魔装少女
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「これはゾンビですか?」の記事における「魔装少女」の解説
京子(きょうこ) 声 - 下屋則子 ハルナと同級生のツインテールの魔装少女。会うたびに歩をからかったりしている小悪魔な性格。当初は魔装少女であることを隠し、普通の人間を装っていた。 大先生からは「優秀な生徒」として信頼されており、落ちこぼれのハルナをバカにしていた。夜の王の過去を知り、永遠に死ぬことができない彼を助けたいと思い、夜の王に仕えて彼へ人間の魂を捧げるために連続殺人を行い、膨大な魔力を得ていた。歩もその犠牲者の1人である。 夜の王からは吸血忍者のような能力も授かっており、魔装少女と吸血忍者両方の能力を併せ持つ。本来魔装少女は皆胸が小さく成長しないが夜の王から力を頂いたことにより体が変異し巨乳(ロリ巨乳)になった。 最初の激突以降小競り合いを重ね、第3巻で歩の通う学校でウィルスを撒く事件で激突するが、幾度も戦かったことによりハルナに行動パターンを読まれて敗北し、拘束される。 歩たちがクリスを撃退するための弱点を聞くため、京子の希望で合コン(学生パーティー)を開くが、彼女はそれを利用して逃亡を図る。それは刑が終わったときに自分を知っている人がいないことを恐れての行動だったが、歩やハルナたちから自分たちが待っていると言われたことやパーティーで色々な人達と接したことをきっかけに、自分が殺してきた人達にも未来があったと知り、罪の重さを感じ取って罰を受けることを約束した。が、第9巻にて再び登場し、女王の依頼により減刑のために歩を裏切り襲撃。女王の呪いを歩に掛けることに成功する。魔装錬器と魔力は封じられているものの第12巻で修学旅行に参加している。刑期を終えた後は相川家に住むこととなる。 アニメでは性格が変更され、感情の起伏の激しい狂気じみた殺人鬼となっている。また戦いのシーンを始め、幾つかのシーンでは口が裂け爬虫類のような目になったりと、所謂、変顔(作画崩れ)が目立つ描写が多い。アニメ第1期中盤で歩とハルナと戦った末に敗北し、大先生の元で拘束される。 アニメ第2期では、ラスボス的な存在となり、合コン中に抜け出して再び激突するもすぐ歩に「好きですよ」と告白した。 アリエル(通称:大先生) 声 - 清水愛 肩まで届きそうな髪をツインテールにした白衣姿の女性で、ハルナの魔法学校の担任。身長155cm。ハルナと同じくらいの若い容姿をしている。 のんびりとした口調が特徴でつかみどころの無い性格。武器は日本刀に似た魔装練器の2刀流であり、その強さはセラと歩が2人がかりでも歯が立たないほどである。兵器開発などの研究も得意であり、専門でない魔法爆弾も強力なものが作れる。魔装兵器の製作者としての知名度も高いが、実際の製作者は幼馴染の男性であり絶対女性主義のヴィリエでは、男性が作った生体宝珠や魔装兵器は見向きもされなかったが、アリエルが作ったことにしたことで日の目を見ることになる。アリエル本人にその技術はない。 かつて姉妹弟子を戦争で失ったことをきっかけに、無意味な戦争を繰り返すヴィリエの思想を憎んでいる。現女王を倒してヴィリエを改革するために強い人間の確保や魔装兵器の隠蔽を行うなど、着々と準備を進めている。そのために歩たちをコマとして利用し、トモノリの「ヴィネグレット」とリリアの「ふうりんかにゃん」をぶつけさせる。100年前にも仲間達を率いてクーデターを起こしたことがあるが、失敗に終わっている。 好物は豆腐。炭酸飲料を飲むと酔っ払ってキス魔になった後、眠ってしまう。 耳がいいうえに自分への悪口には敏感で、どんなに小さな声で喋っても聞き分ける。胸が小さいことを気にしているらしく、歩の計らいで貧乳呼ばわりした京子を仕置きした。 魔装少女に変身できるが、アニメでは変身してのバトルシーンがカットされているので見ることができない。 