サエ

デジタル大辞泉

さえ〔さへ〕

［副助］《動詞「そ（添）う」（下二）の連用形「そえ」から生じたという》名詞、活用語の連体形または連用形、助詞など種々の語に付く。

１ すでにあるものの上に、さらに付け加える意を表す。…までも。「風が吹き出しただけでなく、雨—降りだした」

「霧も深く露けきに、簾(すだれ)—上げ給へれば、御袖もいたく濡れにけり」〈源・夕顔〉

２ ある事柄を強調的に例示し、それによって、他の場合は当然であると類推させる意を表す。…だって。…すら。「かな文字—読めない」

「その大切な神仏(かみほとけ)さまがたで—金銀を御信心遊ばす」〈滑・浮世風呂・四〉

３ （仮定表現を伴い）その条件が満たされれば十分な結果が生じる意を表す。せめて…だけでも。「これ—あれば鬼に金棒だ」「覚悟ができて—いれば、心配はない」→すら →だに →まで

「一の棚—領じておいたらば（＝手ニ入レテオケバ）後には何を商売いたさうともそれがしがままぢゃ」〈虎明狂・鍋八撥〉

[補説] 「さえ」は、古くは格助詞の上にも下にも付き、「さへも」「さへこそ」のように係助詞にも先行するところから副助詞とする。中古から「すら」の意を吸収した「だに」との混同が始まるが、2・3の用法は、中世末ごろ「だに」がほとんど用いられなくなってその意をも吸収したもの。

さえ【^×冴え／^×冱え】

読み方：さえ

１ 寒気・光・色・音などが澄みきること。「月光の—」

２ 頭脳の働きや感覚が鋭いこと。技術などが鮮やかなこと。「勘の—」「包丁さばきの—」

３ 江戸時代の遊里で、遊興のこと。また、酒宴。

「あらゆる—を尽くしけり」〈黄・栄花夢〉

歴史民俗用語辞典

阹

読み方：サエ（ｓａｅ）

山野に構えて禽獣をさえぎり捕らえるかこい。

日本酒用語集

サエ（さえ）

清酒の透明さのことをいう。サエが悪いとは、濁った状態のこと。

季語・季題辞典

冴え

読み方：サエ（ｓａｅ）

冷たく凍る意

季節 冬

分類 時候

ウィキペディア小見出し辞書

サエ（本名：木口サエ）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/01/05 14:11 UTC 版)

「チョコミミ」の記事における「サエ（本名：木口サエ）」の解説

中1。非常にネガティブ。ムムちゃんのことが好きだが、付き合うことまでは考えていない。昔は暗く、友達がいなかった。霊感がある。

サエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/14 14:26 UTC 版)

「まりかセヴン」の記事における「サエ」の解説

まりかの同級生で親友。名字は「三枝」だが、読みが「サエグサ」なのか「サエ」なのかは現在のところ不明。体操着には「サエ」と縫い付けられていた（まりかは「三條」）。

サエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/18 08:17 UTC 版)

「妖界ナビ・ルナ」の記事における「サエ」の解説

小学4年生。5歳の頃に両親を亡くして以来星の子学園に住む。ルナとは逆に両親の顔や自分の誕生日は覚えていた。太り気味で筋肉質、学校では密かに “女子プロ” と呼ばれていた。学園でも学校でもボス。昔はルナと仲が良かった。最近は人気者であるルナへの嫉妬から彼女に意地悪をしていたものの、本当はルナとまた仲良くなりたいと思っていた。幼い頃のニックネームはチャエ。保育園時代、ルナが虐められていたのをいつも庇っていて、目尻の傷はそのときについた。かまちに、ルナと勘違いされて連れ去られるが、妖力に目覚めたルナに救出された。

サエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/11/20 00:03 UTC 版)

「七人の武器屋」の記事における「サエ」の解説

ダークセイバーの看板娘。11歳。

Weblio日本語例文用例辞書

「サエ」の例文・使い方・用例・文例

• ハイソサエティの特徴、それに属する、またはそれに関する
• ソサエティーという,人々の集団
• それらの会社はドコサヘキサエン酸(DHA)が豊富に含まれているかまぼこやちくわを作っているのだ。
• 香恵は親友のハナ(サエコ)に新しい恋のことを話したいと思うが，ハナは海外に留学していて連絡が取りにくい。