車両の外観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:41 UTC 版)
「新幹線E7系・W7系電車」の記事における「車両の外観」の解説
車体はアルミニウム合金のダブルスキン構造を採用しており、先頭車のノーズ長はE2系と同じ9.1 m である。 JR側から川崎重工に対し「E2系とは違うイメージにして欲しい」という要望があった。 またE954形電車(FASTECH 360 S)の「ストリームライン」デザインとの類似性を指摘されることもあるが、川崎重工では「ストリームラインは日立製作所が開発したもので、それをベースにしたということはない」としている。 運転台はキャノピー型であるが、これは新幹線500系電車を開発したJR西日本が共同開発したことにより実現した。 車体幅は後述する車体傾斜装置を装備していないことで3,380 mm となり、E5・H5系と比べて30 mm 広くなった。車体断面積はE2系の11 m2 よりも若干小さい10.9 m2 である。床下機器は吊り下げ式で車体と連続した形状のカバーで覆われているが、台車部分は完全には覆われておらず、下部が開放された形状である。車体連結部分では、E5・H5系で装備されていた車体間ダンパーは装備されず、外幌はE2系と同様の側縮幌を採用した。 外観デザインは高速走行するための造形と日本の伝統的な色使い、走行する沿線の風景を融合させ、スピード感と精悍さを表現した。先頭形状は環境性能を考慮した空気力学的な最適形状にデザインされ、環境性能に考慮した造形にされた。また塗装は、車体上部色が空色■、車体色がアイボリーホワイト■、車体中央の帯色が銅色(カッパー)■および空色である。 両先頭車となる1・12号車の両側面には「輝く未来に向かって突き進むイメージ」をコンセプトに未来への希望・日本の伝統工芸の緻密さ・速さを表現したシンボルマークが配置される。 なお上越新幹線用のE7系では期間限定で、E1系リニューアル車やE4系リニューアル車と同様な朱鷺色■と称されるピンクの帯、および、稲穂と朱鷺の羽をイメージしたロゴマークがラッピングされている。
※この「車両の外観」の解説は、「新幹線E7系・W7系電車」の解説の一部です。
「車両の外観」を含む「新幹線E7系・W7系電車」の記事については、「新幹線E7系・W7系電車」の概要を参照ください。
- 車両の外観のページへのリンク