「始祖の四人」およびその関係者とは? わかりやすく解説

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「始祖の四人」およびその関係者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 15:59 UTC 版)

アリアンロッド・サガ」の記事における「「始祖の四人」およびその関係者」の解説

“邪神の御子” 魔族バルムンク全体の長。『サガ無印9巻に至るまで姿どころか台詞すら登場しておらず、「銃剣」などから「あのお方」として存在語られたのみにとどまっていたが、10巻ラストシーンでようやく登場した聖妃フェリタニア肉体乗っ取っている。魔族としての名は不明。 その真相は、700年前にウルフリックが行ったセフィロス“邪神の御子”を自らに封印し指揮系統乱れた魔族を叩く、という作戦参加した際、拘束逃れた御子”の魂がフェリタニアの魂を弾き出して肉体乗っ取った、というもの(魔族としての肉体はこの時ウルフリックごと封印されている)。 レイウォール王家に対して世界真実伝え、「アルディオン大陸独立計画」を打ち立てるよう仕向けたのが始まりとなっている。また、始祖四人”を始めとする魔族アルディオン招き入れたのもこの存在。つまりは『サガ』シリーズ全体黒幕なのだが、GM菊池はフェリタニアの背景ナヴァールの母」という設定が突然追加されたことでかなり混乱したらしい。 バルムンクに関する設定でフェリタニアや“あのお方に関するものは当初存在せず、『サガ無印3巻における大竹提案(メルトランドにピアニィが赴いてフェリタニア王国攻撃する理由消し去る)により、以降構想覆され結果使用していない設定キャラクター探し出してシリーズとの辻褄合わせた結果誕生した、という経緯がある。聖妃フェリタニア エルダ。 かつてアルディオン渡り来たエリンディル戦士達「セイン」の一人であり、ウルフリックの妻であった女性。ピアニィから見ると遠い先祖に当たる。実はナヴァール母親でもあった。外見ティナとうり二つエルダとは『風の粛清』で滅びた古代種族であり、神々から世界を奪わんと邪神作り上げて戦争起こした経緯を持つ。そのためアルディオンでは、彼女のことはほとんど伝わっていない。 かつての戦友一人であるジェードによれば、ウルフリックとの大恋愛の末に神への反逆諦めセインと共に戦ったという。終戦後、ウルフリックの後を追うように亡くなったとされていたが、実はウルフリックが発動し反攻作戦の際に“邪神の御子”肉体乗っ取られていた。弾き出された魂は神界へと飛びその後ティナ・アヴェルシアとしてアルディオン転生している。 「剣の王ノートゥング)」のベリアル始祖四人」の一人魔族外見コウモリ風の翼をもつ男性十二人衆組織した張本人でもある。 『アクロス』のキャラクターだが、本人直接登場せず、アインやモンドーラ、イルマなど一部人物から断片的に語られるのみの存在であった。その名は「無価値」を意味する邪神によって作り出され最初魔族一人で、その証として黒・紅・白の3対6の翼を授かった。これはそれぞれに過去」「現在」「未来」を意味しており、それゆえ時間を操る事が出来る。この翼は、それぞれドライ・アイン・ツヴァイに受け継がれている。 かつてベルリール王国王都・ベルリールを滅ぼした張本人であり、その住人達生け贄魔獣ナグルファル」の召喚行おうとした。ウォーレン大伯父であるハロルド・ラドフォード達によって倒されたが、彼らは儀式止めることは出来なかった。その際、「真の死」を受ける寸前自身周りの時を限界まで遅らせることでそれを逃れ復活時を待っていた。その後持っていた剣の因子使いイルマに「器」としてアインツヴァイを生ませたが、真意知ったイルマツヴァイ連れ出されてしまった(彼女はアイン連れて行こうとしたが、途中で捕まって失敗した)。