長野・松本地区とは? わかりやすく解説

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長野・松本地区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:18 UTC 版)

国鉄115系電車」の記事における「長野・松本地区」の解説

エコー電車1987年4月 戸倉駅 N12編成コカ・コーラ広告電車1990年頃 初代長野2代目長野EF63形との推進運転1997年9月 JR東海乗入れのN13編成坂下 - 落合川 C1編成長野快速むさしの代走運用 C1編成横須賀色 前面種別表示幕『普通』のバリエーション白地黒文字C12編成(上)青地白文字のC3編成(上) 1977年80系電車置換え目的松本運転所新製配置された。その後大糸線旧形国電置換えられることになり、36両(McM'T'c、3両編成12本)は1981年より松本運転所北松本支所配置された。 1983年からは短編成化のため電動車運転台取り付ける改造行われクモハ115形1500番台として投入された。その際反対向き制御車不足するため、三鷹電車区0番台編成から外されサハ115形6両に運転台設置しクハ115形600番台として投入された。 1985年3月14日北松本支所松本運転所統合され中央本線篠ノ井線信越本線運用される117両(3両編成39本)と大糸線運用される31両(3両編成7本、増結ユニットMcM'5組)の計148両が配置された。 国鉄時代1986年11月1日ダイヤ改正で、信越本線篠ノ井線一部運用長野運転所(現・長野総合車両センター)に移管転属となった従来松本運転所長野鉄道管理局の全運用担当していたが、ダイヤ改正後に伴う移管後は中央本線甲府以西大糸線篠ノ井線運用担当した中央西線分割民営化時にJR東海管轄となるため、松本運転所から3両編成7本が神領電車区転出している。 クモハ115-1019+モハ114-1025+クハ115-1018の3両編成(後の長野総合車両センターN29編成)は、国鉄分割民営化直前1987年3月トイレ対向部を除きすべてロングシート化された。近郊形電車ロングシート化改造は後に首都圏でも行われたが、長野地区では寒冷地での冬期暖房効果難があるとして、2002年12月リニューアル工事の際にセミクロスシート戻されている。 国鉄時代長野地区配置車両はすべて1000番台新造車で、他地区から転入車皆無である。1986年配置数度にわたり松本車両センターからの運用移管ならびに車両交換転入実施し後述する訓練車のほか2・3両のN編成と6両貫通C編成配置されていた。 塗装JR化後広告塗装以外はしばらくの間湘南色であったが、1989年より白を基調に緑のライン組み合わせた長野色へ変更した1998年長野オリンピック開催合わせたイメージアップのため、1992年から新長野色(フォギーグレー+アルパインブルー+リフレッシュグリーン)への再変更が実施され1997年までに完了したJR発足直後1987年5月には、クモハ115-1020+モハ114-1027+クハ115-1019の3両編成北長野運転所N12編成)がコカ・コーラ広告電車として登場した車体は赤一色塗装コカ・コーラロゴが貼られたものとなり、モハ114-1027車内には日本コカ・コーラ社製清涼飲料水自動販売機設置された。1993年契約終了後に従来塗装の旧長野色に復元され自動販売機撤去された。N12編成1997年しなの鉄道譲渡後S11編成となり、しなの鉄道企画として2018年から2020年までコカ・コーラ塗装復刻し運転された。 1991年には長野配置初代訓練車落成した編成クモハ115-1+モヤ114-1(元・モハ114-801)+クハ115-611(元・サハ115-1)の湘南色冷房3両編成で、モヤ114-1は元モハ114-801、クハ115-611は元サハ115-1である。 長野運転所では1997年北陸新幹線長野開業以前碓氷峠越えて高崎までの運用存在した。ATS-Pは1992年当時長野配置編成には高崎駅構内での同装置使用開始に伴い先に搭載されていたが、松本運転所配置車両でも2003年頃より順次すべての編成搭載した。ATS-P設置前はATS-Psを搭載していた。 1997年新幹線長野開業では信越本線篠ノ井 - 軽井沢間がしなの鉄道移管され、ATS-Pを設置しない松本運転所配置車両一部が一旦長野総合車両所当時)に転属した上でしなの鉄道譲渡された。しなの鉄道線にもJR東日本115系乗り入れる運用設定されており、しなの鉄道譲渡され115系とは運用分けられている。 