車両の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 22:46 UTC 版)
2000年の開業当初は、まだ鬼太郎ラッピングの専用車は存在せず、京王電鉄バスグループ通常カラーの車両が使用されていた。 最初の西路線が開業した2000年、京王バス東・調布営業所に日野・リエッセ3台が新車導入された(L20051 - L20053号車)。この車両は京王バスカラー(京王バス子会社系の白地に青塗装)であった。開業時導入の初代車両は全車除籍され現存しない。 それに加えて、京王電鉄バス(当時)府中営業所から2台転属した、2002年式のリエッセが使用された時期もあった。この2台は、日野市ミニバスと同じ京王電鉄ミニバスカラー(白地に3色の羽模様、京王百貨店の鳩柄の包装紙をアレンジしたデザイン)であった。 2004年に京王バスカラーのリエッセを3台新車導入した(L20406 - L20408号車)。そのため、京王電鉄ミニバスカラーの車両は他の営業所へ再度転出した(2台とも末期は京王バス中央・府中営業所へ里帰りして除籍)。 これら京王バスグループ通常カラーのリエッセは、調布市ミニバス専用車ではなく、仙川駅・成城学園前駅を発着する至誠会第二病院の無料送迎バス(当時は調布営業所が担当。その後京王バスは撤退、現在は武州交通興業が運行)など、他の用途に使用されることもあった。 2003年の東路線開業時に小田急バスが参入し、三菱ふそう・エアロミディME(CNG車)が狛江営業所に2台導入された。うち1台は調布市ミニバス初の専用車として、鬼太郎ラッピングが初めて施された(D559号車、銀色)。もう1台は予備車として導入された小田急バスカラーの車両(03-D558号車)で、専用車の点検時などに代走していた。 2006年の北路線暫定開業時、京王バス東にも専用車としてリエッセCNG車(L20623号車、黄色)が導入された。同時期にそれまで使用されていた京王バスカラーの2004年式リエッセ3台にも、各色の鬼太郎ラッピングが施された。また、うち1台はCNG車に後付けで改造された(L20408号車、濃桃色)。 2012年に北路線の全線開業に合わせ、京王バス東に調布市ミニバス専用車としては初の日野・ポンチョが導入された(L21201号車、薄桃色)。 2014年12月16日、東路線にポンチョが新車導入。小田急バスの専用車は新デザインとなり、従来の車両とは絵柄が変更され、車内にも鬼太郎の装飾が施された(小田急バス・D164号車、ラッピング地色は濃緑)。これによりCNG車は代替され、エアロミディMEでの運行は終了した。 2016年には京王バスの担当する北路線・西路線でもCNG車が代替された。9月にはL20408号車が除籍され、同月にその代替として2004年式のリエッセが1台、京王電鉄バス桜ヶ丘営業所より転属して使用された(S→L20405号車、日野市ミニバスで使われていた京王電鉄ミニバスカラーの車両)。また同年11月には、京王バスカラーのポンチョが1台新製配置され(L21655号車)、リエッセのCNG車(L20623号車)を代替した。これにより、2016年をもって調布市ミニバスにおけるCNG車の運行は終了した。鬼太郎ラッピングのリエッセCNG車が2台除籍された後は、北路線・西路線では京王バスカラーのポンチョが運用に就くことも多くなった。 2019年9月、京王バスカラーのポンチョが1台(L21925号車)新製配置され、リエッセのL20406号車(青色・ディーゼル車)を代替した。L20406号車は、運用離脱後しばらく教習専用車として使用されていたが、2019年12月に除籍された。 2020年8月、京王バスカラーのポンチョが2台新製配置された(L22008 - L22009号車)。これにより、同年8月にリエッセのL20405号車(京王電鉄ミニバスカラー・ディーゼル車)は調布営業所にて運賃箱などを撤去され、府中営業所に転属した上で教習専用車として使用されている。 リエッセとしては最後の鬼太郎バスであったL20407号車(薄緑色・ディーゼル車)は、除籍後に2020年9月より、中央自動車道高架下にある調布市立のミニ交通公園「調布市子ども交通教室」に展示されている。開園時間中も車内は施錠されているが、同年11月1日より毎月第1日曜日の13時30分から14時30分まで車内一般公開が開始された。 前述のとおり、2020年11月16日にダイヤ改正が行われ、調37系統が大幅減便された。これにより余剰となったポンチョ1台(L21925号車)が桜ヶ丘営業所へ転属し、日野市ミニバスで使用されることとなった。日野市ミニバスで京王バスカラー(子会社カラー)の小型車が使用されるのは初となる。
