特別ルール「捕まってはいけない」
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「笑ってはいけないシリーズ」の記事における「特別ルール「捕まってはいけない」」の解説
2010年の『スパイ』から『トレジャーハンター』まで行われた訓練の1つ(『空港』『熱血教師』はなし)。「番組史上最も過酷な罰ゲーム」と評された『24時間耐久鬼ごっこ』(2000年放送)を元にしている。高視聴率をとった前述の2000年版も松本は不参加であり、また2010年から始まった「捕まってはいけない」でも松本は藤原曰く「(左股関節を)手術したばっかりだから走ったり出来ない」状態のために不参加。後の回(後述)でも松本は毎回拉致等で参加せず、それに伴いゲストが鬼ごっこでのみ参加という流れが恒例になった。 鬼は以前と同じ『チ○コマシーン』『パイ』『ハリセン』等の罰ゲームに加え、『噛みつき注意』『デコピン』『デブD』『一服』『一本釣り』『日高昆布』『祭』などが追加された。『噛みつき注意』は手を噛まれる、『デコピン』はおでこをデコピン、『デブ』はその名の通りに巨漢の鬼からビンタされ(通常の鬼に比べ走るスピードが遅いためか長男、次男、三男がおり連携して襲ってくる)、『一服』は鬼とタバコを一服する(唯一罰ゲームでないキャラ)、『一本釣り』は上の階から釣竿で鼻フックをされて引っ張られ、『日高昆布』は濡れた昆布で叩かれ、『祭』は神輿の形をした三角木馬に座らされ、それぞれ何回も運ぶ動きをさせられる。鬼に捕まると、メンバーの服に執行された罰の名前が書かれたテープが貼られた。鬼ごっこは1時間行われるが、最初の20分が経過するとその後10分ごとに鬼が追加されていき、残り1分になると『胴上げ』と書かれた鬼が集団で登場する上、捕まると何度も彼らに胴上げされる。ここでもヘイポーのへタレが炸裂し、『ヘイポー』と書かれた服を着て巨大ハリセンを持って登場したが、下り坂で勢いがついて持っていた巨大ハリセンを踏んでこけた上メンバーにハリセンを奪われてしばかれるなどの返り討ちに遭い、追い返された。なお、今回の鬼はブラックアーミー軍団と同じお仕置き隊が演じているため、目元が露出している。 『青春ハイスクール』では「レクリエーション」と統合の上、特別訓練と称した「脱出ゲーム」へ変更された。本項では便宜上それについても記述する。 2015年12月17日には、この「捕まってはいけない」をベースにしたニンテンドー3DS用ソフト『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に捕まってはいけない ガースー黒光りランド』(ダウンタウンのガキのつかいやあらへんで!! ぜったいにつかまってはいけない ガースーくろびかりランド)がアルケミストより発売された。 捕まってはいけない地球防衛軍 2013年の『地球防衛軍』で行われ、溝端淳平が参加した。黒鬼に拉致監禁された松本を救出するために監禁場所を示す地図の入った宝箱を探すことになるが、20分ごとに鬼が追加されていくうえ、監禁されている松本も20分ごとに「こちょばし」攻撃を受けることになる。鬼は『スリッパ』『ハリセン』などに加え、『四つん這い』『自転車通勤』『エルビス』『キ○タマシーン』『ハネムーン』『優勝』『ドライブ』『バズーカ』『江頭』が追加された。『エルビス』は太い油性ペンで顔にもみあげ(田中の場合はこれにチョビヒゲも加わる)を書かれる、『ハネムーン』は大量の空き缶の付いたベルトを着けられて音で居場所がわかってしまう(方正は空き缶についているひもが階段の手すりに絡まってしまい、しばらく身動きできなかったが、ひもを噛み切ってようやく動けるようになった)、『ドライブ』は脇阪寿一が運転する時速300km超のレクサス・LFA(4000万円相当)に同乗させられて富士スピードウェイのサーキットを周回。そして、『江頭』は江頭が尻に粉を詰め、それを顔に噴射するというものだったが、放送上では不発に終わる。