出渕裕 作品リスト

出渕裕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 06:53 UTC 版)

作品リスト

漫画

  • ときめいて! ビリンちゃん ♥(『戦闘メカ ザブングル大事典』)
  • トラブル専科(いづぶちゆたか名義)(ザ・モーションコミック 1983年5月30日号)(読み切り)
  • はっぴいえんどなんてくるわけない(いづぶちゆたか名義)(ザ・モーションコミック 1984年1月20日号、1984年6月1日号)
  • ぬいぐるみ殺人事件 第9回(いづぶちゆたか名義)
  • この世で一人の…(いづぶちゆたか名義)(ハイパー☆ゾーンIII)(読み切り)
  • 秘密兵器D・A・K・K・O(いづぶちゆたか名義)(ザ・モーションコミック)(読み切り)
  • 幻灯機(いづぶちゆたか名義)(ハイパー☆ゾーン)(読み切り)
  • 機神幻想ルーンマスカー(月刊ドラゴンマガジン連載、未完)コミックス1巻 総集編(ムック)1
    • 『ルーンマスカー』第1巻は、当時気鋭のデザイナー兼イラストレーターとして人気のあった出渕の初マンガ単行本ということもあって初版が(それまで出版で実績のない作家としては)異例の大部数となり、出渕のもとには高額の印税が舞い込むことになった。しかしこれまで手にしたこともない額をどう使えばいいのか分からない出渕は友人に使い道を相談して回り、相談された友人の間では「別荘を買わせよう」という企みが冗談半分で画策されていたという。
    • これはその友人の面々が「どうせブッちゃんは忙しくて使う暇がないんから、彼に別荘を買わせて俺らが使わせてもらえば(出渕的には税金対策になるし、自分たちはタダ同然で使えるから)お互いに幸せじゃないか」とバカ話を交わしたことから出た。そんな冗談も通じるほど付き合いの深い仲ならではのエピソードである。
    • 2009年3月19日にRYU COMICSより新装版を発売。『月刊COMICリュウ』2009年8月号より第二部として連載を再開した。
  • 月刊COMICリュウ2009年5月号特別付録『出渕裕コミック短編集』
    • 初期の読み切り作品を集めたもので、出渕の希望により、今後コミックス化されることは絶対ないとされている。
    • 新書版、全112ページ。

挿絵・イラスト

  • ロードス島戦記
    • 勘違いからヒロインのエルフディードリットの耳を極端に長く描き(元となったエルフのデザインでは、エルフの耳はミスター・スポックのような形状である)、特定年齢層の日本人に「エルフと言えば長い耳」のイメージを定着させたことになっている。現在でも、日本・韓国のファンタジー系RPGで登場するエルフやそれに類する亜人は、極端に耳が長いことが挙げられる。グループSNE関連の冊子などでは「笹耳」と表現される。出渕本人は「メカのアンテナのようなイメージで描いた」とインタビューで語っている。後年、元ネタとして映画「ダーククリスタル」に登場するゲルフリン族の耳をイメージしていたと語っている (季刊コミッカーズ 1999年7月号[要ページ番号])。
  • 機甲界ガリアン(BD-BOXパッケージ、月刊ニュータイプ1986年7月号付録ポスター、他)
  • 未来放浪ガルディーン
  • オーラバトラー戦記(カドカワノベルズ版の第3巻まで)
  • ソルジャー・クイーンシリーズ