※この「車両の変遷」の解説は、「調布市ミニバス」の解説の一部です。
「車両の変遷」を含む「調布市ミニバス」の記事については、「調布市ミニバス」の概要を参照ください。
車両の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 22:16 UTC 版)
1970年代1974年の開業当初は鳥坂営業所の担当で「東名静岡沼津線」等と共通の1969年式 三菱ふそうB905N(三菱K10型車体)が運用に就いた。 1975年10月に解散した東名急行バスから譲受した三菱ふそうB906Rが、「東名静岡浜松線」を担当する菊川営業所と相良営業所に配置され、相良営業所の車両は特急バスに充当された。 1978年「急行海岸本線」用に新製時より冷房車として投入された焼津営業所(日野RE141LF 富士重工13型E車体 3台)と相良営業所(いすずBU20 川重車体 4台)は「焼津御前崎線」への路線改変後は野秋ー御前崎サンホテル間の専属運用であったが、相良営業所のBU20については、東名高速道路の渋滞時や夏休み、年末年始の増便の際には、前後折戸、リーフサスペンションの車両でありながら特急運用に充当されることがあった。なお導入当初は銀色の車体に青帯のいわゆる銀バス塗装であったが1980年(昭和55年)に登場したアイボリー地に赤帯の塗装に変更されている。 1980年代1980年代に入ると経年車両の置き換えと増発用として1980年と翌81年に、いすゞK-CRA650(川重73SC車体)標準床がそれぞれ1台ずつ投入された。また、観光標準床タイプの1976年式 三菱ふそうB905N(三菱K10型 2台、富士重工13型B 3台)と三菱ふそうMS512N(K10型後期車体 2台)の計7台が特急用に転用された。 浜岡営業所便の開設当初は、1978年に「東名静岡浜松線」専用車として新製投入された菊川営業所のMS513R(K10型後期車体)の3台の内1台を通常の観光色にして充当したが、車検等車両運用上の都合により静岡浜松線専用塗色のB905N(三菱K10型車体)やMS513Rが運用に入ることもあった。 1986年(昭和61年)のダイヤ改正に際しては、スケルトンタイプの出現によって急速に陳腐化した観光型セミデッカータイプのMS512N、MS513R、K-MS615N(三菱K11型、B35型、富士重工13型Sデッカー)が貸切から転用されたが、一方で三菱ふそう初代エアロバスP-MS715SA標準床タイプも相良営業所と菊川営業所にそれぞれ2台、新製投入されている。菊川営業所に投入された車両については当初は「東名静岡浜松線」を中心に運用され、静岡浜松線専用色のB905Nを置き換えていった。セミデッカータイプや初代エアロバスの投入によって余剰となった標準床タイプの車両は冷房化率向上のため袋井営業所や菊川営業所に転属して他のローカル路線に就いた後廃車となったが、一部の車両(1976年式 B905N富士重工13型B)は更に小鹿営業所に転属し、「静岡日本平線」を担当した。 1980年代末期から1990年代前半にかけては初代エアロバス(P-MS715SA 標準床)が増備されると共にFD-II車体の三菱ふそうK-MS615SAが路線転用されている。FD-IIタイプは貸切用として当初はスウイングドア(プラグドア)で導入されており、乗合転用に際して折戸に交換された。また、1989年に相良と浜岡に2台ずつ新製投入された初代エアロバス(P-MS715SA)は、車内にテレホンカード式の緑電話が装備されていたが、後にポケットベルや携帯電話の普及によって撤去されている。