使用楽器・ギター
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YAMAHA LS16 マグネティックピックアップを後付けしている。ヘッドにチューナーを付けっ放しの事が多い。ストラップはSOLDIERのジミー・ペイジタイプ。 他多数。
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使用楽器・ギター
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ペイジ自身がインタビューで語ったところによると、最初に手にしたアコースティックギターはスパニッシュタイプでエレクトリックギターは「グラジオーゾ」なるフェンダーのコピーモデルであったという。その後、本物のフェンダーとグレッチのチェットアトキンスモデル(6120)を入手。さらにギブソンのステレオギター(ES345あるいはES355)を入手したもののすぐに下取りに出して1960年製ギブソンレスポールカスタムを入手するに至った。このレスポールカスタムはスタジオ時代、ヤードバーズ時代、レッドツェッペリン初期を通して使用され、盗難に合うまで愛用していた。 ペイジは半世紀にも及ぶ活動実績において多数のギターを使用してきた。以下はペイジの主な使用ギターの一覧である。本項では商業雑誌の取材記事あるいは本人インタビュー等を公式見解として記載しているが、文献や本人のインタビュー内容が取材時期により一定していないため、複数の説が存在する場合がある事を注意されたい。 モデルカラー年式S/N解説フェンダー・テレキャスター 1959年製 不明 ペイジ本人の手によってサイケデリック風に描かれたドラゴンのペイントが施されている。ローズウッド指板のネック。ヤードバーズからツェッペリン初期(Iのレコーディングから1969年5月ツアーまで)にかけてのペイジのメインの使用ギター。 1966年、メインギターをエスクワイヤーに変更したジェフ・ベックから譲り受けた。1970年代に友人にペイントを上描きされ、垂れた塗料で回路が破損したため、使用不可能となった。ネックのみ別の1953年製"Botswana Brown"色のテレキャスターに移植された。ボディーはまだ現存しているが、見たらがっかりすることだろう、とのこと。 ギブソン・レスポール・スタンダードチェリー・サンバースト 1958年製 不明 通称No.1。ペイジのトレードマークと知られ、最も有名な使用ギターである。 1969年にジョー・ウォルシュ(後にイーグルスに加入)から500ドルで入手、1969年4月のアメリカ・ツアーから使用され始めた。ラッカー塗装が、経年変化により褪色し、若干レモンドロップ(ハニー・サンバーストだともいわれている)カラーに変色しており、トップに左右非対称に貼り合わされたメイプル材の杢目が、比較的はっきりと確認できる。 1958年製のレスポールのネックは、他の年に製造されたものよりも特に太いことで有名だが、米国アクロンの職人ヴァージル・レイの手により薄型の楕円形に削られ、薄いネックに仕上げられている。一番薄い部分はナイフで軽く削ればトラスロッドが露出してしまう程の薄さであるとのこと。そのため、シリアルナンバーの部分も削り落とされてしまい、シリアルナンバーは不明である。ペイジ曰く、入手時には既にネックは削ってあったとのこと。ゴールドのグローバー102ペグ、ホワイトのピックアップセレクターノブ、シャーラーのロックストラップピンに変更されている。 製造年については過去にはウォルシュ、ペイジともに1959年製と答えていたが、近年のリリースでは1958年製の説も定着しているが、ギブソンカスタムショップがシグネチャーモデルを製作する際に実物を預かり、様々な分析をしたところ、1959年製、それも製造時期は1960年に近い59年後半である可能性が高いとの報告を行っており、シリアルナンバーを含め、全てが明らかになったわけではない。 ギブソン・レスポール・スタンダードチェリー・サンバースト 1959年製 9-1703 通称No.2。No.1のサブ・ギターとして使用されている。 チェリー・サンバーストの塗装が褪色し、タバコ・サンバーストに近い色に変化している。杢目はNo1.と比べてはっきりしていない。ネックは左右非対称に削られて、幅が細くシェイプされている。ペグはNo.1と異なり、ニッケル色のグローバー102に換装。ピックアップはセイモア・ダンカン製に交換。近年までNo.2がウォルシュから購入したギターとされていたが、実際には1973年にNo.1のバックアップ用として購入したとされている。1975年頃からライブでの使用が確認できる。