傀儡子
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傀儡子(くぐつし、くぐつ、かいらいし)とは、木偶(木の人形)またはそれを操る部族のことで[3]、流浪の民や旅芸人のうち狩猟と傀儡(人形)を使った芸能を生業とした集団、後代になると旅回りの芸人の一座を指した語。傀儡師とも書く。また女性の場合は傀儡女(くぐつ め)ともいう。西宮発祥のものは正月に家々を廻ったことから冬の季語。
- ^ えべっさんのまち散策西宮流観光案内所
- ^ 『川柳江戸砂子』西濃印刷會社岐阜出版部 -
- ^ a b c <404 お探しのページが見つかりません>古要神社の傀儡子の細男舞と神相撲田原久、国立劇場『日本の民俗劇と人形芝居の系譜』、1968年[リンク切れ]
- ^ a b c d 服藤早苗「傀儡女の登場と変容 : 日本における買売春」『埼玉学園大学紀要. 人間学部篇』第10巻、埼玉学園大学、2010年12月、436(31)-421(46)、CRID 1050001337998386048、ISSN 13470515。
- ^ a b c くぐつ『遊女の時代色 : 趣味史談』武田完二 著 (大同館書店, 1934)
- ^ 『新撰十訓抄』田中健三著 (東林書房, 1931)
- ^ 文楽の歴史独立行政法人日本芸術文化振興会
- ^ 間瀬久美子『近世朝廷の権威と寺社・民衆』吉川弘文館、2022年、315-316,388-389頁。ISBN 9784642043489。国立国会図書館書誌ID:031989373 。
〈底本〉間瀬久美子『近世朝廷の権威と神社・民衆』総合研究大学院大学〈博士(文学) 甲第2212号〉、2021年。 NAID 500001500581 。 - ^ 山口建治『方相・傀儡・郭禿・鍾馗 -「天籟」もう一つの身体技法-』(レポート)神奈川大学21世紀COE プログラム研究推進会議〈非文字資料から人類文化へ ―研究参画者論文集―〉、2008年、27-37頁。hdl:10487/6727 。
- ^ 『医事雑考竒珍怪』田中香涯著 昭和14
- ^ 筒井功『サンカの起源 クグツの発生から朝鮮半島へ』河出書房新社、2012年6月15日
- ^ 近藤直也「徳島県下における岐神信仰に関する言説 : 1970年代から2000年にかけて」『九州工業大学大学院情報工学研究院紀要. 人間科学篇』第26号、九州工業大学大学院情報工学研究院、2013年3月、13頁、CRID 1050001337448405120、hdl:10228/4924、ISSN 21853878。
- ^ 「大江匡房の『傀儡子記』の全文を読みたい。」(近畿大学中央図書館) - レファレンス協同データベース 2013年03月25日
- ^ 魚龍曼延の戯とは何か『日本民族文化史考』白柳秀湖著 (文理書院, 1947)
- ^ にしのみや 歴史見聞録 傀儡師故跡(産所町) 人形操り発祥の地西宮市、2011年5月10日
- ^ 『日本操り人形史: 形態変遷・操法技術史』加納克己、八木書店, 2007
- ^ 田中組神楽車 「傀儡師」~船弁慶SEISYSTEM、2012/05/24
- 1 傀儡子とは
- 2 傀儡子の概要
- 3 概略
- 4 傀儡子集団の源流
- 5 画像
傀儡女(くぐつめ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 18:26 UTC 版)
平安時代にあった傀儡師といわれる芸能集団で、猿楽の源流の一つとされる。定住せずに流浪して、旅回りや町々で芸を披露しながら金子(きんす)を得ていたが、後に寺社の「お抱え」となる集団もあった。さらに、寺社や政治権力の間諜として諸国を巡る集団もあったとされる。いずれも操り人形と意味を重ねて傀儡と呼ぶ。意図するしないに関わらず二重三重スパイのように世渡りする者もいたと言う。男性は剣舞をし、女性は傀儡回しという唄に併せて動かす人形劇を行っていた。この傀儡を行う女を傀儡女とよび、時に客と閨をともにしたとも言われる。
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傀儡女と同じ種類の言葉
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