旧約聖書 脚注

旧約聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 00:51 UTC 版)

脚注

  1. ^ 「新約聖書」が無かった時代のイエスの聖書に対する言及として『ルカ福音書』24章44節に「(前略)モーセの律法と預言書と詩篇とに、わたしについて書いてあることは、(後略)[2]」とある。
  2. ^ イスラム教は「タウラー」(トーラー)などについてユダヤ教徒などによる改竄を主張している[4]
  3. ^ 詩篇は前300年頃にはおおよそ編纂されていたとされてきたが、今なお定説を見ない[9]
  4. ^ 恋愛歌である雅歌の一節。「恋しい方はミルラの匂い袋/私の乳房のあいだで夜を過ごします」「あの人が左の腕をわたしの頭の下に伸べ/右の腕でわたしを抱いてくださればよいのに」「衣を脱いでしまったのに/どうしてまた着られましょう」「秘められたところは丸い杯/かぐわしい酒に満ちている。/腹はゆりに囲まれた小麦の山。/乳房は二匹の小鹿、双子のかもしか。」
  5. ^ フリードマン『旧約聖書を推理する』序章部で四資料仮説の要約史が読める[20]
  6. ^ BHSとはラテン語: Biblia Hebraica Stuttgartensiaの頭字語、発行は1967年/1977年。
    • Biblia Hebraica Stuttgartensia #2:Quell, G. ; Rudolph, Wilhelm ; Rüger, Hans Peter. Exodus et Leviticus. Editio secunda emendata / opera H.P. Rüger. Deutsche Bibelgesellschaft, 1967, ISBN 3438052024. NCID BA19282885.
    • Biblia Hebraica Stuttgartensia、#5:Boer, Pieter Arie Hendrik de ; Rudolph, Wilhelm ; Rüger, Hans Peter. Liber Samuelis、Editio secunda emendata / opera W. Rudolph et H.P. Rüger、Deutsche Bibelgesellschaft、1967、3438052059、NCID BA19284530.
    • Biblia Hebraica Stuttgartensia、#6:Jepsen, Alfred ; Rudolph, Wilhelm ; Rüger, Hans Peter. Liber Regum、Editio secunda emendata / opera W. Rudolph et H.P. Rüger、Deutsche Bibelgesellschaft、1967、3438052067、NCID BA19284643.
    • Biblia Hebraica Stuttgartensia、#7:Thomas, D. Winton ; Rudolph, Wilhelm ; Rüger, Hans Peter. Liber Jesaiae、Editio secunda emendata / opera W. Rudolph et H.P. Rüger、Deutsche Bibelgesellschaft、1967, ISBN 3438052075NCID BA19284712.
    • Biblia Hebraica Stuttgartensia、#9:Rudolph, Wilhelm ; Rüger, Hans Peter. Liber Ezechiel、Editio secunda emendata / opera W. Rudolph et H.P. Rüger、Deutsche Bibelstiftung、1967, ISBN 3438052091. NCID BA19285318.
    • Biblia Hebraica Stuttgartensia、#13:Robinson, Theodore Henry ; Rudolph, Wilhelm ; Rüger, Hans Peter. Megilloth、Editio secunda emendata / opera W. Rudolph et H.P. Rüger、Deutsche Bibelgesellschaft、1967、343805213X、NCID BA19285883.
  7. ^ ヴァチカン写本(紀元350年)はマカバイ記1、2を含まず、エズラ記(ギリシア語)を含んでいる。シナイ写本(紀元350年)はバルク書を含まず、マカバイ記4を含んでいる。アレクサンドリヤ写本(紀元450年)はエズラ記とマカバイ4を含んでいる[10]
  8. ^ ヘブライ聖書における神観念は、初期には拝一神教であった(サム上26:19、士11:24、出20:2[31]
  9. ^ この段階ではまだ拝一神教として信仰されており、創造神(唯一神)には変わっていなかった。次のソロモン王の時代になると、他の神々への崇拝が行われるようになった[30]
  10. ^ ダビデ王は十戒を刻んだ石板の入った契約の箱エルサレムに安置したとされる[32]
  11. ^ このことから、後に聖書となる文書集と神殿との位置づけが変わっていったとされる[30]
  12. ^ ユダヤ教にとっては、『聖書』は唯一の正典であり、現在も行動を律する文字通りの法である。民族の歴史を伝え、イスラエルの地を民族の故地とする精神的な基盤を与え、行為と歴史の両面において文化的な一体性を与える書でもある。
  13. ^
    • 他の神々が、あなたのためにわたしの面前にあってはならない[41]
    • あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない[42]。)
  14. ^ また、カトリック教会において使用される十戒には、偶像崇拝の禁止の項目がない。モーセの十戒を参照。

