ヴァンパイア (ゲーム)
(ヴァンパイア セイヴァー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 02:48 UTC 版)
『ヴァンパイア』(VAMPIRE)はカプコンが開発・販売した2D対戦型格闘ゲーム、およびその続編を含むシリーズの総称。1994年7月12日にアーケードゲームとして第1作『ヴァンパイア』が出荷された。アジア圏以外でのシリーズ名はDarkstalkers(ダークストーカーズ)。
注釈
- ^ 1995年11月に催されたイベント「としまえん VS セガサターン」にてセガサターン版が初公開されたが、これはアーケード版の各キャラクターのアニメーションパターンを完璧に再現した本当の意味での完全移植版だった。ただし、この際使用されたセガサターン本体の拡張スロットには増設メモリを搭載した特製のカートリッジが挿されていた。この時に展示されたバージョンはこのカートリッジがなければ動作しなかったものと思われる(アスペクト発行『ザ・ヴァンパイア ハンター セガサターン マニュアル Ver.2』(1996年4月、ISBN 4-89366-505-7)より)。
出典
- ^ 『ハイパープレイステーション』株式会社ソニー・マガジンズ、1995年6月1日、40頁。
- ^ 新声社「ゲーメスト」Vol. 136(1994年12月27日)第8回ゲーメスト大賞・グラフィック部門1位
- ^ 『ストリートファイター X 鉄拳 アートワークス』P184より。
- ^ 『ザ・ヴァンパイア ハンター セガサターンマニュアル Ver.2』16ページ。
- ^ ヴァンパイア セイヴァー EXエディション - プレイステーション オフィシャルサイト
- ^ Rift (2022年7月5日). “Capcom Fighting Collection Censors Sexy Secret Ending” (英語). Sankaku Complex. 2023年11月28日閲覧。
- ^ セガサターン版『ヴァンパイア ハンター』操作説明書 p. 28
- ^ 電波新聞社発行『ALL ABOUT ヴァンパイア』(1994年10月、雑誌コード 18362-11)より。
- ^ ゲーメストムックVol.88『ヴァンパイア セイヴァー ファンブック』新声社、37頁。
- ^ 『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』電波新聞社より。
- ^ a b c 『PlayStation Magazine』 No.8、通巻51号、徳間書店、1997年4月25日、115頁。
- ^ アスペクト発行『ザ・ヴァンパイア ハンター セガサターン マニュアル Ver.2』125ページ。
- ^ LINE DROP スピリットキャッチャーレイレイ 公式サイト - カプコン
ヴァンパイア セイヴァー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 18:02 UTC 版)
「ヴァンパイア (ゲーム)」の記事における「ヴァンパイア セイヴァー」の解説
前作のキャラクターのうち、業務用『セイヴァー』ではフォボスとパイロンとドノヴァンが登場せず、以下の4体が新規に追加された。 “漆黒の救世主” ジェダ・ドーマ (Jedah Dohma) 声 - 千葉一伸 魔界の救世主。魔界三大貴族の一つ、ドーマ家の当主。身長216cm、体重12 - 1002kg(可変)。紀元前4045年生まれ(1890年頃に一度死亡した後に再生)。『セイヴァー』『セイヴァー2』『クロニクル』およびPS版『セイヴァー EXエディション』とPS2版『ダクコレ』に収録されている家庭用の『ハンター2』で登場する。 かつて冥王と呼ばれ、魔界戦争の際に当時の腹心であったオゾムの奸計により、禁を破って人間界への扉を開き邪悪な魂を吸収しようとしたが、限界を超えるほどの魔力を一度に吸収したことにより自滅した。その後『セイヴァー』で復活を果たし、ドーマ家を乗っ取っていたオゾムを吸収し魔次元を作り出した。業務用の『ハンター2』には参戦していないが、エンディングの文章にて「かの者」や「冥王」などの表現で彼の存在が描かれている。 『セイヴァー』のコンピュータ戦では通常キャラクターとしては登場せず、使用キャラクターによって「最終ボス」、「中ボス」、「乱入キャラ」、「登場しない」というように登場状況が変わるが、『セイヴァー2』では最終ボスに固定された。他者の魂を自分に同化させる能力を持ち、その能力を利用し魔界の全ての魂を融合して、唯一完全の生命体になろうと企む。その体は復活に必要な最低限の魔力で構成された可変液体であって、攻撃時に見せる赤い液体は実際には「血液」ではない。ガードキャンセル技の「スプレジオ」は自分の首を斬り落として体液を浴びせるなど、人間には到底不可能な技を持つ。プレイヤーキャラクターとしてデビューする前の『ハンター』のデミトリのバックストーリーイラストで使われた彼のデザインは『セイヴァー』の物と全く違っている(これは『セイヴァー』のジェダの身体は復活に必要な魔力で構成された、言わば仮初めの肉体のため)。技名は、ガードキャンセルを除いてイタリア語となっている。 “ラブリンハンター” バレッタ (Bulleta / Baby Bonnie Hood, B. B. Hood〈ベイビーボニーフード〉) 声 - 松下美由紀 赤ずきんのような姿をした人間の少女。