これはセッティングに時間が掛かった上、テープチェンジのタイミングが重なり、実際は噴射するまでかなりの時間が掛かったため。 捕まってはいけない大脱獄 2014年の『大脱獄』で行われ、田原俊彦が参加した。藤原の指示により脇腹を痛めている松本が監禁される役となり、敷地内のどこかにある鍵を探し出してドアを開け松本を救出するが、間違った鍵(サイズが合わない鍵)を使うと松本が『おばちゃん(おばちゃん1号)』鬼にキスをされる。鬼は10分ごとに追加され、最初は『スリッパ』『ハリセン』であるが、10分ごとに『ケツバット』『足かせ』『麻呂』『遠藤一家』『ハットして!Good』『ごめんよ涙』『危険』『小橋建太』が追加された。『ケツバット』は「笑ってはいけない」同様に黒鬼に黄色いバットで尻を叩かれる、『足かせ(タイツには『足枷』と書かれていた)』は足に音の出る大きな球体を結び付けられ(方正がリヤカーを使おうとした時に黒鬼のハリセンに外され方正は「えぇ奴やったぁぁ」と誉めた。)、『麻呂』は顔に化粧をされる、『遠藤一家』は(捕まった人が誰であろうが)部屋に連れて行かれ、その場で遠藤の父・母・弟が登場し彼らと会話をするが、直後に彼らにプロレス攻撃をされる、『ハットして!Good』は頭に大量の爆竹をつけた帽子を被らされた上で爆破、『ごめんよ涙』は「ごめんよ涙装置」と呼ばれる玉ねぎスライスマシーン2台を左右両方に設置してある台に頭を入れられて、スライスマシーンを動作させ切った玉ねぎで涙を出させる、『危険』は車の前に縛りつけられ周囲を周回する、『小橋建太』は他の黒鬼に羽交い締めにされて小橋の張り手を何発も食らう。方正はこの時老眼であり、そのせいか『小橋健太』を『小梅太夫』(現:コウメ太夫)と見間違えたらしい。本物の鍵は、藤原のポケットに入っていた。 自分が罰を受けたくないせいか、仲間を盾にしたり、(鬼に)仲間を売るなどと悪い部分が多く見られる(特に方正と田中)。なお、ゲストやヘイポー以外の黒鬼はNSCの生徒である。 捕まってはいけない名探偵 2015年の『名探偵』内で行われ、柳楽優弥が参戦した。控え室で着替えをしていると突然黒鬼が現れて松本が拉致監禁され、敷地内のどこかにある鍵を探し出して松本を救出することになるが、間違った鍵を使うと松本が『おばちゃん(おばちゃん1号)』鬼と『イジリー岡田』鬼に高速鼻ペロンチョをされる。鬼は20分ごとに追加され、『スリッパ』『ハリセン』『ケツバット』に加え、『風船祭』『パンダ』『遠藤一家』『時限爆弾』『銀盤の女王(安藤美姫)』『江頭』『中抜き』『生ビール』『サンダーライガー』などが追加された。『風船祭』は体に大量の風船を装着される、『パンダ』は顔にパンダのメイクをされる、『時限爆弾』は1分後に作動する爆弾をつけられる(中身はびっくり箱)、『銀盤の女王』は安藤美姫にスケートリンクの上でハリセンで叩かれる。この時、方正は老眼の影響からか『銀盤の女王』を『銀座の女王』と見間違えてしまった。『江頭』は江頭2:50に鼻を舐められる、『中抜き』はショベルカーが罰を受けるメンバーの上を跨ぐように通り、通りすぎた直後に爆発する、『生ビール』は小峠英二(バイきんぐ)にビールサーバーの泡(シェービングクリーム)を吹きかけられる、『サンダーライガー』は獣神サンダーライガーにロメロ・スペシャルをかけられた上そのままハリセンで股間を叩かれるというもの。 捕まってはいけない科学博士 2016年の『科学博士』内で行われ、ヒロミが参戦した。『名探偵』同様、控え室で着替えをしていると突然黒鬼が現れて松本が拉致監禁され、敷地内のどこかにある鍵を探し出して松本を救出する事になるが、間違った鍵を使うと松本が『おばちゃん(おばちゃん1号)』鬼と『出目金(木下隆行(TKO))』鬼に電流で攻撃される。鬼は10分ごとに追加され、『スリッパ』『ハリセン』『ケツバット』に加え、『玄関マット』『鉄拳』『真田丸』『101匹わんちゃん』『モンスタートラック』『積年の恨み』『ゆーとぴあ』『江頭』などが追加された。