メカニックデザイン

  • 闘将ダイモス(1978年-1979年)- ノンクレジット
    • 出渕の公式デビュー作品。敵メカを担当。浪人時代にスタジオ見学に訪れた際に、敵メカのアイデアを求めていた監督の長浜忠夫から誘われ、第16話頃から参加した[2]
  • 未来ロボ ダルタニアス(1979年-1980年)- デザイン協力
    • 敵メカを担当。
  • 宇宙大帝ゴッドシグマ(1980年-1981年)- デザイン協力
    • 敵メカを担当。
  • 無敵ロボ トライダーG7(1980年-1981年)- メカニカルゲストデザイン
    • 敵メカを担当。
  • 宇宙戦艦ヤマトIII(1980年-1981年) - SF設定協力
  • 最強ロボ ダイオージャ(1981年-1982年)- メカニカルゲストデザイン
    • 敵メカを担当。
  • 戦闘メカ ザブングル(1982年-1983年) - メカニカルゲストデザイン
    • シリーズ当初より参加。前半の主役メカ・ザブングルと主人公達の「家」となるランドシップ・アイアンギアー、後半の主役メカ・ウォーカー・ギャリア以外のウォーカーマシン等のサブメカや小物デザインを担当し、メカニカルな見地での世界観統一に貢献した。また高荷義之が児童誌に連載したイラストのラフ原画も手掛けた。
  • 宇宙戦艦ヤマト 完結編1983年
  • 聖戦士ダンバイン(1983年-1984年) - メカニカルゲストデザイン
    • シリーズ序盤以降のメカデザインを担当。本作は企画スタート時よりスタジオぬえ宮武一貴が監督の富野由悠季と共にビジュアル的な世界観を構築し、主役メカのダンバインやその僚機となるダーナ・オシー、前半の敵主力機ドラムロといったオーラバトラーや主人公達が乗り組むオーラシップ・ゼラーナ等のデザインを手がけていたが、宮武がスタジオぬえの業務的事情(詳細は『超時空世紀オーガス』を参照)から同作を降板する事となったため、出渕はその後の作業を引き継ぐ形で参加する事となった。
    • 宮武と出渕は直接の引継ぎを行っておらず、当初宮武が富野の意向に沿って確立しようとした「甲虫の様な意匠を、極めて工業的・産業的な観点から作り上げたロボットのデザイン」というコンセプトは必ずしも受け継がれていない。むしろ生物や中世の甲冑のイメージが強くなっている。ビランビーは当初「マサラグ」の名称が与えられ宮武の手でラフデザインまで進んでいたので、そのラフを元に出渕がクリンナップを行った[注釈 1]
  • 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか1984年)- メカニックデザイン協力
  • 機甲界ガリアン(1984年)
    • 主役メカ・ガリアンとその強化改造型・アザルトガリアン以外のメカを出渕が一手に引き受け、ケンタウロス型の人馬兵や折り畳み式の翼による飛行能力を持った飛甲兵[注釈 3]、水中戦に特化した水機兵[注釈 4]等、重厚かつ壮大なファンタジーSFの世界にぴったりのデザインを提供。これによって、「伝説の鉄巨人」という設定ながらロボット然としたデザインのガリアンが特殊な存在であるという説得力を出す事にも一役買った。
  • 機甲界ガリアン 鉄の紋章1986年
    • 本編に登場するすべての機甲兵のデザインを担当。鉄巨神はテレビシリーズ版でのガリアンだが、そのシルエットと最低限のディテールは残しつつもロボット然とした印象を極力取り除き、テレビシリーズ以上にハードなヒロイックファンタジー(見方によってはダークファンタジーともいえる)となった物語に最適といえるデザインに仕立て上げた。邪神兵は本作用の完全オリジナルデザインで、ヒロイックでマッシヴな鉄巨神とは対を成す禍々しさを持ったものとなっている。
  • 機動戦士ガンダムΖΖ(1986年) - メカニカルベースデザイン
    • 中盤まで[注釈 5]の敵モビルスーツ、ガルスJやズサ等のラフデザインを担当[注釈 6]
    • 元々は全てのメカデザインを永野護が担当する予定だったが、スポンサーであるバンダイの意向によって永野が降板したため、急遽主役メカ・ΖΖガンダムのデザイン原案は小林誠に依頼され(クリンナップは伸童舎)、敵メカのデザイン原案が出渕に発注された。
    • 当初、『機動戦士Ζガンダム』の後番組には出渕デザインの新作が予定されていたが、ZZの企画が決定しペンディングとなった。
  • ケルベロス・サーガ(1987年-)
    • 紅い眼鏡』『人狼』など一連の映像・漫画作品に登場する、特機隊の装甲服「プロテクトスーツ」や車輌・航空機などのデザインを担当。出渕のドイツ軍装フリーク振りが遺憾なく発揮されている。
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア1988年
  • 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争1989年
    • MSだけでなく世界観構築のためのデザインワークスを担当しており、特に「ハイゴッグ」や「ケンプファー」は評価が高い。
  • 機動警察パトレイバー(1988年-2002年
    • ごく一部を除き、漫画からアニメに至るまでほとんどのレイバーやその他メカニックデザインを担当した。
    • 元々この作品はゆうきまさみと共に作り始めた企画が元であるため、他作品に比べて関与の度合いは深く、劇場版第3作となる『WXIII 機動警察パトレイバー』ではスーパーバイザー、アニメでは一部のエピソードにおいて「いづぶちゆたか」名義で脚本(TVシリーズ・後期OVAシリーズ)、絵コンテ(後期OVAシリーズ)を担当している。なお初期OVAシリーズ6話までと「劇場版第2作」の監督である押井守は、(出渕との仲が最も険悪だった時期に)従来のヒーローメカ然としたレイバーデザインに不満を持っていたと述べ、「メカ音痴のメカデザイナー」などと酷評している[7]
  • アッセンブル・インサート(1989年-1990年)
  • ガサラキ1998年
  • 日本アニメ(ーター)見本市

