陪審員とは? わかりやすく解説

ばいしん‐いん〔‐ヰン〕【陪審員】

読み方:ばいしんいん

陪審制度採用している裁判手続きにおいて、一定の基準手続きにより一般市民の中から選ばれ、その審判立ち会う人。

「陪審員」に似た言葉

陪審員

作者カレル・チャペック

収載図書ポケットから出てきたミステリー
出版社晶文社
刊行年月2001.11

収載図書カレル・チャペック短編集
出版社青土社
刊行年月2007.12


陪審制

(陪審員 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/30 02:30 UTC 版)

陪審制(ばいしんせい、: jury trial, trial by jury)とは、陪審員が判決や事実認定を行う合法的な手続きのことである。これは、裁判官または裁判官団がすべての決定を下すベンチ・トライアル (bench trial)とは異なる。


注釈

  1. ^ 法域 (英:jurisdiction) とは、ある法体系によって支配されている領域をいい、単一国家の場合は国家の領域と法域が一致するが、アメリカ合衆国の場合は連邦と各州それぞれが独立した法体系を形成しているため、それぞれが法域に当たる。参照:浅香 (2000: 3)。
  2. ^ トライアル (trial) とは、刑事事件及び民事事件において、事実認定を行う陪審又は裁判官の前で、証人尋問等の証拠調べを行うとともに、双方当事者が弁論を行う英米法上の手続である。
  3. ^ 陪審は事実認定だけでなく、認定した事実に、説示された法を適用する作業も行う。浅香 (2000: 100)、丸山 (1990: 9)。
  4. ^ そのような批判がされた例として、日本人留学生射殺事件の刑事裁判で、日本人留学生を射殺した男性に12人全員の一致で無罪評決が出された事例がある。
  5. ^ アメリカの場合、ほとんどの法域で、陪審員には1日数十ドル程度の日当と交通費が支払われる。浅香 (2000: 111)。連邦裁判所の場合、日当は1日40ドル (28 U.S.C. §1871(b)(1))。
  6. ^ 例外として、アメリカの州のうち、インディアナ州メリーランド州ジョージア州では陪審が法と事実の双方を決めるとの憲法の規定があるが、いずれの州の判例もその規定を限定的に解釈しており、陪審が恣意的に裁判官の説示を離れて法律判断を行うことは認めていない。Leipold, Anderew D. (1997). “Race-based Jury nullification: Rebuttal (Part A)”. John Marshall Law Review 30: 923. 
  7. ^ アメリカでは、合衆国憲法修正5条(日本語訳/原文)で保障されている。
  8. ^ そのような活動を行うアメリカの団体として、FIJAが知られている。参照:FIJAウェブサイト
  9. ^ 死刑求刑事件では双方20人ずつ、それ以外の重罪事件(自由刑の上限が1年を超える)では被告人側が10人で検察側が6人、軽罪事件(罰金刑又は自由刑の上限が1年以下)では双方3人ずつの理由なし忌避を行使することができる。
  10. ^ 無罪判決による審理の終了は陪審の評決前にも可能である。Ibid. (591-592)。
  11. ^ 例えば、原告の訴状に、求める救済内容を基礎付けるだけの主張が記載されていない場合、被告の申立てによって訴えは却下 (dismiss) される。連邦民事訴訟規則Rule 12(b)(6)、浅香 (2000: 70)。
  12. ^ 再審理を命じるか否かは、裁判官の裁量が大きい。丸山 (1990: 90)。
  13. ^ Administration of Justice (Miscellaneous Provisions) Act 1933。後述の1981年最高法院法69条により改正。
  14. ^ ただし州裁判所の略式手続で選択可能な量刑は、The Crime and Punishment (Scotland) Act 1997 s.13により、倍の6か月になった(2000年の時点で未施行)。
  15. ^ 情状に関する事実の尋問・証拠調べは、陪審の答申後に行うこととされていた(大審院昭和4年10月19日判決・刑集8巻537頁)。
  16. ^ なお、このうちの1件、普天間事件に陪審員として参加した伊佐千尋は、この裁判を題材としてノンフィクション『逆転』を執筆した。そこでの実名の使用がプライバシー権の侵害となるか否かが後に訴訟で争われ(ノンフィクション「逆転」事件)、その最高裁判決はプライバシーに関するリーディングケースとなった。

出典

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陪審員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 02:03 UTC 版)

「O・J・シンプソン事件」記事における「陪審員」の解説

被害者白人で、加害容疑者黒人アフリカ系アメリカ人)だったため、この裁判では人種問題大きく取り上げられた。「人種偏見によって裁判が行われてはならない」として、判事黒人でも白人でもない日系アメリカ人のランス・イトウが選出された。なお人問題検察求刑にも影響した死刑求刑すれば「黒人だからだろう」と黒人住民非難され有期懲役求刑すれば「スーパースターだからか」と白人から非難されたからである。そのこともあって結果的に検察側は仮釈放無し終身刑求刑した弁護団は陪審員を黒人が多い地区から選出することを要求し採用された。また白人選出されても検察弁護側に認められている専断的拒否権理由述べことなしに、選出された陪審員を除外することが一定回数以下は可能な権利)を弁護団最大限行使した結果、陪審員12人のうち9人を黒人にすることに成功したこのように弁護団は「殺人事件ではなく、「人種問題」という観点裁判持ち込んだ

※この「陪審員」の解説は、「O・J・シンプソン事件」の解説の一部です。
「陪審員」を含む「O・J・シンプソン事件」の記事については、「O・J・シンプソン事件」の概要を参照ください。


陪審員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 06:49 UTC 版)

陪審法」の記事における「陪審員」の解説

陪審員は12人で(29条)、陪審員は、次の資格満たしていることが必要であった12条)。 帝国臣民ある男子で、30歳上であること 引続き2年以上同一市町村内に住居していること 引続き2年以上直接国税3円以上を納めていること 読み書きできること ただし、禁治産者破産者復権を得ない者、「聾者唖者盲者」、懲役等の刑に処せられた者は欠格事由となり(13条)、在職判事検察官など一定の官吏弁護士神官医師学生・生徒などは就職禁止事由となった14条)。 60歳上の者や、在職官吏公吏教員辞退認められた(16条)。 なお、1927年昭和2年当時陪審資格者数178万人であり、当時投票権者(25歳上の男子)の14.3%、全人口の3%弱であった

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陪審員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 09:19 UTC 版)

陪審制」の記事における「陪審員」の解説

陪審員は12人で(29条)、陪審員の資格としては、30歳上の男子で、直接国税3円以上を納めており、読み書きができるなどの要件満たしていることが必要であった12条)。ほかに、引き続き2年間以上同一市町村住居すること。ただし、禁治産者準禁治産者破産者復権を得ない者、聾者唖者盲者懲役6年上の禁錮旧刑法重罪の刑または重禁錮処せられた者は陪審員にはなれない

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「陪審員」を含む「陪審制」の記事については、「陪審制」の概要を参照ください。

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