パックワールドの住民
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「パックワールド」の記事における「パックワールドの住民」の解説
カンファランス博士 (Sir Cumference) 声 - 田久保修平 / イアン・ジェームズ・コーレット パックワールドの科学者であり、発明家。スパイラルやシリンドリアが使うPSCや後述のグラインダー、パッカチーニをはじめとする乗り物などを開発した。老人のため、物忘れが激しいが、聴力は良い。モンスター語が理解できる。パックワールド第1次世界大戦時点ではまだ博士になっていなかった。若いころは冒険家だった。一度バトックスがバトニウム(鎧ゴーストの項目を参照)というコーティング剤を発明したことがきっかけでスランプに陥り、発明家をやめて窓の清掃員に転職しようと考えたが、パックの助言もあって考えを思い留まる。大きな鼻を大切にしている(本人曰く「繊細な薔薇のよう」)。毎週木曜日には必ず幸運の魚ちゃんを頭に付けている。ミートローフが大好物。スフィーリアとは両想いで「カンちゃん」と呼ばれている。第33話に登場した70年後の姿は頭が剥げており、錆びたグラインダーとゾンビ化したファズビッツ(後に発明された解毒剤によって元に戻る)と研究所で暮らしている。さらに物忘れがひどくなったが、現役で発明を続けている。 名の由来は円周を意味するcircumferenceより。体色は黄緑。 スフィロス大統領 (President Spheros) 声 - 坂本くんぺい / サムエル・ビンセント パックワールドの大統領。ビトレイアスの兄。パックマンの名付け親。カンファランス、スフィーリア、ザック、サニーとは古い付き合い。大統領でありながら少々頼りない一面がある。エンドウマメを食べるとおならが出る癖があり、大統領選挙ではそのことで弱みを握られた。その後、世論調査では勝っていたものの、自分に1票を入れることを忘れてしまい、1票差で敗北したが、その後オブテュースが失脚したため、大統領の座を取り戻した。パックポンの審判を務めていた経験がある。幼稚園の時のあだ名は「だんごっ鼻(ぱな)」であり、6歳までオムツを履いていた。パックコングに投げられて遠くへ飛ばされたり、催眠術によって精神年齢が5歳になったりなど、散々な目に遭っている。昔から石頭で頭が丈夫で固い。兄妹にはビトレイアスの他、エリの母である妹の存在がいる。 名の由来は球面を意味するsphereより[要出典]。体色はカンファランスと同じく黄緑。 スフィーリア (Spheria Suprema) 声 - 下田レイ / アシュリー・ボール パックの叔母で、サニーの妹。姉御肌で、パックワールド第1次世界大戦では女性でありながら軍曹を務めていた。カンファランスのことを「カンちゃん」と呼ぶ。かつてはパックポンのチャンピオンであり、その実力は今もなお衰えない。ビトレイアスの自分に対する好意には全く気づかず相手にしなかった。パイロットの訓練を受けていた歴戦の戦士でパックに車の運転を指導していた。アグルスという犬を飼っている。第51話のメリー・ベリー・デーではパックに両親と赤子時代のパックが一緒に写っている写真をプレゼントした。英語版では南部訛りで話す。 名の由来はスフィロス同様、sphereより[要出典]。体色は赤身がかった橙。 ファズビッツ (Fuzbitz) 声 - 烏丸祐一 / リー・トッカー 身体が小さいモンスターで良い心の持ち主。元々はネザーワールドのモンスターだったが、ビトレイアスを嫌っている。モンスター語を話す。家族がおらず、帰る場所が無いため、当初はメイズ・ハイスクールの寮で飼われることになったが、後にカンファランスの研究所に引き取られることとなった。可愛らしい姿をしているが、怒ると怖い顔で威嚇する。パックに負けず劣らずの大食いで、体臭はかなり臭い。高い嗅覚を持つ。パカザウルスの骨が大好物。 