上院選挙
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元老院は、81議席を2年毎に3分の1ずつ改選する。 1996年 25(30.9) 1998年 改選結果:3 選挙後:23(28.8) 2000年 改選結果:1 選挙後:15(18.5) 2002年 改選結果:7 選挙後:11(13.6) 2004年 改選結果: 選挙後:7 2006年 改選結果:6 選挙後:12(14.8) 2008年 改選結果:23 選挙後:29(35.8) 2010年 改選結果:12 選挙後:41(50.6) 2012年 改選結果:13 選挙後:46 2014年 改選結果:10 選挙後:35 2016年 改選結果:2 選挙後:25 注:上段は選挙における議席数。下段は非改選と合わせた合計議席数である。なお()内の数字は議席率である。ただし、2004年選挙に関しては、参照した資料に議席率が掲載されていなかったため未記載。
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上院選挙
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「ティーパーティー運動」の記事における「上院選挙」の解説
アメリカ合衆国上院は100議席あり、改選前で民主党59(民主系の無所属2を含む)と共和党41という情勢であった。そのうち2010年中間選挙で改選されるのは37議席で、現職を保持するのは民主党19、共和党18である。予備選の結果、民主党から現職12名と新人または元職25名、共和党から現職10名(1名は指名外の記名候補)と新人または元職28名、無所属(共和党系)から1名が立候補し、さらにその他の党から4名が立候補した。戦前の予想から民主党への逆風が強かったが、オバマ大統領や依然として国民的人気を誇るミシェル・オバマ大統領夫人などの選挙応援の甲斐あって、終盤にきて支持率をやや回復した。民主党は結果的に53議席を獲得し、6議席減らしたが、土俵際で踏みとどまった格好だ。共和党は、47議席を獲得し、議席を伸ばしたが、10議席取って過半数を逆転するのには失敗した。 2010年5月8日、ポークバレルつまり地元利益誘導型のベテラン政治家で、ブッシュ政権時の利益誘導や、超党派の立場でオバマ大統領の景気刺激策に協力したユタ州の共和党現職ボブ・ベネット上院議員が、四期目の共和党指名候補者になるのをティーパーティーは阻止した。ユタ州は、ベテラン議員が脱落して後は接戦となったが、ティーパーティーやフリーダムワークス、ロン・ポールなどが支持した弁護士マイク・リー候補が、第三投票での劣勢を、6月22日の決選投票において僅差で逆転するという劇的展開で指名を獲得した。ティーパーティーの資金力と動員力を見せつけた選挙戦であった。11月2日の中間選挙でも、マイク・リー候補は、ユタ州の上院議員として当選した。 2010年5月18日、アーカンソー州の共和党上院予備選で、下院議員ジョン・ボーズマン候補に対して、ティーパーティーは彼がブッシュ前政権やオバマ政権時代の赤字予算の作成に関与した大きな政府の責任を問うとして、ティーパーティー独自候補を擁立した。結果は、対立7候補を破るボーズマンの圧勝だったが、直接刃向かった例である。またティーパーティーは、民主党上院予備選にも影響を与えており、リベラル派の現職ブランチ・リンカーン上院議員の対立候補ビル・ホルター州副知事を支持して、窮地に追いやった。リンカーン議員は医療保険改革法案に反対票を入れて批判をかわし、結果は僅差でリンカーンの勝利だった。11月2日の中間選挙では、共和党のボーズマンが上院議員に当選した。 2010年5月18日、ケンタッキー州の共和党上院予備選では、同州出身で共和党の上院(少数党)院内総務ミッチ・マコーネルや、チェイニー前副大統領らの支援を取り付けていた共和党主流派の同州司法長官グレイソン候補に対して、ロン・ポールの息子(次男)で、眼科医のランド・ポール候補が、ティーパーティーの草の根的な熱烈支援を得て、地滑り的な勝利を収めた。ランド・ポールは父親同様にリバタリアンの小さな政府論者で、インテリ層に高い人気を誇り、本選でも民主党候補に対して世論調査では優勢を示したが、学生時代に「聖書はインチキ」とする団体に入っていたとの反対派のネガティブキャンペーンや、無理に近づいてきた反対派抗議者が足蹴にされる映像がメディアに流れて、苦しめられた。