ツェッペリン解散後にスティーブ・ホイランドによりサーキット回路が大幅に改造されており、ピックガード裏にトーンをコントロールするためと思われる、スプリング式のスイッチが2つ増設されているが、詳しい機能は諸説あり、一説では、2基あるハムバッカーの4つのコイルの階乗通り(4×3×2×1=24)のスイッチングが可能であるらしい。なお、ギブソンから出たシグネチャーモデルは、実際にそういう仕様であった。また、このギターは通常のレスポールではあり得ないストラトキャスターのような音色を響かせることもできるといわれている。 ギブソン・レスポール・スタンダードワイン・レッド 1968年製 891539 通称No.3。元はゴールド・トップフィニッシュだったが、ワイン・レッドに再塗装され、ピックアップもP-90から、ハムバッキングに改造されている。内部にBベンダー (ストリングベンダー(英語版)を組み込んだことが、このギターの一番の特徴である。 ダンエレクトロ・3021 不明 主にスライド・オープンチューニング用として使用。他のギターでは得られない、良くも悪くも独特なサウンドが得られる。また、ルックスも個性的で、最近ではアメリカのバンドスリーター・キニーのギタリストなどもこのギターを使っていた。ライブでの「カシミール」などで有名。ペイジは同型のギターを複数所有し、時期により様々な仕様が確認できる。中でもバダス・ブリッジに改造されている個体の使用頻度が高かった。 ギブソン・レスポール・カスタムブラック 1960年製 不明 ビグスビー・アーム付き。ペイジは1962年に185ポンドで入手。セッション・マン時代からごく初期のライブにて確認可能。1970年、カナダ・ツアーに行く最中に盗難に遭った。 3ハムバッキング・ピックアップ。フロントがゼブラ(白黒)のオープン、ミドルがゴールドのカバード(ノーマル)、リアがブラックのオープンと特徴ある仕様となっていた。盗まれる直前にはピックアップセレクターの左右に2つのトグルスイッチが増設されていたことが写真で確認できる。 ペイジは、雑誌のインタビューで、セッションマン時代の仕事ではこのギターを使用し、このギターこそイギリスに入ってきた最初のレスポールであった、と主張している。また、2007年12月10日に開催された、ツェッペリンの再結成コンサートにおいて「フォー・ユアライフ」の演奏にこれをギブソンに再現させたシグネィチャー・モデル が使用された。このモデルはピックアップセレクターが増設こそされていないものの、通常の3ポジションのものとは異なり6ポジションでの回路切り替えが行えるタイプが選定してある。 ギブソン・EDS-1275チェリー 911117 「天国への階段」でのライブでの使用で有名。シリアル#911117で1968年製あるいは1970年から1972年製造の番号帯である。よって文献により製造年が異なっている。 ダブルネックギターで12弦側のヘッドが長く、テールピース位置は通常のEDS-1275よりも下げられていて極端にブリッジとの間隔が広い。コントロール系は黒のスピードノブであるが、使用時期によりゴールドのハットタイプや黒とゴールドの混在も見られる。なお、ペイジは同ギターを一時期数本所有していたという説もある。 このギターは発売当初、注文を受けてから作られるカスタムメイドギターであり、配線や外観等の詳細は発注したギタリストの要望を汲み、製作されるごとに細かく異なっていた。その後、正式にギブソンから発売された再生産品は、見た目はペイジの使用ギターに多少似せて発売されたが、12弦のヘッドの長さ、テイルピースの位置、ボディの材、配線やピックアップなどの仕様は異なっている。また近年、限定生産でペイジ仕様のEDS-1275もギブソンから発売された。 なお、ペイジ本人のEDS-1275は、製作時期などから、ペイジが発注したものではないとの説もあるが、『ツェッペリンはライブで「天国への階段」を1本のギターで弾く事を検討しており、1971から72年の間にペイジ本人が直接ギブソンのカラマズー工場にオーダーした。メインのレスポールのフィーリングに近づけるように通常品よりもネック差し込み角が大きく(傾きが強く)取るよう指定され、テイルピースの取り付け位置を下げることで弦のテンションにも注意が払われている。』とも伝えられている。 フェンダー・ストラトキャスターレイクプラシッドブルー 1964年製 不明 トレモロアームのキャップがブラス製に交換されている。レコーディングではThe Crungeで最初に使用したとペイジ自身が語っている。ライブではZEPPELIN後期からソロ期にかけて使用。 ブラジルの孤児たちを支援する目的で行われたチャリティーオークションに出品され、引田天功が落札した。文献によっては1960年製とされている。このギターのシリアルが公式に発表されていないこと、ネブワース等のスチール写真ではミドルピックアップ付近のピックガード固定ネジが1959 - 1963年の特徴と一致することから、正確な製造年は不明であるが、スラブボード(1959年 - 1962年までの間に採用された、接着面がフラットなローズウッド指板。)