共通登場人物
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「静おばあちゃんにおまかせ」の記事における「共通登場人物」の解説
主要人物 高遠寺 静(こうえんじ しずか) 日本で20人目の女性裁判官だったが、20年以上も前に退官している。法律を語る口調は厳しく、人を語る口は優しい。孫の円に毎日のように法律談義や人生訓、お作法指導をするだけでなく、円の話を聞くだけで様々な事件の謎を解いてしまう。大正生まれらしく、チェーン店のファーストフードは「エサ」だといって目の敵にする。 昭和の終りの頃は高等裁判所で裁判長を務めていたが、無職の男性が不動産屋に押し入って経営者夫婦を刺殺したあげく金銭を持ち逃げしたという強盗殺人事件で自身が出した判決の責任を取り、定年を待たずして自ら退官した。 高遠寺 円(こうえんじ まどか) 世田谷区成城1丁目の建坪20坪ほどの家に住む、法律家を目指している法学科2年の女子大生。流行キレイめお嬢様系のファッションをしており、控え目な明るさ、返答はぐらかすことを決して許さなさそうな澄んだ瞳が印象的。 待ち合わせにはいつも大学近くの大型書店を指定する。高所恐怖症。着メロはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。 中学2年生だった平成18年9月18日、父・陽平(ようへい・45歳)と母・美紗子(みさこ・40歳)と共に縁日に出かけた帰り、浅草の吾妻橋のたもとで両親は後ろから来た車に轢かれたが、父親が円を突き飛ばしたために1人だけ助かった。駆け寄って来た男からは酒の匂いがしたが、「救急車を呼んでくる」と言い残して車に乗って一度走り去り、戻ってきた後の警察の取り調べではなぜか飲酒は認められず、歩行者の注意義務の怠りもあったということで執行猶予つきの懲役2年5か月で実刑にすらならなかった。円は祖母の静に引き取られたため滝沢から高遠寺に名前が変わった。 葛城 公彦(かつらぎ きみひこ) 警視庁捜査一課の刑事。階級は巡査部長。円より6つ年上の25歳、独身。刑事として秀でた能力はないが、セールスマン顔負けの粘り強さがあり、およそ警察官らしからぬ風貌と物腰のため、大抵の人間は警戒心を解いて思いのたけを吐露してしまう。ポーカー・フェイスが大の苦手で嘘が下手。自己評価が著しく低いため、変なプライドもなく誰からでも素直に教えを請うたり意見を聞き入れることができる。底抜けに無防備な振る舞いと、穏やかな目がひどく印象的だが、なぜか恋愛はいつも「いい人」で終わってしまう。ファッションには縁がない。 円とは以前、葛飾で起こった連続強盗事件の第4の被害者の友人として事情聴取をした際に初めて知り合い、円がふと洩らした一言が事件解決の糸口となったため、以降聡明な女性という印象を持っていたが、何度も関わるうちに恋心を抱くようになり、〈至福の園〉の事件解決後、一夜を共にし付き合うようになる。 その他 釘宮(くぎみや) 警視庁警備部長。 財部 和人(たからべ かずと) 警視庁捜査一課管理官。35歳。父親は警視庁総務部長を務めており、その人情肌を受け継いだのか、本人もキャリアでありながら現場の意見を尊重し、捜査員に接する態度も評判が良い。釘宮はかつての上司。理知的な顔立ちをしている。 津村(つむら) 警視庁捜査一課課長。財部の直属の部下。 三枝 光範(さえぐさ みつのり) 円の両親を轢いたとして逮捕された男。当時まだ警察官2年目の24歳だった。 現在は本所署強行犯係勤務。馬鹿がつくほど真面目で謹厳実直を絵にかいたような男で、人望はあるが野望はなく、徳はあるが毒がないといういわゆる“イイ奴”だったが、現在は希望をなくし、枯れたような印象を人に与えるようになっている。 犬養(いぬかい) 警視庁捜査一課の刑事。葛城の先輩で年齢は5つ差。三十路ですでに3回結婚している。葛城をからかうことも多いが、何かといつも気にかけ、どんな悩みを打ち明けても笑いながら適切な助言をしてくれる懐の深い頼れる先輩。若い女の子の涙は苦手。所轄時代、三枝と一緒に働いていたことがある。
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共通登場人物
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「さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿」の記事における「共通登場人物」の解説