しかし11月2日の中間選挙では、蓋を開けてみるとティーパーティーの勢いそのままの快勝であった。ランド・ポール上院議員は勝利会見でこれはティーパーティーからの「政府をこの手に取り戻しに来た」というはっきりとしたメッセージであると、宣言した。2010年6月8日、カルフォルニア州の共和党上院予備選で、HPのCEOなどを歴任したシリコンバレーの著名な女性経営者カーリー・フィオリーナ候補は、対立2候補を破って勝利した。彼女はIT長者であり、いわゆる草の根系候補ではないが、2008年大統領選挙で遺恨のあったサラ・ペイリンと和解してその支持を受け、予備選では圧勝した。しかし本選では、リベラルがもともと強いカリフォルニアで苦戦し、オバマ政権の経済政策を徹底的に批判して戦ったが、中間選挙では現職のバーバラ・ボクサー上院議員に敗北した。ティーパーティー候補ではなかったが同州知事選に共和党から立候補していたメグ・ホイットマン候補も民主党のベテランで元知事のジェリー・ブラウン州司法長官に敗北し、二人の富豪候補の敗北は、選挙に自費で大金を投じると負けるというジンクスを踏襲するものになった。 2010年6月8日、ネバダ州の共和党上院予備選で、すでに4月15日のティーパーティー・エクスプレスで推薦を受けていたシャロン・アングル候補は、保守派のラジオ司会者マーク・レヴィンらの支持もあり、対立8候補を破って勝利した。ティーパーティーは、同州の上院議員である民主党上院院内総務ハリー・リードを目の敵にしており、最重点選挙区であった。民主党と既成候補の逆風のなかで、当初、世論調査の経過ではアングル候補がやや優勢であったが、11月が近づくにしたがってアングル候補の「アメリカは国連から脱退すべき」や「教育省・エネルギー省の廃止」、「失業保険廃止」など極端な主張に辟易した世論が右傾化に反発し、低迷していたリード議員の支持率の方が急上昇してきて逆転した。民主党の選挙担当であるロバート・メネンデス上院議員はアングル候補の予備選勝利について「共和党の権力層に近い候補者より、過激な候補者を選択した1つの例だ」との見解を選挙前に示していたが、 保守への偏りが無党派層を遠ざけてしまった例である。中間選挙は激しい中傷合戦の選挙戦になった。アングル候補の迷言を皮肉った「クレージー・ジュース」という選挙CMが有名で、彼女の良識を疑う戦略が功を奏し、実績のあるリード上院議員が終盤に巻き返すと、11月2日、結局、勝利したのは現職のリード上院議員であった。民主党が上院の多数派を維持したことと合わせて、象徴的な選挙となった。 2010年8月24日、アラスカ州の共和党上院予備選で、現職の共和党リーサ・マーカウスキー上院議員に対して、ティーパーティーとサラ・ペイリンは、陸軍士官学校出身の弁護士ジョー・ミラー候補を支持して、接戦の末に勝利した。リーサ・マーカウスキーの父親フランク・マーカウスキーは、前職の同州選出上院議員で、かつペイリンの前のアラスカ州知事であり、2006年の州知事選ではお互いに中傷合戦を繰り広げた対立候補であった。マーカウスキー家と遺恨のあるペイリンは、リーサ・マーカウスキーが共和党主流派で「十分に保守的ではない」として強くミラー候補を肩入れして、3%差の僅差での勝利だった。アラスカ州はレッドステートと呼ばれる共和党の地盤で、共和党予備選に勝つことは、そのまま上院の議席を意味すると言われるため、敗北してもまだ僅差で本選での巻き返しの可能性のあるリーサ・マーカウスキーは記名候補(ライトイン)として出馬した。ミラー候補は州でもほぼ無名であったほか、陣営で質問しようとしたジャーナリストに手錠をはめるなどの問題が起こり、支持を落とした。一方で、現職であるマーカウスキーが知名度を活かして有利に選挙戦を進めた。11月2日、中間選挙は予想通り、保守分裂の激しい選挙戦となり、共和党の票は割れることになった。記入候補である現職のマーカウスキー候補は優勢であったが、当選するには、支持者が投票用紙に「マーカウスキー」という難しい綴りの名前を書き込まなければならないというのがネックであった。投票用紙の確認作業には半月要したが、11月17日、現職のマーカウスキー上院議員の再選が確定した。 2010年8月24日、アリゾナ州の共和党上院予備選では、2008年大統領選で共和党大統領候補となった現職の上院議員ジョン・マケインが楽勝すると思われていたが、ティーパーティーの一部が「マケインは正真正銘の保守ではない」というラジオの保守派キャスターで元下院議員ヘイワース候補の支持に回ったため、激しい選挙戦となった。