1998年12月ダイヤ改正では大糸線E127系100番台営業運転開始され松本運転所169系による中央本線篠ノ井線普通列車長野総合車両所115系置き換えられた。これによりJR東海管内中央西線塩尻 - 中津川間で115系運用復活している。長野 - 飯田快速「みすず」で使用されていた長野総合車両所169系4両編成もこの改正115系置き換えられている。 1998年度より長野支社管内115系リニューアル改造開始され1999年2月クモハ115-1010ほか3両編成が初のリニューアル車として出場した長野地区向けのリニューアル工事ではパンタグラフのシングルアーム式PS35形への交換ドア横座席端に風除け用透明仕切り板設置する工事施工されている。リニューアル工事は約半数車両施工された。 2000年12月中央本線大糸線篠ノ井線関係の運用長野総合車両所移管し、豊田電車区担当していた中央本線小淵沢以西長野支社管内運用松本運転所移管されることになった。これにより豊田区から転入した基本番台300番台初期車主体の6両固定または3両編成2本による6両のB編成組成された。従来松本運転所所属していた1000番台2両編成3両編成長野総合車両所移管された。 豊田電車区115系転入から間もなくして、東北高崎線へのE231系投入余剰となった小山電車区300番台後期1000番台車が松本運転所転入しC編成となり、従来B編成置換えられた。3両編成B編成のうちB36B35編成伊豆急行譲渡され同社200系となった伊豆急行へは115系0番台から合計3両編成6本が譲渡されたほか、2002年からは300番台3両編成3本追加譲渡されている。300番台6両貫通編成1本は2002年豊田電車区再転出してM40編成となった小山電車区から転入したC編成C1 - C14編成の6両貫通編成14本で、編成両端ともクハ115形である。大半小山電車区または新前橋電車区新製配置され冷房車であるが、伯備線電化用として岡山電車区新製配置されたのち関東転用された車両松本北松本新製配置されたのち他地区転用されて松本戻った車両存在するパンタグラフ松本転入時にシングルアーム化、運行番号表示器は松本転入以前一部車両LED化されていた。首都圏列車無線デジタル化に伴う新型無線機搭載工事全編成に施工されている。 C編成1000番台車中心であるが、C5・6・9編成全車とC13編成長野MM'ユニット1組300番台車であった。C5編成クハ115-443・496モハ115-417+モハ114-443とC13編成長野電動車ユニット300番台最終製造ロットで、内装荷棚棒・蹴込板がステンレスとなっている。C910編成新製時7両編成からサハのみを抜いた6両編成C1C2編成小山時代既存サハ以外は同一6両編成組成変更がなかった。C5 - 11編成松本転入同時期にリニューアル工事施工された。 C18編成立川先頭車先頭車化改造車のクハ115-1512で、種車1000番台唯一三鷹電車区新製投入された4両の中の1両であるサハ115-1027である。同車1984年中央東線短編成化三鷹から新前橋へ、1986年に再び三鷹戻ったのち小山松本へと転用された経歴を持つ。塗装横須賀色湘南色2代目長野色と変更されている。またC8編成長野方3両はAU720形冷房装置搭載していたが、2013年現在ではAU75型に再換装された。 C12編成の上り方先頭クハ115-1104とC14編成下り先頭クハ115-1093では、前面種別表示幕の「普通」表示白地黒文字となっていた。C12編成下り先頭クハ115-1065は長野所属車で唯一転落防止幌新前橋所属時代設置されており、転入時は他にも設置車両存在した撤去された。 300番台編成クモハ115-326+モハ114-362+クハ115-392は、2代目訓練車N00編成となった塗装横須賀色で、松本転入した元豊田所属の電動車ユニットと元小山所属クハ組成された。初代訓練車2002年老朽廃車となった2007年1月にN55編成クモハ115-1073+クモハ114-1513が余剰廃車となった。この廃車発生したスノープラウ付きDT21B台車枠は、高崎車両センター所属クモヤ145-107へのスノープラウ装着改造用として流用された。 2007年1月には、N15編成クモハ115-1074+モハ114-1180+クハ115-1222が長野総合車両センター3代目訓練車転用された。塗装湘南色変更した上で乗務員室後部仕切一部撤去訓練用防護無線ならびに車両用信号炎管の追加・一部席への設置家庭用コンセント配線設置などの改造施工した。