OVAの登場人物とは? わかりやすく解説

OVAの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/21 03:01 UTC 版)

装甲騎兵ボトムズ」の記事における「OVAの登場人物」の解説

ヨラン・ペールゼン 声 - 大塚周夫 『ザ・ラストレッドショルダー』レッドショルダードキュメント 野望のルーツ『ペールゼン・ファイルズ』登場メルキア将校にして特殊部隊レッドショルダー創設者百年戦争当時階級大佐終戦時には少将理想戦闘集団作り傾倒する彼は「いかなる訓練強化優れた人的素材にはかなわない」「通常の人間からは理想兵士生まれない」と考えるに至っており、戦時中見た真空中でも死なない緑の泡に包まれ赤子」の姿に魅了され以来死なない兵士」をその戦闘集団組み込むことを画策するうになる。その過程で「異能生存体」であるキリコ渇望するも、「全て疑い持ち反抗的支配されることを拒むキリコ御しきれない判断一転して直接あるいは間接的に抹殺を図る。レッドショルダー多大な戦果により軍部での地歩を固めるが、訓練中の死亡者異常な多さや、惑星サンサにおける民間人大量虐殺などがスパイにより露見したことで終戦直前失脚する自身作成した通称ペールゼン・ファイルズ」の内容興味をもった情報省のフェドク・ウォッカムに軟禁され拷問同然扱いをされるものの事前に講じてあった策により脱出成功その後秘密結社身を寄せて己の理想追求していた。デライダ高地施設に旧レッドショルダー隊員たちと潜伏、ここでイプシロン開発成功するが、キリコ、グレゴルー、バイマン、ムーザに施設襲撃されバイマン機の機銃掃射を受け死亡する異能生存体研究文書は後に「ペールゼン・ファイル」と呼ばれるようになり、『孤影再び』の時代でも軍人の間では伝説的な存在となっている。 グレゴルー・ガロッシュ 声 - 小林清志 『ザ・ラストレッドショルダー』レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場キリコレッドショルダー時代仲間階級先任上級曹長バイマン、ムーザといった札付き隊員リーダー格。気合を入れる両手で顔を叩く癖がある。レッドショルダー隊に編入されキリコ刺客ではないかと疑うが、リーマンキリコ抹殺命令遂行中にキリコ生存率の高さを確信し以降バイマン、ムーザと共に仲間として行動するうになる百年戦争終戦直前転属先で瀕死の重傷負い除隊、顔に傷跡残ったその後自らを陥れたペールゼンへの復讐のため、キリコ含めたかつての仲間集めデライダ高地にある施設襲撃するPSとして覚醒したイプシロンの操るATブラッドサッカー攻撃からキリコ救おうとして倒される。 バイマン・ハガード 声 - 塩沢兼人 / 加瀬康之サンライズ英雄譚シリーズ) / 高木渉PS2ゲーム)/ 千葉一伸スーパーロボット大戦シリーズ『ザ・ラストレッドショルダー』レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場キリコレッドショルダー時代仲間階級伍長札付き隊員1人であり、ニヒル皮肉屋斜に構えた態度見せ、ムーザとは時折衝突することもあった。終戦直前転属先で右手失いAT操縦可能な精巧な義手本人曰く「ペールゼンを絞め殺せるぐらい不足はない」)を付けていたが、ペールゼン襲撃の際にもそれを悟られまいと本心隠していた。デライダ高地施設の襲撃において敵である元レッドショルダー激闘満身創痍でペールゼンの元へたどり着き復讐を果たすが、その直後に力尽き死亡する。 ムーザ・メリメ 声 - 中尾隆聖 『ザ・ラストレッドショルダー』レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場キリコレッドショルダー時代仲間階級伍長。グレゴルー、バイマンと並ぶ札付き隊員1人であるが寡黙実直な性格で、それゆえ時にバイマン衝突することもあった。バイマンによると、終戦直前転属先の作戦内容家族漏らしたとされ、そのために家族殺されている。キリコ達をペールゼンの元へ行かせるため、追ってきたイプシロン駆るATブラッドサッカー食い止めよう交戦する戦死。 ラダァ・ニーバ 声 - 広瀬正志 『ビッグバトル』登場バララント側が開発したPSPSと言っても生化学的手法創造するギルガメス製と異なり身体機械埋め込まれているサイボーグである。