嵐とは? わかりやすく解説

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あらし


あら‐し【嵐】

読み方:あらし

荒く激しく吹く風。雨・雪を伴う場合にもいう。暴風暴風雨。「花に—」

激しく乱すもの。また、事態社会揺るがす重大事。「拍手の—」「革新の—」「不況の—が吹き荒れる

[補説] 作品名別項。→嵐

[下接語] 青嵐朝嵐小夜(さよ)嵐・地嵐磁気嵐砂嵐初嵐花嵐鼻嵐春嵐山嵐夕嵐雪嵐・夜(よ)嵐


らん【嵐】

読み方:らん

常用漢字] [音]ラン(呉)(漢) [訓]あらし

[一]ラン〉山のみずみずしい気。「嵐気・嵐翠(らんすい)/翠嵐(すいらん)・青嵐晴嵐

[二]〈あらし〉「青嵐花嵐山嵐夜嵐(よあらし)」


ボルトキエヴィチ:嵐

英語表記/番号出版情報
ボルトキエヴィチ:嵐Op.4-3

作者戸田城聖

収載図書戸田城聖全集 第8巻 小説
出版社聖教新聞社
刊行年月1988.2


作者江戸美保

収載図書
出版社まぐまぐ
刊行年月2006.3
シリーズ名まぐまぐ!文庫


作者山田風太郎

収載図書傳来記―山田風太郎初期作品集
出版社出版芸術社
刊行年月2008.11


作者トーベ・ヤンソン

収載図書聴く
出版社筑摩書房
刊行年月1998.5
シリーズ名トーべ・ヤンソン・コレクション

収載図書トーベ・ヤンソン短篇集
出版社筑摩書房
刊行年月2005.7
シリーズ名ちくま文庫


作者清水義範

収載図書偽史日本
出版社集英社
刊行年月2000.10
シリーズ名集英社文庫


作者勝山俊介

収載図書勝山俊介作品集
出版社東銀座出版社
刊行年月2001.2

収載図書勝山俊介作品集 1 ミッシェル小母さん
出版社東銀座出版社
刊行年月2001.2


作者松島斗志哉

収載図書フーコー短編小説傑作選 8
出版社フーコー
刊行年月2001.7


作者島崎藤村

収載図書島崎藤村短編集 第5巻 嵐・涙・分配
出版社郷土出版社
刊行年月2003.4

収載図書大正結婚小説
出版社おうふう
刊行年月2005.9


作者矢嶋健介

収載図書流氓薄倖移民痛恨歌 他五短編 矢嶋健介小説選集
出版社矢嶋健介
刊行年月2004.5


作者デイヴィッド・マレル

収載図書苦悩オレンジ狂気のブルー
出版社艪舎
刊行年月2005.9
シリーズ名艪舎文芸シリーズ


作者ロード・ダンセイニ

収載図書最後の夢の物語
出版社河出書房新社
刊行年月2006.3
シリーズ名河出文庫


読み方:あらし

  1. 博徒其他悪漢無頼ノ徒。〔第二類 人物風俗
  2. 強盗強姦犯-〔関東地方〕。〔第三類 犯罪行為
  3. 博徒其他無頼の徒を云ふ。
  4. 強盗強姦犯を云ふ。

分類 関東地方


読み方:あらし

  1. 香具師ノ徒、途上ニ人寄セヲナシ、諸種贋造物等販売スルノ所為。〔第三類 犯罪行為
  2. 露天商人が諸種贋造物を販売する事を云ふ。
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読み方
あらし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 07:07 UTC 版)

北大西洋の冬の嵐により波浪を受ける船

(あらし、英語: storm)は、激しく吹く、強風、暴風、損害を引き起こすような強風を指す言葉で、暴風雨のようにを伴うものも含む[1][2][3][4]

用語

日本語では、例えば気象庁の予報用語には「嵐」「あらし」が記載されない[5][6]など学術語としてはあまり使わず、主に日常語で使われる[要出典]