クリス 声 - 生天目仁美 縦ロールの髪を3本、左に纏めた髪型と、白いゴスロリ風の服が特徴の少女。身長148cm。 夜の王が倒れてから登場した新たな敵対者。 歩のクラスの担任の男性教諭、栗須猛(くりす たけし)( 声 - 岸尾だいすけ)の正体。100年前は「最強の魔装少女」として大先生のクーデターに参加していたが、ヴィリエの女王に惨敗してしまい、個性と力を奪われた上でヴィリエを追い出されてしまった。以降、普段は年老いた無個性なおっさんの姿で過ごしていた。お酒で酔うことによって一時的に呪いを解いて本来の少女の姿へ戻ることができるが、これは最強クラスの魔装少女にしか出来ない芸当で歩は出来ないとネネに言われている。 普段は飲み屋や深夜の理科準備室で呑んだくれるなどの無害な生活をしているが、呪いを解き力を取り戻すことと、クーデターの際に唯一呪いを受けなかった大先生に対する復讐を目論んでいる。歩のいる街へやってきたのも、ユーの影響から集まってくる強いメガロや魔装少女を利用し、本来の力を取り戻そうと考えたため。文化祭の時にハルナと共同作成した魔力吸引器で本来の姿に戻ろとしていたが、ユーの魔力も吸うものであったため失敗し自棄酒をしている時に何度か歩と出会った。そしてトモノリの指輪を使うことで復活に成功する。 クリスからハルナの魔力を戻そうとする歩を圧倒的な実力と容赦のなさで解体し、さらにリハビリという理由でサラスを殺そうとするなど、今まで苦難してきた分を取り戻そうと望むままに傍若無人に振るまい、第7巻終盤にて歩と再度対峙、終始優位に戦闘を進めるものの、ネネの能力を宿したマフラーに触れてしまったことで指輪の効力が喪失、魔力の制御を失って本来の姿を保てなくなり、無個性なおじさんの姿へ戻されて歩との殴り合いの果てに敗北、歩の決死の説得により和解した。歩と女王との決戦後、ハルナの母親のメガロにキスされ呪いが解け、以降学園には少女の姿のまま教師を勤めている。 弱点はこちょこちょらしく、されるとある程度無力になるらしい。クリスのときは歩のことを「お兄ちゃん」アユミのことを「お姉ちゃん」と呼んでいる。 アニメ第1期の第12話に僅かに登場したが台詞は無く、台詞のあるキャラクターとして登場するのは第2期からである。夜中の学校の理科準備室で酒を飲んで元の姿でいるところで歩と出会い、以降幾度か歩の悩みを聞いては相談に乗っていた。当初、歩からは自分のストレスが生み出した幻覚だと思われて「妖精さん」と呼ばれていた。クリス自身は歩のことを気に入っているようで「いい飲み仲間になれるかもしれない」と思っていた。また元に戻った際の振る舞いや行いが、原作での描写に比べるとややマイルドなものになっている。 リリア・リリス(通称:リリア) 声 - 本多真梨子 ヴィリエの頂点に立つ女王。小柄な少女で、ドレス姿をしており、髪はブロンド、頭にティアラをつけている。口癖は「ごめんなさい」。 悪魔男爵曰く「臆病で謙虚」な性格。恥ずかしがりでおどおどした性格だが容赦はなく、自らの障害になると判断すれば迷わず排除にかかる。本人いわくユーと同じ「死を呼ぶ者」らしく、「申し訳ない」という感情しか表情に出すことが出来ない。史上初めての魔装少女であり、魔装少女になる呪文には「女王のようになりたい」という自己暗示の意味がこめられているらしい。 15分の詠唱ののちアメリカ大陸を消し飛ばすほどの威力を持つ禁呪を使用でき、発動中は無防備になるが、後述の「ふうりんかにゃん」で防衛する。魔装少女に変身するとプレートアーマーとガントレットを装着し、翼が生える。戦闘スタイルはダブルを使用した蹴りが主体で、その威力は一撃放つごとに衝撃波が周囲に損害をもたらすほど。なぜか攻撃を放つ際に既存の銃の銘柄を叫ぶ。