梓とは? わかりやすく解説

あずさ〔あづさ〕【×梓】

読み方:あずさ

ヨグソミネバリの別名。古くは弓を作るのに用いられた。《 花=春

キササゲの別名。

アカメガシワの別名。

梓弓(あずさゆみ)【一】」の略。

梓巫女(あずさみこ)」の略。

《昔の中国1㋑を使ったところから》木版印刷用い版木。→上梓(じょうし)


し【×梓】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]あずさ

[一]〈シ〉

木の名。キササゲアズサ。「梓宮桑梓

版木。「上梓

[二]〈あずさ〉「梓弓


し【×梓】

読み方:し

《もと梓(あずさ)の板を使ったところから》印刷用の版木(はんぎ)。


地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 08:00 UTC 版)

ミズメ。日本の古典に現れる「梓」の正体。

(あずさ、し)は、樹種の名である。

漢字本来の中国での意味と、日本での国訓あずさ」の2つの意味があり、さらにそれぞれの名をどの樹種に同定するかについて諸説がある。

梓(し)

梓は、別名を「木王」といい[1]、百木の長として尊ばれた。

版木に使われたため、転じて「上梓」「梓行」のような印刷出版に関する表現に残る。ただし、「梓に上す(しにじょうす、あずさにじょうす)」、「梓にまとめる(しにまとめる、あずさにまとめる)」のように、この意味の「梓」を「あずさ」と読むこともある。

この「梓」は通説ではキササゲのことだが、異説もある。

現代中国語では、「梓」はキササゲのことで、「きささげ」の訓のある「楸」がトウキササゲのことである[3]

梓(あずさ)

「あずさ」という樹種は古代の「梓弓」の材料として言及されるが、現在は稀な方言として以外は廃れている。そのため、古代における梓の実体については、系統的にも大きく異なる諸説があったが、現在はほぼ確定している。

このほか、方言として

などを意味する。

画像

脚注

  1. ^ 埤雅・釈木』梓為木王
  2. ^ a b c 牧野富太郎選集 2』東京美術、1970、「万葉集巻一の草木解釈 アズサ」
  3. ^ 『中日辞典』小学館、1992
  4. ^ a b c d e f g h i 深津正「梓(あずさ)」『世界大百科事典』2009改定新版、平凡社、2009年
  5. ^ a b c d e 「梓(あずさ)」『日本国語大辞典』第2版、2000
  6. ^ 大和本草巻之十一 木之中

梓(あずさ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/26 22:39 UTC 版)

緋桜白拍子」の記事における「梓(あずさ)」の解説

幼い頃両親捨てられ刺客育成組織緋桜院で成長する

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シスプラス」の記事における「梓」の解説

年齢不明

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無限の玄/風下の朱」の記事における「梓」の解説

明水大学野球部員

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梓(彩木優花)

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水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」の記事における「梓(彩木優花)」の解説

かげろう組のくノ一行動共にすることが多い。固有の忍法はない。

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梓(あずさ)

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熱愛プリンス お兄ちゃんはキミが好き」の記事における「梓(あずさ)」の解説

三つ子次男テルツェットではクール大人カッコいい担当一人好きなように見えて、実はプライドの塊でカッコつけ。コンサート前に緊張する17歳高校2年生)。182cm。美鈴学園では2年B組得意科目古文普段口数少なくボソボソと喋る。遥と理人ケンカをしていても止めないスキンシップが多い。遊園地パレード憧れたことが、アイドルやりたい思ったきっかけ球技大会では大和バスケ対決した

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梓(あずさ)

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暗殺教室」の記事における「梓(あずさ)」の解説

番外編にて登場した、「居酒屋あずさ」を営む盲目女性店主。夫に先立たれており、現在は一人娘2人で店を切り盛りしている。誰に対して分け隔てなく接するため、殺せんせーや常連殺し屋たちからは慕われている。

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梓(あずさ)

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G-HARD」の記事における「梓(あずさ)」の解説

シン身を寄せていた孤児院住んでいたが、Gナンバー同士抗争巻き込まれ内閣機密室の本部記憶消去させられるべく収容されていたが脱出成功偶然に出会った『グレイ・ドール』のもとに逃げ込み身を寄せるドールと共に行動しドール根来射殺し新し方針となったGでは、「普通の教育を受け、普通の生活送ってきた常識的な考えを持つ人間」としてGナンバーサポートに当たることになる。

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梓(し)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:34 UTC 版)

「梓」の記事における「梓(し)」の解説

梓は、別名を「木王」といい、百木の長として尊ばれた。 版木使われたため、転じて上梓」「梓行」のような印刷出版に関する表現に残る。ただし、「梓に上す(しにじょうす、あずさにじょうす)」、「梓にまとめる(しにまとめる、あずさにまとめる)」のように、この意味の「梓」を「あずさ」と読むこともある。 この「梓」は通説ではキササゲのことだが、異説もある。 キササゲ Catalpa ovata - ノウゼンカズラ科落葉高木トウキササゲ Catalpa bungei - ノウゼンカズラ科落葉高木キササゲ同属牧野富太郎による説。 アカメガシワ Mallotus japonicus - トウダイグサ科落葉高木江戸時代小野蘭山による説。 現代中国語では、「梓」はキササゲのことで、「きささげ」の訓のある「」がトウキササゲのことである。

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梓(あずさ)

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「梓」の記事における「梓(あずさ)」の解説

「あずさ」という樹種古代の「梓弓」の材料として言及されるが、現在は稀な方言として以外は廃れている。そのため、古代における梓の実体については、系統的に大きく異な諸説があったが、現在はほぼ確定している。 ミズメヨグソミネバリBetula grossa - カバノキ科落葉高木白井光太郎よる。正倉院梓弓顕微鏡的調査結果などから、通説となっている。 キササゲ Catalpa ovata - ノウゼンカズラ科落葉高木中国の「梓」と同種とする。『大和本草』(1709) より。 アカメガシワ Mallotus japonicus - トウダイグサ科落葉高木。『物類称呼』(1775)・『本草綱目啓蒙』(1803–1805) より。本来「梓」に関する説だったのが転じたか。 オノオレカンバミネバリBetula schmidtii - カバノキ科落葉高木ミズメ同属。『古今要覧稿』(1821–1842) より。 リンボクヒイラギガシPrunus spinulosa - バラ科常緑樹。 このほか、方言として アサダ Ostrya japonica - カバノキ科落葉高木ナナカマド Sorbus commixta - バラ科落葉高木ニシキギ Euonymus alatus - ニシシギ科の落葉低木。 などを意味する第126代天皇徳仁お印である。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 01:49 UTC 版)

発音(?)

熟語


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