石油・天然ガス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 10:06 UTC 版)
「北海油田」、「en:History of Statoil (1972–2007)」、「en:List of oil and gas fields of the North Sea」、および「en:Energy in Norway」も参照 GDPに占める石油・天然ガスの割合は2005年のGDP構成比で約23.0%、2009年の就業員構成比で約0.8%と少ないものの、ノルウェー経済の根幹を担う産業である。ノルウェーは世界9位の石油輸出国であり、世界3位の天然ガス輸出国である。国内の電力は水力発電でほぼ賄っていることから、産出された石油・天然ガスの約9割は海外に輸出されている。 1960年代に、オランダのフローニンゲンで石油が発見されたことを端緒に、北海での油田開発が始まった。1969年にフィリップスがエコーフィスク油田の試掘に成功し、北海に油田があることが判明した。また、1968年より天然ガスの開発が開始された。1970年代には本格的に油田開発が始まった。1974年のオイルショックの発生による原油価格の高騰は、オフショアの石油掘削の採算性を確保することになったことから、油田開発に拍車がかかった。ノルウェー南西部の都市、スタヴァンゲルが油田開発の拠点となった。ノルウェー政府は1972年に石油省の下に石油監督局を設置、国家管理のもと、油田開発及びパイプラインへの投資を行うことにし、1972年に国営のスタトイル(現・エクイノール)が設立された。
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