なお、当初は古エルダ語で「0」意味するヌルと言う名で呼ばれていた。 魔族ありながら人間に遅れを取った、という失態から、バルムンク内では一部で「折れた魔剣ノートゥング)」という蔑称呼ばれている。『アクロス4巻8話「折れたる剣のオラトリオ」のエンディングでは、「器」同士殺し合い生き残ったツヴァイ憑依し復活遂げたかに見えた。だが、ツヴァイ所持していた「剛健竜輝石」に阻まれて乗っ取れず、『アクロス5巻封印されていた結晶体破壊されツヴァイ身体使って復活は叶わなくなったその後ノーラによってナグルファルを器に復活果たし新生黄金」と対決する敗北意志宿していた魔剣ノートゥング」を砕かれ、完全に消滅した『サガ』シリーズではすでに肉体滅ぼされ存在であり外見不明であったが、『アリアンロッド×アルシャード コラボ・リプレイ アルディオン・ナイトメア』でサプライズとしてその外見明かされた。 「報復者フラガラッハ)」のアザゼル勝生真沙子) 「始祖四人」の一人魔族外見コウモリ風の翼持ったドゥアン(オルニス)の女性。『ブレイク』に登場する魔術用いて周囲欺き続けルール的にはギルドスキル偽装情報」で)、「本当存在しない人物」になり済ますことで、長きに亘りグラスウェルズ王国を裏から扇動して来た。何かを得ることではなく苦痛絶望叫びを受けることを悦びとする。そのため、回りくどく、やたら遠回しな手段を好む。 『ブレイクにおいては、『ロスベルク島攻防記』に登場したブランドル伯爵家当主エルミール・ブランドル」として姿を表した実際にブランドル家には女子存在しない)。 メルトランド戦役失敗責任を負わされて更迭されゴーダ伯の後任として軍師代行就任同時期に幻竜騎士団団長就任したエダム公アンリ確執演じていたが、裏ではアンリ唆し反乱を起こさせてグラスウェルズ王国分裂追い込み、その混乱乗じてバルムンクとしての計画進め上で邪魔になるゴーダ伯を殺害した。オトガルによるフィリップ暗殺計画阻止するため、ロッシュフィリップ身代わりをするよう吹きこんだのも彼女である。 その後、またも存在隠してグラスウェルズ白龍神殿紛れ込んでいる。この時、ヒルダゴーダ伯の殺害犯はアンソンであると吹き込み、リージュの許へと向かわせた。なお、ゼパが忘れていた目的アザゼルを倒すことにある。『ブレイク5巻においてファントムレイダーズ直接対決繰り広げる敗北純白アイン憑依してなおも抵抗した力及ばず今度こそ完全に消滅した回りくどい手段好んだり、やたらと「遊び」と称して余裕見せるのは、実は大筋計画思い通りに進まないことの裏返しであり、「ラストミッションにおいてはアンソンから「全てがお前の掌の上なら、どうしてグラスウェルズは、自分たちは、未だにお前の思い通りにならないのか」と痛烈なカウンターを喰らっている。 『ブレイク5巻あとがきによれば、『Heartbreak Memory収録ドラマCD追憶フラグメント」で勝生真沙子アザゼル演じることになったのは、勝生の長年ファンである鈴吹太郎指名という。 「血の螺旋(ダーインスレイブ)」のマーリン始祖四人」の一人魔族外見は赤い光をまとった巨人だが、本性少年の姿をしている。『サガ無印『ゲッタウェイ』登場する“真の四宝の試み”攻防戦最中巨人の姿で出現しアイン・ソフ激突した当初ヒルダ達やピアニィ達の前に現れ、「予言」によってその往く手を導くかのような行動見せていた。しかし、その全ては世を混乱させたうえで彼ら彼女ら破滅させ、倒されベリアルアザゼル復仇遂げるための罠であった実のところ高位魔族などが迂闊に力を振るうと理がねじ曲がり、起こるはずの事象が起こらなかったり、その逆になったりと不確定要素色々と発生するため、予言による誘導はかなり偶然を当てにしている部分が強い。直接手を下しに来なかったのも同じ理由であり、そのため予言的中率は実は低い。 