Me 262とは? わかりやすく解説

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【Me262】(えむいーにろくに)

Messerschmitt Me262 Schwalbe(シュヴァルベ) / Sturmvogel(シュツルムフォーゲル)
第二次世界大戦末期ドイツメッサーシュミット開発した世界初実用ジェット戦闘機
後退翼双発ターボジェットエンジン装備しレシプロ機大幅に上回る飛行性能実現した

1943年原型初飛行したが、Jumo004エンジンの開発遅延ヒトラー総統による戦闘爆撃機型への仕様変更命令などで実用化が遅れ、実戦部隊配備されたのは1944年10月だった。
しかも戦力化を焦るあまり、訓練不十分のまま戦闘参加した262実験隊は、最初1ヶ月戦闘22機の撃墜引き換えに、26機と司令官ヴァルター・ノヴォトニー少佐撃墜258機)を失った
以後数ヶ月渡って戦術研究訓練重ねた結果、ようやく本来の性能発揮し圧倒的な連合国軍相手200機の損失550機を撃墜した
その損失多く低速離着陸時を狙われたためで、純然たる空戦での被撃墜少ない。

主要な生産型戦闘機型A-1aと、これに爆弾ラック装備した戦闘爆撃機型のA-1a/Jabo型であったが、A-1a/Jabo型の機首武装を2門減らしたA-2a練習機型B-1aレーダー装備した夜戦型B-1a/U1など少数派生型作られた。

スペックデータ

乗員1名
全長10.58m
翼長12.5m
全高3.83m
翼面積21.7㎡
自重3,800kg
最大離陸重量6,400kg
エンジンユンカース Jumo 004B-1 軸流ターボジェット推力18kN)×2
速度870km/h(最高、高度6,000m)/約820km/h(巡航
航続距離1,050km
上昇限度11,450m
上昇率1,200m/分
武装固定武装MK108 30mm機関砲×4門
ロケット砲R4M 55mmロケット弾×24

派生型

計画のみ

大戦後~


メッサーシュミット Me262

(Me 262 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/19 13:46 UTC 版)

Me 262 シュヴァルベ /
シュトゥルムフォーゲル




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