山吹中学校
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「テニスの王子様の登場人物」の記事における「山吹中学校」の解説
ダブルスが強いことで全国的に有名な学校。都大会準決勝は不動峰が途中棄権し、決勝へ。決勝では青学に敗れて準優勝。関東大会は第4シードとして出場。2回戦で不動峰に敗れてしまうが、敗者復活戦を勝ち抜き、5位で全国大会出場を決めた。全国大会では1回戦で聖イカロスに勝利するも、2回戦の名古屋星徳に敗れてベスト16に終わった。 『新-』で催されているU-17日本代表選抜の合宿には千石・亜久津・南・東方の4名が参加している。 千石 清純(せんごく きよすみ) 声 - 鳥海浩輔 身長 170cm→172cm 体重 59kg 誕生日 11月25日 血液型 O型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:オールラウンダー 【スピード - 2 /パワー - 3 /スタミナ - 3 / メンタル - 5 /テクニック - 4】 強運の持ち主で、愛称は「ラッキー千石」。これまでにトスを外した事はない男子生徒。「ダンクスマッシュ」を繰り出せるほどの跳躍力と優れた動体視力、ゲームメイク能力を持つ関東屈指の曲者。手塚が辞退した枠でジュニア選抜に選ばれたことがある。飄々とした性格で女好き。 持ち前の動体視力はどんなスピードボールもコマ送りに見える程で、それを活用して相手の動きの逆を突くことなども可能。 都大会決勝ではS2で桃城と対戦。いきなり「ダンクスマッシュ」を決められるが、自身も「ダンクスマッシュ」を披露する。それも、より衝撃的に演出するために0-40から意図的に追い込まれる状況を作ってからのものであり、桃城が勢いに乗ったところを動揺させるという、巧みなゲーム運びを見せつけ、そのままゲームもブレイクする。その流れで「虎砲」で一気に突き放すことを試みるが、食わせ者である桃城に見切られて逆にブレイクし返され、接戦になる。その後は5-3とリードするが、左脚を痙攣しながらも気合で打った相手の「ジャックナイフ」にパワー負けして返せず、そこからは劣勢に。片脚を痙攣していながら強くなる桃城に手を焼き、最後は「ジャックナイフ」に対して両手打ちで試みるも返せず、敗北した。関東大会2回戦では神尾と対戦。動体視力を駆使して神尾のリズムを狂わすが、相手が土壇場で打ってきた「音速弾」を返せず劣勢に。それでもタイブレークに持ち込んだが、最後は神尾の粘りに屈して惜敗。その後は、シングルスで勝つために後輩と共に厳しい特訓を重ね、動体視力・身体能力を更にアップさせた。その結果、全国大会の1回戦では聖イカロスのリチャードの速さに対応し、勝利した。2回戦の名古屋星徳戦では唯一の白星を挙げている。 アニメでは関東大会後にボクシングで体を鍛え、新たに「ボクシングテニス」を展開。ジュニア選抜合宿では桃城とリベンジマッチを行い、虎砲を使わずボクシングテニスで1ゲームあたり3分近くで展開し、都大会の屈辱を晴らした。日米親善試合ではS3でボビーと対戦。ボクシングで培ったスタミナ・集中力、持ち前の洞察力で体格差をものともせず、タイブレーク、そして試合続行不可能なまでに追い詰めた。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは桃城が鬼との試合で手首を負傷していたため不戦勝となる。W杯決勝リーグでは離脱した亜久津に代わり、メンバーに選出される。 技一覧 虎砲 高く上げたトスから最短距離のセンターコートへ叩きつけるサーブ。 ボクシングテニス アニメで登場。ボクシングで鍛えたフットワークを生かしてコンパクトなスイングで重い球を放つテニススタイル。 超高速回転サーブ アニメで登場。強靭な肉体を活かしインパクトの一瞬に力を凝縮して放つ、速いだけでなく重くて伸びる直球サーブ。 亜久津 仁(あくつ じん) 声 - 佐々木望 身長 183cm 体重 71kg 誕生日 4月2日 血液型 B型 学年:3年 利き腕:右 プレイスタイル:無手勝流 【スピード - 4 /パワー - 5 /スタミナ - 4 / メンタル - 3 /テクニック - 4】 最初は暴力で相手をねじ伏せる極悪人として登場。