大気汚染指数
別名:空气污染指数
英語:Air Pollution Index、API
大気汚染の程度とその危険度を評価・区分する指標。主に中国で採用されている指標を指す場合が多い。
中国では、大気汚染指数を主に0~300の指数で示し、またその指数を6段階のレベルに区分している。指数の値が大きければ大きいほど汚染の程度が酷いことを示す。この値は100を一つの基準としており、100を上回ると「軽度の汚染」すなわち大気が汚染された状態とみなされる。
大気汚染指数が300を超えると「深刻な汚染」に区分される。健康な人に深刻な健康被害が及ぶ可能性が高くなる。外出の自粛が促され、屋外での活動が禁止される。
なお、米国で採用されている大気質指数(Air Quality Index)は、大気汚染の程度を0~500の指数と6段階の危険度レベルによって表す。値が100を超えると有害(敏感な人にとって健康に有害)に区分され、300を超えると「Hazardous」(危険)に区分される。中国の大気汚染指数の区分とおおむね共通している。
大気汚染の程度を観測する手法として、一般的には「PM2.5」と呼ばれる微粒子の大気中濃度を計測する方法が用いられる。PM2.5は直径2.5マイクロメートル以下の粒子の総称である。このレベルの微粒子は気管から肺胞を経て体内深部に到達し、特に人体に有害であるとされる。米国の大気質指数もPM2.5の濃度による指標である。
他方、中国の大気汚染指数は、PM2.5でなく、直径10マイクロメートル以下の微粒子「PM10」を観測に用いている。PM10は鼻毛で遮ることはできない程度の粒子サイズとされる。
2013年1月現在、北京をはじめとする中国各都市圏では重度の大気汚染が進行しており、問題視されている。北京に所在する在中米本国大使館では、敷地内の大気の状況を観測し、そのAQIを公表している。
ちなみに、カナダではAir Quality Health Index(AQHI)と呼ばれる指標が用いられており、1~10および10超(10+)の全11レベルと、4段階の危険度に区分されている。
関連サイト:
北京市内の大気汚染について - 在中国日本国大使館 2012年10月
API
「API」とは・「API」の意味
「API」はtwitterといったSNSをはじめ、銀行などでも活用されており、互いのアプリケーション機能の一部を共有し利用できる仕組みの事である。尚、APIの正式な名称は「application programming interface」である。APIを介して連携させる事でアプリケーションやサービスの拡張が可能となり、連携している双方のアプリケーション・サービスなどがより一層便利に使用できる点が大きな魅力であると言えるだろう。APIの活用事例としては、会員専用ページのあるホームページに会員登録をする場合、SNSのアカウントを用いてログイン認証を行うというケースがある。他にも自社のWEBサイトに検索エンジンで取得した地図を挿入したり、サービス間でチャット機能を共有利用する事などもAPIの主な活用例として挙げられる。APIの場合、アプリケーション開発においては、既存のアプリやサービスを使用する場合に用いられるケースが多く、用意されたAPIのルールに沿って処理を実施する事で、アプリやサービスの中身が分からなくてもそれらが持っている機能を使用する事が可能だ。他のアプリ・サービスが提供している機能を呼び出す事を目的に使われるAPIもあれば、OSが提供しているアプリ・サービスを呼び出すために使用されるAPIも存在している。
APIを活用するメリットとしては、生産性や利便性の向上が期待できるという点が挙げられる。販売管理システムと売上データなどシステム同士を自動連携させ、データ入力が自動化できれば、作業負担の軽減や業務効率の向上が期待できる。手作業による誤入力などヒューマンエラーも未然に防げるため、作業の正確性や質の高いサービスの提供も可能になるだろう。また新たなユーザーの獲得やセキュリティの向上に繋がる可能性が高くなるというメリットもある。APIを活用すればユーザーが新規登録するする必要はないため、不特定多数のユーザー獲得に繋がる可能性がある他、顧客満足度の向上も期待できる。
一方、APIを活用する事で自社で開発したシステムではなく、セキュリティ面が優れている他社のシステムを導入し利用するという事もできるようになるため、セキュリティ面の向上はもちろん、ユーザーの信頼度もより上がるだろう。さらに開発費用を大きく削減する事も可能である点もAPIのメリットの一つだ。APIを用いて既存のシステムやサービスを利用すれば、一から開発する必要はなくなる。そのため、開発費用を抑えながら開発の効率化も実現できるのだ。開発時間も削減できるので、その分を他の業務に費やす事も可能だ。他社のシステムやサービスの利用によって、魅力的なサービスの提供や機能の拡張ができるという点は企業側からすると、大きなメリットであると言える。
ただ、APIを導入する際はいくつか注意しておくべき点もある。その一つとして挙げられるのが、サーバーにトラブルや障害が発生した場合に利用できなくなる可能性がある事である。API連携しているサービス・システムでサーバーに障害が起きると、連携できずに正確なデータが取得できなくなったり、自社のサービス・システムも使えなくなる場合がある。不正アクセスなどサーバーに障害が起きる要因は様々あるため、あらゆる事態に対処できるような対策を検討しておく事が重要である。
もう一つは仕様変更によって不具合が発生する可能性もあるという事だ。APIを活用している企業の場合、仕様変更や提供を一旦停止した時などに自社のサービス・システムに不具合が起きてしまうリスクがある。特に提供している他社のサービスや機能への依存度が高いという企業はユーザーに対して必要なサービスが提供できないリスクは高いと言えるので、十分注意しておく必要があるだろう。
「API」の熟語・言い回し
API連携とは
API連携とは、APIを活用してアプリケーション同士の機能やデータを連携させる事である。API連携を利用する事で連携した他のサービスの機能が利用できる他、サービスの拡張も可能となる。API連携の基本的なプロセスとしては、はじめにあらかじめ決められているルールに従ってリクエストするとAPIを提供しているサービスが処理し、結果をレスポンスする。飲食店でスタッフがメニューを渡し、顧客が料理を注文して提供されるまでの流れを例とすると、スタッフが顧客にメニューを渡す行為は、API連携におけるルールに相当する。