また、走行距離の嵩んだセミデッカーやFD-II車両は特急予備車として、また冷房化率の向上を兼ねて主に「初倉線」や「焼津御前崎線」「南遠線」(現 秋葉中遠線)等のローカル路線にも充当された。 1990年代1991年 (平成3年)7月より相良営業所に新製投入された4台の初代エアロバスU-MS716SA(標準床)については、それぞれに「OCEAN DREAM」「SEASIDE PROMENADE」「BLUE MARINE」「SOUTHERN WIND」という名称が付けられていた。 1990年代半ば以降は貸切車として導入された三菱ふそう初代エアロバスハイデッカー(P-MS725SA)が徐々に特急用に転用され、三菱ふそう MS5系,6系が淘汰されて行った。上高地仕様として1986年に導入された7台の貸切11m級標準床のP-MS725NAのうち、浜岡営業所に配置されていた2台も路線転用され特急運用に充当されたが、内1台は小鹿営業所に転属し「静岡日本平線」で使用されたのちに更に鳥坂営業所に転属し、他の上高地仕様車と共に「静岡井川線」やJリーグの臨時輸送等で使用された。 1995年に三菱ふそうエアロスターの前後折戸、引違窓、エアサス、ハイバックシートのターボ付車両(U-MP618PT)が特急予備車として相良営業所と浜岡営業所に2台づつ配置され、特に相良の2台は東名高速道路の渋滞や通行止め等による大幅な遅延が発生した際、たびたび特急運用に充当された。なお、同型車両が袋井営業所に2台、やや尺の短い(U-MP618MT)が2台 焼津営業所(当時)にも配置された。 2000年代2000年代初頭には初代エアロバスの排ガス規制対応マイナーチェンジ車(U-MS726SA)や2代目エアロバス(U-MS826PA)に加えて、初代日野セレガ(U-RU2FTBB)が路線転用され、特急バスに初めて日野自動車製の車両が登場した。それまでは1980年代に在籍したいすゞK-CRA650 2台を除いて全て三菱ふそう製の車両であったが、これ以降初代日野セレガやセレガR、2代目セレガ・いすゞガーラの比率が上昇して行く事となる。 2003年 (平成15年) 3月1日時点では、相良営業所と浜岡営業所で合わせて26台の車両で運行されていた。 2000年代中盤以降は三菱ふそう2代目エアロバスや初代日野セレガの排ガス規制マイナーチェンジ車(KC-MS829PA 1996年式2台、1997年式1台、1998年式2台、 KC-RU3FSDB 1997年式3台、1998年式1台)が貸切から路線転用され、初代エアロバスの経年車(排ガス規制 P-代、U-代)が廃車されていった。 2005年には14年ぶりに特急バス用の新製車両として標準床の日野セレガR(KL-RU4FSEA)が2台、2007年にも新型セレガハイデッカー(PKG-RU1ESAA)が2台、相良営業所に投入された。 2009年6月、富士山静岡空港の開港により「富士山静岡空港線」が開設され、特急バスと共通の車両が運用に就いた。また、この年から翌2010年にかけて当初は貸切車両として導入された日野セレガRハイデッカー(2005年式 KL-RU4FSEA 4台)と、いすゞ2代目ガーラ(2006年式 PKG-RU1ESAJ 2台)が路線用に転用されたが、折戸への改造は行われず、導入時からのスウィングドア(プラグドア)のまま使用された。なお、これ以降現在(2021年2月)に至るまで貸切車両からの路線転用は行われていない。 2010年代2010年代は2代目日野セレガ・いすゞガーラの新製投入が続き(2011年式1台、2012年式4台、2013年式~2016年式各2台、計13台、折戸仕様)、排ガス規制U-代の三菱ふそうエアロバスや初代日野セレガを更新して行った。 2012年に22年ぶりに運行を再開した「静岡甲府線」用に2006年式のいすゞ2代目ガーラ1台が鳥坂営業所に転属した。2015年に鳥坂営業所が特急バスも担当するようになって以降、同運用に入ることもあったが2018年に同時期に導入された県外高速用車両と共に除籍された。 