ターちゃんの協力者たち
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「ジャングルの王者ターちゃん」の記事における「ターちゃんの協力者たち」の解説
ズベタ ウポポ族最強の女戦士でアナベベの妻(アナベベには他に結婚したい人がいたのだが、彼は「最強の戦士の血を絶やさない」という部族の掟により無理やりズベタと結婚させられた)。ターちゃん並の嗅覚を持ち、数キロ離れていても足跡から獲物(アナベベ)の臭いを嗅ぎつけることができる。ブ女にしてヂェーン顔負けの恐妻だが、アナベベの経済的な成功(特に株取引に進出してから)は彼女の内助の功あってのことであり、アナベベの無策で破産しても彼を決して見捨てず、また一からやり直そうとアナベベを支えるなど夫を大切に思っている。また、金持ちになってもアナベベのように成金趣味には走らず、「贅沢とは使い捨てではなく一流品を最後まで使い切ること」という信念で物を大事にしたり、ターちゃんが栽培している野菜と市販の野菜の味の違いを理解して、ターちゃんが栽培した野菜に全幅の信頼を寄せているなど、容姿以外はまともな女性である。爬虫類が大好きでペットとしてたくさん飼っている。初登場時は筋肉質でアナベベより大きく描かれていた。ヂェーンは彼女のことを当初は「はっきり言ってブス」「化物」などと散々に評していたものの、アナベベと結婚した後は互いに良い友人関係を築いている。ヂェーンが秘薬で痩せた際もズベタに飲ませようかという案もあったが、筋肉質のズベタにはあまり効果がなかった模様。アニメではアナベベが独身であるため登場しない。 ヘンリー・クロフォード 『旧』で登場した、アメリカ野生動物保護パトロール。ハンターに苦戦するターちゃんを助け、仲良くなる。アニマルプリントのタンクトップや犬の着ぐるみ型寝袋など、自分の身の回りのものを全てアニマル柄で統一するほどの動物好き。かつてオリンピック体操競技の金メダリストだった過去を持ち、ヂェーンのリクエストで跳馬ならぬ「跳河馬」を披露した。 チュベットじいさん 『旧』で登場。一年に一度、ケニアの町からターちゃんの家にやってくる移動マーケットを営む78歳の老人。ケニアの町ではたたき売りをしているが、山奥暮らしのターちゃん一家には手間賃も含まれているために高値で物を売り付けている。痩せていた頃のヂェーンに夜這いをかけて金玉を蹴られたことがあるらしい。また、太ったヂェーンと痩せていた頃のヂェーンが同一人物であると気づいていなかった。 レオ太(レオた) ジャングルのチャンピオンを名乗る少年。かつてゴリさんのライバルであった、ライオンの流れ星のライ太(ライた)に拾われて育てられた。ターちゃんのうわさを聞き闘いを挑み、鋭い爪での手刀と猫類さながらの俊敏さで善戦したが、ターちゃんが子供にお灸をすえる形で反撃して敗北。次は絶対勝つと闘志を燃やした。『旧』の序盤のみ登場。 アインシュタイン博士 赤十字からアフリカに派遣されたドクター。ひと目患者を見ただけでその病気がわかるという名医で、ターちゃんの皮かむりを見抜いた。ハンターたちの間ではウポポ族の若妻に夜這をかけて亭主にしばかれたと噂されている。 アルゲリヨ・ダンペー 『旧』で登場。アフリカへ旅行にやって来たボクシングのコーチ。落石からターちゃんに救われ、そのパンチ力に惚れ込んで世界チャンピオンにしようとターちゃんにボクシングを教える。その後この経験を活かしたターちゃんにボクシングを教わったクリンチンコ族のロザリオは、世界ミドル級チャンピオンになっている。 フランシス牧師 アフリカにキリスト教を布教しに来た若い牧師で、眼鏡に河童頭が特徴。サバンナに教会を建てることを使命としており、あの手この手で建設費を集めようとするが、いつもターちゃん一家の行為で台無しにされる(ターちゃん一家には悪気はないのだが)。