登場人物および出演者とは? わかりやすく解説

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登場人物および出演者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 17:10 UTC 版)

あかんたれ」の記事における「登場人物および出演者」の解説

「」内は成田屋での呼び名秀太郎家族 秀太郎主人公。「秀」):森川誠→志垣太郎 成田屋先代主人秀吉許嫁お絹との間に生まれた子。周囲から尊敬されるような父を持ちながら、わがままで意気地なしであった秀太郎将来憂慮しお絹判断により、秀吉の死を機として「ご寮さんや兄弟たちから弟と呼んでもらえるまでは一切会わない」と約束させた上で成田屋丁稚として預けられる本妻であるひさや分家をはじめ、成田屋人間から「てかけの子」と容赦ない苛めを受けるが、音お光、糸茂ら数少ない理解者たちに支えられ屈することなく父親譲り才覚人格併せ持った青年へと成長遂げる。呉服問屋としての経営不振成田屋身内による散財などによって倒産寸前追い込まれ、安造やご寮さんでは取引できないとの理由取引先から主人推挙され以後も「主人代理として店を預かっているだけ」と言い続け、やがて男性下着の「ステテコ」を開発し凋落一途辿っていた成田屋再興世間から「ステテコ大将」と呼ばれるまでになる。 お絹秀太郎生母):中村玉緒 秀吉許婚で、料亭「重の家」の仲居をしていた。ひさとの結婚承諾せざるを得なくなった秀吉を「大阪一の商人(あきんど)になることが秀吉目標だから」と自ら身を引く。その数年後再会してからは、「てかけ」となることを嫌って秀吉からの金銭的援助拒み続けていたが、秀太郎出産二人の関係世間知れ秀吉とは秀太郎のみを会わせて自ら会うことはなかった。秀吉死後秀太郎成田屋預けて以降里心をつけさせないために住居変えるが、常に人知れず我が子見守っていた。後に仲居頭となり、芸者となった糸子を、反発されながらも客から守り続けた。 おすみ(秀太郎祖母):森明子 近江膳所藩足軽の娘として生まれるが、娘のお絹秀吉働いている大阪働きたいと家を出たきり戻らないことを心配して来たところ、お絹妊娠していることを知り、それ以後同居し続けることになる。孫の秀太郎を「ひで坊」と呼んで可愛がっていた。そのため秀太郎成田屋預けられ以後は、常に秀太郎暮らせる日を待ちわびていた。秀太郎がひさから成田屋の子供と認められ間もなく二人で善光寺参り出かけるが、その直後一夜の病で息を引き取る成田屋家族・親戚 秀吉秀太郎の父。「だんさん」):中村嘉葎雄 成田屋先代主人臨終間際にあった先々代主人たっての願いである娘・ひさとの結婚を、主人を安心させたい一心で、幼馴染許婚お絹ありながら承諾する事情知った糸茂主人から「仮祝言だけを挙げて店を立て直したら間に入って暖簾分けさせる」との助言を受けるも経営不振続いたため、店を再興すべく袋物問屋から呉服問屋への転換をひさに提案。ひさは「船場では血を受け継いだ者が商売変えることは許されないが婿なら可能」と回答したため、秀吉祝言挙げて叩き上げ中番頭から主人となり経営状態好転するその後自身同時に妊娠していることを知ったひさがお絹自宅乗り込み、そこで二人とも出産したことが醜聞となって成田屋信用失墜する秀吉は店を出ようとするが、奉公人たち説得されて「店が立ち直るまで」との約束で店に残る。だが業績不振続き倒産寸前追い込まれるが、糸茂の計らい入荷実現したモスリン商機として店は立ち直る7年後信用回復認められ出席許され大問屋の寄り合いの席で秀吉が突然倒れると、ひさは「病人追い出しては店の恥」として秀吉を店に連れ戻すが病状悪化秀吉は「秀太郎成田屋の籍に入れること、秀太郎一人前商人になったら店の財産を安造と半分半分にすること」との遺言残して死亡その夜から、お絹秀太郎丁稚として成田屋預けることになる。 おひさ(本妻。「ご寮さん」):小山明子 父親である先々代主人遺言により、番頭であった秀吉渋々結婚する長男の安造を溺愛しいつかは彼が主人となって成田屋を再び建て直す信じている。安造や治三郎らがトラブル起こすたびに仏壇向い亡き両親に嘆くように呟いていた。富江と音婚礼の場で「長女芸者上がり次女は店を裏切った丁稚結婚長男行方不明成田屋滅茶苦茶になったが、店を助けたばかりか、治三郎に金の有り難味まで教えたこと成田秀太郎こそ、自分の子供ではないが、成田屋の子供」と語り高作主人とするために秀太郎丁稚として預け決意をする。