ゴッドマスター(サイバトロン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 15:14 UTC 版)
「トランスフォーマー 超神マスターフォース」の記事における「ゴッドマスター(サイバトロン)」の解説
人間と超ロボットが融合した新たな生命体。人間が「マスターブレス」と呼ばれるブレスレットによって「マスターフォース(強化服を纏った姿)」に変身。さらに魂の結晶体「アイアコーン」に変形してトランステクターに合体(ゴッドオン)し、ロボットに変形する。「天超魂」「地超魂」「人超魂」の三つのエネルギーを使いこなすことによって、超パワーを生み出したり傷を自然治癒させたりすることができる(この天地人の超魂パワーを使いこなすことにより、神の域にまでいったため、ゴッドマスターと呼ばれる)。最後にはトランステクターに心が宿り、人間から分離して独立した超ロボット生命体となって逃亡したオーバーロード達を追い宇宙へと旅立っていった。なお、サイバトロンのゴッドマスターのトランステクターは総て自動車(民間車両)である。 総司令官 ジンライ 声 - 竹村拓 第10話から登場。総司令官。日本・長野県出身の青年。自由を求めてアメリカに渡り、トレーラーの運転手(本人曰く「自由気ままなトラック野郎」)として生計をたてていた。やや短気だが(これは本人も自覚している)過ぎた事には固執しない爽やかな性格で、秀太たちヘッドマスターJrの良き兄貴分。正義感は強いものの自由を好むが故に、当初は孤独を愛し、サイバトロンのメンバーになる事にはためらいを見せていた。しかし運転手仲間たちが自分を狙うハイドラー兄弟の卑劣な罠で命を落とした事や、秀太やキャブもそれぞれの家族や故郷がデストロンの攻撃に晒されたのを知った事で徐々に闘う決意を強くしていった。その勇敢な戦いぶりをホークたちプリテンダーから評価され、味方のゴッドマスターが揃ってサイバトロンの陣容が固まった後にサイバトロン総司令官に任命された。赤いトレーラーヘッドからゴッドオンする。総司令官 スーパージンライ 第15話から登場。ゴッドマスター・ジンライがコンテナ部と合体(ダブルオン)し巨大化した姿。コンテナはジンライが日本に戻った際(第13話)、長野県のトンネル採掘現場から発見された強固な鉱石の中に隠されていた。 玩具はオプティマスプライム(Optimus Prime)の仕様変更品。 最高総司令官 ゴッドジンライ 第26話から登場。スーパージンライがゴッドボンバーと「超神合体」して誕生する最強の戦士。 玩具はスーパージンライとゴッドボンバーのセット版も販売された。 副官 ライトフット 声 - 柏倉つとむ 第16話から登場。17歳。3月17日生まれ。自動車会社ブリティッシュモーターズ社長レフトフットを父に持つ生真面目な性格のイギリス人青年。また、副官としての責任感も強い。ロードキング曰く「堅物」だが、ジンライの戦う姿に興奮し派手にクラクションをかき鳴らすなど、端正な容貌に似合わぬ血気盛んな一面を時折覗かせる。父親から受け継いだ車がトランステクターだったことからゴッドマスターとなった。マツダサバンナRX-7・FC3S型のIMSAタイプのレースカーからゴッドオンする。武器は電磁ライフル。必殺技は地中から噴出させた高圧水流で攻撃する「超魂ラウンドウォーターフォール」と渦巻を引き起こす「超魂スピンドリル」。 玩具はゲッタウェイ(Getaway)の同仕様品。 地球防衛戦士 レインジャー 声 - 大塚芳忠 第17話から登場。19歳。カナダの自然観察員。いつも心に余裕があり、冗談を言いながら周囲をサポートする。自然と動物を愛するおおらかな性格である。バギーからゴッドオンする。ある時山脈で発見した光る岩を発見し、ジンライ達によりそれがトランステクターと聞かされ仲間となる。武器はナパームブラスター。必殺技は灼熱の砂を放つ「超魂ヒートサンドアタック」。 