大陸の境界とは? わかりやすく解説

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大陸の境界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 05:07 UTC 版)

大陸のカラーコード付き地図:
          アメリカ州
        北アメリカ
        南アメリカ
               アフロ・ユーラシア
        アフリカ
             ユーラシア
           ヨーロッパ
           アジア
     オーストラリア大陸 (オセアニア)
     南極
島国の地図。これらの国々は大陸の大きさを持つどの陸塊にも位置していないが、通常はそれに隣接する大陸に地理学的に結び付けられる。

大陸の境界(たいりくのきょうかい)を決定することは、一般的には地理学的な慣習や合意の問題である。数種類のやや異なる慣例が用いられる。英語を話す国々においては、大陸の数は7つであると考えられることが最も多いが、最も少ない場合、すなわちアフロ・ユーラシアアメリカ州の両方をそれぞれ1つの大陸として考えた場合は4つにまで減る[1]がある大陸に結びづけられていると見做すことができるのは、シンガポールブリテン諸島のように、その大陸に隣接する大陸棚の上に位置している場合または、マダガスカルセーシェルのように、同じプレート小大陸片英語版の一部である場合である。島はバミューダ諸島オーストラリア領インド洋諸島英語版クリスマス島ココス諸島)のように大陸と地質学的に結び付けられている場合や、アセンション島サウスサンドウィッチ諸島のように一般的に大陸と地政学的な繋がりを持つと慣例的に考えられている場合であっても、完全に海洋性である場合がある。その他の例として、太平洋にある島々英語版オーストラリア大陸ジーランディアと同時にオセアニアの括りに入ることが挙げられる。

定義すべき陸上の境界は以下の3か所がある。

現代ではアジアとアフリカの間の地峡スエズ運河を経由して航行可能であり、南北アメリカの間の地峡もパナマ運河を経由して航行可能であるが、これらの人工的な運河は一般的にはそれ自体では大陸を定義する境界線としては認められていない。スエズ運河は偶然、地中海紅海の間でアフリカとアジアを分けるスエズ地峡を横断している。大陸の境界線は大陸を接続する非常に幅の狭い陸地の繋がりの中にあると見做されている。

それ以外の境界線は特定の大陸における島や列島の繋がりを問題としている。特記すべき境界線は以下の通りである。

  • 地中海における、アフリカ・アジア・ヨーロッパの境界線。
  • 北極海における、アジア・ヨーロッパの境界線。
  • 大西洋における、ヨーロッパ・北アメリカの境界線。
  • カリブ海における、南北アメリカの境界線。
  • インド洋におけるアフリカと南極の、南太平洋におけるオセアニアと南極の、南大西洋における南アメリカと南極の境界線。一部の地理学者はこれらをまとめて南大洋または南極海として言及している。
  • インドネシア列島英語版セラム海アラフラ海ティモール海ハルマヘラ海ウォレシア地域におけるアジアとオセアニアの境界線。
  • 北太平洋におけるアジアと北アメリカの境界線。

アフリカとアジア

  アフリカに属するエジプト
  アジアに属するエジプト
  その他のアフリカ
  その他のアジア

歴史的に、古代ギリシア古代ローマ地理学においては、「アフリカ」は古代リビュアを意味し、その東の境界はマルマリカ英語版の近辺にあるサルームと考えられていた。これは大陸とは考えられていなかった。より広範囲の地理学的な知識が発展するに連れて、アフリカ大陸の形状、そしてその中にエジプトが「自然に」包含されることが明らかになった。1806年ウィリアム・ジョージ・ブラウン英語版はまだ、自分の旅行記に『アフリカ、エジプト、シリアの旅』という題名を付けていた。同様に、1835年にはジェームズ・ブルース英語版が『アフリカの一部、シリア、エジプト、アラビアの旅』という題名の旅行記を出版した。その一方で、早くも1670年にはジョン・オギルビー英語版が『アフリカ』という題名で「エジプト、バルバリアリビア、ビレドゥルジェリッド、ネグロイドの土地、ギニアエチオピアアビシニアの諸地域、並びにそれらに付随する全ての属島で地中海、大西洋、南大洋、東洋海のいずれかに属するものに関する正確な記述」を出版している。

現代においてアフリカをアジアから分かつために用いられる通常の線はスエズ地峡で、地中海スエズ湾の間の最も狭い隙間であり、現代ではスエズ運河が輸送路としての役割を引き継いでいる。これによりシナイ半島は地理的にはアジアに属し、エジプトは複数の大陸に跨る国となる。しかし、エジプトの人口のうちシナイ半島に在住するのは2パーセントにも満たないため、エジプトは厳密には複数の大陸に跨っているとしても、通常は完全にアフリカの国であると判断され、一部がアジアに属しているとは考えられない。それでも、地政学的な地域名であるMENA中東及び北アフリカ)について論じる場合には、エジプトの西隣にあるリビアがマグリブ諸国として他の北アフリカ諸国と同様に分類されるのに対し、エジプトは通常中東の一部として西アジアの国と同様にグルーピングされる。両国ともアフリカ連合に加盟している。だが、地質学的な境界線はより東にあり、アカバ湾死海トランスフォーム断層英語版に沿っているため、シナイ半島だけでなくイスラエルパレスチナ国の全域と、レバノンの大部分、それにシリアの沿岸部の自治体がアフリカプレート上に位置する。

コモロ諸島マダガスカルモーリシャスセーシェルインド洋に位置する島国であるが、通常は名目上アフリカに関係づけられる[2][3][4]ソコトラ諸島アフリカ大陸の大陸棚に位置しているためアフリカの一部と考えられる場合もあるが、政治的にはアジアの国であるイエメンの一部分である。

アフリカとヨーロッパ

アフリカとヨーロッパの間にある地中海
プレート境界の周辺の大西洋(テキストはフィンランド語

アフリカヨーロッパの本土は連続していないため、両大陸の境界線はどの島がどちらの大陸に所属すべきかの問題に留まる。

ポルトガル領のアゾレス諸島は大西洋に位置し、ヨーロッパから1368キロメートル、アフリカからは1507キロメートル離れているが、時折ヨーロッパに分類される場合がある。それとは対照的に、モロッコの沖合にあるカナリア諸島とマディラ諸島(後者はデゼルタス諸島セルバジェンシュ諸島英語版は圧倒的にアフリカに近く通常はアフリカに分類される。カナリア諸島はアフリカの本土から100キロメートルしか離れていないが、ヨーロッパの本土からは945キロメートル離れており、マディラ諸島はアフリカの本土から520キロメートル離れているがヨーロッパの本土からは1000キロメートル離れている[5]1895年に出版された『アフリカ 第2巻』の中で、著者のオーガスタス・ヘンリー・キーン英語版は以下のように述べている。「北太平洋には4つの島の集団がある。マディラ諸島、カナリア諸島、カーボベルデ諸島、そしてアゾレス諸島。これらは通常アフリカに分類される。カナリア諸島とカーボベルデ諸島だけは地理的にアフリカ大陸に所属するが、アゾレス諸島は迷子であり、いわば大西洋の真ん中になる」[6]

