スカル団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 08:53 UTC 版)
「ポケットモンスター サン・ムーン」の記事における「スカル団」の解説
アローラ地方で悪事を働いているならず者組織。他人のポケモンを奪ったり試練の場を荒らすなど迷惑行為をしている。骸骨を象ったエンブレムを首飾りとして下げているのが特徴。また団員たちにはラッパーのような言動が多々見られる。ウラウラ島のポータウンを拠点にしている。 過去の作品と比べるとあまり脅威として世間に見られておらず、彼らを蔑む声がトレーナーや住民から聞ける。実際にはエーテル財団と裏で繋がっており、資金を提供する代わりにエーテル財団の手駒として影で活動していた。ルザミーネの一件が終息した後、グズマによって解散される。ウラウラ島の住人によるとかつてはしまキングを中心とした集団だったらしい。 グズマ スカル団のリーダーであるメレメレ島出身の男性。むしタイプの使い手。 「壊しても手を緩めない」と言われ恐れられているらしく、彼もそれを自称している。すぐに感情を爆発させる性格で勝負に負けた時などは自身を激しく叱責する言葉を叫ぶ。トレーナーとしての実力はキャプテンと同等らしいがその粗暴すぎる性格や言動が原因でキャプテンになれなかったとされる。一方で自身が連れているポケモンは大切に思っており、バトルでの敗因をポケモンのせいにしたことはなく、バトルで主人公に負けたときは部下に盗んだポケモンを返すよう指示したこともある。 秘密裏にエーテル財団のルザミーネと繋がっており、資金を受け取って秘密裏にリーリエとコスモッグの捜索を行っていた。唯一、自身の実力を認めてくれたルザミーネを慕っており、彼女とともにウルトラスペースへ突入しウツロイドを捕まえようとするも失敗し逆に寄生され正気を失いかけてしまう。元の世界に帰ることを願うもそのことでルザミーネに切り捨てられ、途方に暮れていたところに主人公たちの手によってルザミーネが倒され、ともに帰還した。 その後はけじめとしてスカル団を解散し自宅に戻り、主人公と対戦するが敗北、それをたまたま見ていたハラのもとで再び相撲の修行に打ち込むことになる。『ムーン』ではバトルツリーにも登場。 最終的な手持ちはグソクムシャ、アリアドス、カイロス、アメモース、ハッサム。エースはグソクムシャ。バトルツリーでの手持ちはカイロス、ドンカラス、ドクロッグ、レパルダス、キリキザン、ドヒドイデ、グソクムシャで、カイロスをメガシンカさせる場合がある。 かつてはハラに師事していたようだが途中で彼の元を飛び出している。グズマがなぜこのような荒れた性格になったかは明確に語られないが、島巡りを行いキャプテンを目指していたがなれなかったこと、プルメリ曰く「誰にも認めてもらえなかった」など断片的な情報が作中で語られる。 『ウルトラサン・ウルトラムーン』ではエピソードRRで主人公と共闘する場面がある。また、四天王になったマーレインにかわり、防衛戦に挑戦してくるようになっている。最終的な手持ちはアリアドスのかわりにクワガノンを使用。 プルメリ スカル団の幹部である女性。どくタイプの使い手。 ピンクと黄色をメッシュにした髪をツインテールにしており、濃いアイメイクなど威圧的な印象を受ける。腹部にスカル団のマークのペイントを入れている。したっぱたちをバカ呼ばわりしながらも、部下がやられた時は黙っていることができないなど姉御肌の持ち主で、面倒見がよく義理堅い性格。 ストーリー中盤で主人公たちを策略に嵌め、リーリエとコスモッグをエーテル財団へ連れ戻した。終盤では部下たちを連れてエーテル財団を見限り、主人公にドクZを託す。その後は悪事から足を洗い、クチナシとマーレインに言いくるめられたことで、Zリングをもらってトレーナーとして出直すことを決める。防衛戦で登場する他、「サン」ではバトルツリーにも参戦する。 防衛戦での手持ちはゲンガー、クロバット、ベトベトン、ドヒドイデ、エンニュート。エースはエンニュートで、防衛戦ではZワザを使用する。バトルツリーでの手持ちはベトベトンに代わってラランテスを使用し、ゲンガーをメガシンカさせる場合がある。 グラジオ スカル団の用心棒をしている少年。