魔術一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 05:03 UTC 版)
「RIGHT×LIGHT」の記事における「魔術一覧」の解説
<“流れし星竜”レヴァティーン=ミルキーウェイ>系統 ヒース=ストーリングが創った三柱の高次存在のひとつ。「流れ」を持つものを操る力を持つ。水や光、中でも風を利用した魔術が多い。使用者はアリッサとウルト。アリッサに関しては主人公であり、語り手である啓介と四六時中一緒にいるため、判明している魔術名が他と比べて非常に多い。<彼方へ運ぶ風ファラウェイ> 作中でアリッサが最初に使用した魔術。発動中、風をまとって自由に空を飛ぶことができる飛行魔術。掴まっていれば自分以外も持ち上げて飛ばすことも可能。まとう風によって衝撃を緩和することも可能。使用頻度も高く、状況も問わず、アリッサと啓介の足としてよく扱われている。 <野原の笛ライラック> 風の音を利用し、音楽を奏でることが出来る魔術。簡単な術で、曲はひとつしかないが、母親に最初に教えられたアリッサのお気に入りの魔術。風の音で曲は1曲しか存在しない。 実は、風の演奏の音に夢を編み込むことで、対象者に夢を見せることが本来の使い方。ただし夢を編むのは難しく、初めは術に歌を乗せられなかったが、ユヤに教えてもらったことに よってアリッサは歌を唄うことで夢を編むことができるようになった。 <阻む烈風ハインダーブロウ> 強い風を生み出し、対象に叩きつける魔術。攻撃、防御、妨害など様々な使い道がある。 <貫く風ピアーズウィンド> 風を槍状に固め、対象に放つ魔術。アリッサは無詠唱で発動可能。 <薙ぐ旋風クラップノワール> 風を刃状に固め、対象に放つ魔術。アリッサは無詠唱で発動可能。 <弾く光壁シェドライト> 光の薄い膜を作り出す魔術。攻撃を跳ね返す効果がある。 <終わりの閃きレヴァークラスト> 四節の高位魔術。ほとんどの魔術は無詠唱で発動できるアリッサでさえ詠唱を必要とし、戦闘でアリッサが使うものでは最も強力な魔術。金色に輝く光を矢のように放つ魔術で、アリッサ曰く「流れる運命を終わりに導ける」力を持つらしい。ウルトは無詠唱で発動可能。 <過ぎた輝きパストグロウ> 転移魔術。指定したポイントまで一瞬で移動することができる瞬間移動の魔術。 <彼方へ運ぶ風>と並んで使用頻度が高いアリッサたちの足。ただし、「共通の光源(太陽、月、星など)が照らしている場所にしか飛べない」という制限があるため、屋内で使用することはできない。しかし、たとえ知らない土地であっても目測できる範囲であれば転移できるため、条件さえ整えれば水平線まで一気に移動することも可能。知っている場所に関しては、光源の条件さえクリアすれば目測の必要はない。なお、非常に燃費が悪い。 <癒しの光アペートライト> 治療魔術。対象を金色の光でまとわせることによって傷の治りを早めにすることが出来る魔術。啓介の折れた右腕を治したり、効果はそこそこ強力だが、頭の怪我に対しては後遺症が残る場合があるので強引にあまり使用しない方がいい。 <撫でるそよ風イーズプリーズ> 探知魔術。小さな隙間などから風を流し込み、目視できない場所を調べることができる魔術。あまり詳しいことはわからないが、広い屋敷くらいならカバーすることが可能で対象の場所のおおまかな物の配置、人間の人数など生命反応などを知ることも出来る。 <夜星の法衣セラフヴェール> アリッサの母(ヴェル=クラノ=ストーリング)がアリッサのために造った金色の糸によって服を編み上げる高位魔術。この服は魔力を内で循環させているために維持に魔力を消耗しない。また法衣に刻まれた紋様の効果によって魔力を増幅させる効果もある。 <星の咆哮レヴァーブレイズ> 時を貫く竜の息吹を放つ魔術。純白に輝く小さき恒星のような力の塊を白き閃光として放つ。 <方舟>の結界に穴を開けるほどの威力で、海難事故の時アリッサはそれを使い<方舟>の外に出て啓介達を助けた。 <回る水精ウンディーネ> 周囲にある水を利用して、ロープのように対象に絡ませて動きを封じる捕縛魔術。水がまるで蛇のように相手に巻きつき動きを封じて拘束する。 <逆らえぬ波濤ダイダルウェイブ> ドーム状の光の隔離結界を展開させる魔術。