サイタマ支部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 13:44 UTC 版)
主要人物たちの所属支部。平時は「地球防衛隊サイタマ支部宿舎」で共同生活を送っている。 炎城 烈人(えんじょう れっと) / エグゼレッド 声 - 松岡禎丞、陶山恵実里(女体化時) 本作の主人公でサイタマに住む高校2年生。クラスは2-H。7月10日生まれ。 叔父の庵野丈の勧めによりエグゼロスに加入し、思い人である幼なじみの雲母の性格を激変させたキセイ蟲を滅ぼすため戦い続けている。サイタマ支部のリーダー的存在で、優しく正義感の強い性格から仲間たちの信頼を得ているが、Hなトラブルに巻き込まれたりする不幸体質の持ち主。雲母に対しては子どものころから何度か告白を試みているが、そのたびに邪魔が入り失敗している。不運からくる要領の悪さから、雲母からは「ヘタレ」呼ばわりされている。 測定最大H値はサイタマ支部トップの123MJ(メガジュール)。多くの戦いを経た結果女王キセイ蟲を一度は追い詰めるほどの実力を身に着け、オキナワ支部の浜比嘉ミヤコから「天地無装の法」を伝授されたことでさらに磨きをかける。 H×EROSはSW(スマート・ウォッチ)型で左腕にはめている。利き腕は右だが、戦闘ではH×EROSを装着した左腕で相手を殴打する。 2019年の夏におこなわれた「第1回キャラクター総選挙」での順位は11位(723票)で、女体化した姿はさらに上の8位(1572票)。「男の根源」が18位(261票)、ビーストモードが32位(49票)、幼少期の烈人が35位(38票)、触手化烈人が37位(31票)とそれぞれランクインしている。 星乃 雲母(ほしの きらら)/ エグゼイエロー 声 - 加隈亜衣 / 演 - 似鳥沙也加 本作のメインヒロイン であり、烈人の幼なじみでクラスメート。スリーサイズはB88-W60-H82。8月2日生まれ。 小学校高学年まではややませた性格で烈人に好意的で小悪魔的だったが、キセイ蟲との邂逅によりその前後の記憶を失うとともに性格が一変。「鋼鉄の処女(アイアン・メイデン)」と呼ばれるほどの男性嫌悪症となり、男が触ったものを素手で触れないほどの超潔癖症となる。 烈人と下校中に再びキセイ蟲に襲われかけるが、烈人とともにこれを撃退し、これがエグゼロス加入のきっかけとなる。当初は参加を拒んでいたものの、烈人のエグゼロスとして戦う理由を聞いたことと、キセイ蟲に襲われている人をとっさに助けようとしたことにより、最終的に参加を決意する。以降は烈人との関係も多少改善し、烈人に限り超潔癖症はほぼ見られなくなる。 Hネルギーの貯蔵可能量が常人の数十倍を超え、小学生の時点でHネルギーを吸い取ろうとしたキセイ蟲を自壊させるほどの潜在能力を見せる。一方、このときの経験がトラウマとなり、性格が一変する要因にもなっている。のちに烈人とともに「天地無装の法」を会得する。 気が緩んだときや寝言、黒雲母に精神を乗っ取られたときなどは、烈人のことを幼少期の愛称である「れっくん」と呼ぶ。愛用の髪飾りは烈人から贈られた品であるが、本人はその事実を忘れている。 H×EROSは形状は装着位置は烈人と同じで、戦闘スタイルも同じ。最大H値はサイタマ支部第2位の100.2MJ。 第1回キャラクター総選挙での順位は1位(7520票)、幼少期の姿での順位は13位(625票)。黒雲母(くろきらら) 雲母の幻覚にして別人格。トーキョー部と対立する少し前から、雲母本人の前にのみ現れるようになる。最初にキセイ蟲に遭遇した小学生当時の姿をしており、黒のレオタードに黒いコウモリ状の羽を生やし、赤いランドセルを背負っている。 性格は幼少期の雲母そのものであり、事あるごとに烈人と雲母をくっつけようとする。自身の目的を「私とれっくんが結ばれること」と言っているが、「私」が「現在の雲母」を指すのか「黒雲母」を指すのかは明確になっていない。 第1回キャラクター総選挙での順位は14位(615票)。 桃園 百花(ももぞの ももか)/ エグゼピンク 声 - 矢作紗友里 / 演 - 篠崎こころ 烈人たちとは別の学校に通う高校3年生。クラスは3-H。スリーサイズはB77-W54-H79。陸上部の主将を務める。 関西弁を話す活発でさっぱりした性格の少女。サイタマ支部では最年長の隊員で、ほかの隊員たちの姉御的存在。 自分よりもあらゆる面で優秀な姉に対する劣等感から不良となっていたが、庵野から素質を見出されたことで、初めて姉を超えられると思いエグゼロスに参加した。 容姿は整っているが、胸が小さいことに劣等感を抱いており、さまざまな美容方法(牛乳風呂、豊胸マッサージ、美容ストレッチなど)を試しているが、努力が実を結んだことはない。それでも学校の男子たちからの人気は高いが、肝心の本人は気づいていない。烈人に惹かれているような描写がある他、Hネルギーの強さやスタイルが優れている雲母にライバル意識を抱いている節もある。 H×EROSはガーターリング(太ももにつけるシュシュ状のもの)状となっており、左太ももに装着、戦闘は蹴り技で戦う。必殺技に「乱れ牡丹」がある。H値は52MJでサイタマ支部第4位。 第1回キャラクター総選挙での順位は6位(2401票)。 白雪 舞姫(しらゆき まいひめ)/ エグゼホワイト 声 - 茅野愛衣 / 演 - 花咲来夢 早乙女女学院に通う女子高生。学年は不明。