ﾋｼﾞｷ

デジタル大辞泉

ひじ‐き〔ひぢ‐〕【肘木】

読み方：ひじき

１ 社寺建築などで、斗(ます)（斗形）と組み合わせて斗栱(ときょう)を構成する水平材。

２ 碾臼(ひきうす)の把手(とって)。

ひ‐じき【非色】

読み方：ひじき

禁色(きんじき)の着用を許されないこと。また、その人。

ひ‐じき【非食】

読み方：ひじき

「非時(ひじ)2」に同じ。

ひじき【鹿^＝尾^＝菜／羊^＝栖^＝菜】

読み方：ひじき

ホンダワラ科の褐藻。干潮線付近の岩上に生え、冬から春にかけて繁茂。円柱状で多数の枝に分かれ、長さ50センチ〜1メートル。若いうちに採取して乾かし、食用にする。ひじきも。ひずきも。みちひじき。《季 春》「—刈るや岩間落ち合ふ汐となり／月舟」

難読語辞典

羊栖菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

ホンダワラ科の褐藻

肘木

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

社寺建築で、斗とともに斗栱を構成する腕木状の水平材

鹿尾菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

ホンダワラ科の褐藻

歴史民俗用語辞典

羊栖菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

ホンダワラ科の褐藻。

別名 鹿尾菜

鹿尾菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

ホンダワラ科の褐藻。

別名 羊栖菜

海藻海草標本図鑑

ヒジキ Sargassum fusiforme (Harvey) Setchell

ヒバマタ目　ホンダワラ科 (Fucales Sargassaceae)

生育場所 分布域の説明

生育場所 ： 潮間帯下部の岩上 分　　　布 ： 北海道南部，本州太平洋岸，四国，九州， 本州日本海岸中・南部，南西諸島 タイプ産地 ： 静岡県下田

（生標本写真）

（付着器周辺写真）

（枝接写写真）

（生殖器床写真）

（葉写真）

（糸状根写真）

からだは円柱状で主軸から多くのプリプリした枝や小枝を出す。枝や小枝も円柱状であるが，中央部でやや膨らみ，中空になって気胞となるものもある。波当たりのやや強い岩上に匍匐する糸状根で岩上に着生する。春にはナタの様な形をした葉が，基部近くにみられることがある。春から初夏にかけて岩上を完全に覆い隠すように繁茂し，生殖細胞（卵や精子）を放出した後は枯れて，直立部は消失するが，岩上に匍匐した糸状根は生残する。そのようにして糸状根は７～８年生き続けるという。食用に刈り取っても，糸状根が生残っていれば翌年には新芽を出す。生体は黄褐色～琥珀色。

長さ：１５～９０ｃｍ　太さ：３～４ｍｍ

(ヒジキ刈り風景：千葉県鴨川市) 『食品としてのヒジキ』 　　　　 ヒジキはコンブ・ワカメと並んで日本で古くから食べられてきた海藻である。最近では韓国などでロープに数センチに切ったヒジキを差し込む方式の養殖が行われている。収穫されたヒジキは，茹でた後，乾燥させてから出荷することが多いが，地方によってはアラメやカジメとともにじっくりと煮て，うまみを吸収させてから乾燥させて出荷する。このようにして我々が食べる”食品となったヒジキ”は，黒色となるのである。

植物名辞典

比之木

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

ホンダワラ科の褐藻

学名 Hizikia fusiformis

海鹿

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

ホンダワラ科の褐藻

学名 Hizikia fusiformis

羊栖菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

ホンダワラ科の褐藻

学名 Hizikia fusiformis

鹿尾菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

ホンダワラ科の褐藻

学名 Hizikia fusiformis

季語・季題辞典

羊栖菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

褐藻類の一種で、ホンダワラ科に属する。茎は細い円柱状、葉は早く落ち、中部に小枝があり、棍棒状をなす

季節 春

分類 植物

鹿尾菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

褐藻類の一種で、ホンダワラ科に属する。茎は細い円柱状、葉は早く落ち、中部に小枝があり、棍棒状をなす

季節 春

分類 植物

鹿角菜

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

褐藻類の一種で、ホンダワラ科に属する。茎は細い円柱状、葉は早く落ち、中部に小枝があり、棍棒状をなす

季節 春

分類 植物

地名辞典

比敷

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

所在 島根県邑智郡美郷町

比自岐

読み方：ヒジキ（ｈｉｊｉｋｉ）

所在 三重県伊賀市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ウィキペディア

ヒジキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/22 09:44 UTC 版)

ヒジキ（鹿尾菜、羊栖菜、学名: Sargassum fusiforme）は、ヒバマタ目ホンダワラ科ホンダワラ属に属する褐藻の1種である。ときに長さ1メートル以上になる大型の海藻であり、棍棒状の葉をつける。波の荒い海岸の岩礁域潮間帯下部に繁茂し、春から初夏に生殖器を付けて成熟、夏になると大部分が消失するが、繊維状の付着器が残ってそこから芽を出して生長する。日本を含む東アジア沿岸域に分布し、日本では北海道南西部以南に分布するが、日本海側北部にはほとんど見られない。

Weblio日本語例文用例辞書

「 ヒジキ」の例文・使い方・用例・文例

• セワタビタキ属と同一の広がりをもつ科：オカヒジキ
• 主として旧世界ハーブか低木：オカヒジキ
• オカヒジキという植物