最初はジープに乗って寄付金を集めていたが、どんどん貧乏になっていき、しまいには折り曲げた10円玉すら再使用しようとする。守銭奴だが敬虔なクリスチャンであるヂェーンからも寄付金を集めることができる。スポーツマンで、野球、アーティスティックスイミング、剣道が得意。また布教だけでなくアフリカの子供たちに勉強を教えていたりもする。『新』では登場しない。 スカチン村長 ウポポ族の村長で御年96歳。かつてはアフリカ中に名を知られた戦士だったというが、現在はおしめを常用し、ちょっとした刺激で失禁する。自分の孫ほどの年齢の娘と浮気をしたり、アダルトグッズを通販したりと、スケベの方面はいまだ衰えず。陶器作りが特技で、海外にも知られているらしい。 カメの郵便屋さん ターちゃんの家に郵便物を届けに来る小柄な黒人の男性。郵便配達の時にはゾウガメの背中に乗ってのんびりとやって来る(『旧』での初登場時は象に乗って配達していた)。速達を届けに来る時にもその習慣は変わらず、ターちゃんからは「だったらカメなんかで来んな!」と毎回突っ込まれている。 須貝三四郎(すがい さんしろう) 『旧』で登場。ターちゃんをバルセロナオリンピック日本代表選手としてスカウトしにアフリカへやって来た、日本オリンピック組合強化スカウトの男性。モントリオールオリンピックの柔道60キロ級金メダリストでもありターちゃんに柔道を教えたが、スカウト料を払わずにターちゃんを連れて行こうとしたためにヂェーンの巴投げで上空まで投げ飛ばされる。 ジャック・ニッコラー 声 - 水内清光 ヂェーンのアメリカ時代のボーイフレンドでプロゴルファー。ヂェーンが彼に宛てた手紙で見栄を張ったため、アフリカに遊びに来た際にターちゃんのことを動物学者だと思っていた。アニメではトラブルでターちゃんのムササビ飛行術を見てしまい幻滅するかと思いきや、動物を守るために命を懸けるターちゃんの心強さに感銘を受け、満足して帰っていった。 ミス・ヂェニファー 赤十字からアフリカに派遣された美人の女医。アナベベが彼女と仲良くしているのを羨ましがったターちゃんは、仮病を使ってスケベなことをしようとするが失敗に終わった。その後、近代医療を拒む村で苦心しているところをターちゃんに助けられる。 ドロシー 声 - 篠原恵美 ヂェーンの創設した私設レンジャー機関の隊員。身長165cm、スリーサイズは89(Cカップ)、57、88。ショートカットがよく似合う野生的なアメリカ人で、美人。「動物が好きだから」という純粋な理由でレンジャーに入った。とても明るくめげない性格で、動物たちにも慕われている。アニメでは最終話限りのゲストだったが(その際レンジャーになった理由が原作での中村の物になっていた)、原作では準レギュラーキャラクターで、後にペドロと結ばれ一子を儲けた。 アニメ最終話ではシュウクルートの社長たちに捕らえられ、ターちゃんを誘き出すエサにされてしまう。後に趙によって助け出された。 中村政彦(なかむら まさひこ) ドロシーの後に入隊したレンジャー隊員。日本の総合商社五井商事(ドロシーも驚くほどの一流企業)の元営業マンだが、上司の失敗を押し付けられ会社を解雇された。普段は上品で穏やかな物腰だが、自分を解雇した上司を相当に恨んでいるらしく、そのことに話題が及ぶと別人のような形相になり、絶叫しながら突如アサルトライフルを乱射するなどターちゃんやヂェーンも驚くほどの剣幕で怒り出す。それまで会社が行ってきた自然破壊に加担した自分の罪滅ぼしのため、レンジャーへ入隊した。愛妻家で、とても律儀で几帳面な性格。皆からは中村さんと呼ばれている。入隊した当初は、戦闘に関しては完全な素人であり、普段は厳しいことを言わないターちゃんにすら「あの人は動きがトロくてレンジャーには向いていない」とまで言われたが、元営業マンの腕を活かした備品購入の大幅な経費削減をヂェーンに絶賛されレンジャー隊に残る。