そして、顧客がメニューを決めて注文するのはリクエストである。また、注文した内容をシェフに伝えて料理を作る事はリクエストの処理に相当し、最後に注文した料理を顧客の所まで持ってくる行為がレスポンスである。このケースではスタッフがAPIであり、料理を注文して顧客の所に持って行くまでの一連の動作がAPI連携となる。API連携の利用には様々なメリットがあるが、その一つと言えるのが開発の効率化が期待できるという事だ。API連携を利用すれば、サービスやシステムをゼロから開発・構築する必要性はなくなるため、大きくリソースをカットする事が可能となる。
そのため、よりスピーディーに開発を進める事が期待できる。さらに開発に費やしていたリソースを他のリソースに充てるという事も可能だ。また、サービス・システムの品質及び顧客満足度の向上が可能になる事もAPI連携のメリットの一つである。API連携の場合、既存のAPIを利用するため、様々なサービスが共有できるようになり、必然的にサービス・システムの品質向上に繋がると言えるだろう。他のコンテンツとAPI連携をする事によって、そのコンテンツが提供している多様なサービスを顧客が利用できるようになり、顧客満足度の向上も期待できる。
公開APIとは
公開APIとは、APIを公開する事でサービス・システムの仕様を明らかにし、提携している企業からのアクセスを容認する事である。サービス・システムの一部を公開する事で外部との繋がりができ、機能の連携も容易にできるようになっている。APIを公開しているソフトウェアも多数存在しており、アプリケーション間の連携も簡単に実現できる。公開APIは自社と連携している企業、それぞれが保有しているサービスなどの共有利用を可能にし、質の高いサービスを提供する事などを目的としていると言える。公開APIを行う事で期待される点は様々あり、その一つに挙げられるのが公開APIを通じて新しい市場への参入ができるようになるという点である。
公開APIによって他社が持っている魅力的なサービスが利用できるようになれば、これまで接する機会が少なかったユーザー層にアプローチが可能になり、新規の顧客に繋がる可能性が高まる。業界に縛られる事なく柔軟な対応も可能となるため、新たなサービスの付加価値を見出す事も可能だ。他にも公開APIの場合、さらなる連携の強化やビジネス上の問題解決も期待できる。自社のサービスを他社に提供すれば、自社とAPIを活用している提携先企業、双方に利益が得られるため、連携強化の拡大に繋がる可能性は高いと言えるだろう。
ただ、公開APIを行う際はいくつか注意しておくべき点もある。一つはAPIを利用している時に不具合が発生した場合、エラーの内容を表示するメッセージを設けておくという点である。不具合が発生している場所や不具合内容が速やかに特定できるような設計する事が大切である。また公開APIを運用する際は、ユーザーに対し重要な情報を通知する事が重要である。そのためWEBサイト上で知らせたり説明会を開くなど、どのような方法で重要情報をユーザーに伝えるかきちんと決めておくのが良いだろう。
エー‐ピー‐アイ【API】
読み方:えーぴーあい
《application programming interface》オペレーティングシステムやアプリケーションソフトが、他のアプリケーションソフトに対し、機能の一部を利用できるよう提供するインターフェース。一般に、ファイル制御、文字制御、メモリー管理など、さまざまなアプリケーションソフトにとって共通で、かつ利用頻度が高い一連の手続きや関数の集まりを提供する。
エー‐ピー‐アイ【API】
API (エー・ピー・アイ)
参照:API 商品別石油欄API(えー・ぴー・あい)
American Petroleum Instituteの略で、米国石油協会を意味します。米国の石油会社を中心とした米国最大の石油団体です。石油の生産、精製、販売に関わる問題や環境問題、政府への要望等幅広い活動を行っています。API
API
アメリカ石油協会。アメリカの石油会社を中心とした団体のこと。原油の密度(重い、軽い)を表す単位として、API度(数値が大きいほど軽質)の制定や、オイルの品質分類を決定する団体として知られている。
米国石油協会
【英】: american petroleum institute
略語: API
米国石油協会のこと。 米国石油産業の共通の権益を促進することを目的とし 1919 年に設立された米国の中心的な石油業界団体であり、その研究成果、各種の作業規準、工業規格はいまや世界的な影響力を持っている。米国、カナダ、メキシコの主要石油会社約 300 社の法人会員、7,000 人の個人会員を擁し、その本拠をワシントンに置いている。その主な活動は (1) 各種規格・規準の設定普及、(2) 石油技術の研究・開発、(3) 石油事業に関する国家的関心事項に対する政府との協力、(4) 各種情報サービス、(5) 保健衛生・環境保全・保安対策、などと多岐にわたっている。 協会誌として“Weekly Statistical Bulletin”がある。近年の活動として、(1) 国内エネルギー供給の確保、(2) 連邦政府管轄鉱区の開放への働きかけ、(3) 適正な税制への働きかけ、(4) 天然ガス価格の統制撤廃、などにその比重が置かれている。 |
API:米国石油協会規格 American Petroleum Institute
アプリケーションプログラミングインタフェース
(Api から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 02:50 UTC 版)
アプリケーションプログラミングインタフェース(API、英: application programming interface)[注釈 1]とは、広義ではソフトウェアコンポーネント同士が互いに情報をやりとりするのに使用するインタフェースの仕様である。
注釈
出典
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