一方英語storm(ストーム)は、発達した低気圧を指して、天気予報を行う予報官も一般市民も使うのが特徴[7]。また学術的用法として、規模を問わず激しい擾乱を指しても使い、水平規模1 kmに満たない竜巻から数千 kmに及ぶ温帯低気圧まで含み、thunderstorm(雷雨)やduststorm(砂塵嵐)、blizzard(ブリザード)なども含む[7][8][9][10]。一方、各地点から見ると一時的な気象現象の最も破壊的・劇的な側面に着目した言葉とも解釈できる[10]。rainstorm, windstorm, hailstorm, snowstorm, icestorm, sandstorm, duststormのstormもこのような破壊的な側面に着目した用法[10]

英語の“storm”は日本語では嵐と訳す[3][4][7][11]かストーム[7][11]転写し、暴風[8]などの語を充てることもある。

日本語の「嵐」の語源としては、アラ(荒)とシ(風)、つまり荒く吹く風からきているとされ、(おろし)に関係するとの説もある。『万葉集』など古歌では山風、颪と同じ意味に用いた。もとは、静かに吹く風とは反対に荒く吹く風を指し、後に暴風や颶風も含むようになった[3][2]

派生語

stormのつく気象に関する主な言葉は以下の通り(主にアメリカ気象学会の気象学用語集による)。

  • rainstorm[10] - 降雨を特徴とする嵐[12]
  • windstorm - 強風が特徴でほとんど雨を伴わない嵐[8]
  • snowstorm - 降雪を特徴とする嵐[13]
  • hailstorm - 降をもたらす嵐で、特に大きな雹や大量の降雹があるもの[14]
  • icestorm - 雨氷が生じるような着氷性の雨を特徴とする嵐[15]
  • sandstorm - 砂嵐[16]
  • duststorm - 砂塵嵐、塵嵐[7][17]
  • thunderstorm - 雷雨、サンダーストーム、雷嵐[7][18]積乱雲によるメソスケールの嵐で、雷鳴や雷光突風や大雨、ときに雹を伴うもの[19]
  • local storm - メソスケールの嵐。ふつう、雷雨、スコール竜巻などを含む[20]
  • severe storm - 破壊的な嵐全般を指し、ふつうは特に激しい雷雨、スコール、竜巻などのlocal stormに対して使う[21]
  • tropical storm - 熱帯低気圧のうち発達から成熟の中間的段階にあるものに使う用語で、海域ごとに風速基準が異なる[22](詳細は熱帯低気圧#分類・命名を参照)。

気象以外の派生語としてmagnetic storm(磁気嵐[23]・geomagnetic storm(地磁気嵐)[24]などがある。

日本語でも砂塵嵐[25]などは気象用語として用いる。

派生する表現

日本語の「嵐」はまた、事件や騒ぎなどの重大な出来事、物事が次々に起こること、感情の揺れ動きなどに、比喩的に使われる[1][2][6]

「嵐の前の静けさ」ということわざは、嵐・暴風雨がやってくる前に一時的に周囲が静かになるとして、何かの異変が起こる前に不気味な静けさがあることを例えて言う。英語では"A lull(またはcalm) before the storm"で、明治時代に西洋から日本に入ってきたと考えられている[26]。ただし、一般に風雨は徐々に強くなっていき曇天や遠雷などの予兆もあるため、天気俚言としては正しいとは言えない。