グラインダー (Grinder) 声 - 大隈健太 カンファランスが発明したロボットで助手。時々ネジが取れたりなど、カンファランスからはポンコツ呼ばわりされている。自身もへそ曲がりで口が悪いが、時にはパックたちをサポートしてくれる頼もしい存在。ロケット燃料を飲むと大きな炎を吐く、恐竜に対抗できるほどのパワーを出せる。胸の中にある心臓部はシールドで保護されている為、バトックスが発明した巨大ロボットギガグラインダーDXが放つ電磁パルスの影響を受けなかった。予備のパワーベリーを持っている。 グラインデッド (Grindulet) グラインダーのガールフレンドロボット。元はグラインダーが自身のガールフレンドとして作ろうとして失敗したロボットだったが、その後廃棄されていたところを見つけたバトックスの手によりスパイロボットとして完成させられた。当初はバトックスの支配下でグラインダーやパック達を騙し生命の樹や復活マシーンの在処の情報を盗み出すなど暗躍したが、最終的にはグラインダーとの愛の力で自ら心臓部に仕掛けられたコントロールチップを破壊し支配から脱した。その後はカンファランス博士の研究所に戻り、グラインダーと共に過ごしている。 スキーボ (Skeebo) 声 - 木村昴☆ / マット・ヒル パックのクラスメイト。語尾によく「〜(だ)しー」とつける。ガキ大将のような性格だが、根は小心者。パックのことをいつも鬱陶しく思っており、彼を「レモン野郎」と呼び嫌っている。絵の具アレルギー。外見に似合わない美声の持ち主で歌がかなり上手い。以前はシリンドリアと付き合っていたが、前述の臆病な性格が災いし破局した(別れた後も彼女に未練がある描写が見られる)。一度パックから盗んだパワーベリーの力で自称真のヒーロースーパースキーボとなったが、変身できる時間が短くほとんど活躍できなかった。ゴーストに驚いて失禁をしたことがある。生徒会長に立候補するが、結果は落選となった。 名の由来はアメリカのアーケードゲームのスキーボール(skee ball)より[要出典]。体色は青。 ブレイシス (Sherry "Braces" Strictler) 声 - 安野希世乃☆ / タバサ・セント・ジェルマン パックのクラスメイト。ストリクラー教官の娘。歯には歯列矯正器具をしており、ポニーテールが特徴の少女。父であるストリクラーに仮免許を無効にされた際、ひどく大泣きした。生徒会長の選挙ではシリンドリアを推薦し、彼女を献身的にサポートするが、最終的にはシリンドリアの逆推薦で自分が生徒会長となった。写真撮影の前日にいつもニキビができる。なお、本名はシェリーである。体色はシリンドリアより薄いピンク。 グロビュール先生 (Ms. Globular) 声 - 高橋里枝 / エリン・マシューズ パックたちが通うメイズ・ハイスクールの女性教師。愛犬のフーフィーフー(声 - 末柄里恵)を溺愛している。 名の由来は、球状を意味するglobularより[要出典]。体色は薄目の水色。 ドーム先生 (Mr. Dome) 声 - こぶしのぶゆき / イアン・ジェームズ・コーレット メイズ・ハイスクールの体育男性教師。常に体を動かしている。体色は橙で髪型は丸刈りの金髪。 レポーター 声 - 杉浦奈保子 / アシュリー・ボール パックワールドの女性レポーター。普段はナチュラルメイクに近いが、第13話では猛暑のためか厚化粧をしていた。体色は薄い緑色。 トールフェド (Tall Fed) 声 - 長南翔太 / リー・トッカー ショートフェド (Short Fed) 声 - 増元拓也 / ブライアン・ドラモンド スフィロス大統領のガードマン。その名の通り背が高い方がトールフェド、低い方がショートフェド。いかなる状況でも「大統領を守れ!」と言いスフィロスを守ろうとするが、そのことがスフィロスからは鬱陶しがられている。体色は共に青。 ザック (Zac) 声 - 烏丸祐一 / ポール・セント・ピーター→イアン・ジェームズ・コーレット パックの父親。