出典

  1. ^ 旧約聖書」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』ブリタニカ・ジャパンコトバンク。2023年3月15日閲覧。
  2. ^ 口語訳聖書
  3. ^ 世界大百科事典内のタナハの言及」『世界大百科事典平凡社、コトバンク。2023年3月15日閲覧。
  4. ^ a b 諸啓典への信仰”. IslamReligion.com. 2018年11月7日閲覧。
  5. ^ a b 和田, 『私たちにとって聖書とは何なのか』.
  6. ^ 山我 2003, pp. III-Vなど, 『聖書時代史 旧約篇』.
  7. ^ 加藤, pp. 61–64, 『旧約聖書の誕生』.
  8. ^ 新約聖書、ルカ24:44、ヨハネ7:23
  9. ^ 『新版 総説 旧約聖書』 日本キリスト教団出版局、2007年ISBN 978-4-8184-0637-7、p.427-428 などを参照。
  10. ^ a b c d e 尾山, 『聖書の権威』.
  11. ^ 森川, 『フランス・プロテスタント』.
  12. ^ 岡田, 『キリストの教会』.
  13. ^ 1971, 『中央神学校の回想』.
  14. ^ 中村, 『日本における福音派の歴史』.
  15. ^ ロイドジョンズ, 『旧約聖書から福音を語る』.
  16. ^ お知らせ”. www.seisho.or.jp. 新日本聖書刊行会 (2019年1月16日). 2020年7月11日閲覧。 “旧約聖書と新約聖書に分かれており、価格はそれぞれ(後略)。”
  17. ^ 関根 正雄『旧約聖書』(創元新社、1949年)』NCID BN02589105。関根 正雄、松木 治三郎、武田 清子『戦争と平和について』(新教出版社〈基督教論叢〉、1950年)NCID BN14793947
  18. ^ 『新聖書辞典』.
  19. ^ 尾山, 『キリスト者の和解と一致』.
  20. ^ フリードマン & 松本 1989, 『旧約聖書を推理する』.
  21. ^ 月本, 日本基督教団出『創世記注解』.
  22. ^ The Council of Trent” (英語). 2019年1月10日閲覧。
  23. ^ マクグラス 2000, 『キリスト教神学入門』.
  24. ^ 後掲の一覧を参照のこと[10]
  25. ^ マクグラス, 『キリスト教神学入門』.
  26. ^ 『ウェストミンスター信仰告白講解』.
  27. ^ 宇田, 『現代福音主義神学』.
  28. ^ 正教会版ロシア語訳旧新約聖書、”. www.nisso.net、 (、). 2019年1月10日閲覧。
  29. ^ 関根 正雄『十二小預言書 : 旧約聖書』上巻、下巻(岩波書店〈岩波文庫・青-409-410〉、1967年)。ISBN 4003380193, 4003380207NCID BN01973389
  30. ^ a b c d e f g h i j k l 加藤, 『一神教の誕生』.
  31. ^ a b 『岩波キリスト教辞典』 2003, loc=山我哲雄「拝一神教」.
  32. ^ 『岩波キリスト教辞典』 2003, 黒川知文「エルサレム」.
  33. ^ 木幡 2000, 「出エジプト記の解説」『旧約聖書』.
  34. ^ 『岩波キリスト教辞典』, 2003 & 宮本久雄「捕囚」.
  35. ^ 前田徹・川崎康司『歴史の現在 古代オリエント』山川出版社、2000年p.151-152
  36. ^ a b コメイ 1996, 『旧約聖書人名事典』.
  37. ^ a b 岩波書店 2004, 補注、用語解説.
  38. ^ 使徒行伝7-55
  39. ^ 『岩波キリスト教辞典』 2003, 関根清三「旧約聖書」.
  40. ^ 日本聖書協会、聖書を知る
  41. ^ 岩波書店 2000.
  42. ^ 聖書 & [口語]日本聖書協会 1955, 旧約聖書出エジプト記20:3.







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