春の嵐・冬の嵐

日本付近における「春の嵐」や「冬の嵐」は、どちらも主に日本海低気圧日本海低気圧)が進むときに起こる。春一番もこの時期の南寄りの強風。日本海低気圧の場合、通過後に北西の風が再び強まることがある[27][28][29]。春の嵐は雪崩融雪洪水、海や山での遭難火災などの災害をもたらすことがある[29]。また寒冷前線の通過のとき激しくなり、突風竜巻や雷を伴ったり、ときに黄砂の飛来がある[27]。春の嵐は全国的に天候に影響を与える傾向がある一方、冬の嵐は主に北日本日本海側を中心に影響がある[27]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b 」『デジタル大辞泉』小学館https://kotobank.jp/word/%E5%B5%90#w-427903コトバンクより2025年1月18日閲覧 
  2. ^ a b c 」『精選版日本国語大辞典』小学館https://kotobank.jp/word/%E5%B5%90#w-1869992コトバンクより2025年1月18日閲覧 
  3. ^ a b c 気象の事典 1986, p. 107「嵐」
  4. ^ a b 日本放送協会 1986, p. 60.
  5. ^ 天気予報等で用いる用語 索引”. 気象庁. 2025年1月18日閲覧。
  6. ^ a b 松浦光「現代日本語における気象現象の概念化 : 概念メタファー理論によるアプローチ」『博士論文(国言博・論国言博)』、名古屋大学、2017年、101-115,117、NAID 500001616875 
  7. ^ a b c d e f オックスフォード気象辞典 2005, p. 6「嵐(ストーム) storm
  8. ^ a b c マグローヒル科学技術用語大辞典編集委員会 編「暴風 (1.storm, 2.windstorm)」『マグローヒル科学技術用語大辞典』(3版)日刊工業新聞社、1996年9月、1722頁。 ISBN 4-526-03903-9 
  9. ^ 」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』ブリタニカ・ジャパンhttps://kotobank.jp/word/%E5%B5%90#w-27745コトバンクより2025年1月18日閲覧 
  10. ^ a b c d ams(a).
  11. ^ a b 気象学用語集、「storm」
  12. ^ ams(b).
  13. ^ ams(c).
  14. ^ ams(d).
  15. ^ ams(e).
  16. ^ 気象学用語集、「sandstorm」
  17. ^ 気象学用語集、「duststorm」
  18. ^ 気象学用語集、「thunderstorm」
  19. ^ ams(f).
  20. ^ ams(g).
  21. ^ ams(h).
  22. ^ ams(i).
  23. ^ 磁気嵐”. 天文学辞典. 日本天文学会 (2018年3月9日). 2025年1月18日閲覧。
  24. ^ 地磁気嵐”. 天文学辞典. 日本天文学会 (2018年3月6日). 2025年1月18日閲覧。
  25. ^ 気象の事典 1986, p. 247「砂塵嵐」
  26. ^ 嵐の前の静けさ」『ことわざを知る辞典』小学館https://kotobank.jp/word/%E5%B5%90%E3%81%AE%E5%89%8D%E3%81%AE%E9%9D%99%E3%81%91%E3%81%95#w-2336809コトバンクより2025年1月18日閲覧 
  27. ^ a b c 日本放送協会 1986, p. 60-61.
  28. ^ 日本放送協会 1986, p. 175.
  29. ^ a b 気象の事典 1986, p. 425「春嵐」

参考文献

  • 日本放送協会 編『NHK最新気象用語ハンドブック』日本放送出版協会、1986年11月。 ISBN 4-14-011042-2NDLJP:9673200 
  • 『平凡社版気象の事典』浅井富雄ほか(監修)、平凡社、1986年。 ISBN 4-582-11503-9NDLJP:9585832 
  • Storm Dunlop『オックスフォード気象辞典』山岸米二郎(監訳)(初版)、朝倉書店、2005年。 ISBN 978-4-254-16118-2 
  • 気象学用語集 基本用語集 英和”. 日本気象学会. 2025年1月18日閲覧。
  • (英語) Glossary of Meteorology(気象学用語集). American Meteorological Society(AMS, アメリカ気象学会 
    • (a)storm”. AMS気象学用語集 (2022年11月16日). 2025年1月18日閲覧。
    • (b)rainstorm”. AMS気象学用語集 (2024年3月27日). 2025年1月18日閲覧。
    • (c)snowstorm”. AMS気象学用語集 (2024年3月30日). 2025年1月18日閲覧。
    • (d)hailstorm”. AMS気象学用語集 (2024年3月30日). 2025年1月18日閲覧。
    • (e)ice_storm”. AMS気象学用語集 (2024年3月30日). 2025年1月18日閲覧。
    • (f)thunderstorm”. AMS気象学用語集 (2024年3月28日). 2025年1月18日閲覧。
    • (g)local_storm”. AMS気象学用語集 (2024年3月29日). 2025年1月18日閲覧。
    • (h)severe_storm”. AMS気象学用語集 (2024年3月29日). 2025年1月18日閲覧。
    • (i)tropical_storm”. AMS気象学用語集 (2024年3月28日). 2025年1月18日閲覧。

関連項目


嵐(あらし)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:02 UTC 版)

ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の登場人物」の記事における「嵐(あらし)」の解説

各世界の嵐(国によってはテレビアニメ版のみ)は異世界同一人物

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発音(?)

名詞

  1. あらし暴風雨

熟語



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