玩具はジョイライド(Joyride)の仕様変更品。カラーが大幅に異なるため、ロボットポイント通販限定で海外版仕様のものが発売された。 連絡防衛戦士 ロードキング 声 - 塩沢兼人 第19話から登場。19歳。イギリスの人気カーレーサーで自動車マニア。気取らない好人物のスターだが、女好きな一面も見られる。ブリティッシュモーターズのCFにも友情出演している。スランプに陥っていた頃に、恩人ジェルマンから譲り受けたF-1とゴッドオンする。武器はピンホールライフル。必殺技は竜巻を放つ「超魂ロータリーブーストタイフーン」。 玩具はスラップダッシュ(Slapdash)の同仕様品。
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ゴッドマスター(デストロン)
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「トランスフォーマー 超神マスターフォース」の記事における「ゴッドマスター(デストロン)」の解説
デストロンのゴッドマスターのトランステクターは軍用機が基本である。後述のとおり、ギガ・メガ夫婦とハイドラー・バスター兄弟では「人間の強さ」に対する考えを異にするようになり、結果的にこの事がデストロンのゴッドマスター4人の命運のみならずデストロンの運命をも左右する事となった。最後はデビルZが倒され宇宙へ逃亡する。 破壊大使 オーバーロード 声 - 野田圭一(ナレーションも兼任) 第24話から登場。デビルZが作り上げた原初のトランステクターがギガタンクとメガジェットだった。その後、ジンライやハイドラー兄弟のトランステクターが分裂したが、それらのメカ機能をすべて備えている。スーパージンライを凌ぐ力を持つゴッドマスター。 ギガタンク/メガジェットに、ギガ・メガの2人がゴッドオン、合体してロボットに変形する。要塞基地にも変形。主な武器は左脇腹の6門の銃口からの弾丸を発射し、相手の装甲を溶かす「超魂ボルトマッシャー」。その威力は初戦でスーパージンライにその再生能力を超えたダメージを与えボンバー計画を促すこととなった。右脇腹の二連砲からはビーム「超魂デーモンブラスト」を発射。メガジェットの機首は左肩に装着され楯となる他、腕についている小型ジェットを飛ばして敵を背後から攻撃する「メガチャイルド」も可能。必殺技は「ディスリライブ」(本編未使用)。ハイドラーやバスターと違い、人間の潜在能力を最後まで信じていた。これは、天地人のうち、人超魂は人間にしか使えないため、ゴッドマスターが最強である所以は「人間であること」にあるという確かな根拠のある信念だった。 ギガとメガは当初はデビルZに忠実ながらもゴッドジンライとの真っ向勝負を望む面もあり、彼曰く「根っからの悪人ではない」。終盤には銃を捨て徒手空拳で挑むようになっていた。故に失敗した部下に残虐非道な仕打ちもするデビルZに疑問を抱き遂には背反、さらに救ったゴッドジンライに借りを返したことで怒り心頭に発したデビルZはギガとメガを抹殺し、トランステクターに自らに忠実な自我を作り出した。独立したロボット生命体となったオーバーロードはデビルZが戦死してからも舞台を宇宙に移し戦いを続ける。 玩具は日本独自に新規で製作された。アニメオリジナルである宇宙航行モードへの合体変形が再現可能。ギガ 声 - 野田圭一 第8話から登場。デストロン軍団の父親的存在。残忍だが正々堂々とした戦いを主義とする。M1エイブラムスがベースデザインと思しき戦車・ギガタンクを操縦する。必殺技は「超魂デーモンブラスト」。ゴッドオンした際のオーバーロードの人格はギガに準じている。 メガ 声 - 吉田理保子 第8話から登場。デストロン軍団の母親的存在。仲間には優しい。ギガと同様にオーバーロードが完成するまではジンライ達の前に現れることはなかったが、一度占い師に変装し「スーパージンライは人類の敵」と人間を唆したことがある。