登場人物IV
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影の軍団 十五代目服部半蔵:千葉真一 伊賀服部家の十五代目で、影の軍団と全国の伊賀衆を束ねる頭領。市井の人々を苦しめる悪を倒すべく、影の軍団を率いる。また、倒幕に関わる事件にも影として関与していく。忍者装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆い、両腕に手甲をはめている。敵に応じて太刀・兜割り(鎧通し)・体術を使い分けて戦う。表の顔は柳橋のよろず屋「べんり屋」で少しドジな人足の半助。いつも白ポニーの五郎が引く馬車に乗りながら、「べんり屋」を宣伝している。語尾に「ござんすよ」をつけて話すのが特徴。孤児になった弥一を引き取り、ゆくゆくは後継者にしようと第11話から育てていく。 さつき:池上季実子(第1話 - 第4話、第7話 - 第10話、第12話、第15話、第16話) 半蔵の妹。刀や先端に鈴の付いた赤い組紐を使用。表の顔は芸者。勝麟太郎とは相思相愛に近く、お才と張り合う。スカーフの色は水色(第1話のみ)紫(第2話以降)。第16話で里に帰っていった。これは、演じていた池上が妊娠し降板したため。 あやめ:美保純(第1、3 - 5、7 - 9、13、14、17、18、24 - 26話) さつきの妹分。さつきと同じ芸者だが、口やかましく言動・行動が男勝り。精神的にまだ未熟で喜怒哀楽が激しく、やや冷静さに欠ける面がある。戦法は針で急所を刺す、スカーフで首を絞めるなど多種多様。スカーフの色は赤。 瓢斎:橋爪功(第1 - 3、5 - 10、13、14、17、18、21 - ) 参謀格で釵や電流手袋を使用。スカーフの色はグレー。表の顔は「べんり屋」の按摩師兼手相占い師。 菊次:石田純一(第1、2、4、5、7、10 - 12、15、16、19、20、23、24、26話) 爆弾・薬物のエキスパート。写真を撮るなど、時代の先進的な物にも詳しい。スカーフの色は緑。女にモテル優男で撫で付け髪でいることが多いが、ムシリの町人髷になることもある(第2話、第23話、第26話)。表の顔は「べんり屋」の行商人。 がま八:大葉健二(第1 - - 、6 - 12、15、16、19、20、23 - ) スキンヘッドに十字手裏剣を付けた鉢金をつけ、携帯している仕込み槍で戦う。体術も優れている。スカーフの色は黒。表の顔は「べんり屋」の船頭。月代の鬘を被る(第20話以降)。 善九:伊原剛(第1、3 - 10、13、14、17、18、21、22、25 - ) 戦闘では2刀の鎌を使用。スカーフの色は白。表の顔は「べんり屋」の飛脚。たまに月代の鬘を被っている(第1話、第7話など)。 お松:澄川真琴(第13話、第14話、第17話、第18話、第21話、第22話、第25話を除く) スカーフの色は薄い橙色。表の顔は「べんり屋」の女中。最終話で井伊の屋敷に潜入するが、見つかってしまい大勢の配下に斬られて力尽き死亡。 弥一:岩戸隼人 祖父と暮らしていたが、事件を目撃した祖父が邪忍衆に殺されて孤児となり、半蔵が引き取る(第1話)。半蔵はゆくゆく後継者に育てようと考え、忍者としても修行をしていき、髪も短くなった(第11話)。敵に捕捉され囚われて拷問されるも、縄抜けの術で脱出する(第13話)。半蔵と同様の忍装束で敵を撹乱した(第21話)。 お蓮:志穂美悦子(第1話、第6話、第11話、第12話、第21話) 半蔵に次ぐ副頭領で紺色の戦闘服を着用。スカーフの色は黒紫色。主に激動の京(京都)駐在で、べんり屋京都支店にも出入りする、そのために単独行動が多い。鳥追い姿で活動し、仕込み三味線・リボルバー・分銅の付いた赤い組紐などを使用。 隼太:黒崎輝(第13話、第14話、第21話、第22話、第27話) 元々は隠れ里に住んでいたが、隠れ里を襲われ、義妹のトキと江戸へ逃げてきた後、軍団へ加入。表の顔は「べんり屋」の飛脚。常に刃のついた鎖分銅を携帯している。スカーフの色は赤紫。 トキ:千原麻里(第13話、第14話、第17話、第18話、第21話、第22話、第26話、第27話) 隼太の義妹で、一緒に江戸へ逃げてきた後、軍団加入する。スカーフの色は水色。表の顔は「べんり屋」の飛脚で、男勝りの韋駄天を見せる。 お蝶:MIE(第19話、第20話、第22話、第23話、第26話、第27話) 通称はオランダお蝶。