登場人物2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 16:58 UTC 版)
万寺るみ子(まんじ るみこ) 女性向けアダルトショップ「スイートベリー」の店長。誕生日は4月23日か24日のどちらか(2巻P54にある受精日8月5日から起算)。 経営のかたわら、ヒット商品となる新たなグッズの開発を行う。最終的にはそれで特許をとりセレブとなり、かつ、マスコミの寵児となることを夢見ている。 作品のアイディアは(自発的に思いつく場合もあるが)、飯尾ナホやその他の人との会話や小耳にはさんだ話題から思いつく場合が多く(その際、「ビジネスチャーンス!」と叫ぶ)、セフレ等の協力で試作品を作ってもらい実験をするも、企画倒れになることも多い。 転んでもただでは起きない(懲りない)性格で、ひとつのアイディアが失敗しても、すぐにそれを応用した別のアイディアを思いつき実行して、飯尾ナホなどをあきれさせる。そのため、時には当初もくろんだものとは違った商品が出来上がり、それが功を奏する場合もある。 商品名はダジャレを駆使したものをつけることが多い(他人のダジャレには冷めた意見を言う)。 時には、強引な経営戦略が飯尾ナホから異議を唱えられることもあるが、珍妙な理論で押し通す。その態度を飯尾ナホからは「山師」と冷視される。しかし、その一方で店に来た客の顔と何を買ったかを隈なく覚えていたり、利益の取り分を協力者(後述の女性占い師)に多く譲ったりと、経営者として良好な面も見せることがある。 何人かのセフレがいる(1巻P85及び2巻P85では「108人」とのこと)が、男だけでなく(後述の)女性占い師もいる。 「スイートベリー」の経営以外にも、シードデイ(受精日)占いのHP開設、ラブドールカフェ、SEXテクニック講座など、あらゆる性の営業活動も行う。 子供の頃はしつけの厳しい家で育ち、ある日家でアダルトビデオ(洋物)を見つけ、そこに映し出されたSEX描写が楽しそうに見え、以後SEXに憧れながらオナニーにふける少女時代をすごす。初体験時に互いに気持ちよくなるために、相手の男に自分のして欲しいことを言ったり、相手の求めることを聞いたりしたため、そのことで「遊んでいる女」と思われてしまう。そのことから、女性の多くが気持ちよくなれる術を知らず、上手い相手と偶然に出逢うしかないといった受身の状態であることに疑問を覚えたのが、アダルトショップを開くきっかけとなる。 飯尾ナホ(いいお ナオ) 「スイートベリー」の従業員。メガネをかけており、自称「腐女子」でBL好き。誕生日は閏年でない年の9月5日。 「クソ虫ちゃん」という(腐女子の)友達がいる。 「腐女子」ではあるが、フツー女子モードと腐女子モードを切り替えて生活しており、歯の浮くような言葉などにロマンを覚えるといった美的センスで周囲を興ざめさせたりする。その一方で、暴走しがちなるみ子をたしなめたり、るみ子のアイディアに対して注意を喚起したりするなど、従業員にしてるみ子の経営上のアシスタントともいえる。 しかしながら、ディスプレイとして店に置いていたリアル・ドールに愛着が湧きすぎたり、ラブドラッグの通販で親しくなった客に情を移してしまったりと、店の営業に対してシビアになりきれない面もある。 るみ子に最も近い位置にいるため、彼女考案のアダルトグッズの試作品モニターを真っ先に命じられ恥ずかしい思いをしたり、休日に突然呼び出されたりと、散々な目にあうが、るみ子の破天荒なバイタリティには呆れながらも(実は)好感していたようである。 ときどき、るみ子の発言に対しツッコミを入れるなど、漫才のようなやりとりもする。 イオくん 飯尾ナホの彼氏。飯尾との仲は良好。飯尾は、ゆくゆくは彼と結婚するつもりでいる。 飯尾がアダルトショップに勤めていることや「腐女子」であることは、特に気にしていない。 飯尾が頼まれた試作品モニターの相手は、当然彼となる。飯尾の仕事のためならと、協力を惜しまない。 アナ・ガバー 巨乳のイタリア人女性。1巻P109で初登場。長い黒髪で前髪を切りそろえており、ショートパンツのヘソ出しルックでメガネをかけている。 自慰が好きで、イタリアから自慰の研究のために日本に来て、るみ子の評判を聞きつけ(るみ子はバイブの研究者として有名らしい)、「スイートベリー」を訪ねてきた。 自らが開発したウオーターバイブをるみ子に試用してもらい、るみ子に感心され、以後協力関係になる。 その後は、発電機付きディルドーの開発、女性向けAVへの出演、処女判別入浴剤のモニターなどに活躍する。 女性占い師 ロングヘアの街頭占い師。レズビアン。誕生日は12月8日(2巻P54にある受精日3月21日から起算)。 「スイートベリー」で無料占いサービス(るみ子のにわか素人占い)を行った際に客としてやって来た(1巻P43)。恋人(女性)との不仲の悩みを看破され、その手腕に感激する(実際には、占いではなく、るみ子の記憶力と洞察力によるもの)。 その後、るみ子と深い仲になり、正式に店付きの占い師として雇われる。るみ子のことを「お姉さま」と呼んで慕っており、その発想力に心酔している。 シードデイ(受精日)占いのサイトの開設に際し、占い師として協力する。 見た目が儚げで頼りなさそうな印象があるため、占い師としては不遇の日々を送っていた。そのためシードデイ占いが評判を呼び、本が出版されることになったときには、るみ子から利益の40%の取り分を提示されるも、本人は占い師として認められただけで十分だと言った。しかし、るみ子の厚意により90%の取り分を与えられる(2巻P56)。 このほか、『あそこの処方箋』からは、阿蘇子、龍樹、ミチカ、寺尾さん、近藤むかえが登場した。また、逆に『あそこの処方箋』には、飯尾ナホ、イオくんが登場している。
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