黒を基調とした服装に金髪で片目を隠しており、手を目の前に掲げる、片手を抑えるといった中二病じみた動作が目立つ。タイプ:ヌルを相棒として連れており、ぶっきらぼうな言動で一匹狼のような行動をしている。一人称は「オレ」。 その正体はルザミーネの息子でリーリエの兄。幼少期から母親の異常な言動に気づいており、ウルトラビーストに対するプロジェクトの失敗作であった一体のタイプ:ヌルと共にエーテル財団を抜け出し、母親に対抗する強さを得るためにスカル団の用心棒をしていた。主人公に「リーリエとコスモッグを守れ」と忠告していたもののスカル団によってエーテル財団に連れ戻されてしまい、主人公たちとともにエーテルパラダイスへ乗り込んだ。主人公の後を追ってついに母親と再会するも冷たく突き放され、出現したウルトラホールへと去っていってしまう。その後はリーリエのことを主人公へ一任し、自身はエーテル財団の後始末のために1人エーテルパラダイスへ残った。終盤、ポケモンリーグへ向かう主人公の前に再び現れ、「礼は勝負でしか返せない」として主人公にポケモン勝負を挑む。その後はエーテル財団の代表代理となり、ポケモンリーグにも時々やってくる。 防衛戦での手持ちはシルヴァディ、クロバット、ルカリオ、マニューラ、ポリゴンZ。エースはシルヴァディで進化後はタイプ:ファイヤー、タイプ:ウォーター、タイプ:グラスのうち主人公が最初に選んだポケモンに対して相性の良いタイプになる。本来、非常に攻撃的なため人に懐きにくいはずのタイプ:ヌルを相棒として連れている事や、そのタイプ:ヌルを含め手持ちに懐いて進化するポケモンが多い事から、ポケモンに対する愛情は深い模様。 『ウルトラサン・ウルトラムーン』では本編終了後に修行のためカントーへと渡るが、その後も防衛戦に登場する。最終的な手持ちはマニューラにかわりゾロアーク(シルヴァディに化ける)とフシギバナ・リザードン・カメックスのうち主人公が最初に選んだポケモンと同タイプのものが加わり、Zワザを使用するポケモンがルカリオからゾロアークに変更されている。
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スカル団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:02 UTC 版)
「アニメ版ポケットモンスターの登場人物」の記事における「スカル団」の解説
アローラ地方で活動する悪の組織。これまでの悪の組織が「悪の秘密結社」然としていたのに対して、こちらはチンピラの集団であり、あちこちでポケモントレーナーに喧嘩を吹っかけてはポケモンを奪おうとする。マグマ団以来となるシリーズ初期から登場する悪の組織である。特にしたっぱ3人が登場することが多く、第25話ではロケット団と対面し、Zクリスタルを強奪しようと互いに奮闘する。第65話や第115話のように3人を含め多くのしたっぱ団員が登場することもあるが、総じてポケモンバトルの実力は低い様子が見受けられ、グラジオやロケット団には酷評されている。アローラリーグ予選でもイリマのイーブイの「とっておき」の一撃でまとめて敗退している。アローラリーグ準決勝終了後に新たな一歩へ進むなど、これまでの悪の組織の中ではロケット団以外で初めて解散・壊滅しなかった上、サトシ達との関わりで改心したことが描写される唯一の集団。最終話(第146話)エンディングでその後の様子が描かれていた。 PM2の112話で久々に再登場し、バトルロイヤルを観戦していた。 グズマ 声 - 加瀬康之 登場時期:SM・PM2 スカル団のボス。気に入らないものは「ぶっ壊す」ことを信条としており、したっぱからは「破壊という言葉が人の形をしている、キングオブアウトロー」と評されている。バトルの実力は高く、ロケット団には圧倒的実力を見せつけて勝利している。「無敗伝説」と称されるなど、一度も負けたことはないらしい。しかしその理由は後述する修行の影響から敗北を恐れ、自分が確実に勝てる相手を選んで対戦していたためで、プルメリだけはそれを知っている。昔から高い実力を持っておりククイやハラも認めていたが、そのククイには最後まで勝てず、過去に参加した大会のトロフィーはほとんど二等賞や準優勝のものだった。