現在は消息不明だが、パッキネーターに殺された可能性が高い。パックフーでは黒帯を取得している(サニーも同様)。左頬には戦争によってできた傷が残っている。ザックが被っていたテンガロンハットはスライム魔宮で発見されて以降はパックが冒険の時に被っている。 サニー (Sunny) 声 - ふしだ里穂 パックの母親。スフィーリアの姉。料理の先生を務めていた。ザック同様、現在は消息不明。 オブテュース (Kingpin Obtuse) 声 - 内海賢二(第9話)→手塚秀彰(第40話、第41話)☆ / リー・トッカー パックワールドの裏社会のボス。ビトレイアスとは裏で手を組んでおり、スキーボを使いパワーベリーを奪おうとしていた。第40話では大統領選挙に立候補、スフィロスを落とすためビトレイアスと共に裏工作し、1票差で勝利した。しかし、パックたちの手によってビトレイアスが住民たちの前で本性を剥き出しにしてしまったことにより、怒った住民たちの手によって無理やり失脚させられた。スカンクのチャリティー(声 - 小堀幸)を溺愛している。 名の由来は鈍角を意味するobtuseより[要出典]。体色は深緑。 オデュルール保安長官 (O'Drool) 声 - 志村知幸 次期大統領を狙っているパックワールドの保安庁長官。指を鳴らすのが癖。カンファランスの発明品のせいで酷い目に遭ったことがきっかけで、パックワールドの猛暑の原因をカンファランスのせいにしてカンファランスを自宅監禁させる。後にカンファランスは無実だと判ったが、それでも悪あがきを続けた結果、スフィロスの命令で長官をクビになった。その後は料理番組の審査員、エイペックス率いるエイリアン達と戦うなどモブキャラクターとして背景に登場している。ハロウィンのコスプレはゾンビ。第51話のメリー・ベリー・デーではシリンドリアのばあちゃんとホットドリンクを乾杯していた。体色は青緑色で、髪型は角刈りの金髪。 ストリクラー教官 (Mr. Strictler) 声 - 水内清光 / マーク・オリバー パックワールドの教習所の教官でブレイシスの父親。車の運転に関してはかなり厳格な教官であり、運転に少しでも不備がある生徒をたとえ自分の娘でも容赦なく不合格にする。教官以外にも交通取締監督官など、さまざまな役職に就いている。告げ口が趣味。免許を持っているということでパックによってパッカチーニに強引に乗せられ、カンファランスが開発したネザーワールドの穴を塞ぐコルクをドラゴンから取り戻す為にネザーワールドまで行った。現実主義者でネザーワールドとゴーストのことを信じなかったが、ゴーストを直接見たことでようやく信じる。なんでも認めないあまりの頭の固さからスフィーリアに「お役所野郎」などと強気で責められたしなめられてしまう。最後はパックが運転試験を受けることを許可してくれた。第51話のメリー・ベリー・デーでは仏頂面だったが、娘のブレイシスに手を引かれて笑顔になり楽しく踊っていた。体色は水色。 パッキネーター (The Pacinator) 声 - 玄田哲章☆ / イアン・ジェームズ・コーレット パックの種族である「黄色い種族」を絶滅寸前に追い込んだ人物。冷凍銃を用いて相手を凍らせる。ニュースは見ないため、パックの名前を知らなかった。パックを倒す為にビトレイアスに雇われた。フローズンアイスクリーム工場をアジトにしている。パックとスパイラルを捕らえるが、シリンドリアとピンキーの活躍によって逃がされ、パックと戦い敗れる。パックが自分の両親はどうなったのか問いただそうとした途端に姿を消しており、現在消息は不明。結局両親がどうなったかは分からずじまいとなった。体色は水色。 ロタンダ (Rotunda) 声 - かないみか / タバサ・セント・ジェルマン スフィロス、ビトレイアスの母。優しくてお茶目な性格。孫に恵まれないため、お気に入りのパックを自分の孫にしようと考えていた(スフィロスの結婚は諦めておらず、ビトレイアスの結婚は見込みゼロで全く期待していない)。