劇中での描写・変遷(リメイクアニメ)
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宇宙戦艦ヤマト2199 / 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 イズモ計画用の移民船として建造が進められていたが、劇中1年前のイスカンダルからの技術供与により、宇宙戦艦ヤマトとして完成させられ、イスカンダルまでの航海を行う。なお、戦艦大和の残骸への偽装については、海底ドックで建造していた当時に飛来した遊星爆弾の爆撃が原因の地形変化や海水蒸発により、艦体が地表に露出してしまったためと理由付けされている。 『星巡る方舟』では3Dモデルが若干改良されており、『2199』で手描きによって補完されていたディティールの一部がモデルに組み込まれている。 『2199』制作時、デザインを担当した玉盛は航海途上での改修による形状変化なども考案していたが、単艦での未知の航海というストーリーゆえに大幅な改装はやや無理があることと、3Dモデルを作り直す手間がかかったり、使用モデルを間違えるミスが起きる可能性もあったりしたため、実現しなかった。また、制作初期のラフ画稿では、イズモ計画時代の艦のデザインも描かれている。 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 軍籍を消されてコスモリバースシステムの依り代となっていたが、軍の「波動砲艦隊計画」による大改装を受けて戦列復帰が決まる。決起したヤマト乗組員によって無断発進した後、ガミラス大使館による地球政府への交渉を経て、テレザート星への航海を追認される。 本作では前述の通り改装が施されたという設定で、デザインが若干変更されている。上述の『2199』での改修案に、『さらば』のデザインの要素を取り込んだものとなっている。外観上のデザイン変化としては艦首が切り詰められて艦尾ノズルが大型化されているほか、艦体側面の肥大・喫水線の上昇・パルスレーザーの増設・第四艦橋の増設などがある。艦内には関しては、居住区画が削減されて艦内工場が新設されていることや、第一艦橋のレーダーが『さらば』に準じたものになっていることなどの変更点がある。 本来はイズモ計画用に建造されたという設定にちなんで「アステロイドシップ」が使用されており、旧アステロイドリングに相当する「ARGOシステム」として応用されている。 物語終盤にはさらなる大改装が施され、最終決戦仕様となる。艦の内外に波動実験艦 銀河からさまざまな兵装やシステムが移設されているほか、外観上のデザイン変化としては対空兵装の増加やコスモレーダーの大型化が挙げられ、艦載機はコスモタイガーII三座型に積み替えられている。 玉盛は、デザインを現代にふさわしいものという視点で捉え直してCGならではの表現も取り入れ、必要なものを入れて不必要なものを描かないようにしたという。
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劇中での描写・変遷
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「ヤマト (宇宙戦艦ヤマト)」の記事における「劇中での描写・変遷」の解説
宇宙戦艦ヤマト 戦艦大和の艦体を改造して、宇宙戦艦ヤマトとして生まれ変わり、地球を救うための放射能除去装置を受け取りに、イスカンダルまで旅をする。 航海途上、敵の攻撃を受けながら艦体修理を続けられるようにするため、真田志郎の発案による「アステロイドシップ計画」が採用されている。これは小惑星に反重力感応器を打ち込み、ヤマトに引き寄せて装着して擬装する(アステロイドシップ)とともに、攻撃を受けた場合に感応器を操作して小惑星群を艦体の周囲に回転させ(アステロイドリング)、敵の攻撃に対する盾として利用するというものである。なお、ヤマトの初期企画案に「小惑星(岩)にエンジンや武装や艦橋などを艤装し、そのまま船にしてしまう」という奇抜なアイディアがあり、アステロイドシップはその名残である。 第26話では、真田が密かに開発していた追加装備である、敵の光学兵器やエネルギー兵器を反射させる特殊な防御装備「空間磁力メッキ」が使用される。 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 防衛軍上層部の意向により、廃艦処分のうえで記念艦として残されることが決定したが、防衛軍に反発した旧ヤマト乗組員により無断発進する。その後、テレザート星においてテレサから白色彗星帝国の存在を教えられ、地球に戻って白色彗星帝国軍と戦い、最期はテレサとともに敵の超巨大戦艦と刺し違える。 本作では、改修は特にされていない。しかし、第一艦橋のレーダーが、1つから左右に2つ並んだ形状になっているという変更点がある。『新たなる旅立ち』まではこの形状となっていた。 宇宙戦艦ヤマト2 劇中描写は『さらば』とほぼ同じだが、最後はテレサ1人が犠牲となり、ヤマトは地球へと生還する。 本作では、改修が行われている。当初の計画では最新鋭戦艦アンドロメダ同様、自動制御方式が導入されることになっていたが、無断出撃したために導入されずに終わる。その他の改良は、真田志郎や徳川彦左衛門の尽力により、計画通りに行われている。波動エンジンが改造が施されコンパクトになり、空いたスペースを利用して中型雷撃艇を搭載している。波動砲発射後のエネルギー回復力も強化された。