ハンター退治の作戦を考案し、成功させたこともある(営業マンの経験を生かした搦め手の接待作戦だった)。原作終盤では戦闘にも慣れて、並のハンター相手ならそこそこ戦えるようになっている。親をハンターに殺されたシロサイの子供を自宅に引き取り、シロと名付けて世話をしている。 中村の妻 中村と一緒にアフリカへやって来ている。中村の仕事に理解のある良妻で、毎朝愛妻弁当を作るのはもちろん、その愛妻弁当の弁当箱が弾除けになる鉄板製だったり、防弾チョッキ代わりになる防弾ネクタイを自作するなど中村をあらゆる面で支えている。 エリザベート ターちゃんにガイドを依頼した、外見はスーパーモデルとも見紛う美貌の持ち主で長身(ターちゃんよりも背が高い)の女性だが、実は性転換手術で女性になったゲイ。本名は権田原為蔵(ごんだわらためぞう)。ほぼ全身を弄っており「モノ」はすでに取ってしまっているらしいが、未だにヒゲやすね毛は普通に生える。元ロス市警刑事で尋問や射撃の腕は一流。かつて射殺した犯罪者が年端もいかない少年であったというトラウマから実弾銃が撃てなくなっていたが、ヂェーンの一計でターちゃんが改造した異常な威力の水鉄砲をさらに改造して中に実弾銃を仕込んだものを、そうとも知らずに使ったことでトラウマを克服する。無一文でガイド料が払えなかったため、一時期レンジャー隊に入隊し、しばらくドロシーや中村と行動を共にする。 エンリコ 格闘家の父親を探しに病弱の母を置いて世界各地を旅している少年。「第8回ターちゃんと戦いたい祭り」の際に会場を訪れ、ヂェーンの案で八百長まがいな手で新王者になり、世界中のマスコミを通して父親に知らせるようにした。父親が現れるまでの間ターちゃん家に滞在することとなり、生活している内にターちゃんの強さに憧れるようになる。 一か月経っても父親は現れず、母親も死去したことからターちゃんとヂェーンはエンリコを養子に迎えようとし、ターちゃんは将来農家になってもらおうと農業を教えるが、ターちゃんに憧れるエンリコは格闘家を目指すと言い、危険を伴う格闘家になろうとすることにターちゃんは苦悩する。やがて格闘家を辞めドイツでレストランを経営していた父親が訪れ(料理人として旗揚げするまで家族には連絡しないという理由があった)、将来立派な料理人になるとターちゃんに別れを告げた。 ターちゃんの弟子たち 『新』に登場した武術家の男たち。ユンケル帝国のトーナメントでターちゃんの勇姿に憧れ、弟子入りをした。しかし訓練の最中、突如現れた黒龍拳の刺客によって全員が大怪我を負ってしまった。趙が治療によって事なきを得たが、そうしなければ半数が死んでいたという。数人は西派トーナメントに応援に駆け付けたものの、中国編が終わってからは登場しない。 アニメでは登場はせず、刺客に倒される役回りはペドロが演じている。 フォーブル博士 昆虫の研究のためにヘレンを助手にしてアフリカに訪れていた老学者で、原作終盤からの準レギュラー。かなりハイレベルなスケベ親父だが、世界的に権威のある昆虫学者で10年前にノーベル賞を取っている。十二神将編では、空総の誕生パーティーに中国に行く際に自家用飛行機で一緒に行った。世界で最も驚異的な生物は昆虫だと、人間サイズの昆虫がどれほど脅威なのかをターちゃんたちに説明した他、昆虫戦士との闘いではその知識を生かしてアドバイスした。ターちゃんが未来を改変すると発言して自分も改変すると宣言しようとしたが、老齢で無茶はさせられないとターちゃんたちに止められた。 ジュエリー 声 - 佐藤正治 アニメオリジナルキャラクター。ダイヤモンドの鉱脈を探す探検家の老人。ターちゃんたちと会ってそのことを知られ、一緒に探すことになるが、結局はアナベベの手に渡った。原作では彼の元となった「マクドナルド」という名前のダイヤモンド発掘家が登場している。
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