アデス連邦とは? わかりやすく解説

アデス連邦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 08:05 UTC 版)

ラストエグザイル-銀翼のファム-」の記事における「アデス連邦」の解説

グラン・レイク西部辺境位置していた国家だが、周辺諸国次々併合し巨大化した。「五将軍」と呼ばれる司令率い強力な艦隊有している。急速な領土の拡大によって隣接するようになった隣国トゥランとも小競り合い急増しており、彼らと和睦を図るためミリアとリリアーナが会談赴くところから物語は始まる。 ルスキニア・ハーフェズ 声 - 興津和幸斎藤千和15歳時) アデス連邦の総統である若きカリスマ軍部からの熱烈な支持を受け、周辺国への侵攻指揮している。 第一回「グラン・レース」時はアウラダと共にファラフナーズ護衛官務めており、テロからファラフナーズ守れ錯乱状態に陥ったその際、左目を負傷し以後アイパッチ装着している。出自一切不明な事から身元不明下流階級出身者であると噂されており、貴族文官たちには「成り上がり者」と蔑まれている。トゥラン王女たちを和睦会談偽っておびき寄せ拉致し、一気制圧したり、併合後に帰順したトゥラン貴族粛清するなど、冷酷非道な行為厭わない冷徹な侵略行動の裏には、実はある真意秘められている。地球失われた歴史にも精通しエグザイルミュステリオンに関する知識を持つ。リリアーナ・ミリア姉妹とは第一回「グラン・レース」で出会っている。ツイン呼ばれるギルド最強護衛官であったため、個人的な戦闘能力極めて高く、ヴァサントを一撃延髄打ちのみで殺害している。グランエグザイルの圧倒的戦力地上兵力解体による恒久的平和を目指していたが、ファム達の活躍による野望終焉予測しており、最期サーラ引き渡し、グランエグザイル内での死を選択する。 アラウダ 声 - 松風雅也小松由佳15歳時) 総統直属であるアデス連邦情報部の長。暗殺諜報でルスキニアの覇道支え人物であるが、部下というよりも親友同士の関係にある。 第一回「グラン・レース」時ではルスキニアと共にファラフナーズ護衛官務めており、ファラフナーズ守れ錯乱状態に陥って武器振り回すルスキニアに対し身の危険顧みずにそれを諌め慰めた特攻仕掛けラサス単身乗り込み艦橋乗員全滅させるなど、常人ではあり得ない戦闘能力を持つばかりでなく、他にも同様な武術用い戦士幾人も養成しシルヴィウス破壊作戦投入してくる。ルスキニアと同じくギルド出身であり、ギルドにはマエストロ守護するツイン呼ばれる二人一組護衛存在し、彼とルスキニアはツイン出身者であったらしい。19話にてルスキニアとの盟約により、アル拉致ようとする護衛するディーオには力及ばず敗死する。 サドリ 声 - 土師孝也 連邦五将軍一人。アデス連邦軍で唯一元帥位を持ち彼の肩章だけが4本突起になっている第一艦隊指揮する、齢60過ぎた歴戦老将20話回想シーンによれば元帥位を得る以前から第一艦隊司令官であったらしい。船員の命を第一に考える人徳者であり部下からの信頼厚くファラフナーズ死なせ立場なくしていたルスキニアのやむにやまれぬ信条や志をも理解してその政治的後ろ盾ともなっており、ルスキニアの方も立身出世恩情感じ深く敬意示している。 第一回「グラン・レース」におけるテロで、ファラフナーズ守ろうとして足を銃撃され不自由となり、以降使用している。また、この時に父を喪ったギュゼルを副官として用いている。 ファム出自深く関わっており、一時的な講和成し遂げられた際の舞踏会でそれに気付いた。この時にはファムダンス申し込んでいる。最終回母方の祖父である事が明かされるファムがグランエグザイルから脱出したのを見届け崩壊する艦に一人残り運命を共にした。 カイヴァーン 声 - 小西克幸 連邦五将軍一人で、最強殲滅部隊として恐れられる第二艦隊指揮する猛将強面ながら人望は厚い。トゥラン艦隊への奇襲指揮したが、空族撹乱遭い王女二人生け捕り失敗する。 顔に似合わず子供好き一面があり、第一回「グラン・レース」ではファムたちにお菓子振る舞っている。一方で激情家でもあり、ファラフナーズ死に際して殉死しようとしてオーランとソルーシュに止められている。最後までルスキニアに忠実ながら激戦生き残り最終回でグランレースに列席している。 オーラン 声 - 福山潤本田貴子14歳時) 連邦五将軍一人で、主に先鋒務め第三艦隊指揮する冷静沈着性格で、作戦正確に遂行するため、秒単位誤差も気にする性分饒舌なソルーシュとは逆に寡黙な人物で、言葉よりも行動結果を示す。 第一回「グラン・レース」では任務そっちのけで女性たち品定めをしていたソルーシュを注意していた。堅物なのはこの頃から変わりがない。 グラキエス戦におけるルスキニアのやり方独断行動に不満を抱いている。結果、ソルーシュと袂を分かち統合軍合流したが、サドリ老獪な計略貴下艦隊同士討ち始めるのを防ぐ事が出来ず多大な損害受けてしまう。