その19年後に安造が帰ってきて、秀太郎お絹同居できる日が来たときには「わてにとっても息子やった」と語っていた。 安造(本妻長男。「若だんさん」):中村健介→沢本忠雄 糸子・富江・治三郎からは「安ぼん」と呼ばれている。幼少時からひさに甘やかされ育ち落第浪人繰り返した挙句に金を積んで入学した私立大学予科1年素行不良のため退学処分となる。治三郎影響放蕩限りを尽くし実家居場所失い愛子神戸間借り生活を始めるが自ら働くことは殆んどなかった。弁護士名乗る詐欺師木下先生仰ぎ彼の「君は大人物だ」という言葉を心の支えとしていた。その木下騙されてひとり大連に向かう貨物船乗せられる直前生まれた子供高作愛子とともに富江成田屋引き取り、後に秀太郎育てられる高作出征する当日偶然に戻ってきた彼は高作から「秀おじさんお父さんのために不幸になった」と責められる。謝らなければ自分父親としては秀太郎しか映らないと言われた彼は、秀太郎土下座して謝罪する。だが秀太郎は「兄の留守を弟が守るのは当たり前」と語り、ついに成田屋家族全員から「成田屋の子供」として認められる。 糸子(長女、安造の姉。「とうさん」):中島香葉子→藤吉美加土田早苗 糸茂主人評するところ、「父親譲り才覚母親譲り気位の高さ」を併せ持ち、そのため秀太郎に対して複雑な心情抱いている。浪速女学校卒業後薬問屋一人息子恋愛関係になるが安造の行状原因破談となり、自殺を図る。後に父親遺言を果たすために一度芸妓となって糸路名乗るが、秀太郎奔走によって実家に戻ることが決まったとき、秀太郎涙ながらに弟と認める。続編最終回では直助結婚していた。 富江次女、安造の姉、糸子の妹。「こいさん」):星亜希子岡崎友紀 向学心強く一度卒業した四ツ橋女学校再入学した後に東京の日本橋商業大学首席合格(後に入学辞退)。学費を出させた糸茂からの交換条件として働くことになった糸茂商店東京支店川(音)と再会。後に秀太郎二人結婚についてひさの了解とりつけ、それを機に彼を弟と認める。 分家三郎(ひさの叔父。「ご分家はん」):高田次郎 ひさ・糸子・冨江からは「おじさん」、安造からは「おったん」と呼ばれている、成田屋最大トラブルメーカー秀吉死後、ひさに代って主人同然立場成田屋入り込むが、店の金を着服し放蕩することのみに執心し経営顧みることは全くなかったあることないこと、ひさに注進するが悉く策略失敗する行方知らない探す富江騙し彼に瓜二つの男に渡そう企てて失敗した挙句、その報復から逃れて身を隠すために、秀太郎説得され東京彼の仕事手伝うことになる。金の有り難味を知った彼は、人目避けてひさに富江への結婚祝の現金だけ預け、再び仕事の待つ東京へ戻って行ったお秋(治三郎の妻):月丘千秋 興奮する周囲見境なく物事を口にする性格で、おひさが産気づいた際に、出産必要な道具類お絹自宅成田屋大八車持ち込もうとして、世間醜聞知られてしまうことになる。秀吉死去伴って三郎成田屋住み込んだことがきっかけとなって離婚していたことが、後にひさの口から語られている。 成田屋奉公人とその家族 忠助成田屋大番頭平野石平):三浦策郎 孝助(成田屋中番頭→同・大番頭支配人):石井均 おいし(孝助の妻):石井富子 たか子(おいしの連れ子):千村みさき 直助成田屋番頭直七→同・中番頭→営業部長):田中直行 豆七(成田屋手代・豆吉→同・小番頭営業部店内課長、姓は尾形):はなとまめ(現・坂本小吉) 捨吉成田屋手代富山県出身、姓は富田):椎名茂 吉(捨吉の弟):諏訪威策 音秀太郎先輩丁稚川音吉。但し続編では音田):鹿股祐司倉岡伸太郎 秀吉可愛がられ恩義感じて、店の者に知られずに秀太郎会わせる段取りをしていた。秀吉丁稚となってからも面倒を見ていたが、彼がお光とともに糸茂に通じていたことがひさに知られ成田屋追われるその後担ぎ呉服」で生計立てていたが、商いイロハを学ぶべく糸茂商店名古屋店入社するその後同社東京支店長として大学受験のために上京し見習い事務員として採用され富江再会するが、女学生制服を巡るトラブル契機となって秀太郎助けるために糸茂から解雇名目富江とともに大阪に戻る。その後富江結婚して3人の子供の父親となる。 田中みよ(ミシン先生製造部長。