『玄関マット』は筒状に巻いた玄関マットで「笑ってはいけない」同様に尻を叩かれる、『鉄拳』は顔に鉄拳のメイクをされる、『真田丸』は甲冑を着せられて三角木馬に乗せられ体育館内を引き回される、『101匹わんちゃん』は体に101個の犬のペットバルーンをつけられる、『モンスタートラック』はモンスタートラックに乗せられてグラウンドを一周する、『ゆーとぴあ』はグラウンドの小屋の上から長く伸ばしたゴムパッチンをされる、『江頭』は江頭2:50と一緒に自転車のチューブを巻かれ、そのままチューブを膨らませて破裂させるというもの。『積年の恨み』は真っ先にヒロミが捕らえられて羽交い締めにされ、そこにB21スペシャルの相方だったデビット伊東とミスターちんが登場して、ヒロミの過去話を暴露しつつヒロミをハリセンで叩いていた。さらに『ハマの番長』では、スペシャルゲスト鬼として野球解説者の三浦大輔(現・横浜DeNA監督)が登場し、三浦は捕まって四つん這いの姿勢を取らされた遠藤の尻に渾身のストレートを投球した。未公開版では、『ブリーフ投げ』と『せーの!バズーカ』が登場している。『ブリーフ投げ』は、ブリーフを穿かされジャイアントスイングされる、『せーの!バズーカ』は「大晦日といえば?」というお題の答えをメンバーが同時に発表したが合わなかったため、捕まった方正がパイバズーカを喰らった。ゲームとは全く関係ないが、浜田が学校内に入る際に同じ場所(1.5cmの段差)で2回つまずくハプニングがあった。(しかも1回目はつまずいた直後に笑ってしまい、この時はゲーム開始前で通常の笑ってはいけないルールが適用されるため、そのままアウトとなりお尻をしばかれた。) 捕まってはいけないアメリカンポリス 2017年の『アメリカンポリス』内で行われ、俳優のムロツヨシが参戦した。藤原の指示により松本が監禁される役となり、敷地内のどこかにある鍵を探し出してドアを開け松本を救出する(今回以降、偽の鍵は登場しない)が、10分経過ごとに松本はお仕置きを受ける。鬼は『スリッパ』『ハリセン』『チ○コマシーン』に加え、『ジーパン』『アメフト』『顔面粘着テープ』『マリーアントワネット』『鬼札 巨大ゴムパッチン』『TKO木下』『江頭』などが追加された。『ジーパン』は笑ってはいけない同様に尻を叩かれる、『顔面粘着テープ』は顔面に粘着テープを巻きつけられ、『マリーアントワネット』は方正がマリーアントワネットの衣装にお色直しされる(鬼が来た瞬間ムロがドレスの中に隠れるシーンもあった)、『鬼札 巨大ゴムパッチン』は2階の放送室の宝箱の中に入っており、鬼札を貼られた者が巨大ゴムパッチンを受けるというものである(方正は即決で浜田を指名した。)。未公開シーンでは、『浜口家』と『怪力レスラー』が追加され、『浜口家』は浜田が浜口家(母)に呼ばれ部屋に行き、アニマル浜口が鬼から逃げる秘策を伝授するとの事だったが、実際は浜口京子にレスリングをかけられ実践練習させられるというもの。『怪力レスラー』は中西学にチョークスリーパーをかけられるというものである。『江頭』は牢屋の下から現れ、松本にキスをした。その後ドアを開けてそのまま退散したが、鍵がかかっていないことが判明したため訓練は終了した。これに関して藤原は、「固定観念に囚われてはいけない」と注意を促した。 捕まってはいけないトレジャーハンター 2018年の『トレジャーハンター』内で行われ、ボクシング王座の井上尚弥が参戦した。藤原の指示により松本が監禁される役となり、敷地内のどこかにある鍵を探し出してドアを開け松本を救出する。鬼は『チ○コマシーン』『TKO木下』『江頭』に加え、『ビーサン』『メガホン』『ライダース』『トップスター』『身代わり人形』『バケモノ』『枯葉シャワー』『パンスト映え』『フライングパイ』『ハンドパワー』『ビッグバン』などが追加された。『ビーサン』と『メガホン』はスリッパやひしゃくと同様頭を殴られ、『ライダース』はライダースジャケットで尻を叩かれる。『トップスター』は方正が宝塚歌劇団風の衣装にお色直しされた。『バケモノ』は浜田が顔に輪ゴムをたくさん巻きつけられるもので、『枯葉シャワー』はダンプトラックに積んだ大量の枯葉で田中を生き埋めにするというもの。