現在は白髪だが、過去の修行の場面では黒髪であった。 島巡りや大試練を「古臭い風習」と蔑み、ククイ博士がポケモンリーグを開催することを決めた事で、したっぱたちを引き連れポケモンスクールに乗り込む。ポケモンリーグを壊すと挑発しククイとバトルしようとするが、その態度に反発したサトシとバトルを行う。サトシとのバトルではピカチュウをダウン寸前まで追い詰めたが、勝敗が決まる前にグソクムシャがボールに戻ったことでバトルを途中で放棄した。 かつてはククイ同様ハラの弟子であり、彼の元で修業を受けていたが、ハラの教えに納得せずにククイとも対立し、二人の元を去る。また、この頃にククイに勝てなかった事が対立の理由の一つでもあり、これ以降敗北をひどく恐れるようになった。アローラリーグ開催時にてそれが明らかとなり、自らアローラリーグに参加を決め、優勝することでククイの夢を打ち破ることを宣言する。 アローラリーグでは予選を突破し、トーナメント戦でイリマと対戦し勝利した。第2回戦でスイレンと対戦。スイレンのアシレーヌに容赦ない攻撃を繰り出し勝利。勝利後、スイレンとアシレーヌを「雑魚」呼ばわりし健闘を称える様子を見せずに立ち去った。準決勝ではサトシと対戦。ハッサムの「とんぼがえり」でグソクムシャに後退する戦法でニャヒートを苦しめる。しかしニャヒートが放った「だいもんじ」からグソクムシャが「ききかいひ」で逃げた結果ハッサムが入れ替わってその場に出てしまい倒された。その際の「戦闘不能」という言葉に隠し切れないほど動揺し、ハッサムが倒れたのをグソクムシャのせいだと罵倒する。それでもなんとかニャヒートを倒し、ピカチュウを追い詰めるうちに自分を失いかけたが、Zワザを正面から耐えきるなど純粋にグズマたちの実力を称賛したサトシの発言と、それに応えて奮い立ったグソクムシャの励ましもあって立ち直ると共に敗北へのコンプレックスを振り切り、激しい攻防の末に敗北。試合後にククイから「次のリーグでも待っている」と声を掛けられてもそれを無視するが、団員たちに「無敗のグズマは今日限りで終わりだ、お前らは好きにしろ」と言いつつも団員たちはグズマのバトルに感激してこれからもついていくと決め、本人も新たな一歩へ進むことを誓った。手持ちポケモン グソクムシャ 技:であいがしら→じごくづき、ミサイルばり、アクアブレイク、どくづき 特性:ききかいひ グズマのパートナー。バトルの実力は非常に高く、弱点の電気技を受け流す耐久力や巨体に似合わないスピードを持っている。ダイヤモンドより硬いボディはロトムの説明以上に頑丈で、弱点のでんき技はのみならずZワザまで受け流すほど。「ミサイルばり」、「アクアブレイク」の猛攻、さらに「どくづき」の追加効果の毒でピカチュウを苦しめるが、勝敗が決まる前に特性の「ききかいひ」で自らボールに戻った。 アローラリーグ2回戦ではスイレンのアシレーヌと対戦。「であいがしら」を警戒したアシレーヌが「うたかたのアリア」を繰り出そうとした隙を見て「であいがしら」の代わりに覚えさせた「じごくづき」を繰り出し封じる。その後、「アクアジェット」で突進してきたアシレーヌを難なく受け止めそのまま「どくづき」の毒で苦しめる。逃げようとするアシレーヌを捕まえようとした際に「こごえるかぜ」を受けながらも我慢しつつ耐えきり「じごくづき」を繰り出す。再び捕まえ「こごえるかぜ」を受け足を凍らされた隙にZワザ「わだつみのシンフォニア」を繰り出されかけるも、「アクアブレイク」でZワザもろとも断ち切って勝利した。準決勝ではハッサムの「とんぼがえり」で交代した際に登場、相性の良いニャヒートを苦戦させたものの、「ききかいひ」でハッサムと入れ替わって代わりにハッサムが倒されたため、再び投入された際にグズマに罵られ動揺しつつ、見事ニャヒートを倒した。その後、ピカチュウと再び対戦。Zワザを耐えてグズマを励まし、完全に立ち直った彼の指示を受けてピカチュウを圧倒させるも、最後は「アイアンテール」と「アクアブレイク」のぶつかり合いで敗れ去った。バトルが終わった後はグズマに肩を貸してもらいながら「行くぞ」と声を掛けられボールに戻った。 過去の修業時代からのグズマのパートナーであり、ククイのウォーグルと戦い敗れたことがある。 