スリーサイズはB92-W62-H90。チャチャからは「ヒメメ」の愛称で呼ばれる。 おっとりとした優しい性格をしており、誰に対しても分け隔てなく接する。運動が苦手で間が抜けたドジっ娘気質の持ち主。組織内ではルンバの世話係を担うことが多い。神経過敏ゆえに性感が強い体質をしており、しびれた足を突かれただけであられもない声を上げたりする。よくルンバから隙あらば攻撃されている。明確な目的があってエグゼロスに参加したわけではなく、実力面でもほかの隊員に見劣りする。このため、自分が解雇されるかもしれないという不安を感じており、仲間たちの会話の内容を盗み聞きしてあらぬ誤解をすることもある。 H×EROSはチョーカーにして喉元に装着している。音波攻撃を得意としており、「ラマーズ砲」「ベルカント砲」「パルスエコー砲」などの長距離攻撃を駆使する。H値は40.5MJでサイタマ支部最下位。 第1回キャラクター総選挙での順位は5位(2617票)。 天空寺 宙(てんくうじ そら)/ エグゼブルー 声 - 桑原由気 / 演 - 宮本彩希 サイタマ支部最年少の女子中学生。学年は不明。スリーサイズはB86-W52-H78。チャチャからは「ソララ」の愛称で呼ばれる。9月20日生まれ。 漫画を描くことを趣味としていることから、三次元よりも二次元にエロスを感じており、自身のHネルギー供給源としている。当初は羞恥心から自分の趣味を隠していたが、雲母に認められたことで多少なりとも自信をつける。絵の特技を活かし、「XEROスーツ」のデザインを担当する。よく寝ぼけて烈人の部屋に潜り込む。また、HEROに対して熱い思いをもっており、ときどき暴走気味に熱く語りだす。 烈人の妹である緋色のクラスメートでもあるが、三次元に興味がなかった影響からほかのクラスメートの顔すらろくに覚えておらず、緋色が烈人の実妹であることに驚いたりする。ピンチを助けてもらって以降、緋色とは友人関係にある。 H×EROSはペンダント風に装着している。Hネルギーを翼状に実体化させることが可能で、単行本10巻時点で唯一飛行可能なエグゼロスである。 攻撃はレーザー状の光線で行い、「天空の閃光(ソーラー・レイ)」、「天空の月光(ルナティック・レイ)」等を操る。H値は62.5MJでサイタマ支部第3位。 第1回キャラクター総選挙での順位は2位(6717票)。 庵野 丈(あんの じょう) 声 - 三木眞一郎 サイタマ支部のHERO課課長。烈人の叔父。 科学者でもあり、H×EROSのメンテナンスやXEROスーツの開発をおこなう。奇抜な格好を好み、独特の倫理観をもつ。料理が得意。 岩津もがなが知事になった際、改正条例違反により逮捕され、サイタマ支部解散の危機を迎えるが、知事の正体が女王キセイ蟲だと判明したことで釈放された。 第1回キャラクター総選挙での順位は10位(1027票)。 チャチャ 声 - 大森日雅 キセイ蟲の女王の長女であり、王女の立場にある。ただし「千年に一度生まれる忌み子」として生まれた突然変異体であり、頭部の耳や毛皮などの猫的な要素をもちつつも、ほかのキセイ蟲よりも人間に近い容姿をしている。マタタビに弱いところを見ると、犬より猫に近い存在と言える。語尾に「なのだ」をつけるのが口癖。 通常のキセイ蟲が人間のHネルギーを吸収するのに対し、人間のフェロモンを増幅させHネルギーを高めるという能力を有する。基本的には体液(唾液や汗)を人間の肌に接触させることによりフェロモンを増幅させる。また、切り取られた体毛にも同様の効果がある。人間に噛み付くことにより、よりフェロモンの増幅を促すことが可能であり、噛みつかれた人間は「肉食状態(ビーストモード)」となり、理性を失い暴走する。 さまざまなものに擬態することが可能で、人間はもとより、猫(のようなもの)、洋服、ぬいぐるみ、はてはXEROスーツにも擬態可能。また、生物を取り込むことによりその肉体を乗っ取り自在に操ることも可能で、その状態で擬態することも可能である。 「忌み子」であることから母親から疎まれ幽閉されていたが、雲母と烈人の助力により自由を得る。その後は烈人たちと行動をともにし、母と対峙した際には、自分はエグゼロスであると決別を表明する。 第1回キャラクター総選挙での順位は12位(632票)。 ルンバルセーヌ三世(ルンバルセーヌさんせい) / ルンバ 声 - 岸尾だいすけ 宿舎で飼われているコモンドール犬。モップのような体毛をしている。皆からは愛称の「ルンバ」で呼ばれているが、これは「歩くだけで掃除してくれるから」という意味も含まれている。 犬としての立場を悪用して女性にセクハラを働いており、おもに世話役をしている舞姫が被害を受けている。 第1回キャラクター総選挙での順位は20位(227票)。 佐渡島 睦美(さどじま むつみ) 庵野の部下で烈人のH値の測定を担当する女性。不健全なことが嫌いで、エグゼロスも人類存亡のために必要なものと割り切った見方をしている。ビーストモードの調査も依頼されており、暴走した烈人の餌食となる。 第1回キャラクター総選挙での順位は25位(149票)。 真朱 サエ(まそお サエ) 佐渡島の同僚で、メガネをかけた天然ボケ気味の女性。こちらは女性陣のH値測定を担当する。佐渡島と同じくビースト化した烈人の餌食となる。 第1回キャラクター総選挙での順位は27位(107票)。
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