『ビッグバン』はショベルカーが巨大風船を割るというもの(鍵はこの風船の中に入っていた。)。『身代わり人形』は人形を持った者が罰を受ける前に身代わりにしたい者の名前を言えば、そのメンバーに罰を転嫁できるというもので、手に入れた田中・井上ともに浜田を身代わりに指名した。 脱出ゲーム(青春ハイスクール) 「捕まってはいけない」及びレクリエーション企画の代替として、特別授業と称し5人と助っ人の成田凌が以下の4つの脱出ゲームに挑み、失敗したらお仕置きが行われる。ゲームの進行はケンドーコバヤシが担当。なおこの場合は本来の「笑ってはいけない」ルールは中断される。ミイラの間 『宝探しアドベンチャー 謎解きバトルTORE!』のステージ「ミイラの間」行われたものと同じルールで行い挑戦者3名が一問多答クイズに挑み制限時間内に全3問正解したらクリアとなり失敗したらお仕置きとして激臭砲を浴びせて棺に閉じ込められる。なお、問題ジャンルは挑戦者の得意ジャンル及びお笑い関連である。 1人目の挑戦者は田中で、1問目の問題は「図鑑NEOに載っているサメの種類を10種類答えろ」という問題で10問答えることが出来た。2問目の問題は「M-1グランプリの歴代王者を10組答えろ」という問題だが、答えている途中で時間切れになってしまい、激臭砲を浴びせられ、棺に閉じ込められてしまった。2人目の挑戦者は松本・浜田(ダウンタウン)で、1問目の問題は「キングオブコントの歴代王者を5組答えろ」という問題、2問目の問題は「吉本の女性ピン芸人を5人答えろ」という問題、3問目の問題は、昨年の捕まってはいけないの時に出された人名を5人答える問題であったが、3問とも正解出来たので、ダウンタウンは罰を免れた。 怪力ステージ 代表者2名がつるされた8メートルのロープを上りくす玉を割ればクリア。失敗したら代表者がお仕置きされる。1人目の挑戦者は方正だったがほとんど上に登れず失敗となった。2人目の挑戦者は松本(代表者となっている)で、松本は腕力が強いため腕の力だけで登るように言われたが成功し、難なくお仕置きは免れた。 回転ステージ 高速回転の椅子で30回転されて、10秒以内に10メートル先におかれたスイッチを押せばクリアとなる。3名が挑み失敗したら代表者がお仕置きされるもので、田中、助っ人の成田が30回転でとどまったが失敗した。一方でリーダーに指名された浜田が50回転に増えたが成功し、お仕置きは免れた。 なお、田中が回転したあと、スイッチに向かう際、目が回って転んでしまった。その転び方が不自然な転び方だったのでここでも演技疑惑が出てしまった。 爆破の間 代表者1人が椅子につながれ残った4人が謎解きクイズに挑み制限時間内に全員正解したらクリア。失敗したら逆バンジー+弾着爆破の刑を受ける。今回は松本、浜田、方正、田中、遠藤の中で頭がいいのは誰という問題を2分以内に5人全員回答し、失敗した(1人でも解答出来なかった)場合は成田が逆バンジー+弾着爆破の生贄になる役になるもので結局浜田だけが解答出来ずに成田が逆バンジー+弾着爆破となり、解答できなかった浜田が爆笑し方正が「ゴッドや」と言い残して別れるオチとなった。 対決の間 未公開スペシャル放送された企画でレクリエーション企画のリメイク。リメイク前は松本、浜田、方正、遠藤、田中が各ゲストとチームを組み戦う方式だったが、今回はガキ使メンバー+成田の6人と霜降り明星、EXIT、ミキの若手芸人3組6人の対決を行い方正、松本、田中が「なりきりしりとり(指定人物になりきってしりとりを行う)」、浜田、遠藤、成田が「ドンピシャカラーワード(ケンコバが指定した色をいい色がついた物を言う)」を行い負けた場合はチ○コマシーンのお仕置きを受ける。最終的に6人全員がチ○コマシーンのお仕置きを受けたが、終了後、浜田から「田中(のチ○コマシーン)のリアクションを見てみたい」とリクエストを受け再検証を見せ、最終的に若手3組もチ○コマシーンを受ける羽目になった。
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