3代目落成により2代目訓練車廃車となった松本車両センター115系は、2007年3月18日長野総合車両センター運用移管されることになり全車転出したため、配置なくなった長野総合車両センター115系長野地区全域中央東線3両編成がN編成大糸線篠ノ井線主体2両編成同じくN編成中央東線用の6両貫通編成C編成区分された。N編成編成番号の色はN1 - 14・16編成緑色でN21 - 33編成桃色、N51 - 5456 - 58編成黄色となっていた。C編成松本時代変化なく6両編成14本が転入した。 N編成クモハ115形+クモハ114形組成され2両編成クモハ115形+モハ114形+クハ115形で組成され3両編成存在した2両編成はN51 - 58の8組16両が大糸線篠ノ井線運用主体運用された。3両編成のうちN1 - 14・16編成しなの鉄道線ならびにJR東海乗入対策施工車でJR東海ATS-STに対応する速度照査機能付加のATS-SN●と対応方向幕装備搭載する1000番台中間車貫通扉通常ステンレス塗装であるが、N7編成クモハ115-1070では300番台以前同様の鋼製のものに交換されている。N21 - 33編成JR東日本管内専従運用された。 3両編成中央本線甲府 - 松本 - 塩尻辰野支線も含む)・篠ノ井線信越本線篠ノ井 - 直江津 - 柿崎大糸線松本 - 信濃大町のほか、しなの鉄道篠ノ井 - 小諸JR東海区間飯田線辰野 - 飯田中央本線塩尻 - 中津川への乗入れ運用充当された。臨時列車では諏訪湖祭湖上花火大会に伴う増発2008年・2009年4月の「高遠さくらまつり号」、2008年2月23日の「スワいち号」、2008年6月6日 - 8日の「木曽漆器まつり号」、2009年の「ほろよい上諏訪街道号」での運転実績がある。 C編成定期運用立川 - 松本ローカル列車専従充当された。その他は出入庫を兼ねた松本 - 長野1往復篠ノ井線松本明科区間列車のみのため松本小淵沢甲府大月高尾豊田夜間滞泊が続くのが特徴であった代走臨時列車としては大糸線代走運用豊田車両センターM40編成検査故障時の快速むさしの代走運用、「ひまわり号」へ投入され実績がある。 N編成2両編成残存したN51- 5456 - 58編成は、2013年3月16日ダイヤ改正しなの鉄道での運用転用され、同年6月1日付でしなの鉄道譲渡された。 211系転入により置換え進められ2014年3月15日ダイヤ改正JR東海区間への運用終了した。N編成はN27編成新潟車両センター転出したため同年4月時点N1 - 14・1621 - 2628 - 3327編成在籍したが、同年上半期中にN8・22・232628・3031編成廃車、N3・6・1114・25編成新潟車両センター転出したC1編成2014年3月25日信州色から横須賀色塗装変更され、翌26日から運用復帰したN9編成2014年3月湘南色塗装変更された。 211系転入により、N編成3両編成2015年3月14日改正定期運用終了したJR東日本115系しなの鉄道乗り入れもこの改正廃止となったN1・7・12・1321編成北陸新幹線金沢延伸開業に伴う並行在来線区間信越本線長野 - 直江津第三セクター化に伴いしなの鉄道譲渡N24・510・16242932・33編成廃車された。 6両編成C編成2014年4月時点ではC1 - 1414編成在籍したが、211系転入により置換え進められ、N編成続き2015年10月28日定期運用終了した。C3編成2015年新潟車両センター転出してL99編成となったが、それ以外編成2014年度上半期C2・4・5編成2014年度下半期にC6 - 11編成2015年度上半期C1213編成 C14編成クハ115-1106を除く5両、2015年10月クハ115-1106廃車となった営業用として最後まで残った長野総合車両センター115系は、湘南色復刻車N9編成横須賀色復刻車C1編成であった長野総合車両センター115系営業運転は、2015年11月22日運転され団体臨時列車中央本線開業110周年記念ありがと115系C1編成」を最後に終了となったC1編成2015年11月25日廃車N9編成同年12月17日付で新潟車両センター転出した訓練車N15編成営業用車消滅後残っていた最後長野地区115系車両となっていたが、2019年10月15日付で廃車となった。これにより長野総合車両センター所属の長野・松本地区用115系はすべて消滅した

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