主砲にも改良が加えられ、射程距離が長距離で10宇宙キロまで延伸されている。また、新装備として、艦首下部のバルバス・バウ内部には、探査対象空間内で過去に起こった現象をトレースして映像化することができる「タイムレーダー」が装備された。 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 白色彗星帝国戦での損傷が短期間で修復されているが、特に改修はされておらず、『ヤマト2』終了時点のままである。新たな人員を迎え、練習戦艦(訓練艦)としての任務を与えられている。デスラーよりメッセージで知らされたイスカンダルの危機から、スターシャと古代守を救うため、暗黒星団帝国のマゼラン方面軍と交戦する。 ヤマトよ永遠に 西暦2202年、地球防衛軍司令長官の命令により、真田の主導で、小惑星イカロスで密かに大改修を受けていた。そして、占領された地球を救うため、暗黒星団帝国と交戦する。 本作では、近代化のために大改装され、性能上は第一線級の戦力となっている。新生ヤマトを象徴化するように、艦首上部と艦体側面、第二砲塔上面に錨マークと、各主砲の砲身に参戦章のペイントが施されている。 本作では、艦内の各部設定デザインも新規に描き起こされている。大作戦室は拡大改装され、中央コンピューター室となった。また、第二艦橋や第三艦橋の内部、主砲発射室や格納庫などの艦内も、大幅に内装が一新されている。 波動エンジンは大幅にパワーアップ。また、増幅装置「スーパーチャージャー」を備えたことで、連続ワープ(超長距離ワープ)の使用が可能となった。 波動砲の威力は格段に向上して短時間のインターバルをおいての連続発射が可能となり、波動砲発射室が改装されて発射時の艦内電力供給停止措置も不要となった。[要出典]主砲はエネルギーチャージ式からエネルギーカートリッジ式に改良されている。また、カートリッジ化に伴いオプション弾の使用が可能になり、カートリッジに波動エネルギーを充填した「波動カートリッジ弾」が開発されている。 そのほかにも、波動エネルギーを充填した新型爆雷「波動爆雷」や、タイムレーダーを撤去した後にハッチを設け、高精度センサーである「三次元センサー」が装備されている。第二艦橋下部に全周囲モニターを用いた天体観測ラボ「全天球レーダー室」を設置している。 宇宙戦艦ヤマトIII 23世紀初頭、太陽の異常により絶滅まで1年に迫った人類を救うため、第2の地球となりうる移住可能惑星を探す航海に出る。途中、星間戦争に巻き込まれるも、シャルバート星で譲り受けた「ハイドロコスモジェン砲」によって、太陽を正常化して地球を救う。 本作では、第2の地球探しという任務に見合った改装が施されているが、外観上のデザインの変更点は特にない。舷側にコスモハウンド発進口が追加されている。第15話では、対次元潜航艇用として、亜空間ソナーが作成され、応急改造で三次元センサー部のセンサーそのものへ取り付けされた。また、第25話ではハイドロコスモジェン砲が、上甲板(自動航法装置室)へ取り付けられている。 宇宙戦艦ヤマト 完結編 西暦2203年、水惑星アクエリアスによる地球水没の危機を避けるため、アクエリアスのワープ阻止に出撃する。最終的にアクエリアスのワープを食い止めることはできず、最後の手段として、自爆によってアクエリアスから地球へ伸びる水柱を断ち切る。 本作では、艦首上部と艦体側面の錨マークは消去され、主砲への参戦章(帯の数は3本から変更なし)のみのペイントとなっている。 新たに射撃管制システムが装備された。それに伴い、第一艦橋上部に射撃管制用レーダーが追加され、第二艦橋側面にも指向性アンテナが設置されている。第二艦橋や第三艦橋の内部、主砲発射室や格納庫なども、再度内装がリニューアルされた。 主砲には対空砲弾として「コスモ三式弾」が設定されたが、劇中では使用シーンはカットされている。前部上甲板に、「探査衛星発射用カプセルミサイル打ち上げランチャー」(4連)も新設されている。 中盤では、ディンギル帝国の「ハイパー放射ミサイル」に対する防御装備として「対ハイパー放射ミサイル艦首ビーム砲」が、三次元センサーの代わりに艦首下部に設置される。 宇宙戦艦ヤマト 復活篇 西暦2220年、対ディンギル帝国戦役時のアクエリアスの水柱を断ち切るために自沈した後に修復と大改装が行なわれ、第3次移民船団護衛艦隊旗艦として再就役。『永遠に』と同様に艦首上部と艦体側面に錨マークのペイントが施されているが、第二砲塔上面には無い。また、主砲の3本帯の参戦章はなくなっているほか、艦内設備も大幅に改変された。全長は280メートルに延長され、全幅も大幅に広げられた。 艦幅が広くなって格納庫スペースが劇的に拡大し、搭載艦載機は60機に増加し、艦底ハッチは2基に増設されている。艦載機は2220年の主力機であるコスモパルサーと同重爆撃機(重爆機)仕様とコスモゼロ21へと更新され、艦首底部には突撃揚陸艇の「信濃」を格納可能となった。 第三艦橋は大型化され、電算室が設けられている。 波動エンジンは、波動炉心が6連大炉心1基に増設され、波動砲も6連射が可能となったが、発射前の充填時と発射後の再充填に時間がかかるという弱点も生まれている。 主砲がエネルギーカートリッジ式から、建造当時初期のエネルギーチャージ式に改装され、主砲発射室内の要員も再び3名になっている。また、艦首・艦尾・舷側ミサイルの使用弾頭に、バリアミサイルが追加されている。
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