中学生でありながら喫煙していた男子生徒(『新-』では吸っていない。ペアプリvol・9の作者コメントより)。喧嘩の腕は全国区。非常に若い母親を持つなど特殊な家庭環境で育ったためか、幼い頃から暴力的で人に指図されるのを極端に嫌う性格であった。河村とは小学生の頃に同じ空手道場に通っていた幼馴染。 抜群のテニスセンスを持ち、相手の選手が動いてから強引に逆方向にボールを打ち直すことすら可能な、テニス界十年に一人の逸材。また、すべてのスポーツにおいて頂点を目指せるほどの理想的な筋肉の持ち主でもある。しかし、努力をせずとも高い実力を持ち無敗を誇っていたため、テニスに対して情熱を持つこともなかった。小5にしてテニススクールのセミプロに完勝するも、その後一旦テニスから離れる。 都大会の2か月前、気まぐれでラケットを振るところを伴爺に見初められてテニス部に入部。怪物・亜久津と周囲に噂され恐れられる。都大会決勝ではリョーマと対戦し、見下しているはずのテニスで敗北することへのプレッシャーを感じながらも超攻撃型テニスを披露。更に伴爺のアドバイスを聞き入れリョーマを苦しめたが敗北。燃え尽きるまで闘って満足したのか、この試合を最後にテニス部を退部するも、伴爺に勧められたアメリカ留学を千石の後押しもあり葛藤の末に決める。 当初は卑劣な言動が目立ったが、都大会決勝後は自分に憧れる壇に進むべき道を示す、河村を励ますなど、他人を思いやる優しさも見せるようになった。全国大会準決勝では、石田銀の波動球で観客席に吹き飛ばされた河村を片手で受け止め、「諦めるな」という意味で「死んでこい」と発破を掛けた。また、全国大会決勝ではリョーマの記憶を取り戻すため、ラケットを手にコートに現れる。ゲーム「最強チームを結成せよ!」では、特定の選手以外(リョーマ、河村、壇など)の初期友情度がゼロである。 アニメでは、真田に敗れてスランプに陥っていたリョーマの前に現れて野試合を挑み、散々罵りつつも活を入れ、リョーマのスランプ脱出のきっかけとなった。 『新-』では海外で修行を積んだ後に、U-17選抜合宿に参加。脱落タイブレークマッチで河村に勝利。一軍入れ替え戦では真田と組み、種ヶ島・大曲ペアと対戦。ブランクを感じさせない動きを見せ、終盤には真田と息の合ったプレイを見せるが敗北。W杯中学生日本代表に選ばれている。W杯グループ予選では、スイス戦の「チーム梅」に選出され、平等院の反対を押し切って負けたら帰ることを条件にS3に出場し格上のアマデウスと対戦。「光る打球」で攻めるがアマデウスの「闇」に悉く返され、意識の朦朧とする中で「無没識」を覚醒させる。その後、アマデウスを追い詰め、最後は1ゲーム奪うも体力が尽き棄権負けとなる。無没識 極限まで追い詰められたことで覚醒した、第8の意識とも呼ばれる状態。打球を打つギリギリまで5〜10種の攻撃を残像のように見せることで相手に付け入る隙を与えない攻めを見せるが、その動きから足への負担は大きい。 南 健太郎(みなみ けんたろう) 声 - 石川正明 身長 178cm 体重 66kg 誕生日 7月3日 血液型 A型 学年:3年(部長) 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 【スピード - 3 /パワー - 3 /スタミナ - 3 / メンタル - 2 /テクニック - 3】 ダブルスプレイヤーで、サインプレーが上手い男子生徒。ショートクロスからの「ストレート」を打てるというテニスセンスを持つ。 東方とのダブルスは、基本に忠実なプレイスタイルでなおかつ影が薄いことから「地味's(ジミーズ)」と千石に命名されるが、東方と共にこの呼称を嫌がっている。 前年も東方とコンビを組んでおり、都大会で大石と1学年上の先輩ペアを破り、全国大会にも出場した実績を持つ。 都大会決勝ではD1で大石・菊丸ペアと対戦。前年同様に大石への集中狙いと見せかけたフォーメーション崩しをするが、今年は通用せず。