無反動砲とは?

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むはんどう ほう -はう [0] [4] 【無反動砲】

発射時に砲尾噴出孔から発射ガス一部を逃がして反動をなくした砲。

【無反動砲】(むはんどうほう)

Recoilless rifle

野戦砲一種で、発射時の反動少なく抑え制退器砲架などに固定せずに運用できるようにしたもの
口径小さなもので40mm、最大では主力戦車匹敵する120mmまで。
口径カノン砲よりも小型軽量反面命中精度有効射程で劣る。

この性質のため、砲兵管轄ではなく歩兵砲としての運用想定して作られる。
特に機械化歩兵において車載兵器として運用される事が多く、主に車両への攻撃陣地への制圧射撃使用される。
近年では対戦車ミサイルシェアを奪われているが、対戦車ミサイルより安価多目的使用できることから、未だ歩兵支援火器主流一つである。
また、煙幕弾・信号弾照明弾などの非破壊的砲弾運用にも用いられる。

反動低減のメカニズム

そもそも反動とは砲弾初速対す反作用であり、砲身後ろ押される事で発生する。
従って、反作用砲身受け止めずそのまま後方に逃がしてしまえば反動発生しない。

実際の所、装薬爆発全方位広がるため、完全に反動を逃がす事はできない
また、エネルギー後方逃げていく事で相当なロス発生し、砲の性能を落とす事になる
とはいえ後方爆風逃げ道作る事で反動がかなり軽減されるのは確かである。

無反動砲は、砲弾同時に何かを後方発射噴射する事で反動減少させている。
当初の無反動砲では、砲弾同質量の油脂と鉛の塊(バラスト)を後方に撃ち出していた。
近年では装薬発射ガス後方噴射する方式主流となっている。
また、プラスティック木製チップ(カウンターマス)を用いるものもある。

無反動砲の基本原理とはあまり関係ないが、砲弾ロケット弾を用いるものもある。
後からロケット加速する事で、装薬の量を減らしてさらに反動低減できる。

何れにせよ発射すると砲身後方から高熱高速気流「バックブラスト(back blast)」が発生する。
砲の真後ろメートル以内に人がいた場合その人間はまず間違いなく死亡する。
同様の理由から、砲身を上に向けたり、すぐ後ろに壁がある屋内使用するのは極めて危険である。

近年ではトーチカ市街地での運用想定し、バックブラストを抑える工夫が施されている。

各国の主な無反動砲

第二次世界大戦中

第二次世界大戦後

関連バズーカ

recoilless.jpg

Photo:MASDF

60式106mm無反動砲陸上自衛隊


無反動砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/11 23:13 UTC 版)

無反動砲(むはんどうほう、: recoilless rifle)は、作用反作用の法則を利用して発射時の反動を軽減し、駐退復座機構や頑丈な砲架を省略した砲である。ごく一部で「不反衝砲」という訳語が当てられたこともある[1]


  1. ^ 南陽介『第三次世界大戦』(昭和27年、太平洋出版社)、119頁
  2. ^ ソビエトで研究されたものは、作動方式はデイビス式を参考にされているが、カウンターマスではなく燃焼ガスを後方に噴出する方式を主流としている。ただし、燃焼ガス利用ではあってもクルップ式とは異なり、砲尾に閉鎖機構を持たない。
  3. ^ クルップ社による基礎研究の結論では、後方噴射式の無反動砲の場合、砲身長が同一の砲身から同重量の砲弾を通常の火砲と同じ初速で発射するには、5倍の発射薬が必要であるとされた。
  4. ^ T9同様、弾頭にはM1 155mm榴弾砲のものが流用される設計となっていた。
  5. ^ “デイビス砲”や“バーニー砲”と異なり、この方式の無反動砲が“クロムスキット砲(Kromuskit Gun)”と呼ばれることはほぼない。
  6. ^ 詳細は「de:RMK_30」および「en:Rheinmetall_RMK30」を参照


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