※複数の短編に登場する人物を記載。 主要人物 香月 玄太郎(こうづき げんたろう) 本作の主人公。愛知県本山にある通称「お屋敷町」と呼ばれる高級住宅地に建つ香月家の当主であり、長男夫婦とその娘、次男、そして長女の娘と生活している。黙ってさえいれば好々爺に見えないこともないが、気性は猛々しく、大声で「くそだわけぇ!!」とありとあらゆる場面で人を罵倒する。世知や常識には目もくれず、自分の物差しで物事を二分し、正しいか過ちかではなく、好ましいか好ましくないかを判断基準として生きており、好ましい誠意ある対応をする者に対しては誠意をもって対応する。カネにはカネ、暴力には暴力、権力には権力で対抗する性分で、公安委員長の則竹(のりたけ)や国会議員で警察庁OBの宗野(むねの)などだけではなく、堅気ではない建築屋などにも顔が利くが、公務員(特に警察官)という人種を毛嫌いしている。周りからの人物評は大きく二分しており、老獪な野心家とたたえる声もあれば拝金主義者とけなす声もある。 香月地所(二部上場・社員数百人)の社長であり、社員にも傍若無人、粗野で頑固などと評され、女性社員にも「早く結婚しろ、短いスカートはくな」などと口うるさく、考え方はナウマン象よりも古いなどと言われているが、なぜか「自分のおじいちゃんと仕事をしているみたいだ」と慕われている。その他、町内会長や国民党の後援会長も務めている。 70歳で脳梗塞を患う。四肢が自由に動かず、失語症となるが、リハビリによって回復し(#要介護探偵の生還参照)、現在言語は完全に元に戻っている。香月家の敷地内にバリアフリーの造りで玄太郎専用の平屋建ての離れを建て、車椅子で生活する。ハッチを開ければ車椅子ごと乗車できるワンボックスにリフトを備えた介護車両(元々介護サービス社の所有だったもの)も運転手ごと買い取る。部下によると倒れた後は人間が丸くなったというが、歯に衣を着せない物言いは変わらない。 機械のことになると話が止まらなくなり、無線にも詳しい。模型作りが唯一の趣味。資産家だが、クレジットカードは1枚も持っていない。 綴月 みち子(つづき みちこ) 玄太郎担当の介護士。夫を早くに亡くし、娘も20歳過ぎに嫁いだため、現在は1人暮らし。姪がいる。介護の民間サービス会社に常勤職員として勤めており、玄太郎本人がその会社に依頼したことにより、優秀な職員ということで派遣された。玄太郎の前評判を聞いていたため最初は及び腰だったが、香月徹也・悦子夫婦の「雇う」ではなく「お願いする」という態度に好印象を抱いたことと、自由に動かない自分の四肢に癇癪を起こしながらも闇雲にでもリハビリを続けようとする玄太郎の姿を見て、仕事を受けることを決めた。玄太郎のように言動が無茶苦茶で危険な患者の世話は自分にしかできない、何があっても辞めないと決意する。 香月家 香月 徹也(こうづき てつや) 玄太郎の長男。 香月 悦子(こうづき えつこ) 徹也の妻。 香月 遥(こうづき はるか) 徹也と悦子の娘で玄太郎の孫。 香月 研三(こうづき けんぞう) 玄太郎の次男。 片桐 ルシア(かたぎり るしあ) 玄太郎の長女・片桐玲子の娘で玄太郎の孫。 警察関係者 佐野 治仁(さの はるひと) 津島警察署の署長。香月邸がある本山地区を担当する派出所に勤務していた時からの旧知の間柄。不良グループによるトルエン盗難事件での玄太郎の振る舞いに感銘を受けたという。それから年月が過ぎても交流は続いており、玄太郎が倒れた時も病院やリハビリに駆けつけたり、玄太郎の頼みを聞いて部下を派遣したりする。 洪田(こうだ) 中警察署署長。身長は180cmを超え、恰幅も良い。ノンキャリア組の叩き上げで、穏健な風貌ながら刑事の臭いを残している。警察官としての護るべき順序は心得ている。 桐山(きりやま) 中警察署強行犯課長。親の代から市内に住みついている。洪田との付き合いはまだ浅く、1年にも満たない。玄太郎から飼い犬のように呼びつけられ、事件についての報告をさせられる。 その他 谷口 沙織(たにぐち さおり) 「香月地所」で経理をつとめる事務員。ブローバ・フレームの眼鏡とタイトな制服が印象的だが、外見とは裏腹に間延びした口調をしている。そして口調に似あわぬ辛辣な意見を述べるが、玄太郎が倒れた時には真っ先に病院に駆けつけた。 加納(かのう) 「香月地所」の顧問弁護士。
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「大阪国際空港殺人事件」の記事における「共通登場人物」の解説
今井陽子(いまい ようこ) 主人公。 大阪国際空港に勤める税関調査官。ある程度の英語は話せる。家は京都にある。 池上明子(いけがみあきこ) 陽子の同僚。 大学時代の先輩で大阪の新聞社につとめる大石という恋人がいる。 藤川(ふじかわ) 陽子の上司。 人情味があり、陽子は尊敬している。 沢田昭彦(さわだ あきひこ) 陽子が1人でグアム旅行へ行った際に現地で知り合った男性。 大阪の広告代理店に勤めている。陽子より英語が達者。帰国してからも連絡を取り合う。 狩矢 京都府警捜査一課の警部。 橋口 京都府警捜査一課の刑事。
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