地中海にある島国マルタシチリア島の海岸線から81キロメートルの位置にあり、これはアフリカ大陸からの距離288キロメートルよりかなり近い[7]。近隣にあるイタリア領のランペドゥーザ島ペラージェ諸島で最大の島)はシチリア島から207キロメートル離れているのに対し、アフリカ本土からは127キロメートルしか離れていない。同様に、パンテッレリーア島はシチリア島から100キロメートル離れているのに対し、アフリカ本土からでは71キロメートルしか離れていない。これら全ての地中海の島は、マルタ島やシチリア島を含め、全て実際にはアフリカプレートの上に位置しており、地質学的にはアフリカ大陸の一部と判断できるかもしれない[8][9][10]。しかし、政治的、文化的な理由により、地図は一般的にそれらを代わりにヨーロッパの島として示している[11]

スペイン領の孤島、アルボラン島もアフリカプレートとユーラシアプレートのどちらに位置しているかで論争がある[12]。この島はアルボラン海にあり、モロッコの海岸から北に50キロメートル、スペイン本土からは南に90キロメートル離れている。

アフリカにあるヨーロッパの国の領土

明確にアフリカ大陸の一部であるが、ヨーロッパの国によって合法的に統治されている領域は少なくとも6つある。このうち3つはフランスに統治されており、他の3つはスペインの領土である。これらの領土の存在はアフリカとヨーロッパの境界線を更に不明瞭にする。特にスペインの海外領土はアフリカ本土にすぐ隣接しているか接続しているか、あるいはその両方であるために問題となる。フランスの海外領土はインド洋上に位置しており、その結果として2つの大陸の重要な境界線からはより離れた位置にある。

スペインの小さな未編入海外領土であるプラサス・デ・ソベラニア(「主権の及ぶ土地」という意味)には人間が暮らしていない[13]、これらは北アフリカの海岸線にすぐ隣接する小さな島々である。例外はペニョン・デ・ベレス・デ・ラ・ゴメラで、他の「土地」と同様に元々は島だったが、その後アフリカ大陸のモロッコ本土と直接接続された。残りの2つのスペインの海外領土は海岸沿いにある2つの都市、セウタメリリャで、この2つの都市は両方ともアフリカ大陸の本土に直接位置しており、モロッコとしか国境を接していない。

フランスの海外領土のうち2つは海外県・海外領土マヨットレユニオンである。マヨットは島国であるマダガスカルの西方、モザンビーク海峡の内部に位置する海に囲まれた海外領土である。レユニオンは同じく島国であるモーリシャスの近くにあり、マダガスカルの東に位置する。両国とも名目上、アフリカ大陸の一部と見做されている[14][15]。残る一つはフランス領インド洋無人島群で、行政的にはフランス領南方・南極地域の一部分である。このフランスの海外領土はマダガスカルを囲む深海に位置するインド洋の小さな無人の環礁群から構成されている。

南極

南極大陸は、それに近接する島々と同様、定住人口を持たない。南緯60度線より南側にある全ての陸地に対する領有権の主張南極条約によって凍結されている。

オーストラリア海外領土であるハード島とマクドナルド諸島、それにフランス領ケルゲレン諸島南極プレートケルゲレン海台に位置しているが、それでも両者はインド洋の境界線の内側に位置する。国際連合は政治的にはオーストラリアに紐づけられているハード島とマクドナルド諸島をオセアニアの一部として分類している[14]。これらの島々はオーストラリアのパースから4000キロメートル離れており、オセアニア先住民英語版を含めいかなる人類によっても住家とされたことがない。ハード島はその歴史上、わずか240回しか人間が訪れたことがなく、マクドナルド諸島に至っては1971年1980年の2回しか人間が訪れたことがない[16][17]。『ザ・ワールド・ファクトブック』はこれらの島々をオセアニアではなく南極の一部として分類している[18]

フランス領のクローゼー諸島アムステルダム島サンポール島ノルウェー領のブーベ島も南極プレートの上に位置しており、他の大陸と結び付けられることは多くない。国連ではブーベ島を南アメリカの一部として分類しているが[14]、『ザ・ワールド・ファクトブック』はこれを南極の一部として分類している[19]

サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島は他のどの大陸よりも南極大陸に近い。しかし、それらは政治的にはフォークランド諸島と結び付けられており、フォークランド諸島はサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島ほど南アメリカ大陸から地理的に離れていない。更に、南アメリカの国であるアルゼンチンはイギリスが実効支配しているこれら全ての島々に対し民族統一主義的な領有権の主張を行っている。国連はこれらを南アメリカの一部分であると考えている[14]。南アメリカの定義の中で、自然科学的には海洋性であるガラパゴス諸島ファン・フェルナンデス諸島を除くものでも、パタゴニアティエラ・デル・フエゴと伝記的な親和性を持ち、南アメリカ大陸の大陸棚に位置するフォークランド諸島はなお南アメリカに含める場合が一般的である[20]。フォークランド諸島とサウスジョージア・サウスサンドイッチ諸島はヨーロッパ人が発見した際には無人島であったが、先史時代にはアメリカ先住民によってフォークランド諸島が訪問されていたという仮説を立てている者もいる[21][22]。これらの仮説は通常疑わしいと考えられており、それはフォークランド諸島における人間の先史時代の居住を示す考古学的な証拠が存在しないためである[23]。サウスジョージア・サウスサンドイッチ諸島には定住している住民はいない。フォークランド諸島には歴史的にはイギリス人の住民がおり、南アメリカ本土とは文化的に隔絶していた[24]1982年にアルゼンチンとイギリスの間で島の領有権を巡ってフォークランド紛争が発生し、フォークランド諸島の住民は現在ではその地理的な近さにもかかわらず、南アフリカへの帰属を希望していない[23]

プリンスエドワード諸島はアフリカと南極大陸の間に位置し、アフリカの国である南アフリカ共和国の領土である。

マッコーリー島アンティポディーズ諸島オークランド諸島キャンベル諸島英語版はいずれも無人島であり、オーストラリア、ニュージーランド、南極大陸の間に位置している。アンティポディーズ諸島、オークランド諸島、キャンベル諸島は政治的にニュージーランドの一部分であり、マッコーリー島はオーストラリアのタスマニア州に編入されている。ハード島とマクドナルド諸島のように、個別の行政区画であるような島は無い。そのため、これらの島々は国連によってオセアニアの一部であるとも見做される可能性が高い。オークランド諸島は先史時代にポリネシア人が居住した最南端の諸島であると考えられているため、政治的にだけでなく文化的にもオセアニアの一部であると考えられるかもしれない[25]。これらの島々はヨーロッパ人に発見された際には無人島であったが、エンダービー島には13世紀に遡るポリネシア人の集落の証拠を示す考古学的遺跡が見つかっている。マッコーリー島はポリネシア人による接触があった可能性があると仮説が立てられているが、これを支持する考古学的な証拠は何もない[26][27]

アジアとオセアニア

ウォレス線ウェーバー線ライデッカー線の3本はウォレシアにある重要な生物地理学的境界線である。

アジアとオセアニアの大陸の境界はマレー諸島ウォレシア地域のどこかにある。この境界線はしばしば、人類学的なメラネシア線または生物地理学的なウェーバー線に沿って分けられる。地質学的には、マルク州アルー諸島と、インドネシアの6州を含むイリアンジャヤニューギニア島西部)はオーストラリア大陸の一部である。ニューギニア島の東半分はオセアニアの一部分とみなされるパプアニューギニアの一部分である [14]。一般的には、インドネシアは東南アジアの国の1つとして言及される[28][29][30][14]インドネシア東部英語版、つまりニューギニア島西部とその周辺の島々は、インドネシアを複数の大陸に跨る国にしている。ニューギニア島西部はそのメラネシア系の先住民と、オーストラリア大陸本土との地質学的な連続性に伴い、しばしばオセアニアの一部であると判断される[31][32]東ティモールはかつてインドネシアの一部分だった独立国で、国連によって東南アジア小地域の一部として分類されている。東ティモールはASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟しており英語版[33]、独立以来ASEANの地域フォーラムのメンバーとして参加しており、2003年大会英語版から東南アジア競技大会にも参加している[34]

時折、マレー諸島の全域がオセアニアに含まれる場合があるが、これは極めて稀である。これは、マレー諸島の大部分がアジアの大陸棚英語版に位置しているためである[35]。マレー諸島はこの語句が初めて使われた19世紀にはより頻繁にオセアニアと結び付けられていた[36][37]。マレー諸島の住民の多くはオーストロネシア人であり、オセアニアの住民であるメラネシア人、ミクロネシア人ポリネシア人と遺伝学的、言語学的な親近性を共有しており、彼らはいずれもオーストロネシア語族の言語を話す。しかし、先史時代にはマレー諸島のオーストロネシア人はアジア本土と顕著な接触を行っており、アジアと東方世界英語版の文化から切り離されていたオセアニアのオーストロネシア人やオーストラリア先住民とは対照的である[38]トンガ人とフィジー人英語版を祖先に持つエペリ・ハウオファ英語版は、正にこの理由でマレー諸島をオセアニアから切り離して考えた。ハウオファが書いたところによれば、「ヨーロッパ人の太平洋への到来より前には、大陸の陸塊とそれに接続する島々で猛威を振るっていた大きな文化的影響から何千年も私たちは海の障壁によって守られていた。そのような意味では私たちの文化は本当に海洋的であった。孤立した期間が延長されたことにより、明確に異なる海洋的な文化の発展が可能となり、最初の入植者たちがこの広大で人の住んでいない地域に入った際に持ち込んだ独自の文化を除き、非海洋的な文化の影響は受けずに済んだ。古代についての研究者はオセアニアの西と北西の境界部分の島々において大陸の文化の影響がみられることを問題に挙げるかもしれないが、これらは例外で、アジア本土の影響は近代に至るまでほとんど欠如していた。この地域の東の果てにおいてはアメリカ大陸から幾らかの影響があったが、それは非常に小さなものであった。同じく太平洋に位置する島々であっても、アジア本土に付随する日本列島からフィリピン、インドネシアに至る島々が海洋的な文化を持たず、そのためオセアニアの一部ではないのは、正にこの理由による。私たちの地域についてのこの定義はアジアと先コロンブス期のアメリカ大陸から私たちを明確に切り離しており、他の人々の私たちについての認識ではなく、私たち自身の歴史的な発展を基にしているのである[38]

国連と『ザ・ワールド・ファクトブック』は、インド洋に位置するオーストラリアの海外領土であり、いずれも地理的にはジャワ島に付随するクリスマス島ココス諸島をアジアではなくオセアニアの一部として分類している[14]。これらの島々はオーストラリアプレートの境界の内側に位置しており、17世紀のヨーロッパ人による発見までは誰も住んでいなかった。これらは地質学的には海洋性であり、アジア本土ともオーストラリア本土とも明確に異なる[39][40]

日本は小笠原群島(ボニン諸島としても知られる)[41]火山列島と、隔絶された3つの島、すなわち西之島南鳥島沖ノ鳥島を領有しており、これらはまとめて東京都小笠原村の区域内に入っている。小笠原村は太平洋上に散在している島や環礁から構成される地方公共団体である。これらの島々はほとんどが無人島であり、日本列島から南東にいくらか距離を隔てた場所に位置している。これらの島々の場所と海洋的な自然に伴い、これらの島嶼もオセアニアの一部であると見做される場合がある[42][43][44][45]。日本の他の地域とは異なり、この島々は生物地理区においてオセアニア区の中に存在し[46]1世紀頃にはミクロネシア人がすでに居住していた可能性がある[47]。それらが公式に発見されたのはかなり遅く16世紀になってからで、ヨーロッパ人によるものだった[41][47]。これらの島々の中で最も隔絶された島はマーカス島としても知られる南鳥島であり、東京都区部からは2000キロメートル近くも離れており、地理的にはミクロネシア地方にある海外領土であるグアム北マリアナ諸島の方が近くなっている[41][48]琉球諸島は日本列島の主要部の周辺に位置しているが、その住民は時折オーストロネシア人と結び付けて考えられる場合がある[49]。琉球の島々は地質学的にも歴史学的にもアジアと接続されており、オーストロネシア人と結び付けられていない、同じく非海洋性である日本列島の他の地域と同様に、ほとんどのオセアニアの定義からは除外されている[30][50]。日本の北には領土問題が発生している千島列島が存在し、現在はロシアが実効支配している。通常はこれらの島々は極東ロシアと結び付けて考えられることが多い。これは第一には千島列島が生物地理学的には熱帯性ではなくいことにより、その住民のほとんどが民族的には本土のロシア人と同様であることにもよる[51]

オーストラリアは隣接する太平洋の島嶼国に比べてより発展した経済を持っており、この結果として時折アジア本土と結び付けて考えられる場合がある。しかし、地質学的にはアジアとは隔絶しており、ヨーロッパ人によって発見されるより前のアジアとの文化的な繋がりも存在しない。「オセアニア」という言葉が初めて造語された1810年代初頭以来ずっと、オセアニアの定義にはオーストラリアが含まれてきた。19世紀には、多くの地理学者はオセアニアを主に民族を基にいくつかの地域に区分した。それは、オーストララシアマレーシア(マレー諸島の全域を含む)、メラネシアミクロネシア、そしてポリネシアである[52]。オーストラリア、グアム、北マリアナ諸島は現在アジアサッカー連盟 (AFC)で競技に参加しているが、オーストラリアと北マリアナ諸島は元来はオセアニアサッカー連盟 (OFC)に加盟していた[53]。グアムは一度もOFCのメンバーであったことはないが、AFCに加盟する前には、グアムが対戦するチームはオセアニアのチームに限られていた[53]。これらのチームがAFCに加盟していることは必ずしも地理的または政治的な関連があるとは限らず、それよりはアジアのサッカー連盟がオセアニアのサッカー連盟よりはるかに多くの資源を持っていることによるものである[53]。これらの3つの国と地域はオセアニア地域の主要な統治機構である太平洋諸島フォーラムのメンバーであり、1971年の設立時のメンバーにもオーストラリアは入っていた。グアムと北マリアナ諸島はミクロネシアの他の地域と似たような歴史を経てきており、生物地理学的にも地質学的にもアジア本土とは区別される[54]パラオ2009年にアジアサッカー連盟への加盟を試みたが、失敗した[55]。パラオもミクロネシアの他の地域と多くの歴史を共有しており、太平洋諸島フォーラムのメンバーである[54]

台湾は時折オセアニアと紐づけられる場合がある[56][57][58][59]。これらは台湾が太平洋島嶼国に対して甘い態度を取っているためだけではなく、その先住民族がオセアニアの先住民と密接な関係にあるためでもある[60]2010年に、オーストラリアの歴史学者であるブロンウェン・フィリス・ダグラス英語版The Journal of Pacific History誌上で主張したところによれば、「少なくとも、約6000年前にその地域の大部分に入植したオーストロネシア語族の言語の話者の故地である台湾にまでオセアニアを拡張することについては強い事実を仕立て上げることができる」[61]。台湾を含むようなオセアニアの定義は極めて珍しく、これは台湾は歴史的にアジア本土との結びつきがあること、台湾は中国に近く180キロメートルしか離れていないこと、そして台湾がアジアと同じ大陸棚の上に位置していることによる[62][59]。台湾はかつて、オセアニアサッカー連盟のメンバーであったが、これは政治的な理由によるものであった。台湾に対する領有権を主張している中華人民共和国中華民国の主権を認めず、中華民国と対戦するつもりもなかったためにオセアニアのチームと対戦するように求められたのである。台湾は1975年から1989年までメンバーであったが、現在ではアジアサッカー連盟の一部として対戦している[63]。台湾、日本とマレー諸島の大部分の国々は太平洋諸島フォーラムの対話パートナーシップ国であるが、そのいずれも完全なメンバーシップは持っていない。完全なメンバーシップを持っているのはオーストラリア、ニュージーランドの他にはポリネシア、メラネシア、ミクロネシアの島国だけである[54]

アジアとヨーロッパ

アジアヨーロッパの境界は大陸の境界の中でも通常とは異なる。これはその境界線が主に黒海の北側と東側の山と川を主な特徴として決定されるためである。アジアとヨーロッパが異なる大陸と判断されるのは歴史的な理由によるものである。この2つの区分は古代ギリシア初期の地理学者英語版にまで遡る。

近代的な「大陸」という言葉の意味においては、ユーラシアがより明瞭に「大陸」として特定可能であり、ヨーロッパはユーラシアの亜大陸として形容される場合が時折ある[64]

本土

歴史

アジアとヨーロッパの境界線の様々な定義を描画した地図。赤色の線Aはソビエト連邦の時代にロシア国内で最も広く受け入れられており、現在でも国際地理学連合によって公認されている境界線である。しかし、現代において最も広く受け入れられている境界線は東西の境界線が線B、南北の境界線が線Fである。
1200年頃に描かれたヨーロッパとアジアの地図。
1880年に描かれたヨーロッパの地勢図。コーカサス山脈の全域をヨーロッパ大陸の一部分として描写している[65]

旧世界をアフリカ、アジア、ヨーロッパの3つに分けるという区分方法は紀元前6世紀古代ギリシア初期の地理学者英語版であるアナクシマンドロスヘカタイオスにまで遡る[64]

アナクシマンドロスはアジアとヨーロッパの境界がファシス川(現在のコーカサス山脈にあるジョージアリオニ川)に沿っており、黒海の沿岸にあるポティのリオニ川河口からスラミ峠英語版を経由しクラ川に沿ってカスピ海に至っていると考えた。この定義は紀元前5世紀ヘロドトスにも引き継がれていた [66][67]ヘレニズム時代にギリシア人の地理学的な知識が増大するにつれて[68]、このような古代の境界線は修正され、アジアとヨーロッパの境界線はその当時ではタナイス川(現代のドン川)にあると考えられるようになった。これは古代ローマ時代の著者によっても使われた区分である。例えばポセイドニオス,[69]ストラボン[70]、そしてプトレマイオス[71]などである。

中世を通じて18世紀にかけてもなお、ユーラシアの陸塊を2つの大陸、アジアとヨーロッパに分けるという伝統的な区分はプトレマイオスの方法に従っており、それはトルコ海峡、黒海、ケルチ海峡アゾフ海、そしてドン川(古代にはタナイス川として知られていた)に沿う境界線であった。しかし、16世紀から18世紀に生産された地図はカラチ=ナ=ドヌ英語版にあるドン川の曲がり角(ドン川がヴォルガ川に最も近づく場所で、現在では両者はヴォルガ・ドン運河によって接続されている)より先の、古代の地理学者によって全く詳細が描写されていなかった地域にアジアとヨーロッパの境界線をどのように延長するかによって差別化する傾向にあった。

フィリップ・ヨハン・フォン・シュトラーレンベルク英語版1725年に、古典的なドン川の境界線から離れた最初の人となった。シュトラーレンベルクは境界線をヴォルガ川に沿う線とした。具体的には、サマラ曲りまでヴォルガ川を北上し、ウラル川とヴォルガ川の分水界であるオブシー・シルト英語版に沿い、それからウラル山脈に沿って北上する線である[72][73]。地図製作者は19世紀も佳境に入るまで、ドン川下流とサマラ川下流の間のどこに境界を置くかによって差別化を続けた。1745年ロシア科学アカデミーによって出版された地図帳においてはカラチ=ナ=ドヌを過ぎてからもドン川に沿う境界線を提唱した。この境界線ではアルハンゲリスクに向かって北に進路を取る前にセラフィモヴィチ英語版までドン川を遡る。しかし、他の18世紀から19世紀にかけての地図製作者、例えばジョン・ケアリー英語版はシュトラーレンベルクの境界線に従った。南側では、1773年頃にドイツの自然科学者、ペーター・ジーモン・パラスクマ=マヌィチ窪地を特定した。この窪地はその昔、黒海とカスピ海を接続していた谷であり[73][74]、それに続いて大陸の間の自然な境界線として提唱された。

19世紀半ばまでには、主要な3本の境界線が存在するようになった。その1つはドン川、ヴォルガ・ドン運河とヴォルガ川を通る境界線で、他にはクマ=マヌィチ窪地を通ってカスピ海、それからウラル川を通る境界線と、ドン川は完全に無視して大コーカサス山脈の分水界からカスピ海に向かう境界線とがあった。1860年代になっても地理学的な文学でこの問題はなお論争として取り扱われ、ダグラス・フレッシュフィールド英語版は様々な近代の地理学者による支持を引用し、可能な案の中で最も良いのはコーカサス山脈の頂上を境界線とすることであると喧伝した[75]

ロシア帝国ソビエト連邦では、早くも1906年にはクマ=マヌィチ窪地に沿う境界線が最も一般的に使われるようになっていた[76]。これにもかかわらず、地理学的な文脈を離れると、北コーカサス南コーカサスの地域はしばしばロシアまたはソ連のヨーロッパ部分として、政治的、経済的、歴史的、文化的な見地からはしばしば分類されるようになった[77]。そのため、南部におけるヨーロッパの政治的な境界線は政治的・行政的な国境線に基づいていた。この原則に従えば、ヨーロッパとアジアの拡張された境界線はソ連とトルコイランの国境線(現在ではジョージア、アルメニアアゼルバイジャンとトルコ、イランの国境線)に従うこととなった[78]1958年には、ソ連の地理学会は正式に教科書においてアジアとヨーロッパの境界線をカラ海バイダラツカヤ湾英語版からウラル山脈の東麓に沿い、それからウラル川に沿ってムガルザール山脈英語版まで、そしてエンバ川を経由してクマ=マヌィチ窪地に至る線として描くよう推奨した[79]。これはコーカサス山脈を完全にアジアの一部とし、ウラル山脈を完全にヨーロッパの一部とすることになる[80]。しかし、ソ連の殆どの地理学者はコーカサス山脈の頂上を通る境界線を好み[81]、これが20世紀後半には標準的な境界線になったが、20世紀の地図においてもいくつかにクマ=マヌィチ窪地を境界線としたものは残った。

近代の定義

ロシアのオレンブルクを流れるウラル川に架かる歩道橋。この橋はアジアとヨーロッパの間に位置する。
ロシアのウラル山脈中、マグニトゴルスク近郊にあるアジアとヨーロッパの大陸の境界を示す道路標識。「アジア」にバツ印が付けられている上に「ヨーロッパ」との記載があり、ここを通る者がアジアを離れ、ヨーロッパに入るということを表現している。

近代におけるアジアとヨーロッパの境界線は歴史的、文化的に構築されたものであり[82]、この理由によりその定義は様々なものが提唱されてきた。一般的に認められている境界線の一つはエーゲ海ダーダネルス海峡マルマラ海ボスポラス海峡(以上の3つはまとめてトルコ海峡として知られる)、黒海大コーカサス山脈分水界カスピ海の北西部、ウラル川ウラル山脈に沿ってカラ海に至るものであり、ナショナル ジオグラフィック協会の発行する地図帳を含むほとんどの地図帳で描画されていたり、『ザ・ワールド・ファクトブック』に一覧されていたりする通りである[83][84]。特にこの定義によれば、ジョージアは複数の大陸に跨る国であり、その北部の一部(カズベギ地区ヘヴスレティ英語版トゥシェティ英語版は大コーカサス山脈の分水界の北側に位置しているために地理的に東ヨーロッパの一部分であると見做され、一方でジョージアの南部は恐らくアジアに位置することになる。同様に、特にこの定義によれば、アゼルバイジャンも複数の大陸に跨る国家であり、北部の大コーカサス山脈の北側に位置する一部地域、例えばハチマズ県グバ県クサル県英語版ダヴァヒ県英語版シアザン県英語版などは地理学的にはヨーロッパに位置することになり、残る地域は恐らくアジアに位置することになる[85]。ジョージアは19世紀から20世紀にかけては積極的にヨーロッパの一部としてのアイデンティティを獲得していた[86]21世紀にはジョージアはヨーロッパの国であると見做されており[87]、これは歴史的、文化的、宗教的、政治的な理由による[88][89][90]

国際的な地理学の学会はまだ一度も、大陸の境界線に関する世界的な合意に達したことはない。黒海とカスピ海の間のコーカサス地域関係に関してはなおのことである。『ブリタニカ百科事典』が以下のように説明しているとおりである。

「大コーカサス山脈の分水界、すなわちこの系における背骨は、伝統的にヨーロッパとアジアを分かつ線の一部分であるが、ヨーロッパの東の境界線は多くの議論の対象となってきた。一つの広く受け入れられた図式は、大コーカサス山脈の頂上に沿って分断する線を描き、その線の北側の部分の地域をヨーロッパに入れ、その南側の部分をアジアに入れる。もう一つの図式は、コーカサス地域の西部をヨーロッパに入れ、東部(アゼルバイジャンの大部分と、アルメニア、ジョージア、ロシアのカスピ海沿岸のそれぞれごく一部)をアジアに入れる。さらに他の図式ではアラス川とトルコの国境を大陸の境界線として認識し、そのためにアルメニア、アゼルバイジャン、ジョージアはヨーロッパに位置することになる[91]

いずれの定義に基づいても、ロシアトルコはアジアとヨーロッパの両方に領土を持ち、複数の大陸に跨る国であることになる[92]。ロシアは歴史的、文化的、政治的にヨーロッパの国家であり、アジアにおける帝国主義的な侵略の歴史を持つ。トルコに関しては状況は逆で、そもそもはアジアの国であったが、ヨーロッパに対し帝国主義的な侵略を仕掛けたのである[93]。この定義によればカザフスタンも複数の大陸に跨る国であり、その西カザフスタン州アティラウ州がウラル川の両岸に位置している [94]。しかし、カザフスタンはヨーロッパにまで延びている中央アジアの国であると考えられている。トルコの都市、イスタンブールはトルコ海峡の一部分であるボスポラス海峡の両岸に位置しているため、複数の大陸に跨る都市であると言える[95]。同様に、ロシアの都市であるマグニトゴルスクオレンブルク、カザフスタンの都市であるアティラウはウラル川の両岸に位置しているため、やはり複数の大陸に跨る都市であると言える[96]

このウラル川による境界線は、いずれも実際にしばしば人口を分ける大きな山脈にも幅の広い水路にも従わない唯一の部分である。しかし、ウラル川は権威によって使用される最も一般的な境界線であり[83][94][97]、この地域において最も目立つ自然地形であり、そして「提案されたこれら(の選択肢)の中で最も満足できる[98]」ものである。この選択肢の中には、ウラル川よりはるかに小さな小川であるエンバ川も含まれており、この川はカザフスタンの中央アジア部分により深く切れ込む。アティラウオレンブルクを流れるウラル川の橋は片側に「ヨーロッパ」という単語が、反対側に「アジア」という単語が彫られた常設のモニュメントによってラベル付けさえ行われている[99]

カザフ人はアジア人であるため、ソビエト連邦の崩壊後、ヨーロッパの境界線をカスピ海からロシアとカザフスタンの国境線を通ってウラル川に至る線であるとする考え方も徐々に人気になっている[100]

クマ=マヌィチ窪地(より正確にはマヌィチ川クマ=マヌィチ運河クマ川)は現代の情報源においても、上に挙げた境界線より一般的ではないものの、一つの可能な自然境界線として引用されている[101]。この定義の露出度が最も高まったのは19世紀であるが、それ以来は時間を経るにつれてこの定義は衰退しつつある。これはこの定義がアジアに含んでいたロシアの北コーカサス地方の特定の地域、例えばスタヴロポリクラスノダールロストフ・ナ・ドヌのすぐ南の地域などが、アジアであると考えるにはあまりにもヨーロッパ的過ぎると考えられたのが理由である。

どの国家がある特定の大陸の領域に組み入れられるか、あるいは他の大陸の領域に組み入れられるかを判断する一つの公式な方法は、国際連合統計部英語版 (UNCD)が統計的な目的で使用している定義を使用することである[14]。UNSDによれば、「国または地域の特定の分類への割り当ては統計学的な利便性のためのものであり、いかなる政治的またはその他の目的による国や地域との提携に関係する推定を暗示するものではない[102]」。更には、UNSDによる分類は他の国連の専門機関による分類と異なる場合がしばしばある。例えば、UNSDはジョージアとキプロスを西アジアに含めているが、国際連合工業開発機関国際連合教育科学文化機関は両方の国家をヨーロッパに含めている[103][104]

欧州評議会欧州政治共同体は複数の大陸に跨る国、またはユーラシアの国をメンバーとして含んでいる。例えばアルメニア、アゼルバイジャン、キプロス、ジョージア、トルコなどである。キプロスは欧州連合加盟国であり、一方で欧州議会は「他の全てのヨーロッパの国と同様に」アルメニアとジョージアは欧州連合への加盟を申請する権利があると注意している[105][106][107]2023年12月13日には、ジョージアが公式な欧州連合加盟候補国としての地位を獲得した[108]

ヨーロッパ通常戦力条約はヨーロッパの東の境界をウラル山脈、ウラル川、カスピ海と定義した。しかし、その定義では当時ソ連の加盟国であったアルメニア、アゼルバイジャン、ジョージアの全域と、トルコの北緯39度線より北の地域(トルコの他の地域と同様)もヨーロッパに含まれている[109]

キプロス島は地中海のアジアの大陸棚に位置する国であり、地質学的にはアナトリアプレートに位置しアナトリア半島に接続している。アナトリア半島自体が時折アジア(西アジア)と結び付けて考えられるのは、国連による世界地理区分にもある通りである。その地理的な所属とは異なるのにもかかわらず、キプロス共和国は1961年に欧州評議会への加盟を認められ、2004年には欧州連合に加盟した。キプロス島の北部はトルコを除いてどの国からも国家の承認を受けていない北キプロス・トルコ共和国として機能している。

ギリシャ北エーゲ海諸島英語版ドデカネス諸島はトルコのアジア地域の海岸線沿い、つまりアジアの大陸棚内部に位置している。そのため、一般的にはこれらの諸島はアジアの一部分と考えることができる可能性がある。より具体的には、いずれもドデカネス諸島に位置する小さな島々、カステロリゾ島ストロンギリ島ロウ島英語版はトルコのアナトリア半島の海岸線のすぐ南に位置しており、これらの島々はアナトリア半島に直接接続していることになる。それに加え、これらの島々はドデカネス諸島の他の島々より東、キプロス島やトルコの都市であるアンタルヤの方向にやや離れた場所に位置している。キプロス島と同様に、これらの小さな島々は名目上、大陸棚だけが大陸の境界線を決めるのに用いられるのであればアジアと見做されることになるが、歴史と文化的な影響のためにそれらはヨーロッパの一部と判断されている[110]

ロシアのヴァイガチ島ノヴァヤゼムリャウラル山脈の北端から更に北に延びており、ウラル山脈の北極海への延長であると考えることができる。ノヴァヤゼムリャは19世紀の地図においては多様に分類され、ヨーロッパと判断されることもアジアと判断されることもあったが、現在では通常ヨーロッパに分類される。大陸の境界線はカラ海の南海岸に沿って北極海に入ると半田案されている。より北にあるロシアの北極圏の諸島、ゼムリャフランツァヨシファもヨーロッパに関連付けられている。

アジアと北アメリカ

ベーリング海峡ベーリング海アジア北アメリカ陸塊を分け、ロシアとアメリカ合衆国の国境を成す。この国境並びに大陸の境界はベーリング海峡のダイオミード諸島を分断しており、ラトマノフ島はロシアの領土であり、リトルダイオミード島はアメリカ合衆国の領土である。アリューシャン列島アラスカ州アラスカ半島から西方に延びる列島で、ロシアのコマンドルスキー諸島カムチャツカ半島に至る。それらの大部分は常に北アメリカと関連付けられるが、例外的にその最西端にあるニア諸島北アリューシャン海盆英語版より先のアジアの大陸棚に位置しており、稀にアジアと結び付けられる可能性がある。この場合、アメリカ合衆国のアラスカ州は複数の大陸に跨る州であると見做される可能性がある。アリューシャン列島は時折オセアニアと関連付けられる。これはその隔絶された太平洋の島であるという状態と、その太平洋プレートへの近接性に伴う[111][112][113]。しかし、このような考え方は極めて稀であり、それは生物地理学的にもアリューシャン列島は熱帯であるとは言えない上、現地の先住民であるアレウト族は歴史的にアメリカ先住民と関連があるためである[56][30]

ベーリング海の北部にあるセントローレンス島はアラスカ州に属し、アジアと北アメリカのどちらの大陸にも関連付けられる可能性があるが、実際にはアリューシャン列島のラット諸島と同様にほぼ常に北アメリカの一部であると判断される。最も近い点では、アラスカ州とロシアはわずか4キロメートルほどしか離れていない。

ヨーロッパと北アメリカ

地理学的な概念としての大陸は島や列島と対立するものである[114][115]。それにもかかわらず、政治的な意味でヨーロッパの一部分であると考えられている島が存在する。その中でも最も特筆すべきなのはヨーロッパの大陸棚に位置し氷期には大陸本土の一部分であったブリテン諸島北海バルト海地中海の島々の内ヨーロッパ本土に位置する国の領土の一部分であるもの、ポルトガルの一部分で大西洋中央海嶺に位置するアゾレス諸島であり、島国であり13世紀から20世紀にかけてノルウェーデンマーク、あるいはその両方の一部分であったアイスランド、同じく島国であるマルタも通常は含まれる。

ノルウェー領の島であり北極海に位置するヤンマイエン島スヴァールバル諸島は通常はヨーロッパに関連付けられている。

南極の南では、北大西洋によってヨーロッパと北アメリカが分断されている。海洋島をどちらかの大陸に関連付けるという文脈では、境界線は通常グリーンランドとアイスランドの間、バミューダ諸島とアゾレス諸島の西部群島(ポルトガル語: Grupo Ocidental)の間に引かれる。北大西洋にある他の島々は全て、大陸性の島である。アイスランドとアゾレス諸島は大西洋中央海嶺が海面上に顔を出した部分に位置しており、両者の一部分ずつは北アメリカプレートに位置しているのであるが、ヨーロッパと関連付けられており、人々もヨーロッパから移住してきている。「大陸」の定義は何世紀にもわたる物理的、社会構築主義的なものであり、プレートテクトニクスが発展するどころか、その知識が登場する時代から考えてすらはるか以前から存在するものである。そのため、「大陸」を定義することは自然地理学、文化地理学(つまり地政学)の分野に落とし込まれるのに対し、大陸プレートの定義は地質学のプレートテクトニクスの分野に落とし込まれる。いくつかのヨーロッパとアメリカ大陸の境界線の定義では、ヨーロッパとアメリカ大陸の境界線は大西洋中央海嶺の北半分に置かれ、これを採用すればアイスランドは複数の大陸に跨る国となるであろう[116]

グリーンランドは地理学的には北アメリカの一部分である。しかし、政治的にはヨーロッパとの関連がより強い。これはグリーンランドがデンマーク王国の一部分であることに起因するが、グリーンランドは独自の自治権と法律を持っており、EU法はここではもはや適用されない。国連はグリーンランドを北アメリカの一部分と見做している。これは通常とは異なる。国連では、多くの国や海外領土は地理学的または文化的な慣習ではなく、純粋に政治的な慣習に基づいて分類されている[14]サッカーグリーンランド代表は公式にはどの連盟にも所属していないが、歴史的には北アメリカよりもヨーロッパのチームと対戦してきている。

カリブ海に位置する3つの島は法的にはオランダが直接統治しており、それはボネール島シント・ユースタティウス島サバ島で、まとめてオランダ領カリブと呼ばれる。カリブ海にある別の2つの島、グアドループマルティニークは法的にはフランスが直接実効支配している。

北アメリカと南アメリカ

本土

北アメリカと南アメリカの境界線はパナマ地峡が南アメリカ大陸と出会うダリエン地峡にあるコロンビア・パナマ国境英語版沿いのダリエン山脈英語版分水嶺のどこかに引かれる。事実上全ての地図帳はパナマを完全に北アメリカまたは中央アメリカ、あるいはその両方に位置する国家として一覧している[117][118]

島嶼

カリブ海の島々英語版はしばしば北アメリカの一部と見做されるが、小アンティル諸島ABC諸島、つまりアルバボネールキュラソー、そしてトリニダード・トバゴは南アメリカの大陸棚に位置する。一方で、ベネズエラアベス島コロンビアサン・アンドレス・イ・プロビデンシア県は北アメリカの大陸棚に位置する。加えて、ベネズエラの属島であるヌエバ・エスパルタ州の島々とベネズエラ連邦保護領の島嶼は南アメリカの一部分ではなくカリブ海地域の一部分であると考えることができる。これらの島々を取り巻く状況はABC諸島のそれと同様であり、これはABC諸島とベネズエラの島々はベネズエラ本土からほぼ等しい範囲に位置していることが理由である。したがって、これらのベネズエラ領の島々は結果的に南アメリカではなく北アメリカに所属している可能性がある。

オセアニアと南北アメリカ

ナスカプレート(ピンク色で表示)の地図。これは隣接する南アメリカプレートとは別のプレートであると判断されており、南太平洋に位置するいくつかの海洋性の島々を含んでいる。これらの島々はオセアニアと南アメリカの両方に関連付けられてきた。

南東太平洋に位置するガラパゴス諸島エクアドル領であり、マルペロ島はコロンビア領である。コロンビア本土から500キロメートルに位置するマルペロ島は名目上南アメリカと関連付けられているが、エクアドル本土から1000キロメートル離れているガラパゴス諸島はオセアニアに関連付けられる場合が時折ある[119][120][121]。ガラパゴス諸島はナスカプレート上に位置し、その太平洋上での南アメリカ大陸からの地理的な距離と地質学的な海洋性に伴い、オセアニアの一部分であると考えられている。マルペロ島はココスプレート上にあるわずか2つの島の一方(他方はコスタリカ領のココス島)であり、南東太平洋に位置する海洋性の島の集団の中では最東端にあり、最も隔絶されていないものの1つである[122]フランスの海外領土であるクリッパートン島は太平洋プレート上に位置し、メキシコ本土から1000キロメートル離れており、メキシコ領の海洋性の島で同じく太平洋プレート上に位置するレビジャヒヘド諸島からは南に約300キロメートル離れている。クリッパートン島はオセアニアだけではなく、北アメリカと結び付けられる場合もある[123][124][125]。クリッパートン島やガラパゴス諸島のように太平洋南東部にある海洋性の島はアメリカ大陸の先住民によって一度も入植されたことが無いという点が[126]、大西洋のカリブ海の島々とは異なっている。クリッパートン島は無人島であり続けており、その海洋の動物相は互いにハワイ諸島キリバスライン諸島の海洋動物相と接続した状態を維持している。クリッパートン島は南太平洋中部と南太平洋東部の間を移動する動物にとっての飛び石のような存在であると位置づけられている[127][128]。同様に、ガラパゴス諸島はフランス領ポリネシアと相互接続性を共有している[127]2007年までクリッパートン島は行政的にはフランス領ポリネシア(かつてのフランス領オセアニア)の一部分であった。クリッパートン島は歴史的に南北アメリカとは非常に小さな繋がりしかない[129][130]

イースター島エンドニムの「ラパ・ヌイ島」としても知られており、ナスカプレートにあるチリの領土で、チリ本土の海岸からは3500キロメートル離れている。その最初の住民により、イースター島は文化的にオセアニアの小地域であるポリネシアの一部分となったが、政治的にはその後南アメリカと結びつくようになった[131][132]。イースター島はチリによって1888年に併合されたが、最初の南アメリカとの主要な交流は1860年代にもたらされた。この際、島民はペルー人によって奴隷として誘拐された。このような出来事は他のポリネシアの島々、例えばクック諸島ニウエトケラウなどでも発生しており、これらの島々の人口はペルー人による誘拐によって顕著に減少している[133]。チリによる統治下のイースター島はそれでも他の南太平洋の国や地域と政治的に交流するための試みを行ってきており[32]、オーストラリア、ニュージーランド、その他の太平洋の島嶼国・海外領土の大部分を含む太平洋諸島フォーラムにおいて代表として受け入れられるようになってきている[134]。イースター島と同様に、イースター島のすぐ北東の近傍にあるチリ領の無人島、サラ・イ・ゴメス島も、地理学的にはオセアニアにあると考えられているが、政治的には南アメリカ大陸と結び付けられている。サラ・イ・ゴメス島には一度も人間が住んだことが無いが、それでも有史以前にはイースター島の先住民によって島については知られていた。彼らの言語ではこの島の名前は「モトゥ・モティロ・ヒヴァ」であった。加えて、チリは本土から850キロメートルの距離にある島々、デスベントゥラダス諸島と本土から650キロメートルの距離にある島々、ファン・フェルナンデス諸島を領有している。両方ともナスカプレートに位置し、サラ・イ・ゴメス島とイースター島の東にある。クリッパートン島やガラパゴス諸島と同様、デスベントゥラダス諸島やファン・フェルナンデス諸島もヨーロッパ人による発見以前は無人島であった[126]。これらもやはり、アメリカ大陸とオセアニアの両方と関連付けられている[45][135][136][137][42]。デスベントゥラダス諸島やファン・フェルナンデス諸島の海洋動物相は近くにある南アメリカより、南太平洋中央部のそれと非常によく似ている[136][138]。一部では、これらの島々は生物地理区のオセアニア区の最東端の地域であると考えられている[46]。科学の学術誌『PLOS ONE』はイースター島、デスベントゥラダス諸島、ファン・フェルナンデス諸島、サラ・イ・ゴメス島(まとめてチリ島嶼部英語版とも呼ばれる)を「より広域の太平洋島嶼部と文化的、生態学的な繋がり」を持っていると描写している[138]

関連項目

脚注

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  133. ^ Maude, H. E (1981). Slavers in paradise: the Peruvian slave trade in Polynesia, 1862-1864. Stanford University Press. hdl:1885/114682. OCLC 1088902109 [要ページ番号]
  134. ^ Dorney, Sean (2012年8月27日). “Pacific forum looks to widen entry”. ABC News. https://www.abc.net.au/news/2012-08-27/an-pacific-forum-widens-entry/4225082 
  135. ^ Museum of New Zealand”. Collections.tepapa.govt.nz. 2022年1月17日閲覧。
  136. ^ a b Pequeño, Germán (2011). “Shore Fishes of Easter Island, John E. Randall & Alfredo Cea Egaña”. Gayana 75 (2): 201–202. doi:10.4067/S0717-65382011000200011. ProQuest 920291064. 
  137. ^ Review of the Protected Areas System in Oceania. International Union for Conservation of Nature and Natural Resources. (1986). https://wedocs.unep.org/bitstream/handle/20.500.11822/30152/RevOceania.pdf?sequence=1&isAllowed=y 2022年1月17日閲覧. "Easter Island on the east has been included on the basis of its Polynesian and biogeographic affinities even though it is politically apart. The other islands of the eastern Pacific (Galapagos, Juan Fernandez, etc.) have sometimes been included in Oceania." 
  138. ^ a b Friedlander, Alan M.; Ballesteros, Enric; Caselle, Jennifer E.; Gaymer, Carlos F.; Palma, Alvaro T.; Petit, Ignacio; Varas, Eduardo; Muñoz Wilson, Alex et al. (6 January 2016). “Marine Biodiversity in Juan Fernández and Desventuradas Islands, Chile: Global Endemism Hotspots”. PLOS ONE 11 (1). Bibcode2016PLoSO..1145059F. doi:10.1371/journal.pone.0145059. PMC 4703205. PMID 26734732. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4703205/. 

関連文献

  • Rossi, Pietro (2015). The Boundaries of Europe: From the Fall of the Ancient World to the Age of Decolonisation. Walter de Gruyter GmbH & Co KG. ISBN 978-3-11-042072-2 



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