キャラクターデザイン

特撮

アニメ

漫画

ゲーム

キャラクターリファインデザイン

服飾デザイン

デザインワークス

コンセプトデザイン

デザイン(その他)

クリエイティブプロデューサー

監督作品

脚本

画集

連載記事

  • 「メカニカルおもちゃ箱」、他(月刊コミックボンボン)
  • 耽美雑誌「JUNE」誌上で自分のデザインした特撮悪役キャラを紹介するイラストコラム「闇の紳士録」を連載していた事がある。
  • 出渕裕の酔いどれ人生相談(月刊COMICリュウ

その他




注釈

  1. ^ なお後半の主役メカ・ビルバインについては湖川やスポンサーのバンダイ他のスタッフによるアイデアを最終的に湖川が纏めたもので、出渕は大きく関わっていない。
  2. ^ 基本的にはテレビシリーズで宮武一貴がデザインした同名メカのリファインだが、顔に当たる部分にゼントラーディのワンマン戦闘ポッド・リガードグラージと同様のモノアイカメラを配する等、より統一感のあるデザインへとシフトさせている。
  3. ^ 人馬兵、飛甲兵については酷似したデザインが先行していたことが指摘されている[1]。 
  4. ^ デザインモチーフはローマ神話に登場する海神ネプチューン
  5. ^ 中盤以降のデザインはバンダイ主導のデザインコンペ(その趣旨は展開が遅れていたプラモデルのラインナップを強化するため、既に発売されているプラモデルにパーツを追加する事で作品に新メカとして登場させるというものだった)で採用されたモデルグラフィックス小田雅弘、かときすなお(カトキハジメ)、あさのまさひこ他)の原案を、明貴美加や佐山善則がクリンナップし、後に明貴がメインでデザインを担当した。
  6. ^ バウはフィニッシュまで出渕が担当。それ以外のクリンナップは伸童舎岡本英郎明貴美加)が担当した。また、ゲゼについては出渕は関与せず永野護の案を伸童舎がまとめた。
  7. ^ デザイン作業はコンペ形式で行われ、監督の富野の意向を出渕やヴィシャルデザイン、鈴木雅久大畑晃一といったデザイナーがそれぞれラフデザインとして提出し、それを富野が取捨した上で最終的に出渕が纏めるという形だった。なおリ・ガズィについては佐山善則がクリンナップし、フィニッシュまで持っていっており、艦船等のデザインはガイナックスの担当となる。
  8. ^ 警察ロボットである点に出渕曰く、パトレイバーとの因縁を感じるとの事。
  9. ^ バイオハンター・シルバのデザインは、当初違うイメージを検討していたが、鈴木からの要望により『人造人間キカイダー』のハカイダーを念頭において制作したと語っている[2]。また、巨大戦の敵は(巨大化した怪人ではなく)巨大ロボットであったが、従来の流れから動物ベースのものを要求されることが多く、自身の創作イメージと異なり辛かったと述べている[2]
  10. ^ メズール、カザリに関しては何故か方眼紙のみのラフ画しか描かれておらずデザイン画が存在しない。
  11. ^ 特に怪人面では「人間が変化した怪物」を思わせるデザインではなく「超越した人間が着るスーツ」を思わせるデザインとなっている。その為かショッカーのマークにはナチスを思わせるデザインになったり怪人の服装はドイツ軍装を思わせるデザインとなっている。
  12. ^ 出渕設定ではモノアイは2つであったが、作者の取り違いにより、作中では1つになっている。

出典

  1. ^ a b c d 百化繚乱 上之巻 2011, pp. 228-230, 「DESIGNER'S INTERVIEW07 出渕裕」
  2. ^ a b c d e f g h 「スーパー戦隊制作の裏舞台 出渕裕」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1985 電撃戦隊チェンジマン講談社〈講談社シリーズムック〉、2018年5月25日、33頁。ISBN 978-4-06-509612-3
  3. ^ 小黒祐一郎「この人に話を聞きたい 出渕裕」『アニメージュ』2008年7月号、p.116。
  4. ^ B-CLUB No.32 バンダイメディア事業部出版課刊 1988年 ISBN 4-89189-412-1[要ページ番号]
  5. ^ a b 百化繚乱 上之巻 2011, p. 142
  6. ^ a b 百化繚乱 上之巻 2011, pp. 116-117
  7. ^ a b 押井守『映像機械論メカフィリア』大日本絵画、2004年、p.49.


「出渕裕」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「出渕裕」の関連用語

出渕裕のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



出渕裕のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの出渕裕 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 GRAS Group, Inc.RSS