うんすんカルタを手裏剣のように使い、極秘任務を主とする。「べんり屋」に来る時は髪結いで現れ、それ以外は飛脚に変装したり、路地でカルタの占いをしている。スカーフの色は濃いピンク。 幕府関係者 勝麟太郎:真田広之(第1 - 6、8、9、11、12、14、15、18、20、21、24、27話) 幕府の海軍奉行。長い歴史の中で、密かに語り継がれてきた軍団の存在を信じ続け、現れる日を待ち望んでいた。開国し新しい時代をつくるため、事ある毎に柳橋の「べんり屋」に現れ、半蔵に協力を依頼する。志しの大きな青年だが、常に無一文に近い状態で方々に借金をしていて取立てに追われている(第3話)。 井伊直弼:成田三樹夫(第1話、第3話、第7話、第8話、第12話、第14話、第20話、第26話、第27話) 幕府最高の権力者。掃部頭。堀田と熾烈な争いにより大老職に就任。開国した張本人であるが、実は再び鎖国を目論んでいる。権力を自らの手中に収めるべくさまざまな陰謀を企て、甲賀衆を配下に使い、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。江戸市中では井伊の赤鬼と恐れられた。 堀田正睦(第1話、第3話、第7話、第11話、第14話):山本學 井伊直弼と大老職を争った麟太郎の師匠。備中守。第14話で井伊が放ったニセ軍団の襲撃により死亡。 村山大蔵:菅貫太郎(第1話、第5話、第7話、第8話、第12話、第14話) 国事監察目付で井伊の配下。第14話で堀田の暗殺に成功するも束の間、半蔵に首を刎ねられて井伊の祝いの席に送られた。 鬼源:ストロング金剛(第1話、第2話、第8話、第14話、第18話) 本名は鬼頭源太夫。村山の配下で、怪力の同心。第14話で失態を犯し、村山に見限られてクビになる。その後は髷を落としてスキンヘッドになり、「べんり屋」の人足に転職する。 土井宗清:綿引勝彦(第2話) 書院番頭。旗本4千石。勝たち開明派を狙う。 滝川:奈月ひろ子(第4話、第18話) 大奥の将軍付御年寄。勝麟太郎の叔母。 篤姫:賀田ゆう子(第4話) 徳川家定御台所。第14代将軍争いに関わる。 幕末関係者 近藤勇:天知茂(第10話) 浪人時代に半蔵と知り合う。 坂本竜馬:世良公則(第11話、第12話) 土佐の脱藩浪士で勝麟太郎の弟子で、倒幕に関わる。蜘蛛が苦手。 高野長英:中野誠也(第19話、第20話) 入牢していたが、牢に放火して脱獄する。すぐに要注意人物として幕府に指名手配されるも、お蝶に匿われていた。第20話で顔を焼き、名を変えて外科医に成り済ますが、命を狙う蜘蛛太夫に首を刎ねられる。 徳川斉昭:中山昭二(第27話) 御三家水戸藩藩主。水戸中納言。井伊の政敵。 島津斉彬:西沢利明(第27話) 薩摩藩藩主。薩摩中将。水戸斉昭の同志。 甲賀組 楯岡道雪:亀石征一郎(第4話、第13話、第17話、第25話 - ) 公儀お庭番・甲賀衆頭領。半蔵の宿敵。私利私欲のために甲賀衆を使い、時の幕府の支配者である井伊直弼の指示を受けながら、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。 市井の人々 牡丹:樹木希林(第16話 - 第23話、第26話を除く) 柳橋のよろず屋「べんり屋」の店長で元祇園の芸者。お狸様を信仰し、信楽焼きの狸を置いている。半蔵を「半公」と虐げているが、実は片思いしている。 お才:范文雀(第1話、第3話、第15話 - 第23話) かつて柳橋で芸者をしており、当時は井伊の馴染みだった。劇中時点では小料理屋「大福」を営んでいる。狐様を信仰し、そのことで牡丹とやりあうことも。第15話で牡丹が長崎の整形手術に行った時、代わりに「べんり屋」の店長を引き受けた。勝麟太郎に好意を抱き、さつきと張り合う。 お梅:藤沢ふゆき 「べんり屋」の女中。お松が休みの時にべんり屋に在籍。 ツル:田村奈美 「べんり屋」の女飛脚。トキが休みの時にべんり屋に在籍。 ローラ・ウィップル:ビクトリア・ハースト(第22話) 神奈川在中アメリカ領事の娘。親日派の好奇心旺盛なお嬢様。ひょんなことから「べんり屋」の面々と仲良くなる。基本的に英語で話すが、日本語も少し話せる。 おみね:加藤由美 「大福」の女中。
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