スチール写真とは? わかりやすく解説

スチル写真

(スチール写真 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 13:46 UTC 版)

スチル写真(スチルしゃしん、英語: still picture, still photo(graphy))、もしくは、単にスチルstill)とは、動きのない静止画のこと[1][2]スチール写真と表記されることもある。


注釈

  1. ^ とは言え、写真術が「ある一瞬」を切り取れるようになったのは、説によっては1000年以上もあるカメラ・オブスクラの歴史から見ればそう古いことではない。日本では、水雷の爆発による水煙を写真に撮って江崎礼二が「早撮りの江崎」と評判になったのが1884年のことである。
  2. ^ これの場合、成立上、銀塩写真が静止画から動画に発展したのとは逆に、電子写真は動画用のビデオカメラから派生するような形で「電子スチルビデオカメラ」が生まれている、という事情もある。
  3. ^ サウンド・ブリンプ英語版という。水中カメラ用の密閉ケース(水中ブリンプ[8][9])も用いられた。
  4. ^ 撮影スケジュールを邪魔しないよう、通常は本番の後にスチル写真を撮った。

出典

  1. ^ a b 「怪獣アイテム豆辞典」『東宝編 日本特撮映画図鑑 BEST54』特別監修 川北紘一成美堂出版〈SEIBIDO MOOK〉、1999年2月20日、150頁。ISBN 4-415-09405-8 
  2. ^ 三輪健太朗『マンガと映画』NTT出版、2014年、304頁
  3. ^ スチル、デジタル大辞泉コトバンク
  4. ^ スチル Excite辞書
  5. ^ still コトバンク
  6. ^ still Excite辞書
  7. ^ a b 『写真空間3 特集 レクチャー写真論!』青弓社、2009年、129頁
  8. ^ ボレックス R16B カメラ用 ブリンプ(1962-1975)”. NHK放送博物館. 2024年2月28日閲覧。
  9. ^ 映画・映像 業界用語辞典 「水中ブリンプ」”. 東京映画映像学校. 2024年2月28日閲覧。


「スチル写真」の続きの解説一覧

スチール写真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 10:17 UTC 版)

人斬り (映画)」の記事における「スチール写真」の解説

主役勝新太郎と準主役仲代達矢三島由紀夫石原慎太郎の4名が全員大映京都撮影所出揃った6月初旬に、宣伝用の写真撮影が行なわれたが、その際に、『炎上』などのカメラマン務めた宮川一夫三島応援するために突然やって来た。 名カメラマンとして一目置かれている宮川一夫見学に来たことで、現場スタッフ雰囲気引き締まったという。宮川は、三島メイキャップチェックなどをした。 スチール写真には、向かって右から仲代達矢勝新太郎石原裕次郎三島由紀夫撮影所玄関前で居並び、侍として前を凝視しているものや、その直前撮影所から出て来たばかりで、右から勝、仲代三島石原笑顔談笑しながら並んで歩いているものもある。 勝、裕次郎三島それぞれ単独で刀を構えているポスター写真撮影された。また、映画本編撮影現場でのスナップ的な写真もある。 参考文献となった原作小説人斬り以蔵』の作者司馬遼太郎は、武市半平太役の仲代達矢の顔について、「仲代達矢氏が武市半平太になっているスチールながめていると仲代氏の顔はスパニッシュなところが武市似ている」とコメントしている。 映画宣伝用ではないが、三島個人的にアルバムとしてまとめて五社監督贈って五社死後にその遺族保管していた写真(約20)もあり、2017年平成29年10月12日京都国際映画祭初公開される運びとなった写真撮影現場で侍姿の三島勝新太郎石原裕次郎休憩中に談笑しているものなどである。

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スチール写真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 01:50 UTC 版)

からっ風野郎」の記事における「スチール写真」の解説

三島由紀夫「俳優宣言」記者会見の後、その会見模様写真入りでまとめた『大映グラフ 新春特大号』(1960年1月号)と、映画パンフレットなどに使用されたスチール写真やロビーカード撮影現場に来た川端康成写真など多数掲載された『大映グラフ 陽春特大号』(1960年4月号)が刊行された。他にも『毎日グラフ2月号には、撮影風景写真収められた。 三島ブロマイド写真3種類、東京浅草マルベル堂販売された。三島当時このブロマイド写真絵葉書として知人西久保三夫に送り撮影終わったことの報告と共に「ぜひ御覧の上批評賜はり度」と記している。他には、ロケ現場で女子高生たちに囲まれサインをしている自然体三島捉えたプライベート写真撮影講談社川島勝)などもある。 新聞広告には、素肌黒革ジャン着て右手拳銃持ち銃弾撃たれ脇腹左手押さえながら前を睨んでいる三島決めポーズ写真掲載され、街には、若尾文子抱擁する黒革ジャン三島映画ポスター張り出された。 なお、雑誌講談倶楽部4月号では、三島主人公朝比奈武夫なりきってオレ」という一人称映画のストーリー語っていく「『からっ風野郎』の情婦論」という文章掲載され、「オレはなんだか、このメチャクチャな女のバカバカしい純情の中で、流行歌純愛小説主人公のやうな最後遂げさうな気がする」と武夫末路綴っている。映画上演記念として、が赤で本体が黒のライター宣伝用に配られたという。 映画公開から44年後の2004年平成16年)には、未発表写真20分とそのネガ20(全モノクロ35ミリ)が明治古典七夕大入会において出品されコレクター犬塚潔手に入れた。 その箱には「三島由紀夫と書かれ、撮影者の田島正の経歴書や連絡先添えられてあった。田島の話では、撮影日は1960年昭和35年2月快晴の日で、雑誌映画と演劇』(時事世界社、1960年4月号)に載せるため撮影されたものであった三島ピストル持っているシーンビールを飲むシーン椅子座っているシーン階段下りてくるところ、春の日射しを受けて笑顔写真である。 発売され雑誌映画と演劇』には8写真掲載されているが、その中の3枚未発表写真内のものと同じため、厳密にいえば17分が未発表写真となる。田島当時時事世界社に頼んで使用されネガフィルム返却してもらい、保存していた。黒革ジャン姿の三島は、田島カメラ注文素直に応じて、自らポーズをとることはなかったという。

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