北欧某国の出身。身長142cm、体重37kg。スリーサイズはB70、W58、H75。『セイヴァー』と『セイヴァー2』と『クロニクル』、および『EXエディション』『ダクコレ』内の家庭用『ハンター2』で登場する。 外見は可憐だが、魔物を狩るプロの凄腕ハンター。頭巾と手持ちのバスケットがトレードマークで、犬のハリーを連れている。服の中などあらゆる部分に銃器類の武器を隠しており、戦いでは残酷でハードボイルドな本性を見せる。その金銭に対する執着心は異常で、金のためなら容赦なく敵を惨殺することを厭わない。人間でありながら「その魂はダークストーカーと同質」とジェダから評されている。 “欲望の迷い子” リリス (Lilith) 声 - 小西寛子 モリガンとよく似た姿をした少女。身長168cm、体重54kg。スリーサイズはB74、W56、H83。『セイヴァー』と『セイヴァー2』と『クロニクル』、および『EXエディション』『ダクコレ』内の家庭用『ハンター2』で登場する。 過去に3分割されたモリガンの魂の内の1つ(残りの1つはベリオールの死去と共に消滅している)が自我をもった存在。そのため、格好と技がモリガンと似ている。ただし、独自の技もあるために単なるコンパチブルキャラクターとは言えない性能になっている。業務用の『ハンター2』には参戦していないが、エンディングの隠しグラフィック(『セイヴァー2』の物と同じ画像)では姿を見せている。 『NAMCO x CAPCOM』および『クロスエッジ』では声優が今井由香に変更された。 “魂に群れなす妖蟲” キュービィ (Q-Bee) 声 - 松下美由紀 魔界に生息するハチに似た習性と人間に似た外観を持つ昆虫型の生物。全長125cm、個体重38.2kg。各部径は、腹部86cm、擬似腹部57.5cm、擬似臀部87.5cm、腹部(蜜嚢部)110cm。『セイヴァー』と『セイヴァー2』と『クロニクル』、および『EXエディション』『ダクコレ』内の家庭用『ハンター2』で登場する。 「魔蟲族」(まちゅうぞく)の一派、ソウルビー族の長 (Queen-Bee → Q-Bee)。魂を食糧としており、肉食。人間の女性の姿をしているのは人間の男を引寄せて捕食するためであり、人間の顔のように見える部分も擬態で、頭頂部の複眼が本当の目。知性は低く、カタコトでしか話せない。
※この「ヴァンパイア セイヴァー」の解説は、「ヴァンパイア (ゲーム)」の解説の一部です。
「ヴァンパイア セイヴァー」を含む「ヴァンパイア (ゲーム)」の記事については、「ヴァンパイア (ゲーム)」の概要を参照ください。
ヴァンパイアセイヴァー(ダメージ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 18:02 UTC 版)
「ヴァンパイア (ゲーム)」の記事における「ヴァンパイアセイヴァー(ダメージ)」の解説
女性化 デミトリの「ミッドナイトブリス」など。フォボスと男性キャラクターは女性化、女性キャラクターはコスプレしたような外見になる。「ミッドナイトブリス」の場合、そこからさらに血を吸われ、干からびたようになる。 切断(縦) ガロンの「モーメントスライス」など。縦に斬撃を受けてダウン、さらに縦に真っ二つになる。切断(横)同様、通常は元通りになる、KO時は切断されたまま、ドノヴァンのみ切断されない、などの特徴を持つ。なお、バレッタは縦横ともに切断が行われる。 石化 アナカリスの「ファラオサルベーション」。石化する。 閻魔石 ビシャモンの「閻魔石」。石抱による拷問を受ける。一部のキャラクターのみ専用のモーションを持つ。 さらし首 ビシャモンの「とが首さらし」。KO時のみ切断された上半身が別な物に変化して、さらし首の台の上に置かれ表示され続ける。ドノヴァンは切断されず、台には数珠の珠が一粒置かれる。 破裂 ジェダの「サングェ=パッサーレ」。ジェダの赤い体液を送り込まれ、破裂させられる。これでKOされると、切断(横)と同じ状態になる。 契約 ジェダの「プロヴァ=ディ=セルヴォ」。契約書のようなものに赤い体液で魚拓のようなものをとられる。さらにこの技でとどめを刺されると、本人は元に戻るが契約書は表示され続ける。 林檎 バレッタの「アップルフォーユー」。林檎(正確には林檎型爆弾)を渡されて不思議がる(相手の頭上に「?」マークが表示され、爆弾だと気付き「!」となった瞬間に爆発する)。 蜜 キュービィの「Qj」。粘度の高い、蜂蜜に包まれて行動不能になる。 蜂刺され キュービィの「+B」。全身を蜂に刺され、腫れ上がる。 ダンス リリスの「グルーミーパペットショウ」。シルクハットと杖で着飾り、直後に踊らされる。 ファラオマジック 『ハンター』以降はさらにパワーアップし、攻撃側がボタンを押し続けることで最後の棺が「巨大」「上下逆」という新グラフィックで表示されるようになった。KOに使った場合は、たとえば巨大で上下逆な棺がいつまでも表示され続ける。なお、『セイヴァー2』『ハンター2』では更に「小」「カイビトつき」という新グラフィックが追加された。
※この「ヴァンパイアセイヴァー(ダメージ)」の解説は、「ヴァンパイア (ゲーム)」の解説の一部です。
「ヴァンパイアセイヴァー(ダメージ)」を含む「ヴァンパイア (ゲーム)」の記事については、「ヴァンパイア (ゲーム)」の概要を参照ください。
- ヴァンパイア セイヴァーのページへのリンク