それでもサインプレーで優勢に進めるが、逆に相手にもサインプレーをされ、それを機に菊丸がアクロバティックプレイをやり出してからは劣勢になり、敗北した。関東大会2回戦では石田・桜井ペアに勝っている。 『新-』での脱落タイブレークマッチではリョーマが現れず不戦勝。 東方 雅美(ひがしかた まさみ) 声 - 永野善一、竹本英史(代役) 身長 187cm 体重 76kg 誕生日 9月10日 血液型 A型 学年:3年(副部長) 利き腕:右 プレイスタイル:アグレッシブ・ベースライナー 【スピード - 3 /パワー - 3 /スタミナ - 3 / メンタル - 2 /テクニック - 3】 強烈で鋭いサーブが持ち味で、これを受けた相手は決まったコースに打ち返せざるを得なくなってしまう。 「地味's」の一人。前年は大石とその先輩のペアを破ったが、都大会決勝では伴田曰く「プレーに隙はなかったが、心に隙があった」ため大石・菊丸ペアに敗北する。 『新-』での脱落タイブレークマッチでは平古場に敗北。 壇 太一(だん たいち) 声 - 小林由美子 身長 147cm→149cm 体重 40kg 誕生日 1月2日 血液型 AB型 学年:1年 利き腕:左 プレイスタイル:現在模索中 誰に対しても少しおかしな敬語で喋る男子生徒。一人称は「僕」。口癖は「ダダダダーン!」。自分とは様々な意味で対照的な亜久津に強い憧れを抱いており、彼を全く恐れていなかった数少ない人物。亜久津にもらったヘアバンドを愛用しているが、サイズが合っていないためよくずり落ちる。小柄であるという理由でマネージャーをしていたが、自分と変わらない体格のリョーマが憧れの亜久津を倒したのを見て、亜久津が去った後にテニス部に入部することを決意する。千石から次世代の山吹を託された。 アニメでは、堀尾らの計らいで「ツイストサーブ」や「ドライブB」などを駆使し、選手としてリョーマに勝負を挑んだ。 『新-』では、亜久津に御守りを渡すため浦山と共に合宿所を訪れ、そこで堀尾と会い共に行動した。 室町 十次(むろまち とうじ) 声 - 平野貴裕 身長 165cm→167cm 体重 55kg 誕生日 10月31日 血液型 AB型 学年:2年 利き腕:右 プレイスタイル:カウンターパンチャー 部活中はサングラスをかけており、炎天下で長時間練習しているため、「逆パンダ」の日焼け跡がある男子生徒。 S1となることが多いが、これは千石・亜久津と共にくじで決めているため、実力で勝ち取ったものではない。出番が回らずに試合が終わったり、試合途中で相手が棄権するなどがあって実力は未知数であるが、全国大会1回戦では勝利を収めている。3年生の引退後は南の後を継ぎ、部長に就任する。 新渡米 稲吉(にとべ いなきち) 声 - 渡辺慶 身長 168cm→169cm 誕生日 8月8日 血液型 A型 学年:3年 利き腕:右 頭上の葉っぱがトレードマーク。ダブルスがとにかく強いと評される山吹で、喜多とのペアでレギュラーを張っている男子生徒。ダブルスとはいえ、都大会決勝のD2で不二に途中棄権ではない形で公式戦初黒星をつけた。関東大会2回戦では内村・森ペアに敗れている。 アニメではトレードマークである葉っぱがない。 喜多 一馬(きた いちうま) 声 - 置鮎龍太郎 身長 170cm 誕生日 7月26日 血液型 O型 学年:2年 利き腕:右 頬の渦巻き模様がトレードマークの男子生徒。新渡米と共に鋭いツッコミを入れることがある。 アニメではトレードマークである渦巻き模様がない。 伴田 幹也(ばんだ みきや) 声 - 西松和彦 身長 165cm 体重 58kg 誕生日 7月6日 血液型 B型 年齢:70歳 山吹中テニス部監督。通称「伴爺」。いつも笑顔の好々爺だが、策士の顔も併せ持ち、笑顔のままで厳しいことも言う。亜久津をテニス部に入部させるきっかけとなった人物。南次郎が青学在籍時に無名校の監督をしており、都大会で青学を破るという金星を挙げている(南次郎自身は圧勝している)。それから南次郎や当時から青学の監督をしていたスミレとは因縁の関係である。
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