ハッサム 声 - 岩崎諒太 技:バレットパンチ、こうそくいどう、シザークロス、とんぼがえり アローラリーグ予選で使用。ジャラランガを倒した。トーナメント戦では「こうそくいどう」でスピードを上げ、メガガルーラの子供のポジションを上手く利用することで翻弄し勝利した。準決勝では「とんぼがえり」でグソクムシャと交代してニャヒートを苦戦させたものの、グソクムシャが「ききかいひ」で入れ替わったことで代わりに「だいもんじ」の直撃を受け敗北した。 プルメリ 声 - 遠藤沙季 登場時期:SM スカル団の女性幹部。したっぱからは「姉御」と呼ばれ慕われているが、軽率な行動を取りがちなしたっぱたちを一喝することもしばしば。グズマに対等にものを言える人物であると共に、グズマが一度も負けたことがない理由と彼のコンプレックスを唯一知っている人物でもある。 アローラリーグでは予選でイリマに敗北。またサトシのバトルを見てその実力を察し、グズマがサトシと戦う際には忠告するなど、スカル団では唯一サトシの実力を認めている節がある。手持ちポケモン エンニュート 声 - 武隈史子 性別:♀ 技:ヘドロウェーブ、ドラゴンクロー、りゅうのはどう アローラリーグ予選でイリマのイーブイを追い詰めたものの、反撃され敗北。 タッパ 声 - 内野孝聡(SM第1話・第11話)→櫻井トオル(SM第24話 - ) 登場時期:SM したっぱのリーダー格を務める男性。2人からは「兄貴」と呼ばれている。イリマとは顔見知りで、幼少期の頃イリマに大事なもの(モテ期)を奪われて以来、女子にモテなくなってしまったため、彼のことを恨んでいる。アローラリーグで彼に会った時も相変わらず対抗心を燃やしていた。手持ちポケモン ヤトウモリ 声 - 三宅健太 技:ベノムショック、はじけるほのお、どくどく、りゅうのいかり、ひっかく 第1話のみ3体で登場した。途中から1体のみの登場となった。65話では「十分経験を積んでおり、進化が近くなっている」と語られている。 ベトベター(アローラの姿) タッパが幼少期の頃持っていた。現在も所持しているかは不明。 ラップ 声 - 朝日奈丸佳 登場時期:SM したっぱの女性。可愛いポケモンを好み、ロケット団のニャースやイーブイを気に入る。手持ちポケモン ズバット 声 - うえだゆうじ 技:きゅうけつ、ベノムショック、かみつく、どくどく、ちょうおんぱ 第1話のみ3体で登場。 ジップ 声 - 堀総士郎 したっぱの一人で太めの男性。手持ちポケモン ダストダス 声 - かないみか 技:ベノムショック、どくどく 第68話では具合が悪くなり、ポケモンセンターで治療させてもらうことになる。 ヤングース 技:かみつく 3体おり、第1話のみの登場。 アキトシ 声 - 岡崎体育 したっぱの一人。ラップが得意で、グズマがアジトに帰ってくる際にはスカル団を称えるラップを披露している。
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スカル団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 03:26 UTC 版)
「悪の組織・勢力 (ポケットモンスターSPECIAL)」の記事における「スカル団」の解説
第14章に登場する悪の組織。組織というよりはアローラ地方で悪事を働く「ならず者集団」という存在だが、背後に謎の組織の存在が示唆されている。 ウラウラ島のポータウンにある「いかがわしき屋敷」をアジトにしている。「ナメられたら終わり」というボスの方針により一般人にも高圧的にいちゃもんをつけ、金や持ち物を巻き上げている。 最終的に、これまでの悪行三昧の報いを受ける形となり、エーテル財団の情報操作もあってアローラの住民達からは「ウルトラビーストの一件を招いた全ての元凶」と見なされる結果となり、終盤のプルメリの回想では、団員達が住民によって集団リンチを受ける姿が描かれている。
※この「スカル団」の解説は、「悪の組織・勢力 (ポケットモンスターSPECIAL)」の解説の一部です。
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