また、変身の呪文は「ノモブヨ、ヲシ、ハシタワ、ラカダ、グンミーチャ、デー、リブラ(ラブリーでチャーミングだからわたしは死を呼ぶもの)」であり、変身には二段階目があるなど、他の魔装少女とは一線を画する。 魔力を取り戻したクリスを倒そうとしていたが、そのクリスを歩が倒したことで彼に興味を持ち、歩やトモノリを調査するために現れた。その途中、年末のコミケ会場にて悪魔男爵を発見したことで吸血忍者部隊および歩と交戦、ふうりんかにゃんの圧倒的な性能により優位に立つも、ネネの介入を受けて一時撤退、その後スケートリンクで歩たちを発見し再度交戦、トモノリのヴィネグレットと激突中、事故で歩とキス(ファーストキス)をしてしまい逃走、一連の戦いで歩を危険と判断し、京子に減刑と引き換えに歩に呪いをかけさせた。しかし呪いの効果が「人間関係をリセットし続ける」であったため自身も歩のことを忘れてしまい、ハルナが開発した魔装錬器を見に相川家を訪問し、温泉、遊園地などを訪れ人間界を満喫、魔法爆弾の騒動後はいつの間にか姿を消した。 第17巻で人間界に戦争を仕掛けるも歩たちに敗北し、その隙にヴィリエでアリエルが仕掛け新政権を樹立、女王の座を退くこととなる。以降は女王に戻る気はなく、人間界の色々な場所を旅して回っている。 アニメ版では、第2期の最終回で僅かに台詞付きで登場しており、OPにも一瞬だけだが登場している。ふうりんかにゃん リリアの魔装兵器。見た目はライオンのぬいぐるみをしており、普段からリリアが抱いている。鳴き声は「ミャーン」で、リリアのみ意志疎通が出来る。 戦闘時には巨大化し、凄まじいパワーとスピードで攻撃する。防御結界やヴェリエの人間の行動を抑制するプログラムが組み込まれているため、ヴィリエの人間に対しては実質最強である。また、リリアによって進化させることが出来るため、新たに強敵が現れた場合、その情報をもとに強化される。 第10巻で実は高い所が苦手であることが判明した。 呪い リリアの魔法の一つ。その効果は、呪いを受けた者は死ぬよりも辛い目に合うというもの。呪いの効果は受けた者によって異なる。 作中でリリアから呪いを受けた者は以下の三名。なお、特定の条件下であれば呪いの効果が薄まる場合もある。クリス 呪いの効果は年老いた無個性のおっさんの姿になる。お酒に酔うことで一時的に元の姿に戻る。 頭領 呪いの効果は常に瀕死に陥る。ことあるごとに吐血する。 相川 歩 呪いの効果は人間関係をリセットする。分かりやすく言えば周囲の者から忘れられるというもの。ただリセットするのではなく、一定距離以上離れた瞬間に再びリセットされる。なお、呪いをかけた当のリリアでさえ歩のことを忘れた。 ハルナによる実験の結果、歩を中心に半径5m以内が記憶を留められる範囲内で、そこから外れて170秒経つと歩のことを忘れてしまうことが判明した。また、記憶は無くてもセラやトモノリ、リリアなど、歩が呪いを受ける前から彼に対し抱いていた感情は覚えていることがある。
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魔装少女(まそうしょうじょ)
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魔力を持つヴィリエの女性が、魔装錬器を用いて変身した姿及びその職業の総称。変身すると身体能力、魔力などの戦闘能力が向上し、空も飛べるようになる。ヴィリエの魔力をもつものであれば男性でも変身できるが、本来なら男性が変身するものではない。魔装少女には寿命がないため死因は戦死が9割以上であり、ヴィリエの魔装少女に与えられる出席番号はそのすべてが永久欠番である。変身の呪文「ノモブヨ、ヲシ、ハシタワ、ドケダ、グンミーチャ、デーリブラ」は逆から読むと「ラブリーでチャーミングだけど私は死を呼ぶ者」となる。
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