ア・コバの街で異形のATエクルビス駆り、「デンジャーメロン」のリングネームバトリングをしていたが、実はバトリング利用してテスト目的だった。自分瀕死の重傷を負わせ恐怖植え付けたレッドショルダー憎み、そのレッドショルダーだったキリコを殺すことに異常なまでに執着する。「人質として捕らえたフィアナの自由を奪ってATに乗せ遠隔操作キリコたちを攻撃させる」「地上戦艦へのダイレクトリンクを施させた後、味方であるはずのバララント技術将校たちを殺害する」など、ギルガメスPSとは違い、強い凶暴性と異常性見られる乗っ取った地上戦艦単独コントロールしフィアナ人質キリコ達と戦うが、ゴウト達の支援受けたキリコ艦内潜入され、フィアナ奪還された後にキリコのライト・スコープドッグ、シャッコのベルゼルガ・イミテイトとの戦いの末、二体のATに抑え込まれ行動不能になったところで、地上戦艦爆発巻き込まれ乗機もろとも葬られるエンディングクレジットでの表記は「ニーバ」であるが、「ニーヴァ」と表記した資料存在し混乱見られる語源ラーダ・ニーヴァ。 チェロキー・チーフ 声 - 北村弘一 『ビッグバトル』登場。ア・コバの街のマッチメーカー。ゴウトの古い知人であり、元レッドショルダービッグネームを持つキリコと、バララント側の依頼でニーバが戦うよう仕向けるため、キリコ達の留守フィアナ誘拐しバララント引き渡しAT対地上戦艦というハンディキャップマッチ仕切るうになる。 カルマン・トムス 声 - 辻村真人 『ビッグバトル』登場メルキア生体技術士官で、PS計画にも携わっていた。軍の依頼で、逃亡者であるキリコがプロト・ワンのフィアナ連れている事で、ヂヂリウム手に入る情報キリコに流させて捕らえフィアナ人間に戻すなどの取引持ちかけるが、指揮する部隊がニーバに壊滅させられ自身拉致され挙げ句バララントスタッフ同じく殺されてしまう。 ジェル・ボーソン 声 - 徳丸完 『ビッグバトル』登場バララント士官で、ア・コバの街で秘密裏バララントPSテスト繰り返していた。キリコトムスがア・コバに来た事をロッチナに告げ、ロッチナの命令トムス拉致し、ニーバとキリコ戦わせるようにしていたものの、情緒安定のニーバに手を焼きフィアナトムス拉致した事で任務を終わらせたことにして帰還しようとしていたが、狂気のニーバに襲われ頭蓋骨砕かれ死亡。 バージル・カースン 声 - 竹村拓レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場キリコ同期入隊レッドショルダー隊員であるが、その正体はペールゼンを警戒しレッドショルダー実態つきとめようとするギルガメス軍上層部送り込んだスパイであったキリコ利用しつつ、彼が起こした暴動によってレッドショルダー実情明らかにするデータ入手して軍上層部送り任務を果たすが、第3次サンサ攻略戦激戦の中で戦死死に際過去を知る事を拒み続けキリコ過去を知る事を訴え、それがきっかけで、キリコはかつてサンサ居て、そこをペールゼンの指揮する部隊襲撃され実態を知る。 小説『ザ・ファーストレッドショルダー』によれば、この名は偽名である。 インゲ・リーマン 声 - 池田勝レッドショルダードキュメント 野望のルーツ『ペールゼン・ファイルズ』写真のみ)に登場。ペールゼンの右腕で、惑星オドンにあるレッドショルダー基地司令官。階級少佐。グレゴルーたちから基地収容所なぞらえて所長」のあだ名呼ばれている。「理想兵士徹底した訓練から生まれる」というペールゼンの思想共感していたが、後にペールゼンが異能生存体説に転ずると異を唱え、グレゴルー達を唆してキリコ殺害試みるも失敗第3次サンサ攻略戦では異能生存体そのもの否定するため、口封じ処分兼ねてグレゴルー達とカースン含めてキリコ送り出し2人部下率いて自らATで挑むが、猛攻機体もろとも満身創痍となりながらも、尚も反撃し続けキリコ異能生存体の力に「死なぬ筈があるか!死なぬ筈が!」、「必ず死ぬ筈だ!人間ならば!」と驚愕しつつ、相討ちとなって死亡する後述)。 ファーストネーム小説版でも記述がなかったが、『ペールゼン・ファイルズ』第1話軍事法廷シーン初めフルネーム明かされた。長い間不明のままだったサンサ戦での死因も、『ペールゼン・ファイルズ』1巻ライナーノーツにてキリコ相討ちとなり死亡した設定された。 ペールゼンとはキリコ巡って対立したが、手法はともかく訓練教官としての手腕優れていた。AT乗りとしての技量超一流であり、護衛2機を引き連れていた事に加え相討ちになったとはいえキリコ搭乗するATを撃破した数少ない対戦相手1人である。