クレイシュとは? わかりやすく解説

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クレイシ【(フランス)crèche】

読み方:くれいし

保育所の意》集団繁殖する鳥類がつくる、幼鳥だけで形成され集団ペンギンアジサシなどでみられる。クレイシュ。


特定非営利活動法人クレイシュ

行政入力情報

団体名 特定非営利活動法人クレイシュ
所轄 大阪市
主たる事務所所在地 大阪市北区豊崎3丁目15-5
従たる事務所所在地
代表者氏名 井上 泰孝
法人設立認証年月日 2016/09/26 
定款記載され目的
この法人は、子どもたちに対してより良い教育環境増進に関する事業行い生まれた環境かかわらず将来希望感じられる社会実現寄与することを目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
閲覧書類
監督情報
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解散年月日  
解散理由  

クレイシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 14:23 UTC 版)

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クレイシュ、ないし、クレイシは、フランス語で「保育所」を意味する「crèche」に由来する動物学の用語で、例えば、コロニー(個体群)の中で、他の個体の子孫を養い育てる行動を指す。この用語は、鳥類のコロニー (bird colony) の研究において一般的に用いられる。ペンギンの多くはクレイシュを形成するが、ほかにもカナダガンホンケワタガモツクシガモなど、数多くの鳥類もクレイシュを形成する。

日本語では「保育所」[1]、「保育園」[2]、「共同保育所」などと説明されることがある[3]

ペンギンの例

南極アデリーペンギンの場合、12月後半に卵から雛がかえった後[4]、3週間ほど経ち[5]、親鳥が巣を離れるようになると、雛も巣を離れてクレイシュを形成する[6]。夏の1月上旬はクレイシュの形成期であり、始めのうちは雛は巣に戻って親から給餌を受けるが程なくして巣の外で親から給餌を受けるようになる[6]。クレイシュが形成されている間、親たちはコロニーを離れて餌を集めている[4]。1月下旬はクレイシュ中期にあたり[4]、生後7週間から8週間が経つ2月ころになると、雛たちはコロニーを離れて自立し、クレイシュはなくなる[5]

動物園水族館で飼育されているペンギンでも、条件が揃えばクレイシュが形成されることがあり、親ではない個体が、雛の毛繕いをしたり、雛の行動を叱るようなそぶりが観察される[3]三浦市京急油壺マリンパーク(2021年閉館)にて飼育されていたキタイワトビペンギンの場合、2006年2013年にクレイシュが形成された[3]

メガネカイマンの例

爬虫類では、ワニの一種であるメガネカイマンが、幼い個体をクリシュで育て、雌の個体1匹が、自分の子だけでなく、他の数匹の子たちも一緒に世話をする[7]

ライオンの例

ライオンもクレイシュを形成する代表的な種のひとつである。同じプライド(群れ)の雌たちは、互いに他の雌の子たちを守り、世話もする。しかし、クレイシュの中で育てられた個体は、ひとりの母親に育てられた場合よりも摂食率が低くなる傾向があることが研究によって示されている。ここから、ライオンの場合、クレイシュは防衛的な隊形であると考えられる[8]

脚注

  1. ^ “(東山の動物たち:235)オウサマペンギン:2”. 朝日新聞・名古屋夕刊: p. 1. (2008年1月22日). "ヒナがある程度成長すると、クレイシと呼ばれる保育所を作る。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  2. ^ 亀井一成 (2001年7月19日). “フラミンゴ:2 亀井一成(生きて候 動物園物語)”. 朝日新聞・大阪夕刊: p. 3. "ヒナが10羽、20羽となると、ヒナだけが集まり遊びます。これは野生でも見られ、クレイシュ(保育園)といいます。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  3. ^ a b c キタイワトビペンギン、「共同保育所」を形成-京急油壺マリンパーク”. Media 0468/横須賀経済新聞 (2013年6月19日). 2016年9月2日閲覧。
  4. ^ a b c Aoyanagi, Masahiro「Temporal change of an Adelie penguin population in the creche-forming period」『南極資料』第80号、国立極地研究所、1983年、 39-46頁。 NAID 110000205689
  5. ^ a b アデリーペンギンの紹介”. ぺんたぁず. 2016年9月2日閲覧。
  6. ^ a b Aoyanagi, Masahiro、Yasuomi Tamiya「A note on the feeding behavior of the Adelie Penguin」『南極資料』第32巻第1号、国立極地研究所、1988年、 85-101頁。 NAID 110000205805
  7. ^ Life in Cold Blood: Armoured Giants
  8. ^ University of Minnesota Lion Research Center

関連項目



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