本来は内側の者を守るようなものだが、作中では閉じ込めるために使用している。 <虚飾せし光衣インビジブル> 光を屈折させることによって自身と密着させた相手などの狭い範囲の対象を透明にする魔術。とても燃費が悪く、普段は霊体で普段は姿が見えないアリッサにはあまり必要のない魔術。あくまでも視覚的な効果のみなので、話し声や足音などは消去できない。 <群集せし雷弾シャインブレット> 周囲に無数の光を展開させて、 それを飛ばして攻撃をおこなう魔術。 <輝く光球ライトニング> 電気の塊を放つ弱い魔術。 <揺れる空音エアークエイク> 分子振動によって超加熱をおこなうことが出来る魔術。 <止める光輪エルスリング> 巨大な光の輪が相手を囲んでから収束して縛り上げ動きを封じる魔術。 <開く蒼穹エリカレギア> 空に青い光を伸ばして、空を覆っている雲を吹き払う魔術 <“嘆きし魔王”アル=ザナフ=トワイライト>系統 ヒース=ストーリングが創った三柱の高次存在のひとつ。術者の怒り、嘆きといった感情に強く反応する。未由曰く、「復讐に向いた魔術」で、炎を使った魔術が多い。使用者は今のところ友月未由のみ。<侵される紅影クリムゾンシャドー> <怒りの炎ヒュアリブレイズ> <嘆きし魔王アル・ザナフ・トワイライト> 詠唱に五節を必要とし術者自身を生贄とした召喚魔術。自らを器として魔王そのものを召喚し、怒りのままに暴れ狂わせる魔術。 <嘆きし炎剣ハラコースト> 炎でできた剣を作り出す魔術。作り出した炎剣は常に術者の魔力を食い続けるため、長時間に渡る発動は困難。 <痛みの片蝶ペインピース> <燃える黄昏グロウダスク> 夕焼け色の巨大な炎柱を出現させる魔術。 <傷負う鎧ハートアーマー> <嘆きの咆哮グリープハウル> <“求めし愚者”ホリィ=ライト>系統 ヒース=ストーリングが創った三柱の高次存在のひとつ。闇や影などの暗いイメージをさせる術が多く、内容も他に比べてトリッキー。ジン、ホリィが使用。<魔女狩りの面ウィッチハント> 対象者を基点に周りの人間を操る魔術。操られた人間には目のところに小さな穴が二つ開いた白く無機質な仮面が現れる。その間、操られている記憶はなく、違和感を抱かさないように記憶を繋いでいる。対象者への媒体となる物と代償が必要。 <狂信者の仮面ファナティック> 個人対象を操る魔術。力を体の限界を無視して使わせることが出来る。<魔女狩りの面>とは違い、表層には複雑な文様が描かれている。紙の鳥が顔に張り付いて仮面に変わることで操ることが出来る。 <惑いし道化ターンクラウン> <触れえぬ鳥篭ダークケージ> <黒き弾丸ブラックバウンド> 発動者の周りに複数の黒く輝く硬貨程度の小さい球体を発生させ撃ち出す魔術。壁に深い穴を空けるほどの威力を持つ。 <夜の帳ナイトカーテン> <黒の呪縛ブラックバインド> 影から伸びた黒い帯が対象を縛り上げ動きを止める捕縛魔術。 <魔銀の鎖グレイプニル> ホリィが使う魔術。啓介にかけられた呪いのような魔術で、初出では啓介の行動を縛り付ける効果があった。しかし、二度目に使った時は何も起こらず、ホリィや<蝙蝠>を動揺させた。術者であるホリィにしか干渉できないとされるが、何か特殊な解除条件があった模様。啓介が新たに創り出した<銀鎖の黒狼>に何か関係があると思われる。 <影歩きシャドウバイパス> 転移魔術。アリッサの<過ぎた輝き>と同じように即その場から消え去ることができるが、条件などは不明。 <翳る姿見プロテア> ホリィが<梟>に施した「協力」。対象の髪などを織り込んだヒトカタを体に埋め込むことで、対象と痛みなどの状態を共有することができる呪い。<梟>には透子のものを使用している。ホリィはこの本来ならば呪いとなる魔術を、透子の天使としての加護に目を付けて逆用し、<梟>と透子の間で加護を共有させた。 <刻む黒傷ダークエッジ> <天牢ウォルフ=ライエ>系統 ヒース=ストーリングが呼び寄せた「四柱目」の高次存在。魔狼を宿す啓介専用の魔術系統であるため、他の魔術系統と違い定義が一切なされていないため、啓介自身がひとつひとつ定義をしていかなければならない。狼のイメージを持つ魔術。<貪れ魔狼ディバウアー> 陽炎のように揺らめく影によって 狼の牙のごとく輪郭をとって自身の右腕に「魔狼の牙」を宿らせ強化させる魔術。