江戸とは? わかりやすく解説

えど【江戸】

読み方:えど

【一】

[一]現在の東京都千代田区中心とする地域古く武蔵(むさし)国豊島郡一部であったが、平安末期秩父(ちちぶ)平氏一族江戸氏が今の皇居の地に居館造り室町時代上杉氏将太田道灌(おおたどうかん)が江戸城築いてから城下町として発達、さらに天正18年(1590)徳川家康入城し以来幕府所在地として繁栄した18世紀ころの地域は、おおよそ東は亀戸(かめいど)、西は新宿、南は大崎南品川、北は千住尾久(おぐ)辺り範囲内幕末の総町数は2770余、推定人口100万上った慶応4年18687月東京改称翌年には首都となった

[二]新吉原から見て遊郭外の江戸市内、特に神田日本橋辺りをさしていった語。

今日は—へ参りました」〈洒・遊子方言

[三]新吉原遊郭の5町の中の江戸町

「—から京(=京町)まで残らず素見(すけん)なり」〈柳多留一四

【二】一品種。サトザクラ仲間八重咲き大きな花で、花弁紅色外側のものの方が濃い。江戸桜

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「江戸」に似た言葉

江戸

読み方:エドedo

東京前身地名


江戸

作者佐江衆一

収載図書街物語
出版社朝日新聞社
刊行年月2000.9


江戸


江戸

読み方:えど

  1. 帆懸船-〔関東地方其他〕。〔第五類 一般建物
  2. 帆船。〔関東地方其の他
  3. 帆船

分類 関東地方其の他関東地方其他

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

江戸

読み方:エドedo

所在 茨城県小美玉市


江戸

読み方:エドedo

所在 埼玉県川口市


江戸

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

江戸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 23:52 UTC 版)