直属艦隊にはグラキエス部隊一度砲撃を許さなかった為、辛くも全滅免れたが、19話でグランエグザイルの主砲により、直属艦隊まで壊滅的打撃を受ける。 戦後は、先任であるソルーシュに代わりアデス側の代表となった。 ソルーシュ 声 - 中村悠一原紗友里14歳時) 連邦五将軍一人で、高速戦列艦構成される第四艦隊司令オーランとは士官学校時代同期神速異名持ち速度活かした艦隊戦を得意とする軍人としての名声とは裏腹に私生活では女性だらしなくサーラにも「女の子仲良くなり過ぎないように」と忠告されている。 第一回「グラン・レース」では任務そっちのけで女性たち品定めをしており、オーラン呆れさせている。 ルスキニアの非道に憤るオーランとは対照的に、あくまで「任務」として割り切っており、ルスキニアへの不満を口にするオーラン諌めている。ヴァサントがサーラ奉じて反ルスキニア統合軍結成した際、サーラ代わりは居ると不敬な発言をし、オーラン離反する一因を招く。20話オーラン艦隊壊滅的打撃受けたのを見て救援駆けつけ統合軍合流する。 ルスキニアや五将軍三人欠いた戦後最先となったが、その役回りオーラン任せ空を見上げてヴェスパ乗り憧れ台詞呟いている。 ヴァサント 声 - 折笠富美子 連邦五将軍一人紅一点鉄壁守り首都防衛する第五艦隊司令。かつてアデス連邦の南方位置していた国家ケイオス出身であり、その名残で「ケイオスアメジスト」と呼ばれており、「ケイオス遺民団」のまとめ役務めている。 被征服民であることでアデス人からの差別悩まされ育ってきたため、対話による平和を実現させたファラフナーズ尊崇しており、その忘れ形見であるサーラ守っていこうと決意している。 その任から首都常駐しており、サーラ教育係同盟国との外交折衝役割担っていたものの、ルスキニアの冷酷非情な方針と他民族との共存否定するのような領土拡大策に不安と疑念払拭できず苦悶している。 そうした中、グラキエス侵攻ケイオス遺民団が有効な軍備与えられないまま捨て駒にされて全滅したことを知り同胞誠意献身使い捨てにされた事への憤懣抑えきれずグラキエス残存部隊と接触。さらにサーラの名で各勢力密勅放ち統合軍組織しルスキニア討伐動き出す19話にてサーラ仲裁により一時的な和平成立したものの、サーラ取り返しに来たルスキニアに抵抗し殺害されるサーラ 声 - 伊藤かな恵 アデス連邦皇帝アウグスタ)。10歳ファラフナーズ一人娘聡明さ感じられる未だ幼く政治には殆ど関わっていない先住の民(地球残った人々)と帰還民との問題教えられいるようだが、ルスキニアの指揮する周辺国への侵略については全く聞かされていなかった。 自身無力自覚しており、母・ファラフナーズのような為政者になるため日々努力重ねている。ミリア従者として謁見したファムジゼル親しくなり、「グラン・レース」復活へ協力約束するファラフナーズ 声 - 安藤麻吹 アデス連邦の前皇帝であり、サーラの母。かつて粘り強い交渉各国和平を結び、第一回「グラン・レース」を主催した女傑アデス人からは勿論、トゥラン王ら周辺諸国人々からも尊敬集め一方で、被征服民の弾圧、特に非武装市民への虐殺行為にも関与していたと見られ独裁者」として憎悪対象となっており、自身もまた過去行った侵略の罪に苛まれていた。 第一回「グラン・レース」の表彰式報復テロの標的となり、リリアーナを庇って凶弾倒れた。彼女の死により世界は再び強国同士戦争へ向かい、さらに多く人々に深い傷跡残した。 ロシャナク・ババール 声 - 坂本真綾 アデス連邦の貴族である妖艶な女性一国王族連なる身分であったが、侵攻してきたアデス国土国民引き渡し連邦内で男爵地位手に入れたその後は同じ境遇元王族たちと共に繁華街エリダラーダの闇ヴァンシップレースに入り浸っており、そこで所有する戦艦ナーヒードとミリア処遇賭けてファム勝負をする。 ヤシュバルとは第一回「グラン・レース」からの付き合いがあり、彼が決勝戦への出場決めた時には笑顔見せていた。 エルンスト・キールス・リンデマン 声 - 飯島肇 戦艦プリンス・オブ・ヴィクトリアスの艦長所謂マザコンであり、任務よりも母親誕生パーティー優先するなど軍人として問題がある。その脇の甘さ突かれファム二度戦艦強奪されるという失態演じた。 ギュゼル 声 - 根谷美智子 サドリ副官亡き父親からは軍略の手ほどきを受けており、サドリの許では作戦面で補佐しているが想定外事態弱く経験浅さが目に付く。 死を覚悟したサドリからロケットペンダント託されファムの許に届ける。 クレイシュ 声 - 松風雅也 オーラン副官アデス武力を誇るあまりそれに驕った発言多く見られオーランに度々窘められている。 マリラ 声 - 野水伊織 サーラ給仕サーラ遊び相手をしている。

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