である事やヘッドのデカールのパテント数などの特徴から月刊Player誌では1959年製であると結論付けている。 フェンダー・テレキャスターブラウン 1953年製 不明 1975年頃から使用しているテレキャスター。ボディは"Botswana Brown"と呼ばれる濃いチョコレート色のフィニッシュ。パーソンズ製(英語版)のBベンダー (ストリングベンダー)(英語版)付きに改造されており、演奏中ストラップによる2弦の1音ベンドができる。さらに6wayブリッジとシャーラーロックストラップピンに換装されている。1975年11月にスタジオスタッフのロブ・ローレンスより購入。ロブはサンディエゴでこのギターを見つけ、ジーンパーソンズにてBベンダーを取り付けてペイジに渡した。使用当初はメイプル指板ネックであったが、後に自身の1959年製(ドラゴン)テレキャスターのスラブボードのローズウッド指板のネックに交換している。このギターにより、「オール・マイ・ラブ」やライブ版の「テン・イヤーズ・ゴーン」などで特徴的なベンディング奏法が確認できる。 フェンダー・テレキャスターホワイト 1966年製 不明 メイプル指板のネックでホワイトボディ。仕様は53年製テレキャスターと同様でパーソンズ製Bベンダー、6wayブリッジ、シャーラーロックストラップピンの交換。入手時期不明であるが、1980年のヨーロッパツアーで使用された。1998年にはペイジ&プラントの『ウォーキング・イントゥ・クラークスデイル』のレコーディングでも使用されている。 フェンダー・ストラトキャスターサンバースト 1956年製 不明 メイプルネックでサンバーストのボディ。アームキャップは黒。雑誌等におけるペイジの所有ギター紹介で多く登場するが使用頻度は少ない。1973年にペイジのスタジオで存在が確認され、1974年9月ニューヨークでバッド・カンパニーのライブにペイジが飛び入り参加した際に使用された。 フェンダーエレクトリックXIIサンバースト 不明 不明 12弦エレクトリックギター。インタビューにてペイジが語ったところによると、Stairway to heavnのダブル・トラッキングで使用したとのこと。ただし、インタビューの時期により内容が異なることがあり、長年ファンの間では最終結論に至っていない。なお、雑誌で使用楽器として紹介されるエレクトリックXIIはサンバーストであるが、ペイジ自身のギターを取材したものではない。 型式不明 VOX 12弦ギター 不明 不明 インタビューにてThank youやLiving loving maidのレコーディングで使用したと語っている 。 ギブソン・J-200 1963年製 不明 ファーストアルバムのためにジム・サリヴァンから借りて「ゴナ・リーヴ・ユー」「時が来たりて」「ブラック・マウンテン・サイド」のレコーディングなどに使用[信頼性要検証]。 マーティン D-28 不明 不明 1970年からライブのアコースティックセットで使用。2011年ロイ・ハーパーとのステージでは、特別な仕様のD-28マーキスを使用していた。 ハーモニー・ソブリン H1260 不明9631111260 「天国への階段」の録音で使用された、アコースティックギター。 1962年製 ハーモニー ソブリン H1260は、天国の階段のレコーディングで使用したギターとして有名です。現在、メトロポリタン博物館の収蔵品となっています。 オベーションダブルネック・アコースティックギター 1994年製 不明 型式不明 アンディ・マンソン製 トリプルネック・アコースティックギター(6弦・12弦・マンドリン) 不明 不明 元々は、ジョン・ポール・ジョーンズが「テン・イヤーズ・ゴーン」をライブで演奏するために特注したもの。後にペイジも、アンディ・マンソンに製作を依頼した。ジョンジー所有のものと外観(サウンドホール等)が異なり、配線・ピックアップも異なる。 ギブソン・レスポール DTS-1搭載ゴールドトップ 不明 1--2552 ゴールドトップ:トランスパフォーマンス社製のプロトタイプ版のオートチューニングシステム、DTS-1を搭載するために改造された、カスタム・メイドギター。 DTS-1は、演奏中に発生してしまう調弦の狂いを自動調整をして、常に適正なチューニングで弾けることをコンセプトとして開発されていたが、途中開発に協力したペイジのアイデアにより、演奏中も予めマイコンに記憶させた500種類以上のチューニングをコントロールボタンで呼び出して自在に変更することができるという、画期的なシステムとして完成した。カヴァーデール・ペイジやペイジ・プラントなどで使用されている。
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