各務鉱三とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 各務鉱三の意味・解説 

各務鑛三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 13:08 UTC 版)

各務 鑛三(かがみ こうぞう、1896年3月3日[1] - 1985年12月3日[1])は、日本ガラス工芸家カガミクリスタル創業者。日本藝術院賞受賞。岩田藤七と並び、ガラス工芸を美術品の領域まで高めた[1]

経歴

岐阜県土岐郡笠原町(現多治見市)出身[1]。1913年、愛知県立瀬戸陶器学校(のちの愛知県立瀬戸工科高等学校)卒業[1]。1914年、東京高等工業学校(のちの東京科学大学)附設工業教員養成所工業図案科選科修了[1]。同期の芹沢銈介、1期下の濱田庄司とは生涯交友を持った。同年同校雇員、1917年、同校窯業科嘱託教員[1]平野耕輔の移籍に伴って、1920年、南満洲鉄道窯業試験所入所[1]。1927年からドイツシュツットガルト美術工芸学校に留学し[1]ウィルヘルム・フォン・アイフ校長に師事[1]。学生仲間のハンス・モデルとは生涯交友を持った。1929年に帰国後[1]、1930年に独立し[1]滝野川に各務クリスタル工芸硝子研究所設立。1932年、13回帝展に初入選[1]。1934年、西六郷に各務クリスタル製作所(のちのカガミクリスタル)を創設し[1]、日本初のクリスタルガラス専門の一貫生産工場を整備。同年、15回帝展で特選を受賞[1]。1937年、パリ万国博覧会銀賞受賞。1939年、ニューヨーク万国博覧会名誉賞受賞。1953年、芸術選奨文部大臣賞受賞[1]。1958年、ブリュッセル万国博覧会グランプリ受賞[1]。1960年、日本芸術院賞受賞。1962年、黄綬褒章受章。1966年、勲五等双光旭日章受章。1981年、紺綬褒章受章[2][3][4][5][6]

著書

  • 『硝子の生長』七丈書院 1943年

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 各務鑛三 :: 東文研アーカイブデータベース”. www.tobunken.go.jp. 2021年11月7日閲覧。
  2. ^ 各務 鉱三(読み)カガミ コウゾウ20世紀日本人名事典
  3. ^ 各務鑛三 かがみ こうぞう東京工業大学130年史
  4. ^ 各務鑛三文研アーカイブデータベース
  5. ^ 企 業 探 訪筑波総研
  6. ^ 工業図案科の設置と図案教育の重視東京工業大学博物館



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  各務鉱三のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「各務鉱三」の関連用語

各務鉱三のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



各務鉱三のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの各務鑛三 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS