冥界人・メガロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:51 UTC 版)
「これはゾンビですか?」の記事における「冥界人・メガロ」の解説
夜の王(よるのおう) 声 - 遊佐浩二 ユーが初めてゾンビとして蘇らせた人物。京子を従えており、1巻~3巻の一連の事件の黒幕的存在にあたる。ニセメガロを作ったり、大先生の魔装兵器を狙ったりと独自の目的で動いている。その目的は「ユーに殺してもらうこと」。 人間社会では夜野と名乗り、ペットショップで働いている。ハルナが絶賛するほど料理が上手い。常に飄々とした態度で落ち着いた雰囲気を持つが、その内面は残虐で狡猾。生物の「死」こそが安楽と考え、「重傷を負って無理して生き続けるよりも、死なせた方がいい」と考えている。 ゾンビであるため、「不老不死」、「筋肉操作」、「自己再生」の能力を持つ。紫色の霧を発生させ、肉体やその一部を自在に瞬間移動させることもできる。戦闘においては霧を利用することで、射程やモーションなしでのピンポイント攻撃を可能とする。歩よりゾンビ歴が長いため、筋力限界も800%以上で使用する。クリスに勝ったことがあるらしい 「セブンスアビス」のメンバーであるが、そのセブンスアビスのメンバーの一人が冥界の王に選ばれたことによってやさぐれてしまい死のうと思ったがゾンビの力によって死ぬことができなかったため、ユーを悲しませてけしかけるためにリーダー的な存在の人物を殺した。これによりセブンスアビスは解散している。 第3巻にて歩を圧倒するが、仲間たちの援護と歩が用いた光を放つ魔法に怯み、瞬間的に全力を出した歩の連続攻撃により敗北。死闘の末に敗れ、ユーに謝罪の言葉をかけて彼女の言葉を聞いたことで消滅していった。最後の瞬間、ユーに「死んだらペンギン にしてくれ」と言い残した。17巻でペンギンのメガロになり会話もでき、霧の能力も持ってることが判明するもユーを救うために消滅する。 ケルベロス・ワンサード 声 - 安元洋貴 第1巻のみに登場。本来死ぬはずだった存在が現世に留まってしまった場合、それを連れ戻す役割を受けている。犬の頭を持った獣人のような外見どおり、武器は迅速な身のこなしから繰り出される犬歯である。当初は歩を殺して連れていこうとし、圧倒的なスピードで追い詰めるがユーに介入により矛を収める。ユーには尊敬以上の好意を持つ態度を窺わせていたが、京子の攻撃から歩を庇い、死亡する。 下村(しもむら) 声 - 瀧澤樹 トモノリのクラスメートで男子バスケ部員。長身でイギリス人のような綺麗な顔と青い目をした日本人であり、その日本人離れした外見から、下(アンダー)村(ソン)で「アンダーソン」と呼ばれる。端正な顔立ちと親切な気遣いから女性にとてもモテる。が、なぜか寝言は毒舌。 その正体はユーと同じ冥界人であり、人間として学生生活を楽しんでいた。魔装少女が言うメガロの階級で表すと、D級の強さである。また、冥界人の特殊能力として時間と距離を正確に把握することができる。 ミミズク アンダーソンのミミズク。人の言葉を理解しているような言動を取る。ハルナと気が合うが、実はメガロであり、一定範囲の動きをスローにする能力を持つ。このことにハルナはショックを受けるが、騒動の末に友達になる。実はハルナの母親の魂から作られたメガロであり、クリスの呪いを解き、ハルナに遺言を残して消滅した。 ネグレリア・ネビロス(通称:ネネ) 声 - 小清水亜美 江東区のひまわり荘に住む「最強の冥界人」で、「セブンスアビス」のメンバー。ユーに「喜び」の感情を取り戻させるために同人誌を描いている。 セラ以上の豊満な胸の持ち主。歩からは爆乳と呼ばれ、織戸からは核融合ボディと呼ばれている。どんなことでも許す寛容かつおおらかな性格 だが、リリアが禁呪を使いそうになった時には怒っていた。目を離すとすぐ眠ってしまう。歩からはハルナ、ユー、セラと同様に信頼されている。 「全ての魔力を打ち消す」特殊能力を持つ。その能力の応用でユーのガントレットや歩のマフラーにもその能力が備わっている。純粋な戦闘能力ではクリスなどと同等だが、クリスやリリアにも勝っていることから、最強クラスの実力の持ち主といえる。ただし、戦闘後は力をつかった分だけ眠ってしまうという弱点がある。 デューヴァイス 「セブンスアビス」のメンバーの一人で、冥界の(小国の)王。一人称は「オレっち」。ユーに「楽しさ」の感情を取り戻させるために、ケルベロス・ハーフと共にお笑いコンビ「キングダム」を組んでいるが、あまり面白くはない。かつてのセブンスアビスのメンバーの暴走を止めるため、ユーに説得を求めて相川家を訪れる。 ケルベロス・ハーフ デューヴァイスとお笑いコンビを組んでいる犬型のメガロ。かつては「ケルベロス・ワンサード(3分の1、つまり3匹のうちの1匹)」だったのだが、上記のケルベロス・ワンサードが倒れたことにより「ハーフ(半分、つまり2匹のうちの1匹)」になってしまった。 メレンゲ・サルベリア 「セブンスアビス」のメンバーの一人。メガロ開発を行うと同時に、ラーメン屋「めれんげ」を営んでいる。ユーに「怒り」の感情と取り戻させようとしている。 緑の長髪を二本の三つ編みにまとめ、スポーツブラとスパッツを着用している。変化の能力者で、フランスパンを用いて戦う。「サルベリア流暗殺格闘術」の開祖にして、その流れを組む忍術の使い手であるが、常在型の能力であるため本人が意図せずとも術が発動する。優秀なメガロ「ガルム」を失ったことと、感情を取り戻しつつあるユークリウッド・ヘルサイズに怒ってもらうために、「ピュアな魂」を持つ人間を生きたままメガロの材料にしようとする。 12巻で再び歩と対峙。しかし、海苔によって錯乱したユーの「歩が大好き」という言葉で歩を自分のモノと頑なに語るようになってしまった。ユーを止めようとする歩に立ちふさがるが、こちょこちょによって無力化。最後はユーの「邪魔しないで」の言葉によって身を引いた。しかし本人は不満そうにしていた。まだ歩を自分のモノにしようとしているかは不明。 ドゥラーク 「セブンスアビス」のメンバーの一人。メレンゲと共同してメガロ開発をしている。ユーに「愛」の感情を取り戻させようとしている。 筋肉質でハーレーを乗りこなす軽快かつパンクな老人で引力を発生させる能力を持っており、それを利用してメガロ開発に必要な死者の魂を集める役割を果たしている。「セブンスアビスの中で最も鬱陶しい存在」であり、常にハイテンションで「愛」を振りまいている。メレンゲとの付き合いは深いが、目的不一致の場合は掣肘する。歩のことを「アイカーワ」と呼ぶ。
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