江戸(えど、旧字体江戶[1]は、現在の東京の前身・原型に当たる都市を指し、その旧称である。現在の東京都区部の中央部に位置した。


  1. ^ ただし御三卿屋敷並びに抱屋敷の分を除いた
  2. ^ この場合「江戸湊」は語源が忘れられた後に出来た重言とされる。
  1. ^ 外国語では、Edo、Yedo、Yeddo、Yendo、Jedoなど諸表記あり
  2. ^ 『慶長記』
  3. ^ 石川英輔『大江戸リサイクル事情』 講談社 1997年
  4. ^ 日比谷入江は後の江戸城の間近まで入り込んでいた。
  5. ^ a b c d e 山田邦明「古代・中世の江戸」(初出:藤田覚・大岡聡 編『街道の日本史20 江戸』(吉川弘文館、2003年) ISBN 978-4-642-06220-6 P31-55./所収:山田『鎌倉府と地域社会』(同成社、2014年) ISBN 978-4-88621-681-6
  6. ^ a b 岡野友彦『家康はなぜ江戸を選んだか』教育出版、1999年
  7. ^ 内藤昌『江戸の町』(上)p.6-7
  8. ^ 山田邦明「古代・中世の江戸」では、桜田は本来は江戸(平川流域地域)の一部ではなく、江戸氏の勢力拡大や太田道灌の江戸城築城に伴う「江戸」の拡大よって本来属していた荏原郡から切り離されて豊島郡江戸の一部になったとしている。また、山田は江戸氏の館も後の江戸城ではなく、平川流域の現在の水道橋付近にあったとする説を提示している。
  9. ^ 「深江文書」
  10. ^ 岡野友彦「「静勝軒寄題詩序」再考」江戸遺跡研究会編『江戸の開府と土木技術』吉川弘文館、2014年
  11. ^ 内藤昌『江戸の町(上)』p8-9。
  12. ^ a b 齋藤慎一『中世東国の道と城館』(東京大学出版会、2010年)第三章「南関東の都市と道」(2004年発表)/第一五章「中近世移行期の都市江戸」(新稿)
  13. ^ 佐藤博信「小弓公方足利氏の成立と展開」『中世東国政治史論』塙書房、2006年(1992年発表)
  14. ^ 平安時代後期に妙見信仰の中心的寺院として朝廷にも知られていた鎌倉の生源寺(現在の鶴岡八幡宮付近にあり、鎌倉幕府成立後は岩窟不動尊の東に移されて松源寺と改名され、廃仏毀釈で廃寺)の存在などを指摘して、頼朝以前の鎌倉を都市とまでは言えなくても東国の天台宗の重要な拠点であったとする福島金治の見解(福島金治「鶴岡八幡宮の成立と鎌倉生源寺・江ノ島」地方史研究協議会編『都市・近郊の信仰と遊山・観光 交流と引用』(雄山閣、1999年)ISBN 4-639-01640-9 P24-28・36.)。
  15. ^ 代表的なものとして、平野明夫「太田道灌と江戸城」東京都教育委員会『文化財の保護』21号、1989年、など
  16. ^ 柴裕之は小田原征伐中に豊臣秀吉が江戸城に御座所を設ける意向を表明しており(「富田文書」)、家康の移封後の本拠地の決定についても秀吉の意向が働いたとみている(柴裕之 『徳川家康 境界の領主から天下人へ』 平凡社〈中世から近世へ〉、2017年6月。ISBN 978-4-582-47731-3 P195.)
  17. ^ 松平家忠の『家忠日記』によれば7月18日とされる。なお、柴裕之は徳川氏の領国の最終確定が8月1日であったことから、江戸幕府の成立後に徳川氏の領国確定日と八朔の日が重ねるこの日を家康の入城の日と定めたとする(柴裕之 『徳川家康 境界の領主から天下人へ』 平凡社〈中世から近世へ〉、2017年6月。ISBN 978-4-582-47731-3 P193.)。
  18. ^ 竹内誠・古泉弘・池上裕子・加藤貴・藤野敦『東京都の歴史』山川出版 2003年 168-170頁
  19. ^ 江戸の範囲 (レファレンスの杜) 『東京都公文書館 研究紀要』(第4号)、p45-48、平成14年3月
  20. ^ 江戸の市街地の広がりと「大江戸」 (シリーズ・レファレンスの杜) 『東京都公文書館だより』 第6号、p6、東京都公文書館発行、平成17年3月
  21. ^ 内藤昌
  22. ^ 柳営秘鑑
  23. ^ 江戸食文化紀行
  24. ^ 宮崎昭の『食卓を変えた肉食』で、(1)カレーの牛肉を豚肉に替える食文化が出来た。(2)カツレツを豚肉で作ると特においしい事が知られた。(3)牛肉は豚肉にとって替わられていった。と、変化の状況を説明。
  25. ^ 吉田忠の『牛肉と日本人』ISBN 978-4540911064で、(1)東京人は真っ先に豚肉によって食肉の消費が増加。 (2)豚カツをはじめ豚肉の消費が多様化。(3)牛肉料理を豚肉に変えたらどうかと工夫を重ねる。最初は江戸において変化が起こった。
  26. ^ 農林省畜産局の『本邦の養豚』、全国で(1)1916年 337,891頭。(2)1925年 672,583頭。と、9年倍増のデータで前述の変化を裏付
  27. ^ 鈴木理恵, "江戸時代における識字の多様性", 史学研究, 209号 (1995), pp. 23–40. 江戸時代の識字率は状況証拠(文書による支配の徹底、年貢村請制の実現、商品経済の浸透、寺子屋の隆盛、欧米人の旅行記の記載、出版業の隆盛、多量多彩な文書の蓄積)から推定されたものであり、批判も多い。また、ヨーロッパでの識字率の低さは、字が読めることが男らしくない、格好悪いとされた騎士道の時代の考え方の名残という文化的背景や、自分の名前がかける程度の者は非識字とカウントしている点なども考慮しなくてはならない
  28. ^ 朝日ジャーナル編、「大江戸曼荼羅」、p.211、朝日新聞社、1996年。


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江戸

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 12:28 UTC 版)

固有名詞

(えど)

  1. 明治維新まで東京呼び名徳川家康によって幕府開かれた
  2. 江戸時代のこと(略語)。江戸期
  3. 吉原遊廓から見て遊廓外の江戸市中を呼ぶ。特に、神田日本橋あたりを指す。
  4. 吉原遊廓のなかの一区画京町江戸町などの遊廓内の町があり、江戸町を江戸と俗称した。
  5. 専門語品種のひとつ。染井吉野ソメイヨシノ)の片親早生わせ種の江戸彼岸エドヒガンと、吉野桜交配種染井吉野
  6. 和船の内、帆船(wp)俗称。江戸の方言由来

発音(?)

え↗ど

語源

  • 」の「入り口(戸)」にあることから。

翻訳

関連語

成句


江戶

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 12:28 UTC 版)

固有名詞

(えど)

  1. 明治維新まで東京呼び名徳川家康によって幕府開かれた
  2. 江戸時代のこと(略語)。江戸期
  3. 吉原遊廓から見て遊廓外の江戸市中を呼ぶ。特に、神田日本橋あたりを指す。
  4. 吉原遊廓のなかの一区画京町江戸町などの遊廓内の町があり、江戸町を江戸と俗称した。
  5. 専門語品種のひとつ。染井吉野ソメイヨシノ)の片親早生わせ種の江戸彼岸エドヒガンと、吉野桜交配種染井吉野
  6. 和船の内、帆船(wp)俗称。江戸の方言由来

発音(?)

え↗ど

語源

  • 」の「入り口(戸)」にあることから。

翻訳

関連語

成句


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