ロッキード SR-71 ブラックバードがベースデザインと思われるジェット機・メガジェットを操縦する。必殺技は「超魂ボルトマッシャー」。前述のようにゴッドオンした際のオーバーロードの人格はギガがベースであるが、36話でキャンサーをスーパージンライとの戦闘に巻き込みかけた際にはメガの意識が出て攻撃を止めている。 ギガ、メガ共に漫画版では海難事故で既に絶命した男女だったが、デビルZに最初のマスターフォースに選ばれ新たな命を得たとされる。しかしマスターフォース戦争の終結後、再び眠りに就いた。新たな命を得たオーバーロードもアニメ版とは異なり、ギガとメガを尊ぶ誇り高き戦士として描かれている。 宇宙航空参謀 ハイドラー 声 - 山口健 第8話から登場。世界的に有名だった東ドイツの元俳優(テックスペックでは悪名高かった元殺し屋)。18歳。粘着質でエリート意識が強い。味方もろとも敵を攻撃するなどの行為が多いことから仲間内からも好かれてはいないが、弟思いの一面も持ちその危機には我が身を盾にしてでも助けに入る。地球はデストロンに統治されるべきと信じる。後に度重なるジンライへの敗北から人間の弱い肉体に限界を感じ、デビルZに頼んで完全なロボット生命体へと変化を遂げることになる(アイアコーン部分は残っているものの、人間大のアンドロイド的存在であり、兄弟ともにゴーグルの下の素顔はロボットモードと同じ物に変貌していた)。そして、ロボット生命体になった後は超魂パワーではなく「デビルパワー」を操りジンライに挑んだ。パナビア・トーネード戦闘機からゴッドオンする。武器は2丁のスカイレーザーとプラズマミサイル。必殺技は「超魂ウィングサンダーボルト」(本編未使用)。元俳優だった為か度々変装しジンライを欺く事もあった。 ロボット生命体となってからは声にエフェクトがかかるようになった(バスターも同様)。 玩具はダークウィング(Darkwing)の仕様変更品。ロボットポイント通販限定でダークウィングと同仕様の「ハイドラー ダークウィング」も発売された。 宇宙航空兵士 バスター 声 - 塩屋翼 第8話から登場。ハイドラーの弟で元DJ。17歳。中性的な容姿を持ち、比較的穏やかだが陰気な所もある。兄に追いつかんとするが尊敬し続け、ともにデストロンの地球支配を実現すべく精力を注ぐ。後にデビルZにより、ハイドラーと共に完全なロボット生命体となる。ロッキード・マーチン F-16ファイティングファルコンからゴッドオンする。武器は2丁のスカイレーザーとプラズマミサイル。必殺技は「超魂ウィングデッドハリケーン」(本編未使用)。アニメではロボットモードで兄弟の合同技「超魂スクランブル」を使用。 玩具はドレッドウィング(Dreadwind)の仕様変更品。ロボットポイント通販限定でドレッドウィングと同仕様の「バスター ドレッドウィング」も発売された。合体兵士 ダークウィングス 第8話から登場。ハイドラー・バスターがウイングクロス(合体)した大型ジェット。最高速度はM30。武器はダブルスカイレーザーとダブルプラズマミサイル。必殺技は「超魂ウィングサンダーハリケーン」(本編未使用)。ロボット生命体になった後に、体当たり技「デビルパワーアタック」や、目にも止まらぬ速度で飛行する「マッハエックス飛行」という必殺技も披露した。兄弟喧嘩の途中で偶然完成した形態と表記されている。 玩具はハイドラ―とバスターのセット版も発売された。 クラウダー / 特殊攻撃員 ダブルクラウダー 声 - 草尾毅 第31話から登場。本編の終盤に登場した、1人でサイバトロンとデストロンの2種類のアイアコーンを使い分ける特殊なゴッドマスター。両腕のマスターブレスの重ね方を変える事で、それぞれ別のマスターフォースに変身する。ミサイルトレーラーからロボット(サイバトロン)とイーグル(デストロン)とに変形。武器は対トランスフォーマー超大型ミサイルとツインビームキャノンとソニックブラスター。