共和党関係者
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「ザ・ホワイトハウス登場人物一覧」の記事における「共和党関係者」の解説
アーノルド・ヴィニック上院議員 (Senator Arnold Vinick R-CA) - 吹替:浦山迅 カリフォルニア州選出。2006年共和党大統領候補(シーズン6-)。 第2次バートレット政権下で国連大使をオファーされるが、大統領選出馬の意向を告げて拒否する。その後共和党予備選に出馬、圧倒的勝利を収め共和党大統領候補となる。サントスとはアイオワ州での予備選挙の時に会っており、支持率を気にして州の人間に迎合するよりも自分の信念を語ったヴィニックに、サントスは感銘を受けている。 ヴィニックは中絶問題などに対して、共和党の中でもリベラル寄りの姿勢をとっていることから、ヴィニックの大統領選出馬は民主党やホワイトハウスの内部では脅威として受け止められた。シーズン6でバートレットと面談したとき、妻からプレゼントされた旧約聖書を読み、その戒律の厳しさなどから神や宗教に疑問を抱き、妻との死別後は教会に行かなくなったことを打ち明けている。これもキリスト教的価値観を重視する共和党では異端なことである。 シーズン7の大統領選本戦選挙活動では、圧倒的に上回るとまでは行かないが常に支持率においてサントス候補に差をつけていた。だがカルフォルニアの原子力発電所でメルトダウンが発生し、その発電所建造にヴィニックが主導していた経緯から支持率がガタ落ちになる。途中、会見を開いて記者達を論破し、支持率下落に歯止めをかけるも、一旦開いた差を覆すことは出来ずサントスに敗れる。4年後の再出馬を目指し、運動を再開しようとした矢先にサントスから副大統領候補となる話を持ちかけられるが、副大統領をオファーしたサントス及びバートレットの目論見(実際には副大統領にする気が無いのに、この情報をリークすることで共和党の譲歩を得ようとした)を見破って拒否し、ベイカー知事を副大統領候補にするつもりだという本音を言わせてしまう。しかしサントスの本音は、ヴィニックへの「国務長官」就任の打診だった。この要請にはヴィニックにも思いよらおらず困惑する。一時はこれも断ったが、4年後の大統領選に再出馬しても高齢のため勝てないと考えていた自分のスタッフから「名前も覚えられない議員で終わるより、偉大な国務長官に」と説得され、大統領選再出馬の目を絶たれてしまうも、国務長官に就任した。 なお、ヴィニックは、現実のアメリカ政治において、2008年の大統領選挙に共和党候補として出馬したジョン・マケイン上院議員と驚くほど共通した部分をもつ。党内では少数派で外交通の上院議員であり、自称バーヴェリックというベテラン大物政治家で年齢もヴィニックの設定と同年齢なのである。サントスがオバマ現大統領をモデルにしたのに対し、ヴィニックは後に登場するマケインを体現していたといっても過言ではなかった。ただし、ヴィニックは大統領候補となった時からサントスより支持率が高かったのに対して、マケインはブッシュ不人気の波を受けてオバマとは差があったのは異なる点であった。またマケインは、捕虜になった経験もある軍歴が有名だが、逆にヴィニックには軍歴がなくサントスのほうに軍歴がある点も何度か劇中で強調されている。 マット・スキナー下院議員 (Congressman Matt Skinner) - 吹替:咲野俊介 通商委員会のメンバーとして、前述のジョー・ウィリス下院議員と共にホワイトハウスにやってくる。その後も同性婚を事実上禁止している婚姻承認法案の際など、たびたびホワイトハウスに顔を出す議員の1人。 自身がゲイであり、同性愛に対して否定的な議員が多いと言われる共和党内では一線を画している。そのため、ジョシュから「共和党の院内総務が、同性愛者のことをクレプトマニアやセックス中毒にたとえて侮辱したのにもかかわらず、どうして共和党にいるのか」と不思議がられる。その答えとしては、スキナー本人曰く、「共和党の主張の95%を支持しているから」とのこと。 クリフ・キャリー (Clifford "Cliff" Calley) - 吹替:村治学 共和党弁護団の弁護士。