登場人物III
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「服部半蔵 影の軍団」の記事における「登場人物III」の解説
影の軍団 多羅尾半蔵:千葉真一 軍団の頭領。忍装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、刀の鞘には刃や目潰しが仕込まれており、敵に応じて太刀・体術を使い分けて戦う。千愁尼の元を訪れたり、旅に出る際は僧侶の姿で短い錫杖を武器にする。普段は「鶴の湯」の釜炊き。釜炊き以外にも、三助や按摩の腕が良いため、女性客からは評判が良い。本作品では毎回の敵の首魁に対するとき「我が身既に鉄なり。我が心既に空なり。天魔伏滅」という決め台詞を言う。 手妻のお蝶:志穂美悦子(第1話 - 第14話、第26話) 鳥追いや壷振り、花魁、公家女中、腰元などさまざまな変装をする。女盗賊でもあり、隼太からは「姉御」と呼ばれている。公儀に仕える忍びの家系だったが、内情を知り過ぎたがために家族を公儀によって殺された辛い過去を持つ。唯一濃緑色の戦闘服でスカーフの色は赤。普段は居酒屋の女将。第14話で負傷し、竜軒に治療してもらい、一先ず江戸を離れ、最終話に復帰する。 暴れ独楽の佐助:真田広之(第1話 - 第8話、第13話、第14話、第16話、第25話、第26話) 二連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆っていたが、第7話から他の軍団員と同じようになる。スカーフの色は白。表の顔は身軽な独楽芸人で、独楽を手裏剣代わりに投げるが、時には刃や火薬を仕込んだ独楽も使用。 竹林虎麻呂:蟹江敬三(第10話、第12話 - 第14話、第20話 - 第23話除く) 半蔵の片腕的存在。お蝶からは「虎さん」、隼太、雉子郎、竜軒からは「アニキ」と呼ばれている。スカーフの色は黒。表の顔はインチキ祈祷占い師で、からくり長屋に住んでいる。最終話で公家に変装して様子を窺っていたが、半蔵が強敵に苦戦していたため、強敵を押さえ込み、身を挺して、半蔵に刺される覚悟を決め、強敵と一緒に死亡。 むささびの隼太:黒崎輝(第1話 - 第4話、第14話 - 第25話) 類まれな脚力、跳躍力を持つ。軍団員で唯一、刀を逆手持ちで戦う。お蝶の子分でもある。スカーフの色は青。普段は飛脚。25話で死亡。 ビードロの猪之吉:立川三貴(第13話まで) 長崎仕込みの南蛮技術で主に医療からくり担当。潜望鏡を設置したり、笛の音で居場所を特定する探知機を開発したりと誰もが一目置く技術を誇る。また、外科手術や薬品の分析もそつなくこなすほどである。オランダ人と日本人のハーフ。母親は里を離れ、長崎で遊女をしていたところカピタンの父親と出会った後に生まれた。スカーフの色はグレー。表の顔は細工師で、からくり長屋の住人で虎麻呂の隣人。茶髪の月代の鬘を被り、地毛も茶髪。13話で女主人を助けるために単身乗り込んで死亡。 つむじの大六:誠吾大志(第1話、第2話、第4話 - 第14話、第26話) 遠目、遠耳でカンがきく。お蝶の相棒である。スカーフの色はこげ茶。普段は居酒屋を手伝い、月代の鬘を被っている。第14回で傷を負ったお蝶の付き添いで一旦江戸を離れた。最終回お蝶と一緒復帰したが、虎麻呂が化けた公家を監禁して、敵の動向を見ていたが敵に見つかってしまい、斬られて死亡。 霞の雉子郎:崎津隆介(第3話、第4話、第14話 - ) 小太刀2刀流(右手は順手、左手は逆手)の使い手。第3話で半蔵に呼ばれ、軍団に加わる。スカーフの色は青緑。表の顔は左官屋。職業柄、高所が得意。 ギヤマンの竜軒:河原崎建三(第14話から) 南蛮技術を学んで長崎から帰ってきた、医療からくり担当。猪之吉の後釜として半蔵に呼び出された。表の顔は辻講釈師で、猪之吉の部屋にそのまま住み着く。手八丁口八丁な人柄で、猪之吉と比べると技術者より医者に近い存在。スカーフの色はグレー。最終話で先走って敵の罠に掛り、光貞の偽物の籠に仕掛けられた火薬が爆発、爆破に巻き込まれ、半蔵たちの治療むなしく、看取られて死亡。 十六夜のお鈴:中村晃子(第6話、第15話 - 第23話) スカーフの色は赤紫。普段は半蔵と同じ風呂屋のお茶汲み係。からくり長屋の住人。シングルマザーに憧れている(第22話)。第23話で、半蔵が倒した天変丸(第9話)の弟である次兄と末弟から天変丸の妻を助け出すため、僧の扮装で単身乗り込み、手下たちに刺され死亡。 千愁尼とその配下 千愁尼(本理院孝子):岸田今日子 家光の正室。自らが紀州藩主・徳川光貞に命を狙われたことから自分の死を偽装し、落飾。尼僧寺「千愁庵」の庵主となり、大火で死んだ霊を慰めながら半蔵と手を組み光貞に立ち向かう。半蔵からは「尼御前(あまごぜ)」と呼ばれている。 小笛:司瑠美子(第9話 - 第11話、第17話、第18話、第22話を除く) 侍女。尼僧の姿をしている。 陽炎:秋野暢子(第17話 - 第25話) 半蔵ら影の軍団とも接点を持つ。戸田一族出身。武器は弓矢。 深雪:小川知子(第4話まで) 火事による本丸消失の責めを負って切腹した、牧野兵部の妻。 由布:岡まゆみ(第7話 - 第10話) 琉球一族の娘。幼少のころ、目の前で父親を殺され、攫われた母を探しに江戸に来たが、護衛の者を全員殺されてしまい千愁尼を頼る。 お仙:松尾嘉代(第11話、第12話) 千愁尼の配下。商人の両親を殺され、財産を奪われて以来、心の中で徳川の世を憎む。 幕府関係者 小野次郎右衛門:青木義朗(第1話) 土井大炊頭:伊沢一郎(第1話) 板倉周防守:佐竹明夫(第1話) 紀州藩関係者 徳川光貞:小沢栄太郎(第1話、第6話、第14話、第26話) 徳川御三家の一つ、紀州藩主。幕府から政権奪取を企む。 久世大和守:菅貫太郎(第4話まで) 光貞の配下。 市井の人々 おりん(第1話 - 第12話、第15話 - 第20話、第23話 - 第25話):樹木希林 「鶴の湯」の女主人。半蔵の雇い主だが、半蔵に惚れている。半蔵を「半ちゃん・半公」と呼ぶ。 お君:栗田陽子(第25話まで) 従業員。半蔵によく金を貸しているらしい。 師匠:高橋利樹(第1話 - 第8話、第15話 - 第17話):上方の女形の師匠。「鶴の湯」の常連。
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