彼女の孫になったのを喜んだパックは「おばあちゃん」と呼び慕う。好きな色は黄色。ビトレイアスが復活マシーンで蘇ることを認めていない。後にビトレイアスに取り憑かれ、操られてしまう。さらに催眠術で操られたスフィロス(催眠術によって精神年齢が5歳になった)に復活マシーンの場所を案内してもらう為に車の運転をさせられる。最後は母親としてビトレイアスを厳しく叱って説教をし、彼を泣かしてゴースト達と共に退散させた。体色は薄めのオレンジ色。白髪でお団子頭を上一つに束ねており、装飾が少し付いている薄目な赤い眼鏡をかけている。 ディング・ア・リング兄弟 声 - 荻野晴朗(赤)、藤巻大悟(水色)、烏丸祐一(緑)、櫻井トオル(黄) 遊園地「ディング・ア・リングカーニバル」を経営するピエロの兄弟。母親から兄弟仲良く働くよう言われている。ピエロだけあって身のこなしが良い。バトックスやブリンキー達に取りつかれてスライムまみれにされる、バトックスによって遊園地がメチャクチャにされて壊されるなど散々な目に遭う。 ハンバーグ監督 (Danny Vaincori) 声 - 四宮豪 / カイル・ライドアウト パックワールドでは有名な映画監督。体色は薄紫色。 ムーンドッグ (Moondog) 声 - 遠藤大智 シリンドリアの父親。1番目にチョコレートバニーになってしまう。 スターチャイルド (Starchild) 声 - 小林未沙 シリンドリアの母親でばあちゃんの娘。2番目にチョコレートバニーになってしまう。 ばあちゃん (Grannie) 声 - 伊東みやこ シリンドリアの祖母。本名不明。容姿は第33話に登場した70年後のシリンドリアに似ている。ミーハーで孫娘のことを溺愛しており、彼女の幼い頃の写真を自慢しながら他人に見せるのでシリンドリアは恥ずかしい思いをしている。シリンドリアの家族の中では唯一チョコレートバニーになることを免れた。イースターエッグの卵を投げてチョコレートバニーにされた家族を元に戻す、幼い頃のシリンドリアがイースターを楽しんでいる写真を見せてパックピープを改心させる活躍を見せた。第51話のメリー・ベリー・デーでクリスマスツリーの頂上には赤い花を乗せるというこだわりを持つ。家族と一緒に演奏していた時の楽器はエレキギター(シリンドリアが幼い頃のメリー・ベリー・デーではウクレレギターを弾いていた)。 エリ (Elliptika "Elli") 声 - 藤村歩 / カズミ・エバンス スフィロス、ビトレイアスの姪。スフィロスの妹の娘で、本名はエリプティカ。パコポリスから遠いところにあるパッキントーキョーからやって来た。オシャレで可愛い装飾品をつけており、日本のギャルが使うような独特の口調が特徴。父親はパックの両親同様戦争で消息不明になっている。パックに一目惚れし、パックも彼女に好意を持つようになり、両想いとなる。しかし、疎遠だったおじであるビトレイアスのある策略にかかり、ギャビーに取りつかれた状態でパックの両親についての嘘をつき、復活マシーンを使ってスフィロスにいたずらすることを言わせたためパックを怒らせてしまう。その後ネザーワールドに入れられビトレイアスにさらわれるが、真相を知ったパックが助けに来て、自分もベリーの副作用でゴーストを退治するなどパックと共に活躍した。この出来事から母の仕事で住んでいたパッキントーキョーには戻らず、パコポリスを気に入って住むことを決める。パックの両親については本当に知っているようであり、自分の母の友達がパックの両親に似ていることが判明し、両親を探す新たな手掛かりとなった。体色はピンクで髪の色は濃いピンクで水色のメッシュが入っている。髪型は小さなお団子で可愛いデザインのゴムと白い花の飾りを付けている。幼い頃は今の可愛らしい外見とは程遠く、顔にソバカスがあり、髪は短く両方に束ねており、飴を一気に2つ頬張るほど粗野な風貌だった。
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