旧笹浪家住宅(北海道檜山郡上ノ国町)
名称: | 旧笹浪家住宅(北海道檜山郡上ノ国町) |
ふりがな: | きゅうささなみけじゅうたく |
名称(棟): | 主屋 |
名称(ふりがな): | おもや |
番号: | 2264 |
種別1: | 近世以前/民家 |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
指定年月日: | 1992.01.21(平成4.01.21) |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
代表都道府県: | 北海道 |
都道府県: | 北海道檜山郡上ノ国町字上ノ国236 |
所有者名: | 上ノ国町 |
指定基準: | |
管理団体名: | |
管理団体住所: | |
管理団体指定年月日: | |
構造形式: | 桁行16.1m、梁間11.8m、切妻造、石置板葺、正面庇付、板葺 |
時代区分: | 江戸後期 |
年代: | 19世紀前期 |
解説文: | 笹浪家は、上ノ国で代々漁業を営んだ家で、背後に急傾斜地のせまる海岸沿いにある。敷地は、上ノ国八幡宮の参道を挟んで東西に分かれ、東に主屋、西に土蔵が建っている。 主屋は、石置板葺屋根で、土間に漁夫のたまり場があり、北海道の現存民家の最古の類に属するものとして価値が高い。土蔵も、主屋と同時代の建築で、ともに保存する価値がある。 |
旧笹浪家住宅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 20:50 UTC 版)
旧笹浪家住宅 | |
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所在地 |
〒049-0612 北海道檜山郡上ノ国町字上ノ国236番地 |
位置 | 北緯41度48分12.4秒 東経140度6分15.5秒 / 北緯41.803444度 東経140.104306度座標: 北緯41度48分12.4秒 東経140度6分15.5秒 / 北緯41.803444度 東経140.104306度 |
類型 | 民家 |
形式・構造 | |
建築年 | |
文化財 | 国指定重要文化財 |
旧笹浪家住宅(きゅうささなみけじゅうたく)は、北海道檜山郡上ノ国町にある江戸時代後期の住宅。笹浪家は鰊漁などを営んできた旧家で、この住宅は番屋として使われた。主屋[1]、土蔵[2]、米蔵・文庫蔵[3]が国の重要文化財に指定されている[4]。
建築概要
主屋と附属する米蔵、文庫蔵、土蔵からなる。米蔵・文庫蔵は 1991年(平成3年)に解体格納後、2002年(平成14年)に復旧された。現在でも北海道の日本海沿岸にみられる「鰊番屋」の原型になったとされる[4]。
- 主屋[1]
- 年代 - 1801-1900年(江戸後期)
- 構造 - 1階建 切妻造、石置板葺、正面庇付、板葺(桁行16.1m、梁間11.8m)
- 文化財区分 - 重要文化財
- 重文指定年月日 - 1992年1月21日(平成4年)
- 米蔵・文庫蔵[3]
- 年代 - 1848年(江戸末期)
- 構造 - 土蔵造、2階建 切妻造、桟瓦葺(北側の文庫蔵と南側の米蔵)、(桁行9.1m、梁間5.5m)
- 文化財区分 - 重要文化財
- 重文指定年月日 -2018年12月25日(平成30年)
- 土蔵[2]
- 年代 - 1885年(明治)
- 構造 - 土蔵造、2階建、切妻造、サヤ附属、板葺(桁行5.5m、梁間4.5m)
- 文化財区分 - 重要文化財
- 重文指定年月日 -1992年1月21日(平成4年)
歴史
笹浪家は代々鰊漁を営んでおり、初代は能登国笹波村(現・石川県珠洲市)に居住したのち、松前福山に移り、18世紀ごろ上ノ国に居を構えた[4][5]。現存する旧笹浪家住宅は、五代目久右衛門によって建てられ、北海道に現存する民家としては最古とされる。築150年ほどとなった1990年、民家は笹浪家より上ノ国町へ寄贈され、1992年に国指定重要文化財に登録された[5]。その後2002年、文化庁による国庫補助事業の一環で民家の修復がなされ、2003年から一般公開されている[4]。
所在地
〒049-0612 北海道檜山郡上ノ国町上ノ国236番地
交通アクセス
周辺
- 上ノ国町役場
- 上ノ国町立上ノ国小学校
- 上ノ國八幡宮
- 上国寺
- 国道228号
脚注
関連項目
外部リンク
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