必殺技はゴッドマスターのトランステクター機能も停止させる「ダブルゴッドエンド」(漫画版でのみ単なる射撃わざとして使用)。初めはデストロンの破壊活動に共鳴しスパイとなったが、サイバトロンに捕らえられた時に見捨てられ、改心してサイバトロンの一員となる。しかし、その代償にデストロンヘッドマスターJr.同様、デビルZにマスターフォースを奪われトランステクターは独立した悪のロボット生命体となって地球を去っていった。それでも最後には、彼と同様にマスターフォースを奪われたデストロンヘッドマスターJr.達と行動を共にし、自らはトラックを運転して応援に向かっている。 漫画版ではイーグルに変形すると一人称が「俺」になっており、若干性格が変わる。 玩具はダブルディーラー(Doubledealer)の仕様変更品。アニメのカラーリングは日本版玩具ではなく、ダブルディーラーのカラーリングに近い。
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ゴッドマスター
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「トランスフォーマー (架空の生物)」の記事における「ゴッドマスター」の解説
『超神マスターフォース』に登場する、トランスフォーマーの一カテゴリー。ゴッドマスターは「トランステクター」に擬態した乗り物状の生命体。単独ではトランスフォームができず、コミュニケーション能力を全く持たない。しかしゴッドマスターは超常的な縁のような力で人間のパートナーを呼び寄せ、彼らに金色のマスターブレスを与えマスターフォースによりアイアコーンとして取り込むように仕向ける。このゴッドマスターが人間を取り込むことを「ゴッドオン」と呼ぶ。「ゴッドオン」をするとロボットモードにトランスフォームし、今度は取り込まれた人間の意思どおりに動くようになる。トランステクター状の生命体と人間は一種の共生関係にあるといえる。 人間の精神エネルギーにより、超自然的な力「超魂パワー」の中でも通常のトランスフォーマーでも使えると言われる「天超魂」「地超魂」に加えて「人超魂」を発揮することができる(そのため、そのパワーが神の域にまで行ったため、「ゴッド」マスターと呼ばれる)。他のトランスフォーマーと比べ肉弾戦を好み、驚異的な再生力を持っている。再生力は人間にも適用され、ゴッドオン前に重傷を負ったジンライはゴッドオンすることにより全快したケースがある。しかし逆にゴッドオンした状態で再生不能な傷を受ければ人間側にもフィードバックされ、過度なダメージを受ければ強制分離され自然的な治癒を待つしかなくなってしまう。最後にはヘッドマスターJr.同様、各トランステクターが人間パートナーの自我をコピーしたトランスフォーマーとして、独立した存在になった。ギガ・メガを殺害され、デビルZにより新たな人格(とギガの声)を与えられたオーバーロードがその後もアイアコーン無しで活動しているため、他のゴッドマスターも(ヘッドマスターの頭部に該当する、本体小型ロボットとしての)アイアコーンは変形に必要としなくなったようである。 ジンライのように二重合体「ダブルオン」を行うものやオーバーロードのように二体のビークルと二人のアイアコーンを共有するものなど実験的なトランスフォーマーが多い。 ゴッドマスターのオリジンはセイバートロン星で開発されたという説とデビルZが作ったというニ説がありはっきりしない。性能違いはあれ、基本技術はクロームドームのヘッドマスターJr.とまったく同じである為、マスター星のテクノロジーと浅からぬ関連性が存在する。後年の『キスぷれ』では「セイバートロン星で開発されたゴッドマスターをデビルZが奪い改造を施した」という解釈がなされている。
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