シルバーキャッスル所属リーガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 03:49 UTC 版)
「疾風!アイアンリーガー」の記事における「シルバーキャッスル所属リーガー」の解説
マグナムエース / シルバーフロンティア 声 - 松本保典 主人公。窮地に陥ったシルバーキャッスルへ突如現れた謎の野球リーガー。有無を言わさぬ説得力とその熱き魂でアイアンリーグを正々堂々と戦い抜いていく。超トップシークレットとされていたダーク社製リーガーの制御装置ショックサーキットの存在を知っており、ダーク製リーガーを次々とその魔手から解放する。 ピッチャータイプだが打撃にもすぐれ、野球リーグ参加時にはクリーンナップを務める。正体はシルバーキャッスルが敵対するダークキングスの元エース・シルバーフロンティア。当時ルーキーだった現エース・ゴールドアームを弟子に持っていたが、10年前に強制引退させられる。その後、記憶など全てを奪われアイアンソルジャーVZとして戦場にいたところを、リカルドの手引きにより帰還。マグナムエースと名を変え再びマウンドの前に立つ(背中に装備されるバックパックも、ソルジャー時代の装備の名残)。後に強制引退時に離れ離れになった兄弟の存在が明らかになる。 必殺魔球は「44(フォーティーフォー)ソニック」後に発展系の「44ソニック・オン・ファイヤー」「44スクエア」「アステロイド・キャノン」。サッカーではチーム全体での合体技「ライトニングクラッシュ」「スーパーノヴァ」がある。体内にはとある回路が内蔵されているが、これは別項目にて。 マッハウインディ 声 - 置鮎龍太郎 元ダークプリンス所属のサッカーリーガー。エース・ゴールドフットのパートナーとして活躍していたがチームメイトのラフプレーに不愉快な気持ちをあらわにし腹を据えかねてダークプリンスを退団、マグナムエースやヒロシ達に勧誘されてシルバーキャッスルに参入した。トレードマークは金髪をモチーフにしたポニーテール。ダーク在籍時にはこれにダークカラーのペイントシールを貼っていたため、退団前後では印象が多少異なる。ポニーテールは柔軟性のある金属製で、よく揺れてたなびく。 サッカーリーガーの中でも徹底的な軽量化でもって製作され、細身の体型を活用したスピードと華麗なテクニックが特徴。得意技は「マッハスピン」「ジグザグシュート」。合体技としてマグナムエース、トップジョイとの連携による「マッハスピン(大回転)ミストラルボンバー」や33話でゴールド三兄弟との合体技「トルネードスパイラル」を出している。 ダーク財団の最新技術を用いて作られたリーガーであるため、メンテナンス費用が非常に高い。シルバーキャッスル加入も当初はこの理由で渋り、加入後はチームの整備士が資金面で苦労する場面が見られたが、順調にチームが勝ち進んでいくとその点は解消された。 初期設定名は「ウィンドボーイ」で、この名で当初発表されたが直前になって変更となったエピソードが展開当時とDVDBOXの声優インタビューで語られている。タイアップ企画として『コミックボンボン』で連載されていた漫画の第1話にはこの変更が間に合わず、第2話でシルバーへの移籍を期に改名した事になっている。 キアイリュウケン 声 - 堀川亮 空手リーガー。創設時からのメンバーで、主要組の中ではルリー銀城と最も仲が良い。優しい性格で、やや精神的に弱いところもあるが、燃えるような闘志を秘めている。胸部にはリカルド製ブラックボックスの完成体が内蔵されている(これも別項目にて)。必殺技は「竜鉄拳」など。 シルキー達と同じ小さな町工場で作られたが、オーダーの手違いで空手リーガーとしてロールアウト。当初は自分のことを仲間達と同じサッカーリーガーと思い込んでいたため(監督は違うことを知っていたが、何リーガーなのかは解らなかった)、実力を上手く発揮しきれないでいた。ある事件によって真の姿に気付き、己の能力をより的確に発揮できるようになってからはサッカーの腕も上達した。敵の攻撃を受けても「平気だよ」と何事もなかったかのように試合を続けられる、GZに次ぐ頑丈さの持ち主で、ラフプレーで苦しむチームにとって頼もしい存在である。 韓国放送時にはテコンドー選手に変更された。 ブルアーマー 声 - 茶風林 アメフトリーガー。かつてリーグのスター選手だったが、頭の角を前に倒すフルパワーモードになると理性を失って凶暴化してしまうという設計時のバグによって試合中に無差別な破壊を行った事を切っ掛けに自主引退、行方をくらませる。その後はホスピタルに勤務していたが、心の底ではリーガー時代への未練と罪の意識の間で深く葛藤。しかし、マグナムエースとの出会いによって迷いを断ち切り、再びリーガーとして舞台に立つことを決意する。アメフトリーガーとしての能力の高さから、キャッチャーとして44ソニックを受け止められるチーム唯一の選手であり、サッカーではゴールキーパーを務める。 とても優しく、面倒見も良く、持ち前の怪力でトラックに轢かれそうになった子供を救うなどとても心優しい。「どぉりゃぁ〜!」という掛け声が口癖。感情表現を角であらわす事があり、弱気になると後ろに倒れる。飛行機が大の苦手で電源を切ってくれと叫ぶほどである(仲間からは前に倒せば怖くないと言われた)。