真の目的“邪神の御子”滅ぼし、自らが妖魔支配者となってアルディオン蹂躙することであり、そのためにリージュの持つ「もうひとつの石」を奪おうとしていた。だが、イルシールでリージュがその力を行使した際に“御子”がその存在気付いたため、表向き従いつつ造反準備進めていた。その仕上げとして本体たる“血の螺旋”を呼び出しアイン・ソフゲッタウェイ同時に相手取ったが、激戦の末リージュの攻撃撃破される。アバターたるマーリン倒れたことにより“血の螺旋”も弱体化しアイン・ソフ掃滅されたことで“真の死”を迎えることとなった初対面時にリージュに対し「よく見えないが、何か恐ろしいものと関わる」と予言していた。マーリン自身はこれをイルシールでの集団邪悪事件のことと考えていたが、実際に彼が見たのは他ならぬマーリン自身滅びであった。 『ブレイク3巻あとがきによれば小説版アリアンロッド・サガ」で登場予定であった実現出来なかった経緯がある。 「火焔剣(フランベルジュ)」のアイン ヒューリン(ハーフドゥアン・オルニス)のウォーロード/ダンサー。『アクロス』に登場するツヴァイ双子の兄で、彼共々ベリアルヌル)の息子であり、またその器として生み出され存在である。アインとは「1」を意味するバルムンクから逃げ出すイルマツヴァイとともに連れ出されたが、途中で捕まって連れ戻された。そのため、自身置いて逃げた思いこみ、彼女を恨んでいる。『アクロス2巻登場したドライ3人(後述)も器候補であり、ベリアルは彼ら5人を殺し合わせ生き残った一人憑依しようとしていた。アインはそれを知りエストネル王国運び込まれベリアル封印した結晶体国ごとゴーレム砲撃破壊しようとしていた。だが、それを阻止すべく現れた「黄金」に倒され直後潜んでいたノーラ一撃受けて死亡。この結果最後に残ったツヴァイベリアル憑依されてしまうこととなった。しかし死の直前、「剛健竜輝石」をツヴァイに「これからあなたにこそ必要となる」と告げて渡している。そしてベリアルとの戦いにおいて、竜輝石に精神宿っていたことが発覚その戦いにおいて、ツヴァイ力を貸した彼の持つ紅い翼は、ベリアルの持つ3対の翼の内「現在」を意味する。 「双焔剣」という合体機構備えた振りの剣を愛用しており、二つ名由来はそこから。 一人称「私」丁寧な言葉遣い特徴また、アクロス3巻以降登場したツヴァイクローン体「フィーア」はアイン作ったもの。 「刻銘剣(オルナ)」のノーラ 魔族アコライト。『アクロス』に登場するベリアル側近存在で、その復活のため裏で行動していた。通常神官扮している。 バルムンクについての調査進めていたツヴァイ接触しミリア変装して密かに新生黄金」の行動操りベリアル封じた結晶体捜索していた。そして、エストネル王国結晶体運び込まれた後、それを破壊しようとするアイン阻止しようとするツヴァイが戦うよう仕向け残った方にベリアル憑依させようとした。最終的にこの目論見は当たり、生き残ったツヴァイが「器」となった。 しかし、アイン企てを場所を移して行った新生黄金」達にベリアル復活阻止されたことで精神平衡崩し、その体の一部である魔剣ノートゥング」をナグルファル移しかえることで復活もくろんだ。それに先立ち封印を解くための鍵としてミリア誘拐したが、駆け付けたユンガー達に敗死した。 そもそも戦闘が得意ではないが、その場合は魔族としての力である「記憶操作」によって戦う。武器である「記憶の剣」にスキル記憶させることが出来戦闘力のなさをそれで補っている。 「滅竜剣グラム)」のテオドール・ツァイスセイン」を参照

※この「「始祖の四人」およびその関係者」の解説は、「アリアンロッド・サガ」の解説の一部です。
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