詠唱は三節。成長しきった<魔狼>を再現した魔術牙で相手の魔術を打ち消したりできる。攻撃だけでなく移動にも使用しており、右腕だけで飛び上がり、右腕だけで着地する、といった芸当を駆使することによって、人間離れした動きも可能。使用し続ける限り精神力を消耗し続けてしまうが出力を抑えることによって、術の効果を完全に不可視化させ、消耗自体も減らして 30分くらいなら簡単に持続が可能になっている <三頭の獄牙ケルベロス> <貪れ魔狼>の牙を枝分かれさせ、右腕に狼の頭部のような三叉の影の輪郭をまとわせる魔術。増やした牙はそれぞれ独立した動きをさせることができる。射程は5m程。3つあることによって、攻撃と防御を組み合わせて闘うことが可能になった。また溜め込んだ魔力を飛び道具として発射することも可能。「貪れ魔狼(ディバウアー)」より出力が激しく、出力の調整も出来ない。 <天へ駆ける狼シリウス> 右手全体を狼の頭部を象った青いオーラで包み込む、詠唱は四節行う啓介最大の魔術。右手の狼の口から敵のエネルギーを吸収することによってパワーアップする。また吸収した力を推進力に変化させて飛行することも可能。 <銀鎖の黒狼ダルフウォルフ> 魔狼の一部を切り離して巨大な狼を召喚する魔術。作中では力を抑える「魔銀の鎖(グレイプニル)」の効果によって、子犬のような姿の狼が召喚されている。人語を理解している様子を見せ、知能もそこそこ高い。アリッサが「フェンリル」から取って「リル」と命名。 <魔銀の鎖狼ウオルフ=グレイプニル> 啓介がもう一度由衣と会いたいと願い、作った魔術。<魔狼>を抑え付ける<魔銀の鎖>としての由衣と、リルとして啓介達と過ごしてきた<銀鎖の黒狼>としての由衣の両方の性質をもっている為、<魔狼>を抑えるとともに由衣自身も再度顕現した。また、<魔銀の鎖狼>の封印は以前より強力になったため、以前のように魔術を飲み込んでも暴走しないようになった。 <天の牢ウォルフ=ライエ> 世界蛇(ウロボロス)に対抗するため、啓介と由衣が召喚(サモン)した偽りの空の高次存在(ヴィナー)。巨大な白い狼の姿をもつ。壁が作られてからの千年の人の魂を糧としていてこの世界のすべてを知覚することができる。 <陣=海道=ロームウェルの残滓>系統 高次存在へと至ったが魔狼に喰われ、消滅したジンの存在の残滓。通常の代償の他に血液を捧げることで魔術の発動が可能になる。使用者は<黒血の徒>メンバー。<凍れる標本フラストジーニー> 術者の血液、もしくは血を混ぜた液体を瞬時に凍結させる魔術。冬上雪絵が使用。 <黒に沈む道ダークロード> 転移魔術。闇に満ちた黒い穴を地面に生み出し、そこを通り移動する。 <侵す氷原フリーズン> <凍れる標本>と同じ効果だが、代償(血、精神)を払い続ける限り、氷を生み出し続ける事が可能。 <駆逐する絶望イクスペルディスペアー> 四節の呪文を必要とする高位呪文。渦巻く闇を放つ魔術。効果は不明。 <天使王ミトロン>=アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト=ミトロン <天使王>として目覚めたアリッサの力を、啓介が魔術として使うことができるようにしたもの。使用者はアリッサと<道>で繋がる遠見啓介のみ。 発動される魔術は、<天使王>の外見的特徴を模した何かを具現化し、アリッサに装備させるもの。このため啓介の魔術というよりはアリッサへの専用支援魔術と言うのが適切。<彼の右手に天の光剣ライトライト> <天使王>の剣を召喚し、アリッサに装備させる。<天使王>の何もかもを滅ぼす力そのもので、法の名の元に全てを両断する。<高次存在>として対峙したホリィ=ライトですら、この力の前に形勢逆転を受け入れざるを得なくなった。 <天への双翼ステアウィング> アリッサの背中に天使王(ミトロン)の翼を展開させる魔術。<彼方に運ぶ風>とは比べものにならないスピードを誇る。数百キロ単位での超長距離移動に関しては、<過ぎた輝き>よりも燃費などの面で遥かに容易。また、翼で体を覆うことによって、魔術からも身を守ることが可能。移動にかかるGはかなりものだが、翼の効果によって負担は軽減される。
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