ゴッドランド
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「北斗の拳の登場人物一覧」の記事における「ゴッドランド」の解説
※ アニメ版ではゴッドアーミーの名で登場。 大佐(カーネル) 声 - 矢田耕司 / 中尾良平(真・北斗無双) / 小山剛志(DD北斗の拳) / 藤井隼(LEGENDS ReVIVE) ゴッドランド(GOLAN)の総帥にして南斗無音拳の達人。他にもさまざまな殺人技を研究して身につけており、鋭利なブーメラン型の刃による間接攻撃を使ったり、ケンシロウの動きを超能力(実際には目や筋肉の微妙な動きによる先読み)で予知して翻弄してみせた。南斗無音拳を「世界最強の殺人拳」と称し、自らを「神に選ばれし人間」であると信じて疑わない自信家。 元は特殊部隊レッドベレーの指揮官で、国家に対する忠誠心の高い軍人だった。しかし将軍の邸宅に意見具申に訪れた際に、核兵器のボタンを握る軍の高官、軍産複合体を中心とした政治家・大企業家たちの腐敗の実態を目の当たりにして幻滅。核戦争の後に暴力の時代が訪れると、強靭な肉体と殺人技術の優位性を確信し、青年を集めて殺人兵器に鍛え上げる「神の国」ゴッドランドを建国する。また、子孫を残すために強引に女性を拉致するなど、「人間狩り」を徹底的に行って各地で悪名を轟かせた。 GOLANのような「狂信者のために犠牲になり流される幼い子供たちの涙や悲しみ」を止めるべくゴッドランドに単身乗り込んだケンシロウと激突する。ケンシロウにすら気配を感じさせずに彼の背後を取ったほどの凄腕で、「かつて知らぬ間にこれほどまで獲物に接近を許したことはない」「ずば抜けた能力の持ち主」と実力を認められたものの、続けて「俺は北斗神拳の伝承者として生まれた時から暗殺者だ(お前とは格が違う)」(アニメでは「お前の拳法は真似事」と酷評される)と宣告され、一方的に押され始める。助勢に駆けつけたリンに槍を投げつけ、リンを庇ったケンシロウに痛打を与えることに成功したものの、自身も秘孔「瞳明」を突かれて視力を失い、止めに「北斗壊骨拳」を食らって死亡。 アニメ版ではシンの部下として登場して、シンが彼の崇める「神」となっている。原作とは違い独立軍閥の首領ではなくなったので、劇中では「ゴッドアーミー」というエリート精鋭部隊を指揮する軍の長としての立場であった。1986年劇場版でもテレビ版と同じくシンの部下として登場したが、サザンクロスに迫るラオウ軍への警戒中にシンから「ユリアは何処だ」と質問された際、「お言葉ですがそれどころではありません」と言ったばかりに激怒したシンに斬り刻まれてしまった。 アニメ『DD北斗の拳』では女子会をしていたリンたちに絡む酔っ払いとして登場。またこちらでは「カーネル大佐」と名乗っており、「カーネル」が名前扱いになっている。 少佐 ゴッドランド(GOLAN)に仕える冷酷かつ残忍な佐官。首や体に絡めて引っ張り切断してしまうピアノ線のような凶器を武器としている。GOLANの優秀な子孫作りのため、各地から多くの女性を拉致し、歯向かう者への惨殺を繰り返した。リンを含む女性たちを拉致し、止めに来た女性たちの家族を惨殺するところを目撃したケンシロウの怒りを買って秘孔を突かれると、両腕を操られ自らの凶器で首を切り落として死亡した。 アニメ版では、マッド軍曹と共に訓練生たちの訓練を監督するシーンが追加され、たとえ訓練だろうが、また兄弟だろうが、勝者に敗者へのとどめを強要する残酷さを見せた。実力は高く、村人たちが放った無数の矢を瞬時に察知し、鞭で全て捌いている。使用武器はあらゆるものを切り裂く特殊なムチに変更され、原作と違いリマとその親には会っていない。なお、彼の最期は自分のムチで自分の首を絞めて絶命という描写に変更された。 警備隊長 アニメオリジナルキャラクター。ゴッドアーミーの警備隊隊長。巡回務めの他、毎月ジョニーの経営するレストランで水や食糧や酒などの徴集を担当する。彼も冷酷な心の持ち主で、道路で老婆が躓いて倒れても通過して撥ねようとしたほど。老婆を救ったケンシロウのことを「風来坊」と呼び、少し後にジョニーの店でケンシロウと再び遭遇。紐部分が螺旋状で鉄製の特殊なヌンチャクのような武器を操り、神の軍隊に逆らった者としてケンシロウを痛めつけようとしたが、「交首破顔拳」によって倒される。 捜索隊長 アニメオリジナルキャラクター。大佐(カーネル)の命令でケンシロウを捜していた。ケンシロウをおびき出すためリマの両親を殺害したため、ケンシロウの怒りを買い倒された。 マッド軍曹(マッドサージ) 声 - 田中康郎 / 吉水孝宏(真・北斗無双) / 田尻浩章(LEGENDS ReVIVE) ゴッドランド(GOLAN)のゲリラ戦を得意する残忍な下士官。兵士の統率と育成を担当。 GOLANでの戦いではケンシロウに特殊工作隊で使うニードルナイフを投げて全身の血を吹き出させようとしたが、鍛え上げられたケンシロウの体には通用しなかった(アニメ版ではこの役を後述のバッカムが果たす)。ナイフの名手で、ゲリラ戦で多くの命を奪った一秒間に10回突くことができる殺人芸(さらにアニメ版では、ナイフにサソリの毒が塗りこまれている)が自慢であったが、ケンシロウ相手には問題にならず、秘孔によりカーネルの居場所を吐いた後に死亡。 アニメ版オリジナルの展開ではケンシロウを捕らえるため、兵団を率いて街中に現れ、背後から鉄球を直撃させることに成功し、ゴッドランドの本拠地に連行している。 バッカム アニメオリジナルキャラクター。ゴッドアーミーの最高警備隊隊長。原作でのマッド軍曹に代わってニードルナイフによる攻撃でケンシロウを倒そうとしたが、前述の通りケンシロウには通用しなかった。部下たちも一蹴され、自身もナイフを持って突進するも、ジャンプして背後に回ったケンシロウの「交首破頭拳」の一撃で後頭部を蹴りつけられて爆死した。 将軍 大佐(カーネル)の回想で登場。核戦争前はカーネルの上官で、利益確保のために核のボタンを押して世界を核の炎に包み、自らも核の炎で自滅した人物。酒に酔い、下着に近いボンデージ衣装のコンパニオンたちと戯れ、カーネル率いるレッドベレーを愚弄したために核戦争後のカーネルに「クサったブタ」などと呼ばれる。アニメ本編では未登場だが、『DD北斗の拳』にてアニメ出演している。
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