「みよ先生」「おみよさん」):柴田美保子 山中作造屋台うどん屋営業部地方課長):谷幹一 東京恵比寿造船業を営む家庭生まれるが、安藤(=木下)に騙され実家は全財産を失う。その後、職を転々とした後に大阪でうどんの屋台営んでいた。倒産寸前成田屋に糸茂の指示で客になりすまして買い付け行ったり、その数年後丁稚なりたて秀太郎掛取り同行した過去がある。江戸っ子気質喧嘩っ早い一面もあるが、後に成田屋主人推挙されたばかり秀太郎再会ステテコ発案大きく貢献したり、芸者となった糸子を実家帰らせるために一役買うなど、秀太郎のよき協力者となる。 お松成田屋女中):国原美秋 お竹成田屋女中):千村克子 お梅成田屋女中→賄部長):臼間香世 同業者取引先 糸茂(同業問屋主人):小沢栄太郎 船場総大将で、秀後見人商売私情をはさむことを嫌う厳格な性格である反面、ひさとお絹同時に出産した醜聞成田屋倒産寸前となったときにモスリン仕入秀吉助けたりステテコ大量生産必要なミシン輸入に際して秀太郎配慮するなど、常に成田屋を気にかけている。 お光成田屋女中):亀井光代 糸茂の妾子。同じ境遇にある秀太郎を守るため糸茂の密命を受け、秀吉葬儀のときから成田屋女中として入る。音とともに成田屋追われるが、成人した秀太郎再会した時には小料理屋女将となっていた。 正治達磨堂長男):仲真貴 音東京時代友人ステテコ大量生産巡って成田屋対立、治三郎画策して偽物ステテコ市場流通させる。 綾(正治の妻):南美川陽子 正治単身上京していた間に商才頭角現したために義父信頼厚くなり、正治から疎ましく思われ離縁迫られるひたむきな秀太郎密かに思いを寄せ偽物ステテコ駆逐するために成田屋協力する柳原商会社長高峰三枝子 「ストツキング」の製造販売主力として関東商圏経営している。関西人に対して含むところがあり、成田屋から持ち込まれ関東におけるステテコ製造依頼耳を貸そうとしなかったが、間違えて持ち帰りかけたシャープペンシル返却するために社長室戻ってきた秀太郎信用して商談成立することになる。このとき秀太郎同行して上京した作造は、その祖父母がかつて柳原家仕えていたことは知っていたが、駆け落ちして所帯をもったことは柳原社長から聞くまで知らなかった。 安造の関係者 美代子富江友人):江夏夕子 富江女学校時代同級生。安造に弄ばれ捨てられたために自ら小指切断した妹(後に死亡)への責任問題にするため成田屋現れる愛子(安造の妻):生田悦子 丑吉(続編では丑造。演・三上真一郎)の内妻で、成田屋財産を狙う木下命令女給として安造に近づく秀太郎主人として推挙されたことを機に成田屋飛び出した安造と神戸同棲神戸小川姓を名乗っていたことがある真偽不明同地高作出産するが、成田屋引き取られ間もなく肺病発症し高作秀太郎託して命を落とす。なお本名千代。 ぼたん:高橋牧子 カフェー愛子とともに働く女給だったが、舌っ足らず甲高い声災いしてか、店を転々としていた。成田屋飛び出した富江面接先の店で知り合い劣悪な環境住んでいることから富江説得され成田屋で働くことになる。なお本名トミ子木下弁護士装う詐欺師):垂水悟郎 成田屋財産狙って愛子使い安造に近づく一度失敗するが、治三郎動かして実印持ち出させ借用書捏造し、その担保として成田屋不動産騙し取っている。過去東京安藤の名で作造実家財産騙し取っていた。但し木下(名は弥三郎)・安藤どちらか本名なのかは劇中では詳らかにされていない九助(「判九」主人):三浦策郎 神戸生田判子屋を営む傍ら、店の二階を安造と愛子間貸ししている。 さくら女将浅香光代 糸子の関係者 山岡先生:仲真貴 糸子の担任の先生初恋の人。 清(糸子の恋人):大和田伸也 薬問屋漢水堂の一人息子。糸子と恋愛関係にあったが、安造の行状原因として両親反対さ破談となる。 重の屋の女将香川桂子正編)→月丘夢路続編) 中の屋(続編では路の屋)の女将村田知栄子 糸路を預かる芸者置屋女将鴻池ご隠居内田朝雄 米忠:伊藤雄之助 堂島米相場師で料亭・重の屋の客。丁稚時代恋心抱いていた今は亡き米問屋長女面影を糸子に重ねている。木下成田屋不動産取り上げられたことを知った糸子の願いを叶えるため、不動産買い戻し安造の名で秀太郎渡そうとするが、「丁稚気持ち」を語る秀太郎理解示し代金受け取る。後に糸子を成田屋帰らせるに際して陰か秀太郎協力するナレーション渡辺富美子

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