ 国立国会図書館. “沖縄のジュリ(尾類)についての資料はあるか。”. レファレンス協同データベース. 2021年5月28日閲覧。
  7. ^ a b c d e 公娼『大百科事典  第9巻』 (平凡社、1935年)
  8. ^ 網野善彦 他 『日本中世史像の再検討』 山川出版社、1版6刷1998年(1刷88年) p.17.
  9. ^ a b c 嶽本新奈「境界を超える女性たちと近代―海外日本人娼婦の表象を中心として―」一橋大学、博士論文、p. 15
  10. ^ 中田薫「徳川時代に於ける人売及人質契約」『法制史論集』3・上、岩波書店、1943 年。
  11. ^ 下重清『〈身売り〉の日本史——人身売買から年季奉公へ』吉川弘文館、2012年、160頁
  12. ^ a b c d e f 宮本由紀子「丸山遊女の生活 ‐「長崎奉行所判決記録 犯科帳」を中心として」(『駒澤史学』31巻、1984年3月) p.19-46
  13. ^ 私娼『大百科事典. 第11巻』 (平凡社, 1935)
  14. ^ 沼田次郎・荒瀬進共訳『ポンぺ日本滞在見聞記』雄松堂、1968年、p337, p344
  15. ^ a b c 関口すみ子『御一新とジェンダー:荻生徂徠から教育勅語まで』 東京大学出版会、2005年 ISBN 4130362232 pp.263-277.
  16. ^ 慶応義塾出版社、1876年
  17. ^ 『性欲の文化史』p.25 - 、p.128 -、『うるま新報』1946年2月20日「闇の女の増加に文相頭痛」(醜業婦との記述もあり)、『戦後性風俗大系』p.12 -
  18. ^ 『柏崎華街志』小田金平 編 (小田金平, 1909)
  19. ^ 『娯楽業者の群 : 社会研究』権田保之助著 大正12
  20. ^ 娼妓の外出自由を認める『中外商業新報』昭和8年5月16日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p318 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)


「遊女」の続きの解説一覧

遊女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 14:19 UTC 版)

日本髪」の記事における「遊女」の解説

禿(かむろ):おかっぱ頭江戸時代前期から遊里少女「かぶろ」の髪形として知られる禿島田(かむろしまだ):細長い高島田江戸時代後期から遊里少女「かぶろ」の髪形として知られる唐輪(からわ):江戸時代前期京阪流行立兵庫たてひょうご):江戸時代前期京阪中心に流行横兵庫よこひょうご):立兵庫から派生花魁太夫級の遊女)の髪形として有名。 勝山髷:遊女勝山流行させた武家風の髷。 くるわつぶし:つぶし島田一種中級の遊女が結った。髷の横幅が広い。

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遊女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 04:25 UTC 版)

ゆびきり」の記事における「遊女」の解説

かつて遊女が男に対し相愛誓約の証として、自らの小指または髪を切り渡したり、腕などに男の名を入れ墨することがあり、これを「指切髪切り入れ黒子」と称した天和3年1683年)の世継曾我には「自らも十郎様とは新造の昔より、馴染重ね参らせて、ゆびきりかみ切いれぼくろ」の記述がある。また、この行為を特に心中立てとも称した詳細は「心中#心中立」を参照

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遊女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 01:48 UTC 版)

吉原遊廓」の記事における「遊女」の解説

多くの遊女は年季奉公という形で働かされていた。一定の年限を働くか、遊女を購った金額返却できれば解放され新吉原成立から天保年間までは、年季明ける率は常に8割を超えた。ただし遊女の大部分性病などの感染症罹患しており、また栄養失調不衛生な集団生活などで健康状態悪く商品価値のない遊女や死期迫った者は、葬儀の手間を省くために店側が年季放棄する実質的な解雇放逐によって年季明けしたにすぎない、と見る指摘もある。(永井義男図説吉原入門学研一部の遊女は生涯遊廓終えた。年を重ね、遊女としての仕事難しくなった者は「やり手」「飯炊き」「縫い子」等に再雇用された。一説には「心中」「荒らし(客の財布を盗む事)」「起請文お気に入りの客に宛てた手紙乱発」「足抜け脱走)」「廓内での密通」「阿片喫引」など吉原の掟を破った者の遺骸は、素裸にされ、荒あらごも)に包まれ浄閑寺投げ込まれた。人間として葬ると後に祟るので、なみに扱って畜生道に落とすという迷信によったとものとされているが、逆に畜生道落とさないための方法ともされる[疑問点ノート]。なお、浄閑寺ホームページによると、浄閑寺投げ込み寺呼ばれるようになったのは安政2年10月2日1855年11月11日))の安政江戸地震600人余の遊女が死亡した際にこの寺に投げ込んで葬ったことによる。 遊女にはランクがあり、美貌機知兼ね備え男性人気集めることが出来女性であれば、遊女の中でも高いランク登ることが出来た。遊女の最高のランク宝暦年間まで太夫呼ばれ、以下「局」「端」とされていたが、江戸湯屋吉原強制移転したさいに「散茶」が構成されその後花魁よばれた花魁振袖新造呼ばれる若い花魁候補や禿とよばれる子供従えており、気に入らない男性は、相手にしてもらえなかった。 そのような中で、粋に振舞うことが男性ステータス考えられていた。そしてまた、客から金品を貢がせるのが遊女のテクニックではあったが、その理由として遊女の生活用品光熱にかかる費用、また妹分の禿や新造への養育費、また自身装身具化粧品などはすべて遊女の自己負担であり、高級遊女になるほど負担額が増えるという店のシステムにも起因する考えられる。しかし、現代で言う「ボッタクリ」を店が行うことは良しとはされず、ぼったくり行為行った店の主人処刑された例もある。 江戸時代多く時代通じてランクの高い見世遊女屋、妓家)の遊女と遊ぶためには、待合茶屋吉原では「引手茶屋」と呼ばれる)に入り、そこに遊女を呼んでもらい宴席設けその後茶屋男の案内見世登楼する必要があった。茶屋には席料料理屋には料理代、見世には揚げ代(遊女が相手をする代金)が入る仕組みであった吉原遊廓では、ひとりの遊女と馴染みとなると、他の遊女へは登楼てはならないという掟があった。ほかの遊女と登楼すると、その遊女の周辺から馴染みの遊女のもとに知らせが行き、裏切った客は、馴染みの遊女の振袖新造たちに、次の朝に出てくるところを捕まえられて、髷を切り落とされるなど、ひどい目遭う男もいたとされる

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