高麗王朝とは? わかりやすく解説

高麗

(高麗王朝 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 13:50 UTC 版)

高麗(こうらい、コリョ、ハングル고려; ハンチャ高麗; MRKoryŏ; [ko.ɾjʌ])は、918年に王建(太祖)が後高句麗弓裔を易姓革命で追放することで建国し、936年朝鮮半島後三国の統一を成し遂げ、1287年から1356年まで元に併合されていた時期があるものの、1392年の李氏朝鮮建国まで続いた国家である。首都は開京


  1. ^ 矢木毅によると王建は、朝鮮を統一するためには女真人から安定的にを入手する必要があり、女真人の馬の貢納を促すために高句麗の継承を標榜したのであり、高句麗継承意識は高麗だけでなく渤海人女真人にも受け継がれていた。「国初以来の『北進政策』によって、高麗の領域はひとまず鴨緑江下流域にまで北上したが、それは当時の渤海人・女真人の目からみれば、あくまでも『新羅』が高句麗の旧領を侵蝕していく過程にすぎなかったのである」という。
  2. ^ チンギス・ハンの末裔たちは1368年以降も本拠のモンゴル草原を確保して明朝と対峙し続けるが、この政権を北元と称する。



高麗王朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 06:04 UTC 版)

事大主義」の記事における「高麗王朝」の解説

弊邑本海外小邦也、自歷世以來、必行事大之禮、然後能保有國家、故頃嘗臣事大金。及金國鼎逸、然後朝貢之禮始廢矣。越丙子歲、契丹大擧兵、闌入我境、橫行肆暴。至己卯、我大國遣帥河稱、扎臘領兵來救、一掃其類。小國以蒙賜不貲、講投拜之禮、遂向天盟告、以萬世和好爲約、因請歲進貢賦所便。弊邑はもともと海外小邦であります歴史始まって以来、必ず事大の礼を行い、そうして国家保ってきましたそれゆえ近頃かつて大金臣事していましたが、金国敗亡するに及んで初め朝貢の礼を取りやめました。(しかし)丙子の年一二一六)を過ぎると、契丹大挙派兵してわが境域内に乱入して好き勝手暴行しました。己卯一二一九)になると、わが大国(元)が軍帥の河稱と扎臘を派遣して領兵が助け来てくださり奴ら一掃してくださいました。小国にとってその大恩つぐなえないほどであります。 — 高麗史世家第二十三高宗十九一二三一)年冬十一月 モンゴル帝国高麗支配時に忠烈王モンゴル皇帝陳情した書面では、高麗は「海外小邦」であり、有史以来、必ず「事大の礼」を行って臣事し、大国に対して常に「朝貢の礼」を行ってきたことが力説されている。

※この「高麗王朝」の解説は、「事大主義」の解説の一部です。
「高麗王朝」を含む「事大主義」の記事については、「事大主義」の概要を参照ください。

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