物語中盤の「はぐれリーガー編」で普通にボウシップ(野球帽型の空を飛ぶ乗り物)に乗っているところを見ると、何とか克服できたようである。 極十郎太(きわみ じゅうろうた) 声 - 山口勝平 センサーを超えた心を求めるために山に篭り修行を続ける孤高の剣道リーガー。前歴がセクションXにさえ分からず、マグナムエース以上に謎に包まれている(LDのライナーではダークともまた別の地下組織によってリーガー同士を戦わせるショーのために作られた存在であることが示唆されている)。テレビの試合中継で44ソニックを見てマグナムと勝負を決意、山を降りる。対決を通じて新たな修行の道を見出し、シルバーキャッスルに加わった。試合ではその剣技を生かした必殺打法でジェノサイドスクリューを打ち負かしシルバーキャッスルの窮地を救う。物語後半、マグナムエースを諭し一時チームを離れ、44スクエア誕生のきっかけを作った。 危険の中では強力な戦闘能力を発揮する特技を持つ。必殺技は自ら「切れぬ物は無い」と語る日本刀、ムテン・ソードを用いた「水月の剣」。彼の精神が月の映る水面のように静まる明鏡止水の境地になることで可能になる。通常は竹刀で、水月の剣状態で真剣となり、何でも斬れる。 トップジョイ 声 - 小杉十郎太 非常に陽気で楽天的な性格のバスケリーガー。肩のスピーカーからは陽気な音楽が流れる。子供好きでよくヒロシ達と遊ぶ。 マッハウインディと同じく、楽しむためのバスケットをしたいと願っていたが、チーム方針に合わず脱退=廃棄処分になりかけていた所をダークの諜報機関セクションXに拾われ、シルバーキャッスルにスパイとして潜入。しかし逆に勢い付かせるムードメーカーとなってしまい、スパイ活動もことごとく失敗。シルバーキャッスルとは考え方が全く違っていたが持ち前の明るさですぐにチームメイトやファンの子供たちと打ち解けるようになる。しかし、ショックサーキットへの恐怖とバスケリーグへの思いからダークとの関係を断ち切ることができず、苦悩する。後にマグナムの正体がダークへ知れることとなり、自身の立場もばれて孤立するが、仲間との友情により晴れてシルバーキャッスル入りし、決別のためショックサーキットの破壊を望んだ。 両腕両脚がスプリングになっており、ジャンプと遠投力は抜群。 必殺技は「ギャラクティカペガサスシュート」、マグナム・ウインディとのサッカー合体技「ミストラルボンバー」。 GZ(ジーゼット) 声 - 堀之紀 ダークのアイスホッケーリーガーとして生まれ、自我を残したままアイアンソルジャーとして戦場を渡り歩いた傭兵。ギロチの命令により後期リーグ優勝決定戦の移動中を小隊で襲い、南極での抹殺作戦を展開する。 マグナムエースことVZとは戦友であったが、とある作戦でVZの隊が全滅した際に残骸も残らないほど破壊されたものと思っていた。しかし、識別信号によって再会時に互いの存在を知ると、マグナムエースが仲間を捨てて逃げたと考え激しい憎悪を向ける。シルバーキャッスルの強い絆、マグナムエースのあらゆる存在を敵としない信念、ショックサーキットなどを目の当たりにし葛藤の末、自らの判断で作戦を中断し小隊を帰還。責任をとり自決するつもりだったが直後に発動したショックサーキットの痛みで失神。回路排除と共にそのままシルバーキャッスルに加入させられた(無断でだが、後に同意する)。 ボディはアイアンソルジャーのままで、頑丈さはチーム随一。加入後の初戦では圧倒的な装甲を利用してチームの盾として活躍を見せる。ナショナルリーグでは第一試合であるアイスホッケー戦の司令塔を務める。 軍人として常に他人にも自分にも厳しいが、子供には優しい一面も見せる(ただし最初は子供の扱いが苦手だった)。トレードマーク(?)は右頬の笑窪。優しい笑顔をする、という事が苦手だったが後に克服した。GZの名がリーガーとしての名前かソルジャーとしての名前かは不明。なお、雑誌によれば引退時期はマグナム以降、製造年月日はアーム以下であり、かなり早い段階でアイアンソルジャーに改造された模様。 必殺技は「ソルジャースラップショット」「ブリザードスラップショット」。 シルキー 声 - 菅原正志 サッカーリーガー。シルバーキャッスルの初期メンバー。 マグナムたちが加入した後も、良き仲間として彼らを支え続ける。他の量産型メンバーと違いゴールキーパータイプ。色がピンクな点を除いて目立った特徴はなく、シャーキードーグとの試合など性能差から傷つくことも多いが、一途な努力でレギュラーを勝ち取っている。 シルキー以外の初期メンバー ピック(背番号2) パット(背番号4) ピート(背番号5) ロニー(背番号6) リンキー(背番号7) ボビー(背番号8) カール(背番号10) ジェイク(背番号9)、ジム(背番号11) ジェイク(声 - 巻島直樹)はマッハウインディが加入する前のエースストライカー。特製のヘッドパーツをつけている。2名はラフプレイに走りそうな自分を抑える自信を失い、またチームの将来に希望を持てないことから退団。その後の消息は不明だが、リーガー情報コーナーを取り扱っていた雑誌の一つ、B-CLUBによれば、協力して自活しているとの事。
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