これは、フィアナイプシロン、テイタニアのような特別な処置を全く施されていない普通の人間相手キリコ撃破された数少ない例(クメン第17話でも、カンジェルマン宮殿脱出の際にAT(スタンディングタートル)を使ったが、複数ゲリラATの攻撃を受け、機体破棄している)となっている。 キリコ自分理想実現する存在ではないと悟ったペールゼンは、軍内部影響力保持のため自分にとってレッドショルダー重要性増した認識し現場担当していたリーマン失ったことを惜しんでいる。 ネハルコ 声 - 渡部猛レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』と『ペールゼン・ファイルズ』登場ギルガメス軍参謀総長で、階級大将。ペールゼンの台頭によって軍が私物化されることを警戒し、その温床であるレッドショルダー調査する為に惑星オドン数十機のAT調査隊を送り出すが、50機のATからなるレッドショルダーによる返り討ちによって全滅、しかも派遣したことをペールゼンに逆用され、第三次サンサ攻略作戦会議中にペールゼンに対して出した懲罰動議撤回せざるを得なくなる。 ラーキンソン 声 - 塚田正昭 ネハルコの腹心部下で、ギルガメス軍少将。ネハルコと同じくOVA作品登場。ネハルコにレッドショルダー内情を探るべく、カースン差し向ける案を出し了承させる。 マッカイ 声 - 田原アルノレッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場惑星オドンレッドショルダー基地兵士達まとめ役で、リーマン副官。グレゴルー、バイマン、ムーザの態度手を焼いており、キリコ異能生存体かを試すのと同時に同時に3人も始末しようと目論む。 テイタニア・ダ・モンテウェルズ 声 - 松岡洋子 『赫奕たる異端』孤影再び』に登場。氾銀河宗教結社マーティアル枢機卿モンテウェルズの一人娘少女時代、父により意図的に計画され交通事故瀕死の重傷負い父親の手次世代PSネクスタント生体改造された。マーティアルへの貢献および高い戦闘能力評価され、「秩序の盾」の称号を受ける。この時代触れ得ざる者」と呼ばれ、「力は信仰と共にある」と説くマーティアルの教義矛盾する存在位置づけられていたキリコ抹殺父の命により図るが、戦いの中でキリコ惹かれてゆく。アレギウム移送されてきた半蘇生状態のフィアナキリコへの配慮から完全に蘇生させるが、皮肉にも、この判断取り返しつかない悲劇招いてしまう。「補助脳」の発動によりキリコをAT戦で圧倒機体撃破した数少ない人物心根良い女性であるが、多少短気強情なところがあり、自分気持ち素直に表現できない不器用な人物として描かれている。 『孤影再び』ではキリコ抹殺任務失敗からアレギウムから追われる身となり、激戦の末に力尽きてキリコの腕の中で死亡、そしてキリコの手オアシス近く埋葬された。 ヴィアチェフラフ・ダ・モンテウェルズ 声 - 山内雅人 / 阪脩幻影篇『赫奕たる異端』『幻影篇』孤影再び』に登場。氾銀河宗教結社マーティアル枢機卿にして惑星マナウラ中枢構えマーティアル第9セクター指導者かつてはギルガメス連合属すマナウラ軍の士官であった次期法皇の座を狙い、己の権勢高めるため、ネクスタント改造した娘・テイタニアを遣わしキリコ抹殺企てる首尾よく法皇の座につくものの、テイタニアが敗北したショック錯乱廃人同様となってしまう。が、やや回復した頃、再び現われた「神の子」の報せ奪取目論むゴディバ 声 - 江原正士 『赫奕たる異端』登場惑星マナウラ軍医長かつてはマーティアルにて医学研究をしていたが、キリコ扱い巡って医学的見地からマーティアル本山アレギウムに異を唱え破門され過去を持つ。宇宙都市コンプラント墜落後保護し奇跡的な回復見せた患者が、かつて自分運命変えたキリコだと知らされ愕然とするその後キリコ要請を受け軍を脱走アレギウム襲撃まで行動共にする襲撃に先だって、キリコから半蘇生状態のフィアナの再凍結依頼される。再凍結果せなかったが、フィアナの「(キリコに会うまでの)最後の力が欲しい」という願い聞き入れる。 たいへん陽気な性格な男で、32年の時を経て再び天涯孤独の身で世に投げ出されキリコにとって、新たな、そして貴重な相棒となった

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