中道派であるマケインは、不法移民対策での弱腰や、妊娠中絶や生命倫理で批判され、一時、窮地に立つ。彼はなりふり構わずに、保守路線に軌道修正し、巨額の選挙資金を投じて徹底的なネガティブキャンペーンを行って、最終的には全面的に勝利したが、共和党主流派は右派におもねることで辛うじてティーパーティーの攻撃をかわした。従来、マケインは中傷戦術を嫌っていたが、今回の選挙では周囲が驚くほど辛辣で、隣の州のフィオリーナ候補の応援に行った際には、ボクサー議員を厳しく批判した。なおマケインとサラ・ペイリンの大統領選後の確執は有名だが、ペイリンはマケイン支持を表明していた。11月2日、中間選挙ではさすがにマケイン上院議員の圧勝だった。 2010年8月24日、フロリダ州の共和党上院予備選では、共和党穏健派のチャーリー・クリスト同州知事が出馬して楽勝と思われていたが、ティーパーティーの熱烈支持を受けたキューバ移民二世の同州下院議長マルコ・ルビオ候補に猛追されて、クリストは辞退に追い込まれた。クリストは2008年大統領選挙で大統領候補の一人と目された有力知事だったのだが、オバマ大統領の景気刺激策に賛成するなど、保守派の批判を浴びていた。結局、彼は第三の無所属候補として出馬することになり、ここでも共和党の地盤での保守分裂となった。ハンサムなルビオは「共和党のオバマ」または「共和党のプリンス」と称される共和党の次世代スター候補で、妊娠中絶反対や小さな政府などを主張する保守派。11月2日、中間選挙では、ティーパーティーの絶大なる支持を背景にしたルビオ候補が、新人としては異例の圧勝を収め、人気の高さを誇示した。 2010年9月14日、デラウェア州の共和党上院予備選で、共和党穏健派で無党派にも幅広い人気を誇った元同州知事で下院議員マイク・キャッスル候補に対して、(州外勢力の)ティーパーティーとサラ・ペイリン、マーク・レヴィンらは、テレビコメンテーターのクリスティン・オドネル候補を支持して、終盤で一気に劣勢を巻き返して勝利した。民主党寄りの無党派層を取り込める可能性のあったキャッスル候補で共和党主流派は選挙を勝負したかったので、ティーパーティーに戦略を阻止されたことになる。オドネル候補は「マスターベーションに反対する」や「(タイム誌の表紙になったという理由で)オバマは悪人」、進化論を否定して「進化論はでっち上げの神話」と言うなど、しばしば奇妙な発言をすることで知られる右翼の超保守派で、共和党関係者ですら妄想的と眉をひそめる人物であった。ブッシュ前政権で戦略担当だったカール・ローヴなどは彼女のようなガチガチの保守が共和党の候補者では負けると選挙前に嘆息していた。奇妙な発言であってもメディアに取り上げられることが多いので、良くも悪くも、第二のサラ・ペイリンとの評価もあるが、過剰な注目のマイナス効果として「魔術にはまっていた」との過去の発言や学歴詐称疑惑なども報じられ、その後は注目度に反比例して支持率を落とした。このため共和党は途中から選挙資金を撤退したと言われ、オドネルもメディアで共和党への苦情を言っていたが、もともと共和党に逆らって指名を受けたため、そのツケを払わされた格好だ。支持母体は、人工妊娠中絶反対で団結した州外のティーパーティー勢力と言われ、多くの選挙資金もそこに頼っていた。「私は魔女ではありません」の選挙CMは全米でも特に有名だが、もともとデラウェア州は民主党の地盤であり、彼女は2006年は共和党指名を勝ち取れずに記入候補(ライトイン)として立候補してほとんど得票できなかったほか、前回の2008年上院選でも現在のジョー・バイデン副大統領(当時は上院議員)に完敗したが、2010年11月2日、今回の中間選挙でも再び敗北を喫した。敗北は当然という分析がある一方で、代表的なティーパーティー候補だったため、世界中に大きく報道された。 2010年9月14日、ニューハンプシャー州の共和党上院予備選で、地元のティーパーティーは弁護士オビド・ラモンテイン候補を支持して、共和党主流派とサラ・ペイリンなどが支持した前州司法長官ケリー・エイヨット候補と激しい選挙戦を演じた。結果はエイヨットが得票差わずか1667票で辛勝した。この大接戦の背景はティーパーティーの力によるところが大きく、負けはしたが、選挙を盛り上げた。エイヨット候補は接戦勝利の余勢をもって本選に臨み、11月2日、中間選挙では圧勝した。
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