2015年、鳥坂営業所が特急バスならびに「富士山静岡空港線」の一部運用を担当することとなり、2007年に「静岡井川線」用に鳥坂営業所に配置され、以降季節運行の「南アルプス登山線」に充当されている日産ディーゼル スペースランナー(ADG-RA273PAN)が同運用に就くようになった。 2010年代終盤からは排ガス規制KC-代の車両の更新が始まった。2018年度には1991年以来、27年ぶりに三菱ふそうの新製車両としてエアロエース(2018年式 2TG-MS06GP 3台)が投入され、2019年2月には2代目日野セレガ(2TG-RU1ASDA)も1台配置された。これらの車両はスウィングドア(プラグドア)仕様で導入されており、以降折戸仕様での導入は行われていない。また、相良営業所に配置されたエアロエース2台と2代目日野セレガについては静鉄グループ創立100周年を記念した復刻塗装で登場した。 2019年度には三菱ふそうエアロエースが6台増備された。これらの車両は運転士不足の状況下、1台あたりの乗車定員を可能な限り増やすため客席13列仕様となっており、9月末~10月にかけて投入された5台は64人乗り、2020年3月の1台は65人乗りとなっている。 2020年代2020年度は新型コロナウィルス感染症による減便に伴い、新車投入の無いまま2005年式の日野セレガRハイデッカーの一部や特急予備車として導入された相良営業所所属の三菱ふそうエアロスター(P-MP618PT)が同年12月を以って除籍されている。
※この「車両の変遷」の解説は、「特急静岡相良線」の解説の一部です。
「車両の変遷」を含む「特急静岡相良線」の記事については、「特急静岡相良線」の概要を参照ください。
車両の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:20 UTC 版)
1988年(昭和63年)3月の開業当初は静岡鉄道からの譲渡による大型車3台(いすゞCJM470V 低床タイプ)で営業運行を開始した。静岡鉄道の在来路線カラーの赤色の部分を黄色に変えていた。また、は山鳩をデザイン化したマークが全面と側面に貼られ、やまばと1号から3号まで愛称が付けられていた。貸切代替バスであったため、いずれも車体表記は「貸切」「限定」であった。 1990年(平成2年)に静岡鉄道の路線を承継した際には、静岡鉄道からの譲渡により中型車5台(日野レインボーRJ172BA・やまばと4号から8号)が増備された。 1993年(平成5年)には小型観光バス(三菱ふそうエアロミディMJ5系観光タイプ)が投入され貸切バスの営業を開始し、1999年(平成11年)にも後継車種(三菱ふそうエアロミディMJ6系観光タイプ)が追加投入された。 2003年(平成15年)には「市街地循環線」の開設にあたり、小型低床バス(三菱ふそうエアロミディME17DF)が新製投入された。車両は掛川市からの貸与で掛川市のKの文字をデザイン化した専用色となっていた。 2004年(平成16年)から2005年(平成17年)にかけて、開設当初より運用されていた大型車3台(いすゞCJM)の更新用として、大型車2台(日野HU3KLA)とトップドアの小型車1台(日野リエッセRX4JFE)が導入された。なお、大型車2台は山間路線に適した高出力・エアサスタイプが選定され、神戸市交通局で使用されていたものが導入されが日野自動車製シャシに西日本車体を架装する静鉄グループでは極めて特殊な仕様であった。 2007年(平成19年)「東循環線」の開設にあたり、小型低床バス(三菱ふそうエアロミディME17DF)が増備された。 2009年(平成21年)1月に元関東バスの日産ディーゼルRNが1台導入された。 2013年4月には川崎鶴見臨港バスからエルガミオノンステップが1台導入された。また、この他にも東急バスや京成バスからの移籍車が在籍している。 2017年には相鉄バスから移籍したエアロミディMKのノンステップ車が導入され、「茶のみやきんじろう」デザインバス として運行されている。
※この「車両の変遷」の解説は、「掛川バスサービス」の解説の一部です。
「車両の変遷」を含む「掛川バスサービス」の記事については、「掛川バスサービス」の概要を参照ください。
- 車両の変遷のページへのリンク