射撃指揮装置とは? わかりやすく解説

射撃統制システム

(射撃指揮装置 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 01:15 UTC 版)

射撃統制システム(しゃげきとうせいシステム、英語: fire control system, FCS)は、射撃統制を行うためのシステム。射撃指揮システム、射撃管制システム、射撃統制装置、射撃指揮装置、射撃管制装置、射撃指揮管制装置とも称される[1]海戦分野では射撃指揮システム、陸戦分野では射撃統制システム、航空戦分野では火器管制システムと称されることが多い[2]


注釈

  1. ^ 火器の未来位置修正角は、目標の現在の高低角線(line of site)に対する火器の軸線(weapon line)の合計オフセット角。高低成分(高低見越角)および方向成分(方向見越角)をもち、「目標の現在位置および火器に対する相対運動」と「火器から発射された弾丸の砲外弾道」の2つの要素によって決まる[3]

出典

  1. ^ a b 防衛省 1992, p. 2.
  2. ^ 野木 2007.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 弾道学研究会 2012, pp. 949–959.
  4. ^ 「第3章誘導武器システム」『航空装備の最新技術』防衛技術協会、2016年12月1日、94-97頁。ISBN 490880205X
  5. ^ 林 2005, pp. 129–133.
  6. ^ 林 2005, pp. 244–247.
  7. ^ a b 小林 2017.
  8. ^ 立花 1999, pp. 200–202.
  9. ^ Friedman 1997, pp. 216–217.


「射撃統制システム」の続きの解説一覧

射撃指揮装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 13:56 UTC 版)

中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の記事における「射撃指揮装置」の解説

中国語では火控達と称される341型 X(I/J)バンド・レーダーを使用する射撃指揮装置。57mm砲や76式37mm連装機関砲射撃指揮用いられるNATO名はライス・ランプ。現在では347型による代替進んでいる。 343型 X(I/J)バンド・レーダーを使用する射撃指揮装置。100mm砲のみに用いられる初期型と、SSM射撃指揮にも用いられる改良型の343G型(ワスプ・ヘッド)がある。旅大-I/II/III型駆逐艦051型Mod.1/1A/2/2A/2B/3) 江東型フリゲート(053K型) 江滬-I/III/IV/V型フリゲート(053H1/H2/H1G型) 江衛-I型フリゲート(053H2G型) 344型 X(I/J)バンド・レーダーおよび光学方位盤使用する射撃指揮装置。343型後継として、76mm, 100mmおよび130mm砲の射撃指揮使用される輸出名はMR34。旅大-III型駆逐艦051型Mod.4) 旅滬型駆逐艦(052型) 広州級駆逐艦(052B型) 江衛-II型フリゲート(053H3型) 345型 Jバンド・レーダーおよび光学方位盤使用する射撃指揮装置。フランス製のカスターCTM山寨版とされており、HQ-7用に使用される輸出名はMR35。旅大-III型駆逐艦051型Mod.2B/4) 旅滬型駆逐艦(052型) 旅海型駆逐艦051B型江衛-II型フリゲート(053H3型) 江凱-I型フリゲート054型) 347型 Xバンド・レーダー使用する射撃指揮装置。イタリア製のRTN-20Xの山寨版とされており、76A式37mm連装機関砲射撃指揮使用される輸出名はEFR-1あるいはLR66、NATO名はライスボール。また小改正型のTR47Cが630型, 730型CIWS射撃指揮にも使用されている。 352型 Iバンド・レーダーを使用する射撃指揮装置。ロシア製のMR-331の山寨版とされており、艦対艦ミサイル射撃指揮使用される。現在では、砲FCS統合されたり、あるいはより強力なバンド・スタンドにより代替されて、運用順次終了している。NATO名はスクエア・タイ。

※この「射撃指揮装置」の解説は、「中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の解説の一部です。
「射撃指揮装置」を含む「中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の記事については、「中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の概要を参照ください。

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