ドナの元恋人。シーズン3で、聴聞会で追及を受けて窮地に立たされたレオを、良心を持って委員長を説得、聴聞会を散会させることで救った。 シーズン6でロビイストとして活動しておりホワイトハウスに訪れる。その際、ジョシュの抜けた穴を埋めるべく、レオがCJに推薦、サントス下院議員の選挙対策本部長に就任したジョシュの後任として、次席補佐官に就任する。当初、サントスはじきに予備選挙から脱落してジョシュが帰ってくると思っていたCJ達は、次席補佐官職の後任を決めず空席にしていた。 ロバート・リッチー共和党大統領候補 (Governor Robert Ritchie of Florida) - 吹替:菅生隆之 フロリダ州知事。シーズン3で共和党大統領候補として登場。バートレットにテレビ・インタビューの中で、「大砲に22口径の弾をつめて撃っているよう」とバカにされる。それをきっかけにバートレットのイメージダウンを図ろうとするが、部下が行き過ぎた行動をとったことで、逆に自らのイメージダウンに繋がってしまう。選挙期間中にも「私は○○ではない」という言い回しを好み、バートレットとの違いを見せようとした。更に、候補同士の討論会では、バートレット大統領に徹底的に論破されてしまい敗北を印象付けてしまう。実際の投票にもその討論会の模様が影響を与えてしまい、選挙戦でも敗れてしまった。多くのアドバイザーを抱えていることがシーズン4の第1話、第2話でのジョシュとトビーの会話で取り上げられる。実際に政策にはアドバイザーの名前を定冠詞にしていた。バートレットが作中で言及したように、あまり賢明ではないようである。 グレナレン・ウォーケン下院議長 (Speaker of the House Glenallen Walken R-MO) - 吹替:大和田伸也(シーズン4) ミズーリ州第6区選出。合衆国憲法修正25条(大統領権限の一時的委譲)を発動したバートレット大統領から大統領職を期限付きながらも代行職として委譲される。シーズン4最終話で大統領代行に任命された際、飛行禁止発令中に飛行していた正体不明の飛行機のパイロットが、ゾーイ誘拐とその後の一連の騒動に悪のりしていたとの報告を受けて「私なら、その飛行機に自分の母親が乗っていたとしても撃ち落としただろう」と平然と発言するなど、根っからの保守派であることが伺える。短い期間ではあったが大統領職代行を威厳を持って勤めたが、その合間に大統領秘書として留任していたデボラに「まさか私が大統領になるとはな。なりたいと思ったことは一度もないのに」と打ち明けている。ゾーイの事件解決後は、速やかに大統領権限をバートレットに返還した。 シーズン5第10話の、ラシター元大統領の葬儀にも、大統領職経験者のひとりとして、他の元大統領たちと共に参列した。 ベスというパグ犬を飼っている。 ジェフ・ハフリー下院議長 (Speaker of the House Jeff Haffley R-WA) ワシントン州選出。グレナレン・ウォーケン下院議長が大統領代行に就任するのに伴って、後任の下院議長に就任。 ジョシュいわく、「共和党から見てもファシスト」だという。 シーズン5第4話で、ルイス・ベリーヒル国務長官をホインズ副大統領の後任とすることに反対し、自身の推薦する副大統領候補リストを突きつける。そのリストに書かれた人物は、ジョシュをして「ハフリーは自分が実質的なナンバー2でいたいんだ」、「このリストの連中は、国を背負って立つ器じゃない」と言わしめ、またトビーをして「こんなリスト、冗談じゃない」と言わしめるほどの人物ばかりであったが、最終的に大統領は、ハフリーの要求をのみ、リストの中からロバート・ラッセルを副大統領に指名せざるを得なくなる。その後も、下院議長として民主党へレベルの低い妨害を繰り返す。 シーズン7でサントス民主党大統領候補が当選し、同時に行われていた下院